常若整骨院には毎日大勢のお客様がいらっしゃっていますが、同じ症状でも治りが早い方・遅い方がいらっしゃいます。
どうせなら治りが早い方がいいですよね。
そこでキーになってくるのが、痛みを追いかけるクセがあるかどうか。
「クセがあったらなかなか治らないの?」
「考え方のクセなんて、そう簡単に変えられないよ!」
そんな方のために、痛みの追いかけグセを改善する方法をまとめました。
治りが早い方の最大の特徴は「痛みを追いかけない」思考
治りが早い方・遅い方の最大の違いは、「痛みを追いかけるかどうか」「体の変化に気づくかどうか」です。
脳の神経は、過去に使われたことのある通路ほど太くなり、何度も使われていくという特性があります。
「よく考えること」「よく感じること」ほど、よく思い出せるしよく感じられるようになるのです。
ですから、施術を受けて最初100%だった痛みが50%になった時、
■「こんなに軽くなった」と体の変化を感じる方は、脳が痛みを忘れやすい
■「まだ痛みがある」と変化しない部分に着目する方は、脳が痛みを忘れづらい
…ということがいえます。
痛み追いかけグセを治す方法
「そうは言っても、痛いものは痛いんだよ~!」
「考え方のクセなんて、そう簡単に治るものじゃないし…」
と、思われるかもしれません。
でも今とらわれている思考のクセは、元々持って生まれたものではありません。生活の中でついてしまっただけのもの。
ちょっとしたコツで、徐々に変えていくことができます。
①痛みを追いかけていることに気づく
「ちょっとはいいかもしれないけど、やっぱり痛いなあ」
そんな風に無意識に考えてしまった時は、まず思考のリセットをします。
方法はとてもカンタン。
「あ、今、痛みの方に気をとられてたな」
と気が付くだけ。
こうすると客観的な立場から思考を眺めることになり、それ以上追いかけることができなくなります。
②痛くない時に痛みを探したり、思い出さない
「痛みで出来ないことがあるの、嫌になるなあ」
「こうしてこうすると、痛いんだよなあ」
そんな風に、痛くない時に痛みを探す・思い出すのも、脳に痛みを刻み込みます。
これも①と同じように、「あ、今痛いことを考えてたな」「思い出そうとしてたな」と気が付くことでリセットできます。
③「変わらないこと」ではなく「変わったこと」に着目
施術を受け後は「今どうですか?」と整体師に尋ねられます。
そんな時は「どこがまだ痛いか」ではなく「どんな風に体が変わったか」を感じるようにしましょう。
痛み・動き・重さ軽さ・体の重心・息のしやすさ・背筋の伸び具合・目の開き具合・お腹の動き…変化する場所は無数にあります。
「私は膝の痛みを治しに来たのだから、膝の痛みが変わらなければ変化したとは言わない」
と言いたくなるかもしれませんが、それはちょっと損な考え方。
体はあちこちが血管・筋肉・神経などでつながっており、体がどこかしら変わっていれば、巡り巡って痛みの改善につながります。
その第一歩である体の変化に気づかないということは、痛みの改善に足を踏み出さないということ。
逆に、ちょっとした体の変化に気づくということは、痛みの改善に向けて加速しているということなのです。
④変化を怖がらない
施術によって状態が変化すると、体は恒常性(同じ状態を保とうとするはたらき)によって徐々に元の状態に戻そうとします。
同じように、人は無意識に変化を嫌うフシがあります。
とくに施術後は血の巡りが良くなって、今までボンヤリしていた痛みがハッキリと知覚できるようになるので、
「痛みがひどくなった!」
「きっと悪化しているに違いない!」
と不安になってしまう場合も。
でも、その不安は恒常性が掻き立てているだけのものです。
お体におこる変化すべてを怖がってしまうと、変化の向こうにある改善まで遠ざけてしまいます。
「こういった変化が起こりました。これはどういう意味ですか?」
不安になってしまった時は整体師やスタッフにそうお尋ねください。ほとんどの場合、体が良くなる過程です。
あなたの体はもっと回復に向けて加速する!
ちょっとした考え方・ものの見方で、出来事はガラリと違うものになります。
何もかもを好意的に解釈しすぎて危険サインを見逃しては本末転倒ですが、全てを悪い方にとってしまうのも考え物。
痛みは段階的に取れていきます。その段階を早く登り切るか、一段目で足踏みをするか。
違いは、あなたの「痛み追いかけグセ」にかかっています。
お電話ありがとうございます、
常若整骨院でございます。