偏頭痛

片頭痛とは、外からの刺激やホルモンバランスの崩れなどによって頭の血管が拡がり、まわりの神経を圧迫してあらわれる頭痛です。

左右どちらかのこめかみや額など、片寄った場所にあらわれるので「片頭痛」と呼ばれています。

あなたはいかが? 片頭痛チェック

  • 子どもの頃、よく腹痛になっていた
  • 小さな時から乗り物酔いをしやすい
  • 日光や蛍光灯の光など、強い光を見ると頭痛がする
  • 仕事中は何ともないのに、家に帰ると頭痛や吐き気がする
  • 白ワインは飲めるけど、赤ワインを飲むと頭痛がする
  • 生理前後や排卵日前後に頭痛がする
  • 光や音、匂いに敏感

いかがでしたか?

思い当たることがあれば、片頭痛持ちかもしれません。

偏頭痛の原因

片頭痛は、脳の血管が拡がり周囲の神経(三叉神経と呼ばれます)を圧迫することによって起こる頭痛です。

この血管の拡張の原因のひとつが、血液中のセロトニンという物質。これが血液中に不安定に増減することで、血管が拡がってしまいます。

 

セロトニンを増やす要素は、

①生理周期によるホルモン(エストロゲン)の変化

②脳の興奮

などがあります。

 

①のエストロゲンの変化については、生理痛やPMS(月経前症候群)などに頭痛をともなう人は、片頭痛の可能性が高いと思われます。

 

②の脳の興奮ですが、こちらは生まれつき脳が活発に働く=興奮しやすい体質の人に多く見られます。

ただ、小さい頃は頭痛ではなく、腹痛や乗り物酔いといった形であらわれることが多いので、片頭痛と気づきにくいかもしれません。

 

またそれ以外に片頭痛を引き起こす原因としては、飲食物が挙げられます。

血管拡張作用があるチラミンという物質は、チーズや柑橘類に多く含まれていますから、頭痛がする時は避けた方が良いでしょう。

ポリフェノールは身体に良い物質として有名ですが、血管を拡げる作用もあるため、片頭痛持ちの人にはおすすめしません。

片頭痛を改善するには?

脳の血管が拡張されて起こる片頭痛ですが、その原因は様々。

原因別に対策を考えてみましょう。

 

①ホルモンバランスの崩れによる頭痛

 

生理周期にともなうエストロゲンの変化による片頭痛は、予期しやすい頭痛とも言えます。

簡単な月経ダイアリーをつけてみると、どのタイミングで頭痛が起こるかがわかります。

 

また、片頭痛の予兆として、やたらと出るあくび、むくみ、肩こり、空腹感などを覚えることがあります。

これらの変調を感じたら、無理せずに身体を休ませ、空腹を感じたらちょっと軽いおやつをつまむなどしましょう。

 

根本的なホルモンバランスの乱れには、お灸がおすすめです。

足の内くるぶしから指3本分上にある三陰交、肘を曲げた時にできるシワの親指側端っこにある曲池に、1日1回、せんねん灸などの自分でできるお灸をしてみて下さい。

1週間続けるだけで、身体が変わっていくのを感じられます。

 

 

②脳の興奮による頭痛

 

この原因で片頭痛になる人は、「興奮しやすい脳を持っている」といえます。

ですから、脳を興奮させるものを遠ざける・緩和することが第一。興奮の原因としては、ストレス、光の刺激、匂い、音、乗り物、気温や気圧の変化などが挙げられます。

 

天気のいい日に外出する時はサングラスをかける。

 

強い香りの香水は避け、グレープフルーツやラベンダーなど、好みの香りのアロマオイルを焚く。

 

花屋さんや化粧品売り場など、匂いの強い場所へ行くときはマスクをつける。

 

乗り物にのる時もサングラスをかけると酔いにくくなる。長時間の移動の時は酔い止め薬を。

 

天気予報をチェックして、気温差が大きい日は脱いだり着たりがしやすいカーディガンやストールを。

 

翌日雨が降りそうなら、予定をあまり詰め過ぎない。

 

 

これらを出来る範囲で心がけると、ぐっと片頭痛になる頻度を減らせます。

片頭痛のNG食材

片頭痛を引き起こすチラミン・ポリフェノールを含む食材は、できるだけ控えましょう。

すべてがダメというわけではなく(我慢はストレスの元!)、好きなものなら上等のをちょっと控えめにいただいて。

 

チーズ(チラミン)

 

赤ワイン(ポリフェノール)

 

みかん、グレープフルーツなどの柑橘類(チラミン)

 

オリーブオイル(ポリフェノール)

 

グレープシードオイル(ポリフェノール)

 

チョコレート(ポリフェノール)

片頭痛のOK食材

片頭痛の元になる血管の異常な拡張をおさえ、神経の興奮をやわらげてくれるのがマグネシウムとビタミンB2をはじめとしたビタミンB群。

また、イライラを鎮めることで有名なカルシウム、免疫力を上げてくれる食物繊維も効果的です。

 

マグネシウム

…ごま、大豆、わかめ、ほうれん草、アーモンド、玄米、牡蠣、ごま油、大豆油

 

ビタミンB2

…卵、牛乳、納豆、レバー

 

ビタミンB群

…豚肉、鶏肉、玄米、ぬか漬け

 

カルシウム

…牛乳、ヨーグルト、じゃこ、油揚げ、おから

 

食物繊維

…さつまいも、寒天、昆布、ひじき、ごぼう

ほっこり。大学芋

① さつまいもは乱切りにし、水に15分ほどつけておく。

② フライパンにサラダ油を多めに入れ、水気を拭いたさつまいもと

きび砂糖を入れ、10分ほど揚げ焼きにする。

③ 箸がすっと刺さるくらい火が通ったら、ごまを振って出来上がり。

痛くなってしまった時の即効対策

1:患部を冷やす

 

片頭痛があらわれた部分は、血管の拡張によって炎症を起こしています。

保冷剤や熱取りシート、濡らしたハンカチなどで冷やすと、痛みはかなり和らぎます。

 

 

2:コーヒーを飲む

 

コーヒーに含まれるカフェインは、即効性の血管収縮作用を持っています。拡がりすぎた血管を縮め、圧迫された神経を解放してくれます。

コーヒーの他、ココアや玉露にもカフェインは多く含まれています。

 

 

3:痛み止めを飲む

 

大事なお仕事やお出かけの前や最中に片頭痛がやってきたら、我慢せずに痛み止めを飲みましょう。

痛み止めをあまり頻繁に飲むと、薬物乱用頭痛という頭痛を引き起こしかねませんが、ひどい痛みを我慢していると神経が過敏になり、光や匂い、音といったものにも頭痛を引き起こされるようになってしまいます。

片頭痛に我慢は禁物。お薬も上手に利用しましょう。

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