この支配欲からの卒業!強すぎるコントロール欲求で調子を崩す理由

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尾〇豊のアレ…とはちょっと違います。

「計画を立てて実行するのが好き」

「相手に自分の思ったとおりに動いてほしい」

「計画がうまくいかないとイライラする!」

というのが支配欲=コントロール欲求のあらわれです。

コントロール欲求は誰にでもあるもので、決して悪者ではありません。

ですが、行き過ぎると自分も周りも苦しめてしまう場合があるのです。

 

支配欲・コントロール欲求とは

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支配欲・コントロール欲求とは、「状況や相手を自分の思い通りにしたい」という欲求のことです。

 

人が生きていく時、勉強や仕事などやらなければいけないことを成し遂げる時には、必ず何か計画を立てたり、自分や自分の周囲を制御する必要が出てきます。

「立てた計画がうまく実行される」

「自分や周囲が思った通りに動く」

こういう時に脳の中の大脳辺縁系・脳内報酬系・脳内懲罰系といった部分が刺激され、快感を感じます。

 

状況をスムーズに運ぶために自分や周囲をコントロールしようとすることは、決して悪いことではありません。

しかし支配欲が満たされることによる快感にどっぷりハマッてしまうと、コントロール欲求が過剰になってきます。

「自分の思い通りに事が運ばないとイライラする」

「子どもが自分の思い通りに動かないとひどく叱ってしまう」

「計画していたことから少しはずれるとパニックになってしまう」

「他人を信用できず、戸締りや大事な用事を自分でしないと気が済まない」

このような状態に陥ってしまうのです。

 

支配欲が体調に影響する理由

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人の精神は、顕在意識潜在意識に分けられます。

顕在意識とは、私達が普段感じている意識のこと。感じたり考えたり思ったりする部分です。

潜在意識とは、私たちが普段意識できない部分。忘れてしまったことや考えたくないこと、表に出てはこないけど実はこう感じている…という部分です。

 

人の精神を氷山だとしたら、顕在意識は海面から少し顔を出した一角であり、潜在意識はその下にある巨大な氷のカタマリです。

たとえば、昔痩せていた頃に性的いやがらせに遭い、男性恐怖症になった人がいます。

この人はいくら顕在意識が「ヤセたい!」と思っていても、潜在意識に「ヤセたら好きでもない男の人に嫌なことをされてしまう。怖い」と思っていたら、その人はいつまでたってもヤセません。

顕在意識よりも潜在意識の方が力が強いからです。

潜在意識は顕在意識の表面的な望みとは関係なく、より深い「その人にとって得なこと」のために動きます。

 

過剰な支配欲とは、顕在意識の中の暴君です。

潜在意識という巨大な意図に気づかず、「なぜ思い通りにならないのか」と腹を立て、自分や周囲の心と身体を傷つけてしまいます。

 

あなたはどれ?支配欲のパターン3つ

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一口に支配欲といっても、その現れ方は様々です。

ここでは、コントロールしたいものを自分・相手・状況の3つに分けて説明していきます。

 

①自分をコントロールしたい

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■ダイエットや筋トレなどの肉体改造が好き

■自分のしていることを遮られるとひどくイライラする

■自分より大変な思いをしている人はたくさんいるのだから、自分にはストレスなどないはずだ

■頑張りはどんなものであれ必ず報われるはずだ

 

自分に対してコントロール欲求を向ける方は、とてもストイックです。

健康情報に詳しい方も多く、比較的身体の回復は早めです。

 

しかし自分に厳しすぎるゆえに、自分の身体の声を無視してしまう場合もあるようです。

「頭痛で仕事を休むなんて甘えている」

「これしきで落ち込むなんて、もっと辛い思いをしている人に失礼だ」

無視された声は潜在意識に蓄積され、「これで気づかないなら、もっと強い症状を出してやる」とどんどん追い打ちをかけられてしまいます。

 

②相手をコントロールしたい

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■人のしていることに口を出してしまう

■夫が変わってくれれば、自分も優しくなれるのにと思う

■子どもには親が選んだ学校に行ってほしい

■お客様である自分は神様のはずだと思う

 

コントロール欲求の強い人の中でもとくに苦しく感じる場面が多いのが、相手をコントロールしたいと感じる場合です。

自分をコントロールすることと比べ、他人は思い通りには動きません。ほとんどの場合、「こうすればこうなるはず」という想定を、どこかで必ず裏切られることになります。

 

マッサージや整骨院への通院歴が長い方の中には「『まだ痛い』と訴えることで、スタッフが自分の言いなりになる快感」にハマッてしまい、無意識に不調を維持している場合もあります。

 

③状況をコントロールしたい

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■旅行に行く時は必ず計画を立て、その通りに動く

■計画通りに物事が進まないとパニックになってしまう

■常に最悪の状況を想定しておく

■いつ災害や事故が起こるか、何もない時から不安になる

 

状況に対して過剰な支配欲を燃やす方は、見えない敵と戦うことになります。

「いつかやってくるかもしれない不測の事態」がこの人にとって最大の敵であるため、頭の中でどんどん自分にとって不利益な状況を作り出してしまいます。

しかし、最悪の事態に備えようとする人の脳は、最悪の事態に見舞われたのと同じだけのストレスを感じます。

つまり、実際には何も起こっていないのに、ダメージだけを受け続ける状態になってしまうのです。

 

また、こういった方は来院される際に「ご自分がいいと感じるペース」で通われがちですが、それが「体の回復に最適なペース」であることはまずありません。

そのため治りが遅く、コントロール欲求が満たされずにつらい思いをしてしまいがちです。

 

この支配欲からの卒業!コントロール欲求を手放すには

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この過剰な支配欲も、結局は潜在意識によって作られる=過去のトラウマからきている場合がほとんどです。

「自分がちょっと目をはなしたスキに、弟が大けがを負っていた」

「夏休みの宿題がちょっとでも計画通りに進まないと、こっぴどく叱られた」

「自分の失敗がもとで、他の人が多大な迷惑をこうむった」

このような罪悪感や辛い過去が潜在意識に押し込まれると、それを二度と繰り返さないために状況をコントロールすることへ執着しやすくなってしまいます。

 

支配欲を手放すには、

■なぜ自分がこんなにもコントロールしたがるのか、いつからそうなったのか、過去を振り返ってみる

■自分をコントロールしたがる時は、「自分の頭じゃなくて、自分の体は何を訴えてる?」と考えてみる

■相手をコントロールしたがる時は、「好きにしたら?私も好きにするから♪」と相手と自分を切り離してみる

■状況をコントロールしたがる時は、「計画はあくまで顕在意識の範囲内。それを超える何かが私を大きく強くしてくれる」と、ハプニングを受け入れるスキマを意識する

こういったことが有効です。

 

コントロール欲求が弱まると、自分がもっと大きくなれる!

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コントロール欲求は、自分や周囲を<今の自分が理解できる>小さな枠にくくりつけようとする行為です。

けれど、本当のあなたや周囲の人は、もっともっと大きく強い生き物。そんな顕在意識だけのちっぽけな枠に入りきるわけがありません。だから苦しかったり不調が起こったりするのです。

その支配欲から卒業して、もう一回り大きな自分に出逢ってみませんか?

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