肌荒れ・アトピー・湿疹。こんなものが出てくると、とにかく気分が落ち込みますよね。
痒みにイライラしたり、赤みやプツプツを嘆いたり…
でも、実はそんなストレスこそが、お肌のトラブルの原因かもしれません。
ストレスがお肌に現れるのには、3つの理由がありました。
理由①副腎皮質ホルモンの減少
副腎は腎臓の上にある臓器で、副腎皮質ホルモンという物質を分泌しています。
副腎皮質ホルモンには、
■免疫反応
■炎症の制御
■炭水化物の代謝
■ストレスへの抵抗力
などのはたらきがあり、身体と心の健康維持に大変重要な役割を果たしています。
ストレスがかかると、副腎は副腎皮質ホルモンを出してストレスに対処します。
しかし、ストレスがあまり強く・長い間かかり続けると、副腎はホルモン分泌に疲れてしまい、ホルモンの量や質が低下してしまいます。
すると免疫反応・炎症止めといった働きも同時に低下。肌荒れ・アトピーの悪化につながります。
理由②自律神経の乱れ
手足などを動かす時は動かしたいように意図していますが、内臓は何も考えなくても勝手に動いてくれていますよね。
このように生命活動を維持している神経が自律神経です。
自律神経は交感神経(緊張)と副交感神経(リラックス)の2つから成り立っており、両方がバランスよく機能することで健康な状態を保っています。
ですが、過大なストレスがかかると、交感神経が働きっぱなしの状態になります。
交感神経亢進の状態になると、
■眠れない
■消化が悪くなる
■急性の下痢、慢性の便秘
■肩こり
…などの症状を引き起こします。
働きすぎた交感神経は限界を超えると鈍り、今度は副交感神経ばかりが働くようになります。
副交感神経亢進の状態になると、
■だるい、やる気が起きない
■消化が良くなりすぎる
■慢性の下痢
■冷え性
…などの症状が出てきます。
消化器官は腸をはじめ、身体の免疫・バリア機能を担当しています。そこが機能低下・機能亢進と振り回されて疲れると、身体の表面にバリアを張ることができなくなり、肌荒れ・アトピーがひどくなってしまいます。
理由③腸の弱り
理由②で説明したように、ストレスがかかると腸をはじめとした消化器に大きな負担がかかります。
腸に消化された食物が運ばれてくると、そのうち必要なものは吸収し、いらないものは体外に排出します。
しかし、腸が荒れるといるものを吸収できない・いらないものを排出できないといったことが起こってきます。
また、腸には体の免疫の7割が集中しています。腸が弱ると免疫も弱まってしまいます。
弱まった免疫は、外敵と自分の身体の区別がつかなくなり、無差別攻撃を始めます。
■外敵(添加物・化学物質など)を排出できず体内に入れてしまう
■敵と味方の区別なく攻撃・自分の細胞を傷つけてしまう
この2つによって、アトピー・吹き出物・肌荒れといった症状が起こるのです。
ストレスを軽減して、肌を回復させるには?
血中のビタミンC濃度を高くしておく
ビタミンCは、体内で増えすぎた活性酸素から細胞を守ってくれるはたらきがあります。
活性酸素は免疫の武器であり、アトピー・肌荒れ状態の方は、暴走した免疫の活性酸素によって攻撃されている状態。
飲み方のコツは、とにかく血中のビタミンC濃度を高くしておくこと。ビタミンCは体外に排出されやすいため、1日数回多めに飲むようにします。
アレルギー・アトピーに悩む人は、1日50gを上限に(最初は1/3量くらいを目安に)、4~8回に分けて服用するのがオススメ。
ビタミンCの唯一の副作用は、摂りすぎると下痢をすることです。
もし下痢をしたら、それはあなたにとってのビタミンC限界量です。摂取量を3/4程度に減らしてみてください。
甘いものを控えて、昔ながらの発酵食品をとる
甘いものは消化の際、内臓に大きな負担をかけます。快感とイライラを行ったり来たりさせる麻薬的な効能もあり、自律神経のバランスをどんどん崩してしまいます。
量と質を変えていくと、味よりも体の快適さの方を優先できるようになっていきます。
■クッキーをダークチョコレートに、ケーキを焼き芋に
■白米を玄米に、食パンを全粒粉パンに
■甘いものを食べたくなったら、ルイボスティーやコーン茶などの甘い香りのお茶を飲む
■甘い香りの香水やアロマオイルを嗅ぐ
添加物の入らない昔ながらの発酵食品は、腸をはじめ内臓全体の増強をしてくれます。
■大豆・麦・米・塩・こうじだけを使った味噌や醤油
■岩塩や海塩など、ミネラルがたっぷり残った天然の塩
■梅、塩、シソだけを使った梅干し
■塩、ぬか、昆布、スパイスのみを使った本当に発酵している糠漬け
■納豆(付属のタレを使わない)
常若整骨院でのストレス対処施術
常若整骨院にいらっしゃる方の8割は、ストレスから体調を崩されています。
ですから、当院ではストレス・トラウマの軽減にとても力を入れています。
過去のトラウマは、ストレスの受け皿を作ります。
例えば、何かを触ろうとして「ダメ!」と強く手を叩かれた人は、その痛みと声の大きさがトラウマになり、誰かに注意されるとその時の痛みと声(に対する恐怖)が再生され、体がすくむようになります。
すると口調や内容に関係なく、注意されること自体にストレスを感じるようになります。これがストレスの受け皿にストレスがたまる状態です。
この人から「ダメ!」と手を叩かれたトラウマを取り除くと、注意されても「あ、ダメなんだ」と納得するだけになります。ストレスの受け皿がなくなったためストレスがたまらなくなる=これまでストレスだったことがストレスでなくなるのです。
細胞をストレスから守り、健康なお肌を取り戻そう!
お肌は心のうつし鏡。
ストレスやイライラがあれば、肌を通じて「ちょっと方向転換が必要だよ」と教えてくれるのです。
もしあなたのお肌にそのサインがあるなら、環境や食生活などのストレスを見直してみる機会かもしれません。
お電話ありがとうございます、
常若整骨院でございます。