大腸ポリープで膝痛に。膝~股関節と大腸の切れない関係

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ここしばらく、変わった症例の方が続けてお見えになっています。

それは「膝~股関節の痛み」と同時に「憩室炎や大腸ポリープ」を患っている、というパターン。

まるで関係なく見える2つの部位ですが、実は切っても切れない関係性にありました。

 

実例:Aさん(50代男性)

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腰から左足にかけての痛みとしびれ、左膝のガクガク感などで来院されたAさん。

過去の病歴などうかがってみると、学生の時はラグビーでムチウチを繰り返しており、10年前からよくギックリ腰をするようになったそうです。

また、お腹を下しやすく、今年のはじめに大腸(S状結腸)のポリープを切除したとのこと。

 

お体をみていくと、大腸の弱りによって股関節~膝が引っ張られ、歪んでいる状態。

そこでS状結腸の調整を行うと、股関節や膝の動きがよくなり、腰から足にかけての痛みも全てではありませんが軽減しました。

 

大腸と股関節~膝の関係

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大腸が弱ると、靭帯によって繋がっている股関節の動きがぎこちなくなります。

そこから連鎖的に膝のズレや引きつりが起こり、股関節痛・膝痛につながる場合があります。

 

憩室炎の場合、お腹の右側にあたる上行結腸に弱りが生じていますから、右股関節~右膝に痛みや違和感が出ます。

 

潰瘍性大腸炎の場合、お腹の左側にあたる下行結腸~S状結腸に弱りが生じるため、左股関節~左膝に痛みやズレが出ます。

 

Aさんの場合、左側であるS状結腸にポリープができるような弱り方をしていたため、左の膝にガクガク感が出、腰から左足までの痛みとしびれを誘発していたようです。

 

大腸経由の膝痛に。大腸をケアする方法

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腸内細菌のバランスを整える

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腸内には様々な菌が住んでいます。

いわゆる善玉菌・悪玉菌・日和見菌と呼ばれる菌たちが、だいたい1:1:8の割合で保たれていると、腸内は安定した状態でいられます。

善玉菌が増えればいい、悪玉菌が減ればいいというものではなく、バランスが取れていることが大切。

このバランスを保つためには、

 

■昔ながらの作り方をされた発酵食品(みそ・納豆・糠漬けなど)で乳酸菌を摂る

■頭痛薬や解熱鎮痛剤などで腸内環境を乱さない

■甘い物、小麦粉、乳製品などを摂りすぎない

 

…ということが大切です。

 

消化できないストレスを抱え込みすぎない

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東洋医学では、大腸と肺は「感情の排泄」に関わるとされています。

■過去のわだかまりをいつまでも抱え続けている。

■吐き出せない、言い出せない想いを抱えている。

■納得できないことがあるのに、納得したフリをしている。

■悲しみを手放せない。

こういった状況が続くと、大腸に負担がかかりやすくなります。

 

外部や環境からかかるストレスは簡単に変えることはできませんが、自分がキープしたままでいる悲しみや未練は、自分の意志で断ち切ることができます。

■ノートに思い出したこと・その日考えたこと・感じたことを書き、破って捨てる

■カラオケなどで大声を出す

■自分の抱えている悲しみや想いに近い題材の音楽・本・映画などをみる

こういった方法で感情を外に排出していくと、どんどん心身が軽くなっていきます。

 

大腸ケアで、膝痛を改善!

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大腸と膝、なかなか結び付かない2つの部位ですが、実は密接なかかわりがありました。

もしもあなたが膝~股関節の痛みと同時に、下痢・便秘・膨満感・大腸炎などの不調を抱えているなら、関連性は疑って吉。

腸を積極的にケアすることで、その膝痛も軽くなっていくかもしれません。

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