福岡市で不眠と自律神経の乱れに悩むあなたへ|整体で取り戻す心と体のバランス

「夜、布団に入っても全然眠れない」「やっと寝付いても夜中に何度も目が覚める」「朝起きても疲れが取れていない」「動悸がする」「めまいがする」「イライラが止まらない」――もしあなたがこんな症状に悩んでいるなら、それは自律神経の乱れが原因かもしれません。

私は福岡市で20年以上、東洋医学の整体師として、そして気功の指導者として、不眠と自律神経の乱れに悩む方々と向き合ってきました。病院に行っても「自律神経失調症ですね」と言われるだけで改善しない、薬を飲んでも効果がない、そんな方々が毎日のように私のもとを訪れます。

実は私自身も30代の頃、仕事のストレスで不眠と自律神経の乱れに苦しんだ経験があるんです。夜は眠れない、日中は動悸がする、些細なことでイライラする――その辛さ、痛いほど分かります。だからこそ、同じ悩みを抱えるあなたに、東洋医学の整体という根本的な解決法を知ってほしいんです。

今日は、不眠と自律神経の深い関係、なぜ福岡市民は自律神経が乱れやすいのか、そして東洋医学の整体がどのように不眠と自律神経を改善するのかを、私の20年の臨床経験と実際の改善事例を交えながら詳しくお伝えします。

不眠と自律神経の切っても切れない関係

まず、なぜ自律神経が乱れると眠れなくなるのか、そのメカニズムを理解しましょう。

自律神経は、私たちの意思とは無関係に体の機能をコントロールしている神経系です。心臓の鼓動、呼吸、消化、体温調節、血圧など、生命維持に必要な機能をすべて自動的に調整しています。

この自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。

交感神経は、昼間や活動時に優位になる神経です。「戦うか逃げるか」の神経とも呼ばれ、心拍数を上げ、血圧を上げ、呼吸を速くして、体を活動モードにします。仕事をする時、運動する時、緊張する時などに働きます。

副交感神経は、夜間や休息時に優位になる神経です。「休息と回復」の神経とも呼ばれ、心拍数を下げ、血圧を下げ、呼吸をゆっくりにして、体をリラックスモードにします。食事の時、入浴の時、睡眠の時などに働きます。

健康な人は、この2つの神経が昼と夜でスムーズに切り替わります。昼間は交感神経が優位で活動的に、夜は副交感神経が優位でリラックスして眠りにつく――これが本来の体のリズムです。

ところが、現代人の多くは交感神経が過剰に働き続けています。仕事のストレス、人間関係の悩み、不規則な生活、スマホやパソコンの長時間使用、夜遅い時間の飲食――こういった生活習慣が交感神経を刺激し続け、夜になっても副交感神経への切り替えがうまくいかなくなるんです。

その結果、夜になっても体が興奮状態のまま、頭が冴えて眠れない、眠ってもすぐに目が覚める、眠りが浅いといった不眠の症状が現れます。同時に、動悸、息切れ、めまい、頭痛、肩こり、胃腸の不調、イライラ、不安感といった様々な自律神経失調症の症状も出てきます。

つまり、不眠と自律神経の乱れは表裏一体の関係なんです。自律神経を整えれば不眠が改善し、不眠が改善すれば自律神経も整う――この好循環を作ることが、根本的な解決につながります。

福岡市民が自律神経を乱しやすい5つの理由

私は福岡で20年以上診療してきて気づいたことがあります。それは、福岡という街の特性が、実は自律神経を乱しやすい環境だということです。

理由1:湿度の高さが体に負担をかける

福岡は海に面していて、年間を通して湿度が高いです。特に梅雨から夏にかけては、湿度70〜80%という日が続きます。この湿気が体に与える影響は、想像以上に大きいんです。

東洋医学では、湿気(湿邪)が体内に溜まると、気の巡りが悪くなり、自律神経のバランスが崩れると考えます。実際、私の整体院でも、梅雨時期や夏場に「なんだか体がだるい」「頭が重い」「眠れない」と訴える患者さんが急増します。

湿気が多いと、体が常に重だるい感覚になり、それだけでストレスになります。このストレスが交感神経を刺激し続け、自律神経の乱れにつながるんです。

理由2:夜型の街文化と夜更かし習慣

福岡、特に天神や中洲、博多駅周辺は深夜まで賑わっています。美味しい屋台、ラーメン店、居酒屋が深夜2時、3時まで営業していて、ついつい夜更かししてしまう。これが福岡の魅力でもあり、自律神経を乱す大きな要因でもあります。

本来、人間の体は太陽のリズムに合わせて動くようにできています。日が沈めば副交感神経が優位になり、自然と眠くなる――これが本来の体のリズム。ところが、夜遅くまで明るい場所にいて、お酒を飲んで、脂っこいものを食べていると、交感神経が刺激され続けます。

以前、天神で働く30代の会社員の男性が「毎晩、仕事帰りに同僚と飲みに行って、帰るのは深夜1時。布団に入っても全然眠れない」と相談に来られました。典型的な夜型生活による自律神経の乱れでした。生活リズムを朝型に変えるだけで、3ヶ月後には「ぐっすり眠れるようになった」と報告してくれましたよ。

理由3:ビジネス都市としてのストレス

福岡は九州最大の商業都市です。営業職、接客業、IT企業、コールセンターなど、ストレスの多い仕事に就いている方が多い。私の患者さんの約7割が、仕事のストレスを抱えています。

特に、福岡人は表向きは明るくフレンドリーですが、実は感情を内に溜め込みやすい県民性があると感じています。「お客さんの前では笑顔で対応しても、内心はイライラしている」「上司に言いたいことがあっても我慢してしまう」――こういった感情の抑圧が、自律神経の乱れを引き起こすんです。

理由4:交通量の多さと騒音

福岡市内、特に天神や博多駅周辺は交通量が非常に多いです。車の騒音、電車の音、人の声――こういった環境音は、無意識のうちに交感神経を刺激します。

静かな環境と騒がしい環境では、自律神経のバランスが全く違います。騒がしい環境に長時間いると、体は常に緊張状態になり、交感神経が優位になり続けます。

理由5:不規則な食生活

福岡は美味しいものが多すぎる街です。ラーメン、もつ鍋、焼き鳥、明太子、屋台グルメ――誘惑だらけですよね。でも、夜遅い時間に脂っこいものや辛いものを食べると、胃腸に負担がかかり、自律神経が乱れます。

特に、夜10時以降の食事は最悪です。本来、夜は副交感神経が優位になって休息モードに入るべき時間なのに、消化のために交感神経が働き続けることになります。これが不眠の大きな原因になるんです。

東洋医学が捉える不眠と自律神経の乱れ:五臓六腑のバランス

ここからは、東洋医学の視点から不眠と自律神経の乱れを見ていきましょう。

東洋医学では、自律神経の乱れを「気の巡りの異常」として捉えます。体の中を流れる「気」がスムーズに巡らず、滞ったり不足したりすることで、様々な症状が現れると考えるんです。

特に、不眠と自律神経の乱れに深く関わるのが、「心」「肝」「脾」「腎」という4つの臓腑です。

心(しん):精神活動と睡眠を司る

東洋医学における「心」は、精神活動、意識、思考を司る最も重要な臓腑です。心が正常に機能していれば、精神は安定し、夜は自然と眠りにつけます。

ところが、ストレスや過度の緊張、精神的ショックなどで心に負担がかかると、心に熱がこもったり(心火亢盛)、心の血が不足したり(心血不足)して、不眠や動悸、不安感といった症状が現れます。これは、交感神経が過剰に興奮している状態と重なります。

私の患者さんで、博多で働く40代の女性がいました。「夜、布団に入っても心臓がバクバクして眠れない。動悸が止まらない」と訴えて来られました。診てみると、仕事のプレッシャーで心に熱がこもっている状態。心を冷まし、心神を落ち着かせる施術を続けたところ、2ヶ月後には「動悸が減って、眠れるようになった」と笑顔で報告してくれました。

肝(かん):気の巡りと感情のコントロール

「肝」は、全身の気の巡りをスムーズにする役割を担っています。また、感情のコントロール、特に怒りやイライラといった感情と深く関わります。

ストレスや感情の抑圧が長く続くと、肝の気が滞り(肝鬱)、やがて熱に変化します(肝鬱化火)。この状態になると、イライラ、焦燥感、頭痛、めまい、不眠といった症状が現れます。これは、自律神経でいえば交感神経が過剰に興奮している状態です。

実は私自身も30代の頃、この肝鬱化火の状態でした。当時は整体院を開業したばかりで、経営のプレッシャーで毎日イライラ。夜は眠れず、日中は頭痛とめまいに悩まされていました。その時、師匠から教わった気功を毎日実践し、肝の気を流すことで、少しずつ改善していったんです。だからこそ、同じ悩みを抱える患者さんの辛さが痛いほど分かります。

脾(ひ):消化吸収と思考

「脾」は、消化吸収を司り、食べ物から気と血を作り出す臓腑です。また、思考や思い悩みといった精神活動とも深く関わります。

過労、不規則な食事、考えすぎなどで脾の働きが弱まると、気血が不足し、全身のエネルギーが枯渇します(脾気虚)。この状態になると、慢性的な疲労感、食欲不振、不眠、集中力の低下といった症状が現れます。これは、副交感神経の働きが弱まっている状態と言えます。

腎(じん):生命力の源と根源的な安定

「腎」は、生命力の源であり、体の根本的なエネルギーを蓄える臓腑です。また、恐れの感情や、自己制御とも深く関わります。

慢性的なストレス、過労、睡眠不足などで腎の気が消耗すると(腎虚)、漠然とした不安感、恐怖心、根気のなさ、不眠といった症状が現れます。これは、自律神経全体の基盤が揺らいでいる状態です。

このように、東洋医学では不眠と自律神経の乱れを、心肝脾腎という臓腑のバランスの乱れとして捉えます。そして、このバランスを整えることが、根本的な改善につながると考えるんです。

なぜ東洋医学の整体が不眠と自律神経に効くのか?

ここが一番大事なところです。なぜ私の東洋医学の整体が、不眠と自律神経の乱れに効果的なのか、その理由を説明します。

理由1:気の巡りを整え、自律神経のバランスを回復させる

私の整体では、体の中を流れる「気」の巡りを整えることを最重視します。気が滞っている部分を流し、不足している部分を補う。これにより、自律神経のバランスが自然と整っていきます。

具体的には、頭に上りすぎた気を下ろし、胸や脇腹に滞った気を流し、お腹や足の気を補う――こういった施術を行います。施術中、多くの患者さんが「体がポカポカしてきた」「呼吸が楽になった」「頭がスッキリした」と実感されます。これは、気の巡りが良くなり、交感神経から副交感神経へのスイッチが切り替わり始めたサインなんです。

理由2:手技を使わない気功整体で深いリラックスを促す

私の整体は、手技を使わない気功整体です。強く揉んだり押したりせず、私の手から発する気を使って、患者さんの気の巡りを整えます。

この施術の最大の特徴は、患者さんが深くリラックスできることです。施術中、多くの方が眠ってしまいます。これは、脳波がアルファ波やシータ波になっている状態で、副交感神経が優位になり、脳と体が深く休息している状態です。

この「深いリラックス状態」を体験することで、体が「これがリラックスした状態なんだ」と思い出します。すると、日常生活でも自然とリラックスできるようになり、夜も自然と眠れるようになるんです。

南区に住む50代の女性が「整体を受けた日の夜は、驚くほどぐっすり眠れる。体が整体の時のリラックス感を覚えているみたい」と言ってくださいました。まさにその通りなんです。

理由3:五臓六腑のバランスを整え、根本原因を改善する

先ほどお伝えした心肝脾腎のバランスの乱れ――整体では、これらの臓腑の機能を回復させる施術を行います。

心に熱がこもっている方には、心の熱を冷まし心神を落ち着かせる施術を。肝の気が滞っている方には、肝の気を流しイライラを和らげる施術を。脾の気が不足している方には、脾胃の働きを高め気血を補う施術を。腎の気が消耗している方には、腎の気を養い生命力を回復させる施術を――それぞれのタイプに合わせたアプローチを行います。

これが、薬で一時的に症状を抑えるのではなく、体質そのものを改善する東洋医学の強みです。

理由4:呼吸法と意識のコントロールを指導する

整体だけでなく、自宅でできる気功法もお教えします。特に、呼吸法は自律神経のコントロールに最も効果的な方法です。

深くゆっくりとした腹式呼吸は、副交感神経を直接刺激します。吸う息より吐く息を長くすることで、より副交感神経が優位になります。これを毎日続けることで、自律神経のバランスが整い、不眠が改善していきます。

私がよく指導するのは「4秒吸って、8秒吐く」呼吸法です。たったこれだけですが、寝る前に10分やるだけで、驚くほど眠りやすくなります。私自身も毎晩やっていますが、これをやるのとやらないのとでは、寝つきが全然違いますよ。

私の整体施術の流れ:不眠と自律神経を根本から整える

では、実際に私の整体院ではどのような施術を行っているのか、その流れをご紹介します。

ステップ1:詳しいカウンセリングと体質診断

まず、じっくりとお話を伺います。

  • 現在の睡眠の状態(寝付きが悪い、途中で目が覚める、眠りが浅いなど)
  • いつ頃から症状が始まったか
  • 自律神経失調症の症状(動悸、めまい、頭痛、イライラ、不安感など)
  • 日常生活の状況(仕事のストレス、人間関係、家庭環境など)
  • 食事の内容と時間
  • 運動習慣
  • その他の体の症状

さらに、東洋医学の診断法を用いて、あなたの体質と不眠のタイプを見極めます。顔色、舌の状態、脈、お腹の張り具合などを診ることで、心肝脾腎のどこにバランスの乱れがあるのかを把握します。

この診断が非常に重要です。同じ「眠れない」という症状でも、原因によってアプローチが全く異なるからです。

ステップ2:気功整体による施術

診断が終わったら、いよいよ施術に入ります。

患者さんには、ベッドに仰向けまたはうつ伏せになっていただきます。服は着たままで大丈夫です。そして、私の手から発する気を使って、全身の気の巡りを整えていきます。

頭部の気を下ろす 不眠の方の多くは、頭に気が上りすぎています。これが、夜になっても頭が冴えて眠れない原因です。頭部に溜まった気を下ろし、足の方へ流していきます。

施術後、多くの方が「頭がスッキリした」「目が開けやすくなった」と実感されます。これは、気が下に下りた証拠です。

胸と脇腹の気を流す ストレスで肝の気が滞っている方は、胸や脇腹が張っています。ここの気を流すことで、イライラや焦燥感が和らぎ、呼吸が楽になります。

お腹の気を補う 脾の気が不足している方は、お腹周りの気が冷えて硬くなっています。ここを温めて気を補うことで、全身のエネルギーが満ちてきます。

腰と足の気を養う 腎の気が消耗している方は、腰や足がだるく冷えています。ここを養うことで、生命力が回復し、根源的な安定感が戻ってきます。

施術中、8割以上の方が眠くなってしまいます。それだけ深くリラックスできるんです。施術後は「体が軽くなった」「呼吸が深くなった」「久しぶりにリラックスできた」という感想をいただきます。

ステップ3:生活習慣と食事のアドバイス

不眠と自律神経の改善には、生活習慣と食事の見直しも不可欠です。

生活習慣のアドバイス

  • 毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる(休日も)
  • 寝る2時間前からスマホ、パソコン、テレビを見ない
  • 寝る1〜2時間前に38〜40度のぬるめのお風呂に15分浸かる
  • 朝起きたら日光を浴びる(体内時計がリセットされる)
  • 日中に軽い運動(ウォーキング20〜30分)をする

食事のアドバイス

体質に合わせて、摂ると良い食材、避けるべき食材をお伝えします。

例えば、心に熱がこもっているタイプの方には、体を冷ますきゅうりやトマト、苦瓜を勧め、辛いものや脂っこいものを避けるようアドバイスします。気血が不足しているタイプの方には、なつめや山芋、レバーを勧めます。

特に重要なのは、夜9時以降は何も食べないことです。福岡は夜遅くまで美味しいものの誘惑がありますが、ここは我慢が必要です。夜遅い食事は、自律神経を乱す最大の原因の一つですから。

ステップ5:定期的なフォローアップ

不眠と自律神経の改善には、通常3〜6ヶ月かかります。最初の1〜2ヶ月は週に1回、その後は2週間に1回のペースで通っていただくことをお勧めしています。

毎回、体の状態をチェックし、その時々に合わせた施術と指導を行います。改善の過程で、一時的に症状が悪化したり、他の症状が出たりすることもありますが、それは体が変化している証拠。焦らず、じっくりと体質改善を目指していきます。

今日からできる不眠と自律神経改善のセルフケア

整体に通う前に、まずは自分でできることから始めたいという方のために、今日からできるセルフケアをお伝えします。

セルフケア1:4-8呼吸法(最重要)

これは私が最もお勧めする方法です。マジで効きます。

  1. 布団に入ったら、仰向けになります
  2. 4秒かけて鼻から息を吸います(お腹が膨らむのを意識)
  3. 8秒かけて口からゆっくり吐きます(「フーッ」と細く長く)
  4. これを10分続けます

最初は吸う息と吐く息の長さが同じでもOKです。慣れてきたら、吐く息を吸う息の2倍の長さにしましょう。これだけで副交感神経が優位になり、自然と眠くなってきます。

私も毎晩やっていますが、10分もやれば頭がボーッとしてきて、気づいたら朝です。

セルフケア2:足湯で気を下ろす

頭に気が上りすぎている方には、足湯が効果的です。

  1. 洗面器に40〜42度のお湯を入れます
  2. 両足をくるぶしまで浸けます
  3. 15〜20分、お湯が冷めたら足し湯をしながら続けます

足を温めることで、頭に上った気が下に下ります。同時に、全身の血行が良くなり、リラックス効果も高まります。

寝る前にやると、驚くほど眠りやすくなりますよ。私の患者さんでも「足湯を始めてから寝つきが良くなった」という方が多いです。

セルフケア3:首と肩のストレッチ

首と肩のコリは、自律神経の乱れの大きな原因です。ここをほぐすだけでも、かなり楽になります。

首のストレッチ

  1. 椅子に座って背筋を伸ばします
  2. ゆっくりと首を右に倒し、5秒キープ
  3. ゆっくりと首を左に倒し、5秒キープ
  4. ゆっくりと首を前に倒し、5秒キープ
  5. ゆっくりと首を後ろに倒し、5秒キープ
  6. これを3回繰り返します

肩のストレッチ

  1. 椅子に座って背筋を伸ばします
  2. 両肩をゆっくりと上げて、5秒キープ
  3. ストンと力を抜いて肩を落とします
  4. これを5回繰り返します

これを朝晩やるだけでも、首と肩のコリが和らぎ、自律神経のバランスが整いやすくなります。

セルフケア4:朝日を浴びる(めちゃくちゃ大事)

これ、ほんとに大事なんです。朝起きたら、カーテンを開けて朝日を浴びる。たったこれだけで、体内時計がリセットされ、自律神経のリズムが整います。

人間の体は、朝日を浴びることで「今が朝だ」と認識し、約14〜16時間後に自然と眠くなるようにできています。つまり、朝7時に朝日を浴びれば、夜9〜11時には自然と眠くなるんです。

できれば、ベランダや庭に出て、5〜10分朝日を浴びましょう。散歩できればなお良しです。

セルフケア5:夜の過ごし方を変える

夜の過ごし方が、自律神経に最も影響します。

やるべきこと

  • 夕方以降はカフェインを摂らない(コーヒー、緑茶、エナジードリンク)
  • 夜9時以降は食べない
  • 寝る2時間前からスマホ、パソコン、テレビを見ない
  • 寝る1時間前に38〜40度のぬるめの風呂に15分浸かる
  • 部屋の照明を暗くする(間接照明がベスト)
  • ゆったりとした音楽を聴く(クラシック、自然音など)

やってはいけないこと

  • 寝る直前までスマホを見る(ブルーライトが睡眠ホルモンを抑制)
  • 夜遅くに激しい運動をする(交感神経が興奮)
  • 寝る前にお酒を飲む(寝つきは良くなるが、睡眠の質が下がる)
  • 布団の中でスマホを見る(脳が「布団=スマホを見る場所」と認識してしまう)

福岡の夜は誘惑が多いですが、ここは自律神経のために頑張りましょう。

実際の改善事例:不眠と自律神経の乱れから解放された3人

最後に、実際に私の整体院で不眠と自律神経の乱れを改善された方々のストーリーをご紹介します。

事例1:Aさん(38歳・女性・会社員)交感神経優位タイプ

Aさんは博多で働くIT企業の営業職。「夜、布団に入っても全然眠れない。動悸がして、息苦しい。もう限界」と泣きながら相談に来られました。

詳しく話を聞くと、毎日深夜まで残業、休日も仕事のメールチェック、人間関係のストレスで常にイライラ。典型的な交感神経優位、肝鬱化火のタイプでした。

まず、週に1回の整体で肝の気を流し、頭の気を下ろす施術を行いました。同時に、寝る前の4-8呼吸法を毎日20分実践していただき、夜9時以降の仕事メールチェックを禁止しました。

最初の2週間は大きな変化がなく、Aさんも「本当に良くなるのかな」と不安そうでした。でも、3週目あたりから「少し眠れる日が出てきた」と実感され、2ヶ月後には「布団に入って30分以内に眠れる日が増えた。動悸も減った」と笑顔で報告してくれました。

4ヶ月後には「ほぼ毎日ぐっすり眠れるようになった。イライラも減って、仕事も楽しくなった」と、人生が変わったと言ってくださいました。今では月に1回のメンテナンスに通われています。

事例2:Bさん(52歳・男性・自営業)副交感神経低下タイプ

Bさんは天神で飲食店を経営する自営業の男性。「もう5年以上、まともに眠れていない。体が常にだるい。やる気が出ない」と相談に来られました。

診てみると、慢性的な過労で脾腎の気が消耗し、副交感神経の働きが著しく低下している状態。顔色も悪く、疲れ切っていました。

まず、週に1回の整体で脾腎の気を補い、全身のエネルギーを回復させる施術を行いました。同時に、毎日の丹田呼吸20分と、気血を補う食事(なつめ、山芋、黒ごま、レバーなど)を勧めました。

Bさんのケースは改善に時間がかかりました。最初の1ヶ月は大きな変化がなく、私自身も「これは長期戦だな」と覚悟しました。でも、2ヶ月目あたりから「朝起きた時の疲労感が少し軽くなった」と変化が出始め、3ヶ月後には「夜中に目が覚める回数が減った」と実感されました。

半年後には「朝までぐっすり眠れる日が増えた。体が楽になって、仕事にも前向きになれた」と喜びの声をいただきました。今では「整体に通い始めて本当に良かった。諦めずに続けて正解だった」と言ってくださっています。

事例3:Cさん(29歳・女性・看護師)自律神経全体の乱れタイプ

Cさんは大橋の病院で働く看護師。「夜勤で生活リズムがバラバラ。眠れない、めまいがする、イライラする、全てが辛い」と相談に来られました。

診てみると、不規則な勤務で自律神経のリズムが完全に崩れている状態。心肝脾腎すべてにバランスの乱れが見られました。

Cさんのケースは難しかったです。夜勤がある限り、完全な改善は難しい。でも、少しでも楽になれるようにと、週に1回の整体と、夜勤明けの過ごし方の指導、食事のアドバイスを行いました。

特に効果的だったのは、夜勤明けにすぐ寝るのではなく、2〜3時間起きていてから昼に寝ること、そして寝る前の足湯と呼吸法でした。

3ヶ月後には「夜勤明けでも、少し眠れるようになった。めまいが減った」と実感され、半年後には「イライラが減って、仕事も楽しくなった。整体に通って本当に良かった」と笑顔で報告してくれました。

不眠と自律神経の乱れは必ず改善できる

福岡で20年以上、数え切れないほどの不眠と自律神経失調症の患者さんと向き合ってきました。その経験から、私は確信を持って言えます。「不眠と自律神経の乱れは、必ず改善できる」と。

もちろん、すぐには良くなりません。体質改善には時間がかかります。でも、適切なアプローチで、根気強く取り組めば、体は必ず応えてくれます。

不眠と自律神経の乱れは、あなたの体が「今、バランスが崩れているよ」「このままじゃダメだよ」とSOSを発しているサインです。このサインに気づき、体を労わり、適切にケアすることで、体は本来の健やかさを取り戻します。

そして何より、質の良い睡眠と整った自律神経は、人生の質そのものを変えます。朝スッキリ目覚め、日中は集中力が高まり、イライラが減り、体調が良くなる。仕事も家庭生活も充実し、笑顔が増える。そんな人生を、一緒に取り戻しましょう。

もしあなたが不眠と自律神経の乱れで悩んでいるなら、一人で抱え込まないでください。私の整体院は、あなたの心と体に寄り添い、根本からの改善をサポートします。

まずは一度、相談に来てみませんか?福岡市内からのアクセスも良く、多くの方が通われています。あなたの睡眠を、そして人生を、一緒に取り戻しましょう。

福岡の夜が、あなたにとって穏やかで、深い眠りの時間となることを心から願っています。