早く治したいのに、なぜ?頑張り屋さんほど回復が遅くなる理由

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当院には多くの方が来院されますが、順調に回復していき、痛みがある程度取れてきたときに

①症状が完全に取れるまで養生する方

②体が動くとすぐに行動する方

の2つのタイプに分かれます。

 

②の方はよく、

「休まないといけないのは心ではわかっているんだけど、やらないといけないことがある。」

と言われます。

忙しい方は仕方がない部分があるかもしれません。

問題は休むことができるのに頑張ってしまう方です。

こちらとしてゆっくり休んでもらいたいのです。

なぜ休んでもらいたいかというと、この状態で頑張ってもあなたの本来の力の半分も出ないからです。

 

車で例えると、サイドブレーキをかけたままアクセルを踏んでいるような状態です。

スピードが出ないうえ、車自体にも負担がかかりますよね。

それと同じようなことが体に起きます。

頑張って力を出そうにも、体の調子が戻っていないために力が出ません。何をやっても中途半端になってしまいます。

 

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ご夫婦で通院されているAさんは、奥様のギックリ腰をとても心配していらっしゃいました。

「お母さんは家の柱だから、倒れたら家族も共倒れになってしまう。頑張りすぎる人だから、できるだけ休んでほしいんです」

また、Aさんの奥様はギックリ腰になる数日前にあるイベントを開かれたそうですが、「なんだか元気がないですね」と言われ、イベント全体が暗いトーンになってしまったそう。「こんなことならやらなければよかった~」とおっしゃっていました。

 

今、自分が頑張らなければ代わりはいない!という状況の時もあります。

ですが、他に頼れる人がいる・休む時間を作れるのに、自分がやりたい!というエゴには、体が弱っている時は要注意です。

治りかけては無理して悪くなり、悪い間は休むけど、治りかけてはまた無理をして…という悪循環へ引っ張りこまれてしまうからです。

 

私達の役目は、来院された時の施術だけではありません。

最大の仕事は、あなたの体は替えのきかないとても大事なものだと、あなた自身に知ってもらうことです。

それを知ってしまったら、あなたは自分の体を粗末に扱うことができなくなります。頑張り屋さんにとっては「冗談じゃない!無理ができないなんて!」と感じるかもしれません。

でも、体を大事にするということは、今まで以上に頑張れる幅を広げること。

そのためには、サイドブレーキを戻す作業と時間が必要なのです。

 

頑張り屋さんがますます頑張れるように、私たちは今日もお手伝いをしています。

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