素直なだけじゃダメでした!?<主体的>な人と<従属的>な人の健康に差がつく理由

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素直な人は回復が早い、というお話を、以前こちらで書いたことがあります。

「難しい」「アラ探し」は損!見栄やプライドから解放されて、素直な自分に戻る方法

しかし、さらに多くの患者さんと接するうちに更なる事実に突き当たりました。

「素直なだけじゃ、一度は回復したとしても、また元に戻ってしまう!」

「むしろ、最初は疑問や疑いを持っている人の方が、回復が右肩上がりだ!」

このことをよく観察するうちに、疑問を抱く人=<主体的>、素直すぎる人=<従属的>の違いがハッキリとわかってきました。

 

主体的な人、従属的な人の特徴

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まずは、実際に常若整骨院へ通っている方の主体的な行動、従属的な行動を比べてみましょう。

 

主体的な人の特徴

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■相手にいう事に疑問や疑いを持つ

■アドバイスをかみ砕き、自分の生活にどう生かすかを具体的に考え、出来る範囲から実行する

■話に質問をさしはさむ

■「なぜ自分はこんな症状に悩まされているのか」と自分のしてきたことを振り返る

■「それってどういうことですか?」と尋ねる

■最初は疑いから入ったぶん、納得してからの行動や効果の出方が早い

 

従属的な人の特徴

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■相手のいう事をそのまま鵜呑みにする

■アドバイスを受けると実行できるか・できないかのみを判断し、結果実行しない事が多い

■話に相槌をさしはさむ

■「なぜ自分がこんな症状に悩まされなければならないのか」と運命をうらむ

■「わかってるんですけど」「そうなんですね、でも難しいですね」が口癖

■分からないことまで分かったフリをしてしまい、納得できないままなので行動や効果の出方が薄い

 

なぜ主体的な人が健康をモノにしやすいのか

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こうして比べてみると、主体的な人は疑り深く、従属的な人は素直な印象を受けますよね。

それなのに、なぜ主体的な人の方が早く回復していくのでしょうか。

 

主体的な人は、常に自分発信で行動を起こします。

ですから、「それが本当に自分のためになるのか」「それは正しい情報か」ということを見定め、納得することに重きを置きます。

すると、得た情報を理解できるよう噛み砕いたり、生活の中で生かす方法を考えます。

「自分にとって必要だ」と納得できたものはすぐに取り入れますし、

理解し行動する人たちなのです。

 

では、従属的な人はどうでしょう。

従属的な人は、アドバイスをそのまま受け取ります。

嚙み砕いたり質問したりといった消化作業がないので、実行するor実行しないの2択になります。

アドバイスを素直に実行する時は結果がついてきますが、「それがどういう理屈で良い結果に繋がったのか」を吸収できていないため、アドバイスの当てはまらないパターンでもひとつのアドバイスを実行する可能性があります。

(例えば慢性腰痛の場合、腰は温めてくださいとお願いしますが、ギックリ腰のような急性腰痛の場合は冷やす必要があります)

また、アドバイスが今までの生活を変えないといけないものの場合、「そうなんですね」「難しいですね」と流してしまいます。

0か100かの人たちなのです。

 

素直で主体的な人になって、いち早く健康になる方法

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主体的な人は噛み砕く力を持っていますが、疑いがあるがゆえに行動が遅くなることが難点。

従属的な人は行動する時は素早いですが、行動にうつる確率が低く、かみ砕く力が弱いことが難点です。

とすれば、素直で主体的な人が最強です。

そんな人になるには、どうすればいいのでしょうか。

 

わかったフリをせず、自分の言葉で説明できるまで噛み砕く

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主体的になることを阻む一番の壁が、わかったフリです。

一度わかったフリをしてしまうと、「もうそのことについてはお終い」と頭がシャットダウンしてしまいますし、情報を得た=分かった気になってしまう場合もあります。

新しく入ってきた情報は、その情報そのままの言い方でなく、自分の言葉で説明できるところまで噛み砕きましょう。

 

例えば「寒暖の差が激しいと体温調節をしている自律神経が乱れ、頭痛やめまいといった自律神経系の症状が出る」という情報を得たとします。

ここに込められている情報は「自律神経は体温調整をする」「寒暖の差が激しいと自律神経が疲れる」「自律神経が疲れると頭痛やめまいがする」というものです。

この情報がしっかり消化吸収できていると、

「明日は一気に寒くなるらしいから、頭痛がするかもしれないな。気温差にそなえて生姜湯でも飲んでおこう」

といった行動ができるようになります。

誰かに聞き手になってもらったり、ノートに書いてみるのもオススメです。

 

とりあえず試してみる

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とはいえ、納得できるまで情報をかみ砕いているうちに時間が過ぎていってしまう場合もあります。

まずは、実験のつもりでアドバイスを実行にうつしてみましょう。

そのアドバイスを行うことで、自分の体や心に何が起こるのか、観察してみるのです。

 

例えば、よく当院でアドバイスするのが「甘いものと炭水化物を半分にしてください」というもの。

糖類は血液をドロドロにしたり、内臓機能を低下させてしまうからです。

この情報に納得するためには、自分の体で実感するのが一番。

「甘いものの量が減って、私の体・気分はどう変化してるだろう?」

「イライラする。これは禁断症状らしい」

「体は軽い。それだけ内臓に負担がかかってたんだな」

「日中の眠気が減った。炭水化物のせいだったのか!」

こういった体験の積み重ねで、心から「甘いものや炭水化物の摂りすぎは体に良くない」と納得できます。

 

素直さと噛み砕く力を身に着けて、健康へ猛ダッシュ!

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素直に言われた通り行動する力と、「なんで?」「どうして?」と情報をかみ砕く力。

これらは、どんな人でも必ず持っている力です。

小さな子どもの時には、誰しもその力を使っていろいろなことを学び、自分のものにしてきました。

今それが難しく感じるとしたら、その部分を久しく使っていないから。

筋トレのつもりで少しずつ取り戻していってみませんか?

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