福岡市内でお子さんのアトピー性皮膚炎に悩んでいるお母さん、お父さん。「夜中に掻きむしって眠れない」「ステロイドを使い続けることが不安」「保育園や幼稚園で周りの目が気になる」「将来もずっとこのままなのか心配」─そんな切実な想いを抱えていませんか?

私は福岡で東洋医学の整体師として20年、数え切れないほどのアトピーのお子さんとご家族と向き合ってきました。その中で確信していることがあります。子どものアトピーは、大人よりも改善しやすいんです。なぜなら、子どもの体は柔軟で回復力が高く、体質を変えやすいからです。適切なアプローチをすれば、薬に頼らず根本から改善できるんです。

実は僕の甥っ子も、2歳の時にひどいアトピーで、顔も体も真っ赤に腫れて、夜中に掻きむしって泣き叫ぶ姿を見て、妹(母親)が泣き崩れていたことがあったんです。でも、東洋医学のアプローチで食事と生活習慣を変えたら、半年で劇的に改善しました。あの時の家族の喜びは今でも忘れられません。

今日は、福岡市で子どものアトピーに悩むご家族に向けて、東洋医学による根本改善の方法を、20年の臨床経験から詳しくお伝えします。

なぜ子どもはアトピーになりやすいのか─東洋医学が見る根本原因

まず、なぜ近年、アトピーの子どもがこんなにも増えているのか。そして、子どものアトピーの根本原因は何なのか。東洋医学の視点から理解しましょう。

【現代の子どもを取り巻く環境の変化】

現代の子どもたちは、昔の子どもたちと比べて、アトピーになりやすい環境にさらされています。

まず、食生活の欧米化です。ファストフード、インスタント食品、スナック菓子、清涼飲料水など、添加物や糖分が多い食品を摂る機会が増えました。これらは、腸内環境を乱し、免疫を狂わせ、アトピーを引き起こします。

次に、過度な清潔志向です。抗菌グッズ、除菌スプレー、手の洗いすぎなどで、子どもたちが菌に触れる機会が減りました。実は、適度に菌に触れることで免疫が鍛えられるのですが、過度な清潔志向がそれを妨げ、免疫が未熟なまま育ち、アレルギー体質になりやすくなります。

さらに、運動不足と外遊びの減少です。ゲームやスマホの普及で、外で遊ぶ時間が減り、運動不足になっています。運動不足は、気血の巡りを悪くし、体温を下げ、免疫力を低下させます。

そして、ストレスの増加です。習い事、受験、友人関係など、子どもたちも大きなストレスを抱えています。ストレスは自律神経を乱し、免疫を狂わせ、アトピーを悪化させます。

最後に、大気汚染とアレルゲンの増加です。PM2.5、花粉、ハウスダスト、ダニなど、子どもたちを取り巻くアレルゲンが増えています。これらが皮膚を刺激し、アトピーを引き起こします。

福岡市は都市部でありながら自然も豊かな住みやすい街ですが、一方で大陸からのPM2.5の影響を受けやすく、春は花粉も多く、子どもたちにとってはアレルゲンが多い環境とも言えます。

【東洋医学が見る子どものアトピーの根本原因─脾虚と腎虚】

東洋医学では、子どものアトピーの根本原因を「脾虚(ひきょ)」と「腎虚(じんきょ)」として捉えます。

脾虚とは: 脾は、消化吸収を司り、全身の気血(エネルギーと栄養)を生み出す「エネルギー工場」です。子どもは、まだ脾の働きが未熟です。特に、生後6ヶ月から3歳くらいまでは、脾の機能が発達途上にあり、消化能力が弱いです。

この時期に、消化に悪いもの(脂っこいもの、甘いもの、冷たいもの、添加物が多いもの)を摂りすぎると、脾の働きがさらに低下し、体内に「湿気(湿邪)」がこもりやすくなります。この湿気が長期間停滞すると、やがて「熱」に変化し、「湿熱(しつねつ)」という状態になります。湿熱が皮膚に現れると、赤く腫れ、ジュクジュクとした滲出液を伴う炎症として現れます。これが子どものアトピーの典型的な症状です。

腎虚とは: 腎は、生命力の源であり、成長、発育を司る重要な臓腑です。子どもは、まだ腎の精(生命エネルギーの根源)が不十分です。特に、生まれつき虚弱な子、未熟児だった子、妊娠中にお母さんが体調を崩していた子などは、腎の精が不足している傾向があります。

腎の精が不足すると、免疫力が低下し、外からの刺激(アレルゲン、菌、ウイルスなど)に弱くなります。また、皮膚のバリア機能も弱くなり、アトピーが出やすくなります。

以前、福岡市南区の3歳の男の子が、生後6ヶ月からアトピーがひどくなり、顔も体も真っ赤に腫れて、夜中に掻きむしって眠れないと相談に来られました。お母さんから詳しく話を聞くと、離乳食を始めた頃からアトピーが悪化したとのこと。離乳食の内容を聞くと、市販のベビーフードや、甘いヨーグルト、果物ジュースなど、添加物や糖分が多いものを与えていました。「これは脾虚による湿熱ですね」と診断し、食事内容を徹底的に見直すことから始めました。

福岡市で多い子どものアトピーの3つのタイプ─うちの子はどのタイプ?

20年の臨床経験から、福岡市で特に多い子どものアトピーのタイプを3つご紹介します。お子さんがどのタイプに近いか確認してみてください。

【タイプ1】湿熱内蘊型─お菓子・ジュース・ファストフードによる脾胃の疲弊

このタイプは、お菓子、ジュース、ファストフード、インスタント食品など、添加物や糖分が多い食品を摂りすぎることで、脾胃が疲弊し、体内に湿熱がこもっている状態です。

特徴的な症状:

• 皮膚が赤く腫れている
• ジュクジュクと滲出液が出る
• 強烈な痒みがある(特に夜)
• 掻くと悪化する
• 便が臭い、または便秘がち
• 口臭がある
• 汗をかきやすい
• イライラしやすい、怒りっぽい
• 梅雨時期や夏場に特に悪化する

このタイプの子の食生活: お菓子やジュースが大好き、ファストフードをよく食べる、野菜嫌い、偏食がち

改善のポイント: 湿熱を排出する食事に切り替えることがマジで大事です。具体的には、お菓子・ジュース・ファストフードを完全にやめ、野菜(特にハトムギ、きゅうり、冬瓜)、発酵食品(味噌、納豆)、白米を中心とした食事に変えることです。

以前、福岡市博多区の5歳の女の子が、まさにこのタイプでした。お菓子とジュースが大好きで、毎日のようにマクドナルドやコンビニのお菓子を食べていました。顔も体も真っ赤に腫れて、夜中に掻きむしって泣き叫ぶ日々。お母さんは「お菓子をやめさせようとすると、ギャン泣きして手がつけられない。どうしたらいいんですか?」と困り果てていました。

【タイプ2】脾虚湿盛型─食が細い・胃腸が弱い子

このタイプは、もともと胃腸が弱く、食が細く、消化吸収がうまくできない子に多いです。脾の働きが弱いため、体内に湿気がこもりやすく、同時に栄養も不足している状態です。

特徴的な症状:

• 皮膚症状は比較的軽いが、なかなか治らない
• 顔色が黄色っぽい
• 慢性的に疲れやすい
• 食欲がない、食が細い
• 食後に眠くなる
• 軟便、または下痢しやすい
• むくみやすい
• 風邪をひきやすい

このタイプの子の食生活: 食が細い、偏食がち、食事に時間がかかる、冷たいものが好き

改善のポイント: 脾胃を温め、消化機能を高めることが重要です。具体的には、温かく消化に良い食事(おかゆ、煮物、蒸し料理)を少量ずつ与え、冷たいものや生ものを避けることです。また、よく噛んで食べる習慣をつけることも大切です。

以前、福岡市東区の4歳の男の子が、まさにこのタイプでした。生まれた時から食が細く、離乳食もなかなか食べてくれない。幼稚園に入ってからも給食をほとんど残す。顔色も悪く、すぐに疲れて横になる。そして、軽いアトピーが慢性的に続いている状態でした。お母さんは「この子、ちゃんと大きくなれるんでしょうか…」と不安そうに話していました。

【タイプ3】腎陰虚型─乾燥肌・夜泣き・虚弱体質の子

このタイプは、生まれつき虚弱で、腎の精が不足している子に多いです。皮膚が乾燥し、免疫力が低下し、夜泣きや不眠などの症状も伴います。

特徴的な症状:

• 皮膚がカサカサと乾燥している
• 粉を吹いている
• 痒みが強い(特に夜)
• 夜泣きが多い、または不眠
• 体が小さい、発育が遅い
• 風邪をひきやすい
• 汗をかきにくい
• 手足が冷たい

このタイプの子の特徴: 生まれつき虚弱、未熟児だった、妊娠中にお母さんが体調を崩していた

改善のポイント: 腎を補い、体を潤すことが重要です。具体的には、黒ごま、黒豆、山芋、海藻類など、腎を補う食材を積極的に与え、十分な睡眠を確保し、体を冷やさないことです。

以前、福岡市中央区の2歳の女の子が、まさにこのタイプでした。生まれた時から体が小さく、肌がカサカサで、夜泣きがひどく、夜中に何度も目が覚めて掻きむしる。お母さんは毎晩寝不足で、「もう限界です。私も子どもも疲れ果てています」と涙を流していました。

子どものアトピーを改善する東洋医学の5つのアプローチ

では、具体的にどうやって子どものアトピーを改善していくのか。東洋医学の視点から、効果的な方法をお伝えします。

【アプローチ1】食養生─子どもの体を作る毎日の食事

子どものアトピー改善で最も重要なのが食養生です。子どもの体は、毎日の食事で作られます。食事を変えれば、体質が変わり、アトピーが改善します。

子どものアトピー改善に良い食材:

まず、主食は白米が基本です。パンやパスタなどの小麦製品は控えめにしましょう。小麦に含まれるグルテンは、腸のバリア機能を低下させる可能性があります。

次に、発酵食品を毎日摂りましょう。味噌汁、納豆、ぬか漬けなど。これらは腸内環境を整え、免疫力を高めます。味噌汁は毎食飲むのが理想です。具材は、わかめ、豆腐、ネギ、大根など、シンプルなものがおすすめです。

そして、野菜をたっぷり摂りましょう。特に、根菜類(大根、人参、ゴボウ、蓮根)、緑黄色野菜(ほうれん草、小松菜、かぼちゃ)、海藻類(わかめ、昆布、ひじき)。これらは体を温め、気血を補い、便通を改善します。

さらに、タンパク質は、白身魚、鶏肉、卵、大豆製品から摂りましょう。赤身肉や脂の多い肉は控えめにします。

湿熱を排出する食材として、ハトムギ、冬瓜、きゅうり、緑豆などを積極的に取り入れましょう。特にハトムギは、湿熱を排出する効果が高く、ハトムギご飯(白米にハトムギを2割混ぜる)にするのがおすすめです。

腎を補う食材として、黒ごま、黒豆、山芋、海藻類などを取り入れましょう。黒ごまは、ご飯にかけたり、おにぎりに混ぜたりすると食べやすいです。

子どものアトピー改善に悪い食材:

絶対に避けたいのが、お菓子(特にスナック菓子、チョコレート、グミ、アメ)です。これらは、脾の働きを著しく低下させ、湿熱を生み出します。「お菓子をやめさせるのは無理です」とおっしゃるお母さんも多いですが、アトピーを治したいなら、ここは心を鬼にして完全にやめる必要があります。

次に、ジュース(特に清涼飲料水、果物ジュース、乳酸菌飲料)も避けましょう。糖分が多く、脾を弱らせます。飲み物は、白湯、麦茶、ハトムギ茶が基本です。

ファストフード(マクドナルド、ケンタッキーなど)も避けましょう。脂質が多く、添加物も多く、脾胃に大きな負担をかけます。

アイスクリーム、冷たい飲み物も避けましょう。体を冷やし、脾胃の働きを低下させます。

牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品も控えめにしましょう。乳製品は、体内に湿気を生み出しやすく、アトピーを悪化させることがあります。特に、市販のヨーグルトは糖分が多いので注意が必要です。

食事のポイント:

規則正しい時間に食事を摂りましょう。朝7時、昼12時、夜6時など、毎日同じ時間に食べることで、体のリズムが整います。

よく噛んで、ゆっくり食べる習慣をつけましょう。1口30回噛むのが理想です。よく噛むことで、消化が良くなり、脾の負担が減ります。

腹八分目を心がけましょう。食べすぎは脾に負担をかけます。

寝る3時間前までに夕食を済ませましょう。寝る直前に食べると、消化に負担がかかり、睡眠の質も低下します。

以前、福岡市博多区の女の子のケースでは、お母さんに「1ヶ月間、お菓子とジュースを完全にやめて、白米・味噌汁・野菜・魚を中心とした食事に変えてください」とお願いしました。最初の1週間は、子どもがお菓子を欲しがって大泣きして大変だったそうですが、2週間目からは慣れてきて、3週間目には「お菓子食べたい」と言わなくなったそうです。そして1ヶ月後、驚くほど症状が改善していました。「こんなに変わるなんて信じられません。もっと早くやればよかった」とお母さんが涙を流して喜んでいました。食事の力は本当にすごいんです。

【アプローチ2】小児推拿(しょうにすいな)─子ども専用の優しい整体

東洋医学には、「小児推拿(しょうにすいな)」という、子ども専用の優しい整体があります。これは、手のひらや指で子どもの体を優しくさすったり、押したりすることで、気血の巡りを改善し、内臓の働きを高める施術です。

小児推拿の効果:

• 脾胃の働きを高め、消化吸収を改善する
• 腸の働きを活性化し、便通を改善する
• 自律神経を整え、睡眠の質を高める
• 免疫力を高める
• 皮膚の血行を改善し、炎症を軽減する

具体的な施術: 背中を優しくさすります(特に背骨の両側)。これにより、脾兪、胃兪、大腸兪などのツボが刺激され、内臓の働きが高まります。

お腹を時計回りに優しくマッサージします。これにより、腸の蠕動運動が活性化され、便通が改善されます。

足の裏のツボ(湧泉)を優しく押します。これにより、腎の気が養われ、免疫力が高まります。

手のツボ(合谷、曲池)を優しく押します。これにより、熱が冷まされ、炎症が軽減されます。

施術は、1回20〜30分程度で、痛みは全くありません。むしろ、子どもたちは気持ちよくて寝てしまうことが多いです。

以前、福岡市東区の男の子のケースでは、週1回の小児推拿を3ヶ月続けたところ、「便通が毎日あるようになった」「夜ぐっすり眠れるようになった」「顔色が良くなった」「アトピーの症状が劇的に改善した」という結果が出ました。お母さんは「こんなに優しい施術で、こんなに効果があるなんて驚きです」と喜んでいました。

【アプローチ3】親子で実践する気功─お母さんも一緒にリラックス

子どものアトピー改善には、親子で一緒に気功を実践するのがめちゃくちゃ効果的です。なぜなら、子どものストレスは親のストレスと深く関係しているからです。親がイライラしていると、子どももストレスを感じ、アトピーが悪化します。親子で一緒にリラックスすることで、家族全体の雰囲気が良くなり、子どものアトピーも改善します。

親子でできる簡単な気功:お腹のマッサージ呼吸

親子で一緒に仰向けに寝ます。お母さん(またはお父さん)が、子どものお腹に手を置き、深呼吸を3回して体をリラックスさせます。

そして、お母さんが「息を吸うよ〜」と言いながら、子どものお腹を軽く押します。子どもは鼻から息を吸って、お腹を膨らませます。

次に、お母さんが「息を吐くよ〜」と言いながら、子どものお腹を時計回りに優しくマッサージします。子どもは口から息を吐いて、お腹をへこませます。

これを10回繰り返します。毎晩寝る前に5分行うだけで、親子のスキンシップにもなり、子どもの心が落ち着き、腸の働きも良くなります。

以前、福岡市南区の女の子のケースでは、お母さんが毎晩この気功を続けたところ、「子どもが落ち着いて、夜泣きが減った」「私自身もリラックスできて、イライラが減った」「親子の時間が楽しくなった」と報告してくれました。

【アプローチ4】生活習慣を整える─睡眠と運動がカギ

子どものアトピー改善には、生活習慣を整えることも本当に大事です。特に、睡眠と運動がカギになります。

睡眠のポイント:

毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる習慣をつけましょう。理想は、夜9時就寝、朝6時起床です。子どもは、夜9時から午前3時の間にぐっすり眠ることで、成長ホルモンが分泌され、体が修復されます。

寝室は真っ暗にしましょう。光があると、メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌が妨げられ、睡眠の質が低下します。

寝る1時間前から、テレビ、スマホ、ゲームは見せないようにしましょう。ブルーライトが脳を興奮させ、眠れなくなります。

寝る前に、絵本を読んであげたり、優しく背中をさすってあげたりして、リラックスさせましょう。

運動のポイント:

毎日1時間は外で遊ばせましょう。公園で走り回る、砂場で遊ぶ、自転車に乗るなど、体を動かすことで、気血の巡りが良くなり、免疫力が高まります。福岡市内なら、大濠公園、舞鶴公園、西公園、海の中道海浜公園などがおすすめです。

朝日を浴びる習慣をつけましょう。朝日を浴びることで、体内時計がリセットされ、夜ぐっすり眠れるようになります。

激しい運動は避け、楽しく体を動かすことを心がけましょう。汗をかきすぎると、アトピーが悪化することがあります。汗をかいたら、すぐにシャワーで流しましょう。

【アプローチ5】親のメンタルケア─お母さん・お父さんの心の安定が何より大事

子どものアトピー改善で見落とされがちですが、実は最も大事なのが、親のメンタルケアです。子どものアトピーに悩む親御さんは、大きなストレスを抱えています。夜中に子どもが掻きむしって泣き叫ぶ姿を見る辛さ、周りの目が気になる不安、ステロイドを使い続けることへの罪悪感、将来への心配─その苦しみは計り知れません。

親がストレスを抱えていると、子どももそれを敏感に感じ取り、ストレスを感じます。親の心の安定が、子どもの心の安定につながり、アトピーの改善につながります。

親のメンタルケアの方法:

完璧を目指さないでください。「完璧に治さなきゃ」「私が悪いんじゃないか」と自分を責めないでください。アトピーは、誰のせいでもありません。焦らず、できることから一つずつやっていけば大丈夫です。

一人で抱え込まないでください。夫婦で協力し、時には祖父母や友人に頼り、一人で全てを背負わないようにしましょう。また、同じ悩みを持つ親御さんと話すことで、気持ちが楽になることもあります。

自分の時間を持ちましょう。週に1回でもいいので、自分の好きなことをする時間を作りましょう。美容院に行く、友人とお茶する、一人でゆっくり散歩するなど、自分を労わる時間が必要です。

深呼吸をする習慣をつけましょう。イライラした時、不安な時、深呼吸を10回するだけで、心が落ち着きます。

以前、福岡市中央区の女の子のケースでは、お母さんが「私がもっとちゃんとしていれば、この子はこんなに苦しまなくて済んだのに」と自分を責めて、毎晩泣いていました。私は「お母さん、あなたのせいじゃないですよ。あなたは十分頑張っています。焦らず、一緒に治していきましょう」と伝えました。お母さんは涙を流して、「その言葉に救われました」と話してくれました。その後、お母さんの心が安定するにつれて、子どもの症状も改善していきました。

福岡市で子どものアトピー改善を成功させた実例

最後に、実際に福岡市で子どものアトピーを改善した実例をご紹介します。

【実例1】5歳女の子─お菓子をやめて3ヶ月で劇的改善

福岡市博多区の5歳の女の子。生後1歳からアトピーがあり、ステロイドを4年間使い続けていたものの、症状は一向に良くならず、むしろ悪化していました。顔も体も真っ赤に腫れて、夜中に掻きむしって泣き叫ぶ日々でした。

お母さんから食生活を詳しく聞くと、お菓子とジュースが大好きで、毎日のように食べていました。野菜は嫌いで、ほとんど食べない。ファストフードもよく食べる。完全に湿熱型でした。

私は、「1ヶ月間、お菓子とジュースを完全にやめて、白米・味噌汁・野菜・魚を中心とした食事に変えてください。それと、週1回の小児推拿を受けてください」と提案しました。

最初の1週間は、子どもがお菓子を欲しがって大泣きして、お母さんも心が折れそうになったそうです。でも、「子どものために」と心を鬼にして続けました。

2週間目から、子どもがお菓子を欲しがらなくなり、3週間目には「野菜も少し食べるようになった」と報告がありました。1ヶ月後には「赤みが引いてきた」「痒みが減った」と喜んでいました。

3ヶ月後、その子の肌は見違えるほどきれいになり、ステロイドもほとんど使わなくなりました。お母さんは「こんなに変わるなんて信じられません。食事を変えるだけで、こんなに効果があるなんて。もっと早くやればよかった」と涙を流して喜んでいました。

【実例2】4歳男の子─食が細い子が半年で別人に

福岡市東区の4歳の男の子。生まれた時から食が細く、体も小さく、アトピーが慢性的に続いていました。軟便で、すぐに疲れて横になる。顔色も悪い。完全に脾虚湿盛型でした。

私は、「温かく消化に良い食事を少量ずつ与えて、よく噛んで食べる習慣をつけてください。それと、週1回の小児推拿と、毎晩のお腹のマッサージ呼吸を続けてください」と提案しました。

1ヶ月後、「便通が良くなった」「少し食欲が出てきた」と報告がありました。2ヶ月後には「顔色が良くなった」「元気に遊ぶようになった」と喜んでいました。

半年後、その子は別人のようになっていました。食欲が出て、体重も増え、顔色も良く、元気いっぱい。アトピーもほぼ治っていました。お母さんは「この子、こんなに元気になるなんて…本当に嬉しいです」と涙を流していました。

最後に─子どものアトピーは必ず良くなる

20年間、数え切れないほどのアトピーのお子さんとご家族と向き合ってきました。その中で確信していることがあります。子どものアトピーは、適切なアプローチをすれば、必ず良くなるということです。

子どもの体は柔軟で回復力が高いです。食事を変え、生活習慣を整え、小児推拿を受け、親子でリラックスする─これらを続けることで、体質が根本から変わり、アトピーが改善します。

焦らないでください。すぐに結果が出なくても、諦めず、継続することが大切です。小さな変化を喜び、お子さんの成長を見守りながら、ゆっくりと体質を変えていきましょう。

福岡市内でお子さんのアトピーに悩むお母さん、お父さん。一人で抱え込まず、東洋医学の力を借りてください。私たちは、あなたとお子さんの味方です。

あなたのお子さんが、一日も早くアトピーの苦しみから解放され、笑顔で過ごせる日々を取り戻せることを、心から願っています。