加工食品や食品添加物は体に良くない!とは、よく見聞きしますよね。
中でも注目して頂きたい添加物がリン酸塩。
乳化剤、ph調整剤、結着剤、酸味料などさまざまな用途に使える便利な添加物ですが、便利な分だけに、摂りすぎればしっぺ返しを食らうキケンな物質でもあるのです。
リン酸塩はミネラルを「なかったことに」してしまう
リン酸塩は体内にもある物質で、多すぎても少なすぎても体調を崩してしまいます。
普通の生活をしている限り足りなくなることはまれで、現代では加工食品などによる過剰摂取・それによる体調不良が問題視されています。
リン酸塩にはいくつか種類があり、困ったはたらきも様々。
中でも怖いのは、カルシウムをはじめとしたミネラルを体外に排出してしまうこと。
つまり、いくらミネラル豊富な食事をしていても、同時にリン酸塩の含まれる加工食品や調味料を食べていると、せっかく摂ったミネラルが「なかったこと」にされてしまうのです。
リン酸塩の摂りすぎによる体調不良
リン酸塩を摂りすぎると、以下のような不調に悩まされます。
■血中のカルシウム濃度の低下
■骨粗しょう症
■成長期の発育阻害
■ミネラル吸収の阻害
■腎臓結石などの腎疾患
■爪の欠け、割れ、縦線、横線
■髪のぱさつき、傷み、白髪
■目の疲れ、病気
■老化が早まる
リン酸塩を含む食材
リン酸塩はいくつかの用途がありますが、原材料名に「リン酸塩」と書かれているとは限りません。
「乳化剤」「ph調整剤」「酸味料」「結着剤」と用途名のみが書かれていることも多いので、このような表記のある食品はできるだけ避けたほうが無難です。
とくにリン酸塩が使われやすい食品としては、
■ハム、ソーセージ、ウインナーなどの加工肉(結着剤として)
■ちくわ、なると、さつま揚げ、魚肉ソーセージなどの練り物(結着剤として)
■プロセスチーズ(乳化剤として)
■ドリンクバーのコーヒー(抽出の際)
■缶詰や佃煮など(ph調整剤として)
…などが挙げられます。
ただし、加工肉や練り物はリン酸塩を使わず誠実に作られているところもありますので、ぜひ探してみて下さい。
リン酸塩を摂りすぎた!と思ったら
リン酸塩の困ったはたらきをカバーするには、ミネラルをしっかり摂ることです。
■煮干し・ちりめんじゃこ等の小魚
■わかめやひじき、昆布などの海藻
■海水を丁寧に煮詰めて作った天然塩
■天然のにがり
このような食べ物を積極的に摂り、失ったミネラルを補いましょう。
添加物を抜いて、ミネラルたっぷりな体を取り戻そう
食べ物を安全においしくするはずの食品添加物。
それが食べ物から栄養を奪い、口とお腹を満たすだけのカラッポ食品にしてしまうなんて、悲しいこと。
まして、一緒に食べた他の料理の栄養まで奪ってしまうのは本当に困りものですよね。
いつもより少しだけ原材料に着目して「乳化剤」「ph調整剤」「酸味料」「結着剤」などのリン酸塩を避けるだけで、お体がラクになってくるかもしれません。
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常若整骨院でございます。