常若整骨院院長が語るうつ改善の秘訣|福岡の気功整体
こんにちは。常若整骨院の院長です。福岡市早良区で10年以上にわたり、うつでお悩みの方々のケアに携わってきました。この記事では、長年の臨床経験から見えてきた「うつ改善の秘訣」をお伝えします。
医療機関での治療は大切ですが、それだけでは改善しづらい場合もあります。東洋医学と気功の視点から、うつの根本原因とその改善法についてお話しします。
なぜ薬だけではうつが改善しにくいのか
うつ病の治療では、多くの場合、抗うつ薬などの薬物療法が中心となります。薬は脳内の神経伝達物質のバランスを調整するのに役立ちますが、うつの根本的な原因にアプローチできないことも少なくありません。
当院に来られる多くの患者様からよく聞くのは、「薬を飲んでいるけど、なんだか根本的には良くならない気がする」という声です。
これは、うつが単なる「脳の化学物質の問題」ではなく、以下のような複合的な要因が絡み合っているからです:
- 自律神経のバランスの乱れ
- 体の緊張やゆがみ
- エネルギー(気)の流れの停滞や不足
- 生活習慣の乱れ
- 心理的なブロック
東洋医学では、これらすべてが相互に影響し合っていると考えます。だからこそ、総合的なアプローチが必要なのです。
東洋医学から見たうつの本質
東洋医学では、うつ状態を「気の滞り」や「気の不足」として捉えます。
人間の体内には「気」と呼ばれるエネルギーが巡っており、この気の流れが滞ったり、不足したりすると、心身にさまざまな不調が現れます。特に、以下のようなパターンがうつと関連しています:
1. 肝気鬱結(かんきうっけつ)
ストレスや感情の抑圧によって「肝」の気の流れが滞った状態です。イライラ、胸の詰まり感、ため息が多い、不眠などの症状が現れます。
現代社会で最も多いタイプで、特に責任感が強く、感情を抑え込みがちな方に見られます。
2. 心脾両虚(しんひりょうきょ)
精神的な疲労と消化機能の低下が同時に起こっている状態です。気力の低下、食欲不振、考えがまとまらない、疲れやすいなどの症状が特徴です。
長期間の過労や食生活の乱れで起こりやすく、特に仕事と育児を両立している方に多く見られます。
3. 腎陰虚(じんいんきょ)
長期のストレスや過労で「腎」のエネルギーが消耗した状態です。不安感、恐怖感、睡眠障害、腰の疲れなどが現れます。
40代以降に増える傾向があり、特に長期間頑張り続けてきた方に見られます。
こうした東洋医学的な見立ては、一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドのアプローチを可能にします。
自律神経とうつの深い関係
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」のバランスで成り立っています。交感神経は活動時に優位になり、副交感神経はリラックス時に優位になります。
現代社会では、慢性的なストレス、スマホやパソコンの長時間使用、不規則な生活習慣などにより、交感神経が過剰に働き続け、副交感神経がうまく機能しないケースが増えています。
これが続くと、以下のような悪循環が生まれます:
- 交感神経の過剰な働き → 筋肉の緊張 → 血流の低下
- 血流の低下 → 脳や内臓への酸素・栄養素の減少
- 神経伝達物質(セロトニンなど)のバランスの乱れ
- うつ症状の発現や悪化
特に注目すべきは、首の後ろにある「星状神経節」という自律神経の重要なポイントです。ここが緊張すると、脳への血流が減少し、うつ症状に影響します。
当院の整体では、この部分の緊張を丁寧にほぐすことで、自律神経のバランスを整え、うつ症状の改善を促します。
エネルギー(気)の視点からのアプローチ
10年以上の気功修練から培った技術を用いて、体内の「気」の流れを調整します。
気功施術では、以下のようなアプローチを行います:
- 滞った気の流れを改善する:特に胸部や横隔膜周辺の気の滞りを解消します。
- 不足したエネルギーを補充する:特に「腎」や「脾」のエネルギーが不足している場合に効果的です。
- 余分なエネルギーを取り除く:他者からのネガティブなエネルギーの影響を受けやすい方には特に重要です。
- エネルギーフィールドの強化:自分のエネルギーを守る能力を高めます。
気功施術は手をかざす非接触の方法も取り入れるため、体に触れられることに敏感な方や、痛みのある方でも安心して受けていただけます。
うつ改善に役立つ生活習慣の見直し
施術効果を持続させ、根本的な改善を目指すためには、日常生活の見直しも大切です。特に以下の点に注目しています:
1. 体の冷えの改善
体が冷えると血行が悪くなり、気の流れも滞ります。特に下半身や「丹田」(おへその下3㎝あたり)の冷えは、全身のエネルギーレベルを下げてしまいます。
- 温かい飲み物を選ぶ
- 腹部を温める(腹巻の活用など)
- 足先を冷やさない習慣をつける
- 湯船に浸かる習慣をつける
2. 食生活の改善
食べるものは直接「気血」の元となります。特に以下の点に注意しています:
- 砂糖と小麦粉製品を減らす(血糖値の急激な変動を防ぐ)
- 発酵食品を増やす(腸内環境を整える)
- 体を温める食材を取り入れる(生姜、ねぎ、根菜類など)
- 質の良いタンパク質を摂る(肉、魚、卵、大豆製品など)
3. 睡眠の質の向上
睡眠は心身の回復に不可欠です。特に東洋医学では「寝る子は育つ」という言葉通り、睡眠中のエネルギー回復を重視します:
- 就寝前のスマホ・パソコン使用を控える
- 22時~2時の時間帯の睡眠を大切にする
- 朝日を浴びて体内時計をリセットする
- 寝室の環境を整える(温度、湿度、光、音など)
4. エネルギー保護の習慣
特に敏感な方や、人間関係のストレスを感じやすい方には、以下のようなエネルギー保護法もお伝えしています:
- 水晶を身につける(ネガティブなエネルギーから守る)
- 天日塩を活用する(エネルギーの浄化に役立つ)
- 定期的な神社参拝(気の浄化と充電)
- エネルギーシールドのイメージトレーニング
5. 「ご機嫌」を優先する習慣
無理に「ポジティブ」を目指すのではなく、日常の小さな「ご機嫌」を大切にする習慣をお伝えしています:
- 好きなことや趣味の時間を確保する
- 自然との触れ合いを増やす
- 小さな成功や喜びを意識的に感じる
- 自分を褒める習慣をつける
実際の改善例:Mさんの場合
35歳の女性Mさんは、仕事のストレスから徐々にうつ症状が現れ、病院で薬を処方されていましたが、副作用に悩まされていました。
初めての来院時、カウンセリングと東洋医学的診断から、以下の問題点が見つかりました:
- 首と肩の過度の緊張
- 「肝気鬱結」の状態
- 体の冷え(特に下半身)
- デジタル機器への過度の依存
これに対して、以下のアプローチを行いました:
- 首と肩の調整による自律神経のバランス改善
- 「肝」の気の流れを促進する気功
- 生活習慣の見直し(特に食事と睡眠)
- エネルギー保護のセルフケア法の指導
週1回の施術を2ヶ月続けた結果、不眠が改善し、朝の目覚めが良くなり、仕事への意欲も戻ってきました。また、主治医と相談しながら薬の量も減らすことができました。
Mさんの声
「長年の頭痛と不眠、それに伴う気分の落ち込みで本当に苦しかったのですが、首の調整を受けてから、頭がすっきりして呼吸が深くなるのを感じました。特に気功施術後は、言葉では表現しづらいですが、胸のあたりの重さが取れて、久しぶりに希望が湧いてきました。生活習慣の見直しも、無理なく続けられる方法を教えていただいたので、今では習慣になっています。まだ完全ではありませんが、確実に良くなっていることを実感しています。」
※効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。
うつと自律神経のタイプ別改善法
うつ状態といっても、東洋医学的には様々なタイプがあります。当院では、一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドのアプローチを行っています。以下に代表的なタイプ別の改善法をご紹介します。
1. 「頑張りすぎタイプ」の方へ
特徴:責任感が強く、自分を休ませるのが苦手。肩や首の緊張が強く、交感神経が過剰に働いている。
アプローチ:
- 首と肩の徹底的な緩和
- 「休むことも仕事の一部」という考え方の導入
- 小さな「ご機嫌タイム」の設定
- 意識的な副交感神経の活性化法の練習
2. 「エネルギー消耗タイプ」の方へ
特徴:疲れやすく、気力が出ない。「気虚」の状態で、体のエネルギーが不足している。
アプローチ:
- エネルギー補充の気功
- 質の高い睡眠のための習慣づくり
- 滋養強壮になる食事法の導入
- 少しずつエネルギーを蓄える習慣の構築
3. 「敏感体質タイプ」の方へ
特徴:人の感情や場の雰囲気を敏感に感じ取り、疲れやすい。他者のエネルギーの影響を受けやすい。
アプローチ:
- エネルギー保護の方法の習得
- 他者と自分の境界線の明確化
- 水晶や天日塩を使ったエネルギー浄化法
- 定期的なエネルギーのデトックス習慣
4. 「体の冷えタイプ」の方へ
特徴:冷え性があり、特に下半身が冷えている。気の巡りが悪く、うつ症状と体の不調が同時に現れる。
アプローチ:
- 丹田を温める習慣の導入
- 温かい食事と飲み物の摂取
- 血行を促進する軽い運動
- 半身浴などの温熱療法
よくある質問にお答えします
Q1: 病院の治療と並行しても大丈夫ですか?
A: はい、むしろお勧めします。当院の施術は医療行為を否定するものではなく、相補的なアプローチです。主治医の先生との連携も大切にしています。薬の調整などは必ず主治医の先生と相談してください。
Q2: 効果はどのくらいで実感できますか?
A: 個人差がありますが、多くの方が3〜5回の施術で何らかの変化を感じ始めます。特に首の調整後は、頭のすっきり感や呼吸のしやすさを実感される方が多いです。根本的な改善には通常2〜3ヶ月の継続的なケアをお勧めしています。
Q3: 整体で痛みはありますか?
A: 当院の整体は、優しく丁寧な施術を心がけています。特にうつでお悩みの方には、体への負担が少ない調整法を用いています。気功施術は非接触で行うこともできるので、触られることに抵抗がある方でも安心して受けていただけます。
Q4: うつは本当に良くなりますか?
A: うつの症状や原因は一人ひとり異なります。当院のアプローチが合う方もいれば、合わない方もいます。ただ、多くの患者様が「薬だけでは得られなかった改善」を実感されています。根本的な原因にアプローチすることで、より持続的な改善を目指しています。
当院へのアクセス
常若整骨院は福岡市早良区祖原4−3にあります。
- 福岡市営地下鉄空港線「西新駅」から徒歩7分
- 西鉄バス「祖原」バス停すぐ
- お車でお越しの場合は、近隣のコインパーキングをご利用ください(駐車料金は当院が全額負担いたします)
診療時間:平日・土曜 12:00〜20:00(日曜・祝日休診)
完全予約制ですので、お電話(092-836-6810)にてご予約ください。
さいごに
うつは決して「心の弱さ」ではなく、現代社会で生きる私たちの心と体が発する大切なサインです。薬物療法は重要ですが、それだけでは見落とされがちな「根本原因」に目を向けることで、より持続的な改善の道が開けることがあります。
当院では東洋医学と気功の知恵を活かし、一人ひとりに合わせたオーダーメイドのアプローチで、うつの根本改善をサポートします。
「もう良くならないかも」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。あなたの心と体のバランスを取り戻すお手伝いをさせていただきます。
ご予約・お問い合わせは、092-836-6810まで、お気軽にどうぞ。