夜尿症が長引く理由と整体のアプローチ|福岡市で自律神経・腎のバランスを整える

結論から言うと、夜尿症には自律神経(体のアクセルとブレーキ)の乱れと、腎のエネルギー消耗が深く関わっているケースが多くあります。

「もう5歳を過ぎているのに、まだおねしょが続いている」「思春期になっても夜中に濡れてしまう」「大人になってから夜尿が出るようになった」。こうしたお悩みをお持ちの方、あるいはお子さんのことで長年心配し続けている保護者の方に向けて、この記事を書きました。

整体は夜尿症そのものを医療として診断・処置するものではありません。この点は最初に正直にお伝えします。ただ、夜尿症と深いつながりがある「自律神経の乱れ」「睡眠の質の低下」「体全体に蓄積した緊張」に対して、整体からできることがあります。施術を通じて体の緊張がゆるみ、眠りが深くなることで、夜間の体のコントロールが落ち着きやすくなる方がいます。

20年の施術を通じて感じてきたのは、夜尿症が長引く方の体には、決まってゆるみきれない緊張が積み重なっているということです。

なぜ夜尿症は長引くのか

夜尿症は「膀胱が弱い」という単純な問題だけではありません。睡眠中の排尿コントロールは、いくつもの生理的な仕組みが絡み合って成り立っています。その一つが乱れるだけで、夜尿の状態が続きやすくなります。

抗利尿ホルモンの分泌リズムが乱れると

健康な状態では、夜間になると脳の視床下部からバソプレシンという抗利尿ホルモンが多く分泌されます。このホルモンは腎臓での水分の再吸収を促し、夜間に作られる尿の量を昼間より少なく抑える働きをしています。だからこそ、眠っている間も尿意で目が覚めずに朝まで休めるわけです。

良質な深い睡眠に入ることが、このホルモン分泌の鍵になっています。ところが、ストレスが続く生活・寝る直前までスマートフォンを見る習慣・不規則な睡眠時間が重なると、ホルモン分泌のリズムが崩れます。夜間も尿量が十分に減らず、膀胱がいっぱいになったタイミングで目が覚めるか、あるいは気づかないまま夜尿が起きるかのどちらかになりやすいのです。

子どもの場合、このホルモン分泌のリズムはまだ発達の途上にあります。7歳時点で夜尿症がある子どもは約10%とされ、その後は年間15%前後が自然に落ち着くと言われています。しかし、ストレスや生活リズムの乱れがあると、この自然な落ち着きのペースが遅くなることがあります。

大人の場合、抗利尿ホルモンの分泌量は加齢とともに変化します。特に40〜50代以降は、夜間の尿量が増える「夜間多尿」という状態になりやすくなります。これはホルモンの分泌量の変化に加えて、膀胱そのものが老化によって伸縮しにくくなること、また就寝中に足や体にたまっていた水分が横になることで血液に戻り、腎臓に送られて尿になるというメカニズムも関係しています。

成人の夜尿症は0.5〜数%の有病率で、200人に1人という数字も報告されています。大人になってから突然出てきたという方も珍しくありません。

膀胱の機能と自律神経のつながり

尿をためる・出すという動作は、自律神経がコントロールしています。

尿をためているとき、体はアクセル(交感神経)を優位にして膀胱の壁をゆるめ、出口の括約筋を締めています。排尿するとき、今度はブレーキ(副交感神経)が優位になり、膀胱の壁が収縮して括約筋がゆるむことで尿が押し出されます。この二つがタイミングよく切り替わることで、適切に尿をコントロールできます。

自律神経のバランスが乱れると、この切り替えがうまくいかなくなります。夜間でも膀胱が過剰に反応して「もう限界」という信号を早めに出したり、逆に排尿の信号がうまく伝わらなかったりします。

大人では通常300〜500mlの尿を溜めることができますが、自律神経が乱れた状態では200ml前後でも過敏に反応することがあります。眠りの深いタイミングでその信号が来ると、起き上がれずに夜尿につながります。

ストレスと体の緊張が尾を引く

夜尿症が長引いている方の多くに共通しているのは、体に「ゆるめる間がない」生活が続いているということです。

仕事のプレッシャー、受験・学校生活でのプレッシャー、家庭の中の緊張感。これらが体に蓄積すると、自律神経は昼も夜もアクセル(交感神経)が踏まれた状態になります。その状態で眠りに入ると、睡眠が浅いままになりやすく、深い休息の中で行われるはずのホルモン分泌と体の修復が不十分になります。

食習慣の乱れも無視できません。特に夕方以降に水分・塩分・カルシウムを多く摂ると、夜間の腎臓への負担が増え、尿量が増えやすくなります。コーヒー・緑茶・アルコールには利尿作用があるため、夕方以降の摂取には注意が必要です。

また、「おねしょしたらどうしよう」という不安そのものが、夜間の眠りを浅くさせることがあります。寝る前に不安を強く感じると、交感神経が刺激されて体が緊張したまま眠りに入ることになります。これは大人にも子どもにも共通する問題です。「また濡れるかもしれない」という恐れが、体のコントロールをさらに難しくさせる側面があります。

こうした積み重ねが「体が眠っている間もゆるめない」状態を作り、夜尿症が続く土台になっています。

夜尿症と整体の関係

整体は、夜尿症の診断をしたり、膀胱や腎臓に直接アプローチしたりするものではありません。この点は、はじめにはっきり申し上げます。

整体にできることは、夜尿症の「背景にある体の状態」に働きかけることです。

ひとつは、背骨・骨盤・腹部の緊張をゆるめることです。背骨から出る自律神経の束は、腰椎の第3〜5番付近で膀胱・直腸の機能にも影響を与えています。この周辺の筋肉や関節が硬く固まっていると、神経の伝達がスムーズになりにくくなることがあります。施術で腰椎周りの緊張を抜くことで、自律神経が落ち着きやすい体の状態に近づけていきます。

もうひとつは、睡眠の質が回復しやすい土台をつくることです。体の緊張が深くゆるむことで、入眠の深さが変わり、抗利尿ホルモンの分泌リズムが整いやすくなることがあります。

そして、カウンセリングを通じた生活習慣の見直しです。施術台の上だけで何かが変わるというよりも、「施術で体のゆるみやすい状態をつくり、日常生活を変えることで変化を定着させる」という流れが大切です。夕方以降の水分の取り方、寝るまでの過ごし方、ストレスの受け止め方まで含めた提案を行います。

なお、明らかな泌尿器科的な疾患(膀胱炎・尿路奇形・神経因性膀胱・前立腺の問題など)が疑われる場合は、整体よりも先に医療機関への受診が必要です。整体は医療行為ではなく、医師の診断・処置に取って代わるものではありません。

福岡市で整体を探す人が知っておくべきこと

福岡市内には多くの整体院がありますが、夜尿症の背景にある自律神経の乱れや生活習慣まで含めて向き合える院はそう多くありません。院を選ぶときに確認しておくといいポイントがあります。

問診で生活習慣まで聞いてくれるかどうかは、一つの目安になります。夜尿症には、睡眠・食事・水分量・ストレス・生活リズムが密接に関係しています。これらを一切聞かずに体をほぐすだけでは、根本に近づくことが難しいです。「夕方以降の水分量は?」「最近ストレスはありますか?」「子どもの場合、家庭の環境は?」と問診で聞いてくれる院は、症状の背景まで見ようとしている姿勢の表れです。

施術とセルフケアがセットになっているかも重要です。施術を受けて終わりではなく、自宅で続けられるケアの提案までしてくれる院を選んでください。夜尿症のように習慣性の強い症状ほど、日常の過ごし方が変化の決め手になります。

医療機関との連携を視野に持っているかどうかも確認しておくといいでしょう。整体が医療でないことを認識した上で、必要に応じて受診を勧める姿勢がある院は信頼できます。「整体だけで何でもできる」という説明をする院よりも、立場と限界を正直に伝えてくれる院のほうが、長い目で安心して通えます。

常若整骨院の考え方

常若整骨院では、夜尿症に関するご相談に対して「体の緊張をゆるめる」「自律神経の働きを整えやすくする」「生活習慣を一緒に見直す」という三つを軸に向き合っています。

施術の中心は、骨盤・腰椎・腹部の緊張をゆるめる整体です。腰椎3番〜5番付近は膀胱の神経とも近く、この周辺が硬く固まっている方が夜尿症の方には多くみられます。また、気功をとり入れた全身のエネルギーの流れへのアプローチも組み合わせています。

カウンセリングでは、日常のストレス・食習慣・睡眠の質について丁寧にお聞きします。夜尿症の背景には「体の緊張」と「日常の積み重ね」が重なっていることが多く、どちらか片方だけを見ていても変化は出にくいです。

「施術で体のゆるみやすい状態をつくって、日常の生活習慣を少しずつ変えていく」というプロセスを一緒に重ねることが、変化の鍵だと考えています。施術に依存させることなく、早く自分で自分の体を管理できる状態に戻すことを目指しています。

東洋医学から見た夜尿症

東洋医学では、排尿の機能は「腎(じん)」と「膀胱(ぼうこう)」が中心的な役割を果たすと考えます。

「腎」は東洋医学において、生命力・発育・成長・水分代謝・ホルモン調整に関わる臓腑とされています。現代の言葉で言えば「回復力の貯金」のような存在です。睡眠・成長・加齢・生殖に関わるすべてに腎のエネルギー(腎気)が関与しています。

子どもの腎気はまだ発達の途上にあります。これが東洋医学から見た子どもの夜尿症の背景のひとつです。成長とともに腎のエネルギーが充実していくにつれて、膀胱のコントロール機能も整ってくると考えます。ただし、過度なストレス・睡眠不足・栄養の偏りがあると、この成熟が遅れることがあります。

大人の夜尿症については、過労・慢性的なストレス・睡眠不足が腎の消耗(腎虚)を招くと見ます。腎虚の状態になると、夜間の水分コントロールが乱れやすくなり、膀胱の引き締め力も低下する傾向があります。

「脾(ひ)」、消化・吸収・水分代謝を担う臓腑の働きも関係します。甘いもの・冷たいもの・乳製品の摂りすぎや、不規則な食事が続くと脾の働きが落ち、体内の水分の巡りが滞ります。これが膀胱への余分な負担につながることがあります。

夜尿症に関連するツボ

腎兪(じんゆ)

おへそと同じ高さの背骨(第2腰椎棘突起の下)から、左右に指2本ぶん外側にある点です。腎の働きを整えやすくするツボとして広く知られており、押すと少しずんとした感覚がある場所を目安にしてください。お風呂上がりや寝る前に、両手の親指でゆっくりとした圧をかけるか、カイロなどで温めるのが無理のないやり方です。

関元(かんげん)

おへそから指4本ぶん下、下腹部の中央にある点です。腎と膀胱のエネルギーを養うとされるツボです。下腹部が冷えている方は特に、ここを温めることで膀胱の過敏な反応が落ち着きやすくなることがあります。カイロをあてたり、手のひらで温めたりするのが簡単な方法です。

三陰交(さんいんこう)

内くるぶしの頂点から指4本ぶん上、すねの骨の後ろぎわにある点です。東洋医学で「足の三陰(肝・脾・腎の経絡)が交わる点」とされており、全身の水分代謝や腎の働きに関わります。お風呂の中で温めながら軽く押すのがおすすめです。

これらのツボは、痛みが出るほど強く押さず、ゆっくりと圧をかけてじんわり温めるイメージで触れることが大切です。体の緊張がゆるんでいるときほど効果を感じやすくなります。

自律神経と夜尿症の関係

自律神経は、体のアクセル(交感神経)とブレーキ(副交感神経)にたとえられます。

昼間は交感神経が優位で、仕事・勉強・活動のためのエネルギーが体中に巡ります。夜になると副交感神経が優位になり、体が深くゆるんで消化・免疫・修復・ホルモン分泌が進みます。この昼夜のリズムが整っていることで、「夜は深く休んで、朝はすっきり目覚める」という健康なサイクルが保たれます。

ところが、ストレスが続いたり、夜遅くまで画面を見たりすることで、夜になっても交感神経が高いまま眠りに入ってしまう。この状態では、体は夜間の体制に切り替わりきれていません。

膀胱のコントロールにも影響が出ます。交感神経が活性化した状態では、膀胱が過敏になりやすく、尿をためる容量が実際より少なく感じられます。また、抗利尿ホルモンの分泌に必要な「深い眠り」にたどり着けないと、夜間の尿量が減らないまま朝を迎えることになります。

子どもの場合は特に、家庭内や学校での人間関係のプレッシャーが体の緊張として蓄積します。「なぜうちの子だけ?」という保護者の焦りが子どもに伝わり、そのストレスがさらに体の緊張を高める、という悪循環が起きやすい症状でもあります。子どもが「安心できる環境にいる」ということ自体が、体の自律神経を落ち着かせる強いケアになります。

実際に多いご相談

夜尿症に関して、次のようなご相談が寄せられることがあります。

「病院で検査を受けたが、異常はないと言われた。それなのになぜ続くのか分からない」という声は少なくありません。器質的な問題が見つからないにもかかわらず夜尿が続くケースでは、自律神経の乱れ・睡眠の質の低下・生活習慣が背景にあることが多いです。

「子どもが宿泊行事を怖がって、夜に眠れないと言っている」という相談も多くあります。夜尿症の子どもにとって、お泊まり行事は大きなストレスです。そのプレッシャーがさらに夜尿を誘発する側面もあります。「失敗したらどうしよう」という不安が体を緊張させ続けるのです。

「結婚してから再び出るようになった」「転職してから始まった」という大人のケースも見受けられます。生活環境の大きな変化や、慢性的な職場ストレスがきっかけになることがあります。成人の夜尿症は見過ごされやすいのですが、恥ずかしさから誰にも言えず、一人で長年悩んでいる方もいます。

3人のケース

ケース1:仕事のプレッシャーが体に出た30代男性

30代後半の男性。プロジェクト責任者として繁忙期が数ヶ月続き、睡眠時間は4〜5時間が常態化していました。あるとき、夜中に何度もトイレに行くようになり、気づくと布団が濡れていることも出てきたと話されました。

問診では、慢性的な仕事のプレッシャー・コンビニ食の習慣・就寝直前までのスマートフォン使用が浮かび上がりました。

施術では腰椎・骨盤周辺の緊張をほぐし、生活習慣の見直しについて一緒に考えました。夜のスマートフォンを手放す時間をつくり、入浴のタイミングを就寝1時間以上前にずらしてもらったことで、数ヶ月かけて夜中のトイレ回数が落ち着いてきたとのご報告をいただきました。

効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

ケース2:育児と義父の介護が重なった40代女性

40代の女性。子どもの育児と義父の介護が同時期に重なり、慢性的な睡眠不足が続いていました。「布団に入っても眠れない。眠れたとしても浅くてすぐ目が覚める」という状態が続いていたそうです。

夜尿が「最近になって月に2〜3回起きるようになった」と話されていました。これまで一切なかったのに、という戸惑いが大きかったご様子でした。

カウンセリングでは、自分のことを後回しにしてきた積み重ねが体の緊張として蓄積していることをお伝えしました。施術を重ねるにつれて体がゆるんでいくのを感じてくださったようで、「夜に深く眠れる時間が出てきた」と話してくれました。介護の状況はすぐには変わらないけれど、自分の体が少し落ち着いてきたことで気持ちが楽になったとのことでした。

効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

ケース3:10歳になってもおねしょが続いていたお子さん

10歳のお子さんを連れて来院された保護者の方でした。小児科・泌尿器科で検査を受けて異常はなく、薬も試したが効果が薄かったとのことでした。「どこに行けばいいのか、もう分からなくなってきた」という言葉が印象に残っています。

問診では、下の兄弟が産まれたタイミングで夜尿が増えたこと、学校での人間関係の緊張があることが見えてきました。お子さん自身は「気にしてない」と言いながらも、体がずっと緊張したままになっていました。

施術はお子さんの体に無理のないやさしい施術で行い、保護者の方には夕方以降の水分の摂り方と、夜に「大丈夫だよ」という安心感を伝える言葉がけについてお話しました。数ヶ月後に「回数がだいぶ減ってきた」とご連絡をいただきました。

効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

自宅でできるセルフケア

夜尿症に向き合ううえで、日常生活の中でできることがいくつかあります。

夕方4時以降は水分を控えめにすることが基本です。就寝の2〜3時間前から、飲み物はコップ半分程度を目安に。牛乳・味噌汁・スポーツ飲料など、塩分やカルシウムを多く含む飲み物も夜間の尿量に影響するため注意が必要です。ただし、日中の水分補給は十分に行ってください。水分を一日中我慢することは体に良くありません。

下腹部と腰を冷やさないことも大切です。冷えると膀胱が過敏になりやすくなります。腹巻を使ったり、靴下をはいて眠ったりする工夫が助けになります。

寝る1時間前にはスマートフォンや画面を離してください。画面の光が交感神経を刺激し続け、体の緊張が眠りに持ち込まれます。代わりに、ぬるめのお湯(38〜40度程度)に入って副交感神経を優位にする時間をつくることで、入眠の深さが変わることがあります。

布団に入ったら、口からゆっくりと息を吐き切る呼吸を3〜5回繰り返してください。吸うより吐くことを意識することで、副交感神経が働きやすくなります。

腎兪(じんゆ)のツボを就寝前に温めることも、体のゆるみを助けることがあります。腰の骨から指2本外側、おへそと同じ高さのあたりに使い捨てカイロをあてて眠るか、お風呂でシャワーを当てて温めてください。

子どもの夜尿症では、症状を責めないことそのものが大切なケアになります。「また濡れてもいいよ」「大丈夫だよ」という言葉が、子どもの体の緊張をゆるめる鍵です。叱ったり、焦らせたりする行為がさらなるプレッシャーを生み、症状を長引かせることがあります。睡眠中に子どもの体の様子を確認したり、記録をつけたりすることも、ご家庭でできるセルフケアのひとつです。夜尿の頻度・量・前日の水分量・食事の内容を記録する「夜尿日誌」は、医療機関での診察でも役立つ情報になります。

医療機関との連携について

次のような状態がある場合は、まず泌尿器科・小児科などの医療機関をご受診ください。

急に夜尿の回数や量が増えてきた場合、排尿時に痛みや違和感がある場合、昼間も尿漏れや頻尿がある場合、発熱・血尿・強い腹痛が伴っている場合。これらは膀胱炎・尿路感染・腎臓の疾患など、整体の範囲を超えた問題が関わっている可能性があります。

子どもの場合、発達特性(ADHDなど)と夜尿症が関連することがあり、医師の専門的な評価が必要なケースもあります。また、薬による治療(抗利尿ホルモン薬・抗コリン薬など)が有効な方もいますので、医師との相談を先に行うことをおすすめします。

整体は「自律神経の働きを整えやすくする」「体の緊張をゆるめる」「回復しやすい土台をつくる」という位置づけです。医師の治療と並行しながら活用することも可能です。主治医・泌尿器科医の方針を優先した上で、体のケアとして整体を組み合わせてください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 整体で夜尿症が落ち着くことはありますか?

整体は夜尿症を医療として処置するものではありません。ただ、夜尿症と深く関係する「自律神経の乱れ」「体の緊張」「睡眠の質の低下」にアプローチすることで、体の状態が変わりやすくなる方がいます。効果には個人差があり、すべての方に同様の変化が起きるとは言えません。

Q2. 子どもの夜尿症を整体に連れて行っても大丈夫ですか?

子どもの体にやさしく対応できる院であれば、問題なく来院いただけます。ただし、まずは小児科・泌尿器科で器質的な問題がないかを確認した上で、整体を補完的に活用されることをおすすめします。

Q3. 何歳まで夜尿症が続くことがありますか?

7歳時点で夜尿症がある子どもは約10%で、その後は年間15%前後が自然に落ち着くとされています。ただし10代後半まで続く方もおり、成人でも0.5〜数%に夜尿症があると報告されています。「年齢がくれば自然に落ち着く」と放置するより、生活習慣を見直しながら体の状態を整えることが大切です。

Q4. 大人になってから夜尿症が出てきた場合、どうすればいいですか?

まず泌尿器科を受診して、膀胱・腎臓・前立腺(男性の場合)などに器質的な問題がないかを確認してください。問題がない場合は、ストレス・睡眠の質・生活習慣の乱れが背景にあることが多いです。整体では体の緊張をゆるめ、自律神経の落ち着きやすい状態をつくるサポートができます。

Q5. 夜尿症は遺伝しますか?

両親のどちらかに夜尿症があった場合、子どもに見られる可能性が高いとされています。父親だけが夜尿症だった場合で約40%、母親だけの場合で約65%、両親ともにあった場合で約75%という報告があります。遺伝的な背景はありますが、生活習慣やストレス管理によって体の状態は変えていける側面があります。

Q6. 東洋医学(漢方・ツボ)は夜尿症に効果がありますか?

東洋医学では、腎・膀胱・脾の働きを整える生薬が使われることがあります。漢方薬の使用は医師・薬剤師の指導のもとで行ってください。整体では、腎兪・関元・三陰交などのツボへのアプローチや、気功的なケアを組み合わせることがあります。

Q7. 夕食後の水分制限は、どのくらいから始めればいいですか?

目安として夕方4〜5時以降は水分を控えめにして、就寝の2〜3時間前からは飲み物をコップ半分程度に絞ることが推奨されています。ただし、脱水にならないよう昼間の水分補給は十分に行ってください。医療機関での指示がある場合はそちらを優先してください。

Q8. 施術の頻度はどのくらいが目安ですか?

体の状態や生活習慣によって異なります。最初の1〜2ヶ月は週に1回を目安に来院いただき、その後は状態を見ながら間隔を空けていく形が多いです。自宅でのセルフケアを組み合わせることで、変化が定着しやすくなります。

Q9. 膀胱訓練は夜尿症に効果がありますか?

昼間に尿意を感じてから少し我慢して膀胱に尿をためる訓練は、膀胱容量を広げる効果が期待されることがあります。ただし、無理な我慢は逆効果になることもあります。医師の指導のもとで適切な方法を確認した上で行うことをおすすめします。

Q10. おねしょが続くと心理的な影響はありますか?

特に学齢期の子どもにとって、夜尿症は自己評価の低下や学校行事への不安につながることがあります。叱ったり焦らせたりすることが、心理的なプレッシャーを通じてさらに夜尿を誘発する悪循環を生みやすいです。「責めない」「焦らない」という環境をつくることが、体の緊張をゆるめる上でも大切です。

Q11. 整体に来るタイミングはいつが良いですか?

医療機関で検査を受けて器質的な問題がないことを確認した後、または医師の許可を得てから来院されることをおすすめします。薬での対応と並行して整体を活用することも可能です。気になることがあれば、まずカウンセリングからご相談ください。

Q12. 子どもが嫌がる場合、無理に連れてきても大丈夫ですか?

無理に連れてこられると、施術中の体の緊張が高まりやすく、本来のリラックスした状態で施術を受けることが難しくなります。保護者の方だけが最初にお話を聞きにきていただき、どのような施術なのかをお子さんに伝えてから改めて来院いただく形でも構いません。子どもが「怖くなさそう」と思える雰囲気づくりを一番に考えています。

まとめ

福岡市で夜尿症にお悩みの方、またはお子さんのことで長年気がかりを抱えている方へ。

病院で「異常はない」と言われても、体の緊張や自律神経の乱れが続いている限り、夜尿症は落ち着きにくいままです。「なぜ続くのか分からない」「どこに行けばいいのか」という気持ちで疲れてしまっている方がいることを、20年の施術を通じて何度も見てきました。

一人で抱え込まずに、まず体の緊張をゆるめることから始めてみてください。カウンセリングを通じて体の状態を見ながら、生活習慣・食習慣・睡眠の整え方まで一緒に考えます。施術・セルフケア・日常の過ごし方の変化をセットにすることで、体が回復しやすい土台をつくっていくことを目指しています。

お子さんの夜尿症に悩む保護者の方には、特にこの言葉をお伝えしたいです。お子さんを責めないでください。そして、親御さん自身も焦らないでください。体がゆるむには、安心できる環境と時間が必要です。長い目で向き合うことが、一番近道です。

福岡市・常若整骨院では、夜尿症に関係する自律神経のケア・体の緊張のほぐし・東洋医学的なアプローチを組み合わせて対応しています。まずはカウンセリングからご相談ください。

院長プロフィール

冨高誠治(とみたか せいじ)

常若整骨院 院長。福岡市にて整体・気功を軸とした施術を行っています。施術歴20年、延べ25,000名以上の方に携わってきました。整体師向けの教育活動も行っています。

「体と心を一体で見て、一生成長しながら患者さんを支える」を理念に、骨格・自律神経・東洋医学のアプローチを組み合わせた施術を行っています。依存させず早く卒業できる体の状態をつくることを大切にしています。