【起立調節障害とは】
朝起きることができない子供を、だらしないと思いますか?
だらしなく起きない子供も確かにいますが、場合によっては起立調節障害という立派な障害が発生している場合があります。
起立調節障害というのは、子供に起こりやすい症状であり、だるさやめまい、頭痛によって朝起きることができない症状をいいます。
自律神経の異常が発生しており、循環器の調節が上手くいかない状態です。
立ち上がった際に血圧が低下したり、心拍数は上がり過ぎたり、調節に時間がかかってしまいます。
自律神経疾患ですので、身体的要素以外にも、精神的、環境的要素も関わって起こると言われています。
自律神経系が不安定になってしまい、様々な部分に対し調整をすることができなくなっている状態です。
起立調節障害は、小学校高学年から中学生に多く見られます。
この時期というのは第二次性微期とも重なっており、体の様々な機能が大人へと変化していく時期となっています。
この変化というのは自律神経系にも発生するので、循環器系の調節が上手く取れなくなってしまうことがあります。
有病率は、小学生の約5%、中学生の約10%と、意外に多いことがわかります。
男女比は1:1.5~2であり、女の子に多い傾向があります。
また、遺伝性も傾向があるといわれており、約半数にあると言われています。
家族や親戚に起立調節障害の人がいる場合は、なる可能性があるといえるでしょう。
起立調節障害は、真面目で気を使う子供に起立調節障害になりやすい傾向があります。
その理由は、真面目な子はストレスを溜めやすいので、精神的、環境的要素に関連してしまうからです。
注意すべきポイントは、本人が頑張ればどうにかなる症状ではないということです。
あくまで体の病気ですので、時間をかけて改善していく必要があります。
【起立調節障害の症状】
起立調節障害は、このような症状が起きます。
・朝なかなか起きられない
・午前中は調子が悪い
・立ちくらみやめまいがする
・立ちあがった際に気分が悪くなり、失神することもある
・入浴時に気分が悪くなる
・嫌なことがあった時に気分が悪くなる
・動悸や息切れが激しい
・顔色が青白い
・食欲がない
・腹痛がある
・倦怠感が酷い
・頭痛がある
・乗り物酔いが酷い
これらが3つ以上ある年頃の子は、起立調節障害の可能性が疑えます。
また、2つであっても症状が強い場合は、起立調節障害を疑います。
【起立調節障害の診察】
起立調節障害の診察は、血液検査、画像検査など、発生している症状に合わせて検査を行っていきます。
そこで、他の疾患ではないと判断して、起立調節障害と判断します。
この際他の病気が見つかる場合もありますので、しっかりと検査をしておく事がとても重要となります。
受ける科は小児科や内科ですが、どこの科を受けていいのか不安な場合は、総合病院を受けると良いでしょう。
【起立調節障害の改善ポイント】
起立調節障害は、自宅での過ごし方でも改善へとみちびくことができます。
徐々に慣れて改善していく方法ですが、起立調節障害には非常に大事なケアとなりますので、きちんと行うようにしていきましょう。
このような改善ポイントで、起立調節障害改善へとみちびいていきます。
・水を2リットル、塩分を10g目安に摂取する
起立調節障害の子供は、血液の量が少ないのが特徴です。
そのため、血液量を増やすことがポイントとなります。
水分と塩分をしっかり摂取して、血液量を多くしましょう。
目安は、食事以外に2リットルの水と、食事を含めた10gの塩分の摂取です。
・むやみに寝っ転がらない
起立調節障害の子供は、むやみに寝っ転がってしまう癖が付いています。
そのため、なかなか起き上がることができず、アクティブな行動を取ることができなくなってしまいます。
自律神経というのは、人が活動しやすいように様々なな体の状態を調整しているので、ゴロゴロ寝っ転がってばかりですと、その状態に対して自律神経が調整してしまうようになってしまいます。
それではさらに起立しにくくなってしまうので、寝っ転がるクセを改善することはとても大事となります。
日中の寝っ転がりを止め、座ったり立つ癖を付けましょう。
どうしても寝っ転がりたい場合は、上半身を上げるようにして寝ると、頭の位置を心臓y鳥も高くできるので、血液循環の調節を自律神経が忘れなくなります。
・起立する時はゆっくり立つ
起立調節障害の子供は、立ち上がる際の調節が上手くできません。
そのため、急に立ち上がってめまいを起こしてしまうことがあります。
立ち上がる際はゆっくり立ち上がって、最後に頭を上げるようにすると良いでしょう。
また、長時間の起立はできるだけ避けることで、下半身に血液が溜まることを防ぐことができます。
長時間の立ちっ放しは避けるようにし、どうしても避けられない場合は足を動かすようにするとよいでしょう。
足をクロスさせたり動かすことで、下半身に溜まった血液を筋肉で押し戻すことができます。
・ストレスを溜めこまない
起立調節障害というのは自律神経系の病気ですので、心の影響を受けやすい傾向があります。
ストレスというのは、症状の悪化に大きな原因を与えてしまいます。
ストレスの苦痛を理解してあげて、頑張っていることを評価することも非常に大事となります。
症状があっても充実とした生活を送れるよう、周りが協力してあげることがとても大事となります。
出来ないことを怒ってさせるのではなく、一緒に取り組むような姿勢で対応してあげましょう。
【起立調節障害の治療】
起立調節障害の治療は、薬物療法を行っていくことが大半です。
薬物療法だけでは効果は低いので、日常生活の改善などを併用して行っていきます。
また、症状によっては心理療法を行っていきます。
心理療法は治療院によって様々ですが、効果はかなり高いといえます。
適切な治療によって、2~3カ月で改善していきます。
改善は可能ですので、焦らずじっくり向き合って改善へとみちびきましょう。
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