機能低下?亢進?甲状腺には、あなたの<頑張りグセ>が現れる

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常若整骨院に来院される方に多いのは、自律神経症状や身体の痛みといったお悩みです。

実は、いざ問診票を書いて頂くと「甲状腺の不調」を挙げられる方が少なくありません。

とくに多いのが、橋本病・甲状腺機能低下にお悩みの女性です。

 

甲状腺には、その人の持っているある性質があらわれます。

あなたがご自身に対して行っている「とある無理」が、甲状腺の不調の原因かもしれません。

 

甲状腺のはたらき

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甲状腺は、のどの前側に位置する器官です。

甲状腺には濾胞という小さな袋が集まっていて、コロイドというヨウ素を多く含む液体に満たされています。

濾胞からは甲状腺ホルモンが分泌されています。

甲状腺ホルモンには、代謝を上げる・体温を高くする・心拍数や呼吸を多くする・成長ホルモンの作用を強める・タンパク質の合成・脂肪の分解・脳の正常な発達をうながすなどのはたらきがあります。

 

また、濾胞と濾胞のスキマには傍濾胞細胞という細胞があちこちに散らばっています。

傍濾胞細胞からは、血中のカルシウム濃度を下げる・骨にカルシウムをくっつけるなどのはたらきをするカルシトニンが分泌されています。

 

■身体の代謝や成長

■カルシウムの調整

が、甲状腺の主なはたらきといえます。

 

甲状腺にあらわれるもの

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東洋医学や伝統医学では、心と体はつながっていると考えます。

たとえば、怒りは肝臓や目、恐怖は腎臓や耳、寂しさは肺や皮膚…といった具合です。

甲状腺は代謝の器官。心身を焚きつけてガンガン働くように促す場所とも言えます。

そんな甲状腺に現れるのは、その人の頑張りグセです。

 

「もう頑張れない、ちょっと休ませて」いう心身のメッセージは、機能低下に。

 

「休んでなんかいられない、頑張らないとどうしようもないじゃない!」という心身の叫びは、機能亢進に。

 

「もう頑張ってなんかやるもんか」という心身の意志は、腫瘍などの出来物に。

 

こういった傾向があると言えます。

 

実例:Xさん(20代女性)

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中学生の時に甲状腺腫大(橋本病)と診断されたXさん。

運動制限や飲み続けなければいけないお薬に悩んで来院されました。

お体をみてみると、首と骨盤がガチガチに硬く、甲状腺だけでなく神経が過敏になっていること、内臓が疲労していることがうかがえました。

 

お話をうかがってみると、中学の時の部活と学校がとても厳しかったとのこと。

そんな中で培われたXさんの性質にも、常に自分を律していなければと頑張りすぎてしまうところがおありのようでした。

学校や考えグセによる締め付けが行き過ぎるあまり、甲状腺が「ちょっと休ませて」とサインを出していたかもしれません。

 

まず、硬くなっている首や骨盤まわりをゆるめて神経や内臓を整えることで、身体全体のはたらきを底上げしていきました。

内臓や神経が疲労していると、それを動かすために脳や甲状腺に大きな負担がかかってしまいます。

同時に、甲状腺が疲労しなくてすむよう、Xさんに気持ちをゆるめていって頂けるようにアドバイスしました。

その後の検査で数値が正常になっていったため、徐々にお薬の量が減り、数か月後にはお薬を飲まなくてもよいと言って貰えたそうです。

 

甲状腺を労わることは、あなた自身を労わること

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甲状腺は身体の代謝をつかさどる器官です。

同時に、その人の頑張りグセが現れる場所でもあります。

自分の本来の気質を曲げるような頑張り方をしていると、甲状腺はその状態に対して異をとなえてくるのです。

 

「休みたい、でも頑張らなきゃ」

「一体このめまぐるしさはいつまで続くんだろう」

「頑張らないとどうしようもないじゃない」

 

あなたの心と体は、頭よりもずっとあなたのことをよく知っています。

時には考えたり頑張りすぎることを休憩して、身体の声に耳をすましてみませんか?

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