福岡市早良区 副鼻腔炎の症状

副鼻腔炎というのは、鼻の奥に繋がっている副鼻腔という空洞の中に炎症が発生してしまい、鼻詰まりや鼻水の症状が発生してしまう状態です。

副鼻腔炎には、急性と慢性の2つがあります。

 

・急性鼻腔炎

急性鼻腔炎のほとんどは、風邪をひいた時に副鼻腔が細菌に感染してしまい、発症してしまいます。

急性鼻腔炎は、割と多くの方がなってしまう症状といえます。

 

・慢性鼻腔炎

急性鼻腔炎が長引いて治らないままで続いた状態を、慢性鼻腔炎といいます。

慢性鼻腔炎は、いわゆる「蓄膿症」という別名でも有名な症状です。

悪化してしまうと、鼻茸(はなたけ)と呼ばれるポリープができてしまい、気道をふさいでしまうなどの様々な弊害を発生させてしまうこともあります。

 

しつこい鼻水や鼻詰まりが治らず悩んでいる方は、副鼻腔炎の可能性があります。

放置しておくと悪化してしまい大変な状態となってしまうので、すぐに専門医に相談をしましょう。

副鼻腔炎は耳鼻科ですので、耳鼻科で相談をしましょう。

 

【副鼻腔炎になってしまう原因】

副鼻腔炎になってしまうことには、原因があります。

 

鼻の中の穴のことを鼻腔といいますが、顔の内部には鼻腔からつながる空洞が8つに分かれて存在しています。

副鼻腔というのは、両目の上にある前頭洞と両目の間にある篩骨洞、篩骨洞の奥にある蝶形骨道、両目の下にある上顎洞があります。

それぞれ、左右対称に2つずつあります。

急性鼻腔炎は、これらの空洞のどれかに炎症が発生してしまい、副鼻腔の中に脳が溜まってしまう症状です。

原因の多くは、風邪をひいたことによる細菌感染が副鼻腔まで影響してしまうことです。

そのほか、咽頭炎や扁桃炎などの喉の炎症からの影響や、虫歯菌や歯周病の侵入や感染、アレルギー性鼻炎などのアレルギー反応からも、症状を発生させてしまうことがあります。

 

さらに、急性鼻腔炎によって腫れて鼻腔と副鼻腔を繋いでいる経路がふさがれてしまうと、溜まってしまった膿が鼻腔から出てこなくなってしまいます。

そのように炎症が長引いてしまうことで副鼻腔炎の症状が慢性化してしまうことで、副鼻腔炎から慢性副鼻腔炎と変化していきます。

 

【副鼻腔炎はこんな症状】

副鼻腔炎とは、このような初期症状となります。

 

・粘り気があって黄色い鼻水が出る

・鼻水や炎症の腫れが鼻腔をふさいでしまい、鼻詰まりになっている

・炎症が起きている空洞の場所に応じて、頭痛や顔の痛み、歯の痛みが発生している

 

さらにこれらの状態が悪化してしまうと、このような症状が現れてきます。

 

・鼻呼吸ができなく口呼吸となっている

・いびきをかくようになり、睡眠がしっかりとれず睡眠不足になってしまう

・においがきちんとかぐ事ができなくなってしまう

・鼻からは真水が出てこなく喉に落ちるようになる

・後鼻漏によってセキやタンが出やすくなる

 

副鼻腔炎の症状が悪化してしまうと、鼻の粘膜に鼻茸というポリープができてしまい、鼻の気道をふさぐ事で鼻づまりなどの症状を悪化させてしまうことがあります。

大変苦しくなってしまうので、そうなる前に治療を受けることがとても大事となります。

 

鼻茸というのは、慢性副鼻腔炎に起きやすい症状であり、別目鼻ポリープともいいます。

副鼻腔や鼻腔の粘膜の一部分が白っぽく膨れ上がって、キノコのような突起上のポリープができてしまう状態です。

鼻茸が成長をすると、鼻腔を覗き込んだ時に目で確認できるほど大きくなってしまいます。

鼻の軌道を防いでしまうこともあり、鼻詰まりが助長されてしまいます。

そのため、口呼吸やいびき、後鼻漏などの症状を悪化させてしまうことがあります。

鼻腔の治療は、薬剤によって小さくすることができます。

しかし、完全に元の状態に戻すことは難しく、完全に取り除くためには手術をする方法となります。

 

 

【副鼻腔炎とアレルギー性鼻炎との違い】

 

副鼻腔炎といえば、アレルギー性鼻炎と勘違いされる人もいるようです。

副鼻腔炎は、細菌感染から発症することが大半です。

一方アレルギー性鼻炎は、花粉やハウスダストに対しるアレルギー反応により発症します。

この2つを比較すると、原因が違うことがわかると思います。

また、副鼻腔炎は副鼻腔で発生し、アレルギー性鼻炎は鼻腔で発生するので、発生する場所も違います。

ただし、アレルギー性鼻炎が悪化して副鼻腔炎になってしまうこともあるので、アレルギー性鼻炎であっても安心しない方がいいといえます。

 

【副鼻腔炎の治療】

副鼻腔炎の治療は、このような方法で行います。

 

・薬物療法

鎮痛剤や消炎剤、抗菌材、鼻水の排出をうながす薬などの内服薬、点鼻によって治療を行います。

慢性副鼻腔炎の場合、薬物療法の治療期間は3~6か月程かかります。

すぐには改善しないので、長い目で薬物療法を行っていかなくてはいけません。

 

・ネプライザー療法

ネプライザーという機械を使って、霧状の薬剤を鼻から吸引して副鼻腔に直接送り込み治療方法です。

鼻に直接薬剤を送り込むことで、副鼻腔炎の症状の軽減とすることができます。

誰でも簡単に行うことができる治療方法であり、薬剤の量が少量で済むので副作用が起きにくい部分も大きなメリットといえます。

 

・手術療法

保存療法で充分な効果を感じることができない場合、内視鏡下鼻内副鼻腔手術を行います。

鼻から内視鏡を侵入し、映像を映して確認しながら炎症を起こしている粘膜や鼻茸を取り除きます。

近年は軽度な手術で済むようになって、メスで切るのではなくマイクロデブリッターという機械で行うことで、痛みや出血を最小限に抑えることができます。

内視鏡を使って行うので、必要最低限の部分しか手を加えないので、手術後の痛みや負担を最小限に抑えることができます。

日帰り手術が可能であり、どなたでも最小限の負担のみで受けることができます。

 

手術療法以外は、痛くない治療方法です。

早めに治療を受けて、症状を悪化させないようにしましょう。

 

【常若整骨院での副鼻腔炎へのアプローチ】

常若整骨院では、東洋医学的な見方を軸にして「なぜ副鼻腔炎になったのか」をストレスや生活習慣から探していきます。

副鼻腔炎は原因不明や偶然に起こるわけではありません。

これまでに積み重ねてきた生活習慣や考えグセが絡み合い、副鼻腔炎になりやすい状態になってしまったのです。

 

東洋医学には、身体の部位・感情・季節・方角などを木・火・土・金・水の5つの要素に分けて考える陰陽五行論というものがあります。

副鼻腔炎に関わってくるのは、このうちの<金>

金に属するものとしては、

■大腸

■肺

■鼻

■免疫、排泄

■寂しい・悲しい・心の壁・言いたいことを言えない

といったことが挙げられます。

 

生活の中で<金>を乱すのが、ストレスや食生活です。

■言いたいことを言えない

■息苦しい環境に身を置いている

■寂しい気持ちを言えないでいる

■周囲にわかって貰えない、言っても無駄、と感じる

■人の言いなりになっている

■甘い物や小麦粉モノ(糖質)のとり過ぎ

■コンビニご飯や加工食品(食品添加物)のとり過ぎ

■乳製品のとり過ぎ

■寝不足、働きすぎ

こういったことが重なると、<金>が乱れ、副鼻腔炎を起こしやすい状態になってしまいます。

そこに、菌や乾燥といったものが重なることで副鼻腔炎があらわれるのです。

 

常若整骨院では、副鼻腔炎になった要因=ストレスや生活習慣をうかがい、お一人お一人に合わせたセルフケアを提案。

同時に、内臓や自律神経といった回復力に繋がる場所を施術で整え、改善を後押ししていきます。