先日、陰性・陽性の体質と食べ物の記事を書きました。
似たような考え方に、体が酸性・アルカリ性に傾いているかどうか、酸性にする食べ物、アルカリ性にする食べ物…というものがあります。
酸性食品・アルカリ性食品とは
酸性食品・アルカリ性食品という分類をはじめたのは、19世紀のスイスの学者・グスタフ・B・フォン・ブンゲです
例えば、お肉を食べるとそこに多く含まれる塩素・リン酸・硫黄といった成分が体内を酸性にします。
これを中性にするため、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウムといった成分を多く含むアルカリ性食品を多く摂るべし、というもの。
これは、牛乳における「カルシウム・パラドックス」でわかりやすく説明できます。
牛乳には沢山のカルシウムが含まれているにもかかわらず、牛乳を良く摂る人が骨粗鬆症になりやすい傾向があります。
その理由は、牛乳によって酸性になった体内を中和するために骨のカルシウムを溶け出させているから。
欧米化した食卓では酸性食品をとる機会が多く、意識してアルカリ性食品を増やすことで身体を守る必要がありそうです。
酸性食品・アルカリ性食品の例
洋食メインですと酸性食品が多くなりがちですし、和食メインですとアルカリ性食品が自然と多くなります。
普段の食事の中で、無理なくバランスがとれるように調整してみましょう。
酸性食品
主に塩素・リン・硫黄といったミネラルを多く含む食品。
■肉類(鶏・牛・豚・羊など)
■魚類(特に、まぐろ・ぶり・さばなどの大きな魚)
■卵、牛乳、チーズ
■砂糖、精製炭水化物(白米、小麦粉など)
■加工食品(ハム・ベーコン・ソーセージ・缶詰など)
アルカリ性食品
主にナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウムといったミネラルを多く含む食品。
■根菜(ごぼう・さつまいも・にんじん・さといも等)
■海藻(わかめ・ひじき・昆布等)
■きのこ(シイタケ・しめじ・エリンギ等)
あなたの体は何を求めていますか?
私達は元々、自己治癒能力を持って生まれてきています。
それがどうして疲労がたまって抜けなくなったり、不調や病気に悩まされるようになってしまうのでしょうか。
原因の大半は、食にあるようです。
しかし、全ての人に有効な食事法はありません。その人の体質・状態によって食べるべきもの・避けるべきものは変わってきます。
ということは、「今の自分にとって健康になる食事法」をその都度実践していけば、体はいくらでも立て直しができるということ。
あなたの体が何を求めているのか、ちょっと耳を澄ませてみませんか?
お電話ありがとうございます、
常若整骨院でございます。