ギックリ腰、じゃなかった!突然の腰痛は内臓×ストレスのせいかも?

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お盆中から急増している問い合わせが、

「腰を痛めたんですが」

「ギックリ腰になってしまって」

というもの。

実は腰って、体全体のズレを引き受けてくれている部位。ですから、腰が痛いからと言って腰に原因があることはほとんどないんです。

とくに疑うべきは、内臓の不調です。

 

実例:Aさん(50代女性)

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二週間くらい前から左骨盤のズレを感じていたら、1日前にギックリ腰になった…ということで来院されたAさん。

左に重心をかけると痛みが出るので、右足で体を支えながらいらっしゃいました。

 

お話をきいてみると、これまでに

■子宮摘出手術により、膀胱神経が切れている

■ストレスで手の震えや動悸が出ていたことがある

■腰の癒着がある

■便秘(交感神経亢進)

といったことがわかりました。

お体をみせて頂くと、骨盤がほとんど動かない状態。

過去にかかった過度なストレス、子宮や膀胱神経の受けたダメージなどによってガチガチに固められ、交感神経も高ぶった状態になっています。

ここを緩めるよう施術を行なうと、痛みが出ていた前屈ができるようになり、左足をかばいながらだった歩き方がかなりスムーズになりました。

 

内臓不調×ストレスは、腰がバランスをとってくれている

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内臓は筋肉でできており、調子が悪くなると肩こりや首こりのように硬くなります。

硬くなった内臓は周囲の臓器や筋肉を引っ張り、動きを悪くする・疲れやすくする・痛みや動きづらさを生じさせる・骨格のズレ等を引き起こします。

 

内臓が調子を崩す大きな原因が、長期にわたる過度なストレスです。

内臓をはじめ、勝手に動いて生命活動を維持してくれている器官は、大半が自律神経(交感神経・副交感神経)によって動かされています。

大きなストレスは交感神経のスイッチを入れっぱなしにし、副交感神経が働けない状態を作ります。

すると、内臓も交感神経の動かす部分しか働くことができなくなり、機能低下を起こしてしまいます。

 

このようにして起こった内臓・筋肉・骨格などのズレを一手に引き受けるのが腰です。

ズレてくっついた昔のケガ・食生活やストレスによる内臓の不調などは、そのままだと体に不快感を与えます。

その不快感をカバーするため、体は筋肉・骨格・靭帯・神経・内臓などを少しずつずらして、感じにくい位置に動きます。

腰はこういった全身のズレのつじつまを合わせるように出来ており、だからこそ痛めやすい場所でもあります。

 

ですから「突然腰が痛くなった!」と感じたとしても、それは全く突然ではなく、蓄積されてきた疲労やズレを腰がカバーしきれなくなったということなのです。

 

腰痛がひどい時にやっておきたい3つのこと

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腰痛は、内臓の不調・ストレスによる交感神経の暴走によって引き起こされます。

ですから一見遠回りに見えますが、内臓に負担をかけるものを避ける・交感神経を落ち着かせることが正攻法です。

 

①甘い物・炭水化物・添加物をひかえる

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内臓にとって最も大きな仕事は、食べたものの消化吸収です。

とくに甘い物(砂糖・人工甘味料・はちみつ・黒砂糖など)や炭水化物(白米・パン・パスタ・うどん・ラーメンなど)といった糖質は、血糖値のコントロールに忙しくなる、糖化タンパク質という物質になり血液をドロドロにして内臓機能を低下させる、炎症による痛みをひどくするなど、負担のかけ具合が群を抜いています。

加工食品やお菓子、お惣菜などに含まれている添加物も、内臓に大きな負担をかけます。

腰痛だけでなく体調が悪いと感じる時には、これらを控えるようにすると回復がグンと早くなります。

 

②帰宅したら交感神経を高ぶらせるものを避ける

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交感神経は朝~日中にかけてスイッチが入り、副交感神経は夕方~夜にかけてスイッチが入るのが健康な状態です。

しかし、夕方以降にスマホ・パソコン・テレビなどの交感神経を刺激するものを長時間使用したり、仕事のことを考えたりイヤなことを思い出したりとストレスを感じると、交感神経のスイッチが切れにくくなってしまいます。

■最低、寝る1時間前にはスマホ・パソコン・テレビを見るのをやめる

■家に帰ったら仕事のこと・嫌なことはできるだけ考えない

■食卓では愚痴・悪口・喧嘩・怒るなどはできるだけ避ける

こういったことで、交感神経の暴走に歯止めをかけることができます。

 

③丹田呼吸で自律神経のバランスを整える

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自律神経は交感神経・副交感神経が二人三脚のようにバランスよく動くことで正常にはたらきます。

このバランスを整えるのに最適なのが丹田呼吸です。

 

①ゆっくり5秒数えながら息を吸います。この時、吸った空気をおへその下に送り込むイメージ。

②息を1~2秒止め、おへその下に溜めた空気が手足へ流れていくのをイメージ。

③ゆっくり5秒数えながら息を吐きます。体の中のいらなくなったものを一緒に吐き出すイメージ。

これを数分繰り返します。

 

腰痛が出たら、内臓とストレスを疑え!

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腰は体全体の無理を一手に引き受けてくれる、けなげな部位。

だからこそ、腰痛が出たら「一体どこにどんな不調があって、腰にこんな無理をさせてしまったんだろう?」と考えるくらいでちょうどいいのです。

腰痛と一緒に出ている不調があれば、それが疲れている内臓を特定するヒントになります。

もし自分だけでは解決できるか不安になったら、いつでも常若整骨院へお問い合わせください。

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