【保存版】アトピー改善のためのセルフケア6つ
かゆみ、湿疹などに悩まされるアトピー性皮膚炎。
「かきむしるせいで、気が付くと血が出ている」
「あまりにもひどくて仕事に行けなくなった」
「かゆがる子どもの姿を見ていると胸が痛い」
といった声をよく伺います。
アトピーになったこと、回復していかないことには、必ず原因があります。
その要因をひとつひとつ取り除いていくことが、アトピー改善への王道であり近道です。
では、どのようなことが原因でアトピー性皮膚炎があらわれるのでしょうか。
今回は、東洋医学・ストレス・食事・生活習慣といった角度からみていってみましょう。
アトピーの原因
アトピーには、
①肌から毒素を排出しようとすること
②肌表面のバリア(免疫)機能の暴走
の2つの側面があります。
東洋医学には、身体の部位・感情・季節・味・方位などを木・火・土・金・水の5つの属性に分けて考える陰陽五行論というものがあります。
身体の排泄機能・免疫機能をつかさどるのは、このうちの<金>です。
■肺
■大腸
■鼻
■皮膚
■悲しみ・寂しさ・言いたいことを言えない・人の言いなり・後悔
このうちのどこかに不調や滞りがあると、同じ<金>ライン上に症状が出やすくなります。
多くの場合、アトピーのはじまりは腸内環境の乱れと精神的なストレスです。
■外食・コンビニご飯など、添加物が多い食事
■パン・お菓子・パスタ・うどん・ラーメン・甘い物など、糖質が多すぎる食事
■牛乳やヨーグルトなど、乳製品のとり過ぎ
■お家の人が仕事や下のお子さんのお世話でいそがしく、あまり構ってもらえない
■寂しい気持ちをなかなか表現できない、言ってはいけないと思っている
■抱きしめて欲しい
■誰にも弱みを見せられない
こういった要素が重なると、アトピー性皮膚炎が現れやすくなります。
アトピーを改善するためのセルフケア
アトピー性皮膚炎を改善していくには、
①原因になっている生活習慣やストレス
②治りの邪魔をしている生活習慣や考えグセ
この2つを見直すことが近道です。
①ストレスを表現する
ストレスを表現できない=精神的な排泄ができない状態は、大腸・肺(気管支)・皮膚といった場所に大きな影響を与えます。
思っている事・考えている事・悩み・イヤなことは、
■人に話す(関わっている当事者に話すのが一番ですが、関係ない人でもOK)
■紙に書き出す(この紙の上ではウソをつかないと決め、洗いざらいぶちまける)、破って捨てる
■カラオケや海などで大きな声を出す
■泣く
などの方法で吐き出すことがオススメです。
②スキンシップ
なぜ、あなたの身体は皮膚に症状を出したのでしょうか?
皮膚は身体の一番外側にあるバリアであり、感覚器であり、他者と触れ合う場所でもあります。
■誰かとの間に壁を感じている
■誰かの言動を気にしている
■誰かと触れ合いたいと思っている
アトピーを抱えている人の心の中には、こういうことが潜んでいることが多いのです。
心の壁を崩し、安心感を与える一番の方法はスキンシップです。
お子さんなら、おうちの方がしょっちゅう抱きしめたり触れ合ったりする。
大人の方も、家族や友達、恋人とハグをしたり手をつなぐ。
「なかなかそういうのは難しい」と感じる方は、動物と触れ合ったり、やわらかな天然素材(シルク・コットン・ウールなど)の服を身に着けることもオススメです。
③食生活を整える
私たちの身体は食べたもので出来ています。
体調を整えたいなら、やはり食べ物を変えるのが一番の近道です。
■甘い物(砂糖・人工甘味料・お菓子・ジュース・スポーツドリンク・甘いコーヒーやお茶、甘いお酒など)を減らす
■小麦粉もの(パン・パスタ・うどん・ラーメン・ピザなど)を減らす
■乳製品(牛乳・ヨーグルト・チーズなど)を減らす
■添加物が多い食べ物(加工食品・練り物・外食・コンビニご飯など)を減らす
こういった<腸を荒らすものを抜く>対策と同時に、
■昔ながらの作り方をした味噌・しょうゆ・梅干し・みりん・甘酒などの発酵食品
■天然の塩(岩塩・藻塩など)
■干し芋・干し柿・ナッツ・ドライフルーツ・小魚など天然のおやつ
といった<腸を整えるものを取り入れて>いくと、身体の変化を実感しやすくなります。
④お風呂の塩素除去
お風呂やシャワーのお湯に含まれる塩素によって、アトピーがひどくなってしまう方も少なくありません。
けれど、お風呂にしっかり浸かってあたたまり、汗をかくことは皮膚の排泄機能を鍛える意味でもオススメ。
お風呂のお湯に、
■天然塩・大さじ1
■重曹・大さじ1
■粉末ビタミンc・小さじ1/4
を入れると、塩素が気にならなくなります。
シャワーヘッドが取り換えられるタイプのものなら、塩素除去ができるものに取り換えるのもオススメです。
⑤ボディソープやせっけんを控える
ボディソープやせっけんで毎日体を洗っていると、肌表面の潤いやバリアが洗い流されてしまいます。
せっけんやボディソープで身体を洗うのは、3日に1回くらいにしましょう。
肌表面を手のひらで撫でながらお湯で流すだけで、汚れは充分に落とせます。
脇の下やデリケートゾーンなどが気になる場合は専用のソープを使いつつも、やはり洗いすぎないことがオススメです。
⑥添加物の少ないシャンプーを使う
シャンプーやコンディショナーは、髪だけに触れるものではありません。
洗い流す際、背中や身体全体を伝い落ちていきますから、シャンプーやコンディショナーに含まれる成分によって痒みや湿疹が増してしまうことも。
できるだけ添加物の少ないシャンプーやリンスを使うようにしましょう。
ちなみに常若整骨院の院長は、シャボン玉せっけんのEMシャンプーとEMリンスを好んで使っています。
アトピーの要因を減らして改善を目指そう
アトピーの要因は、生活の色々な場所に潜んでいます。
■ストレス
■甘い物
■小麦粉もの
■乳製品
■添加物
■シャワーやお風呂
■ボディソープ
■シャンプー
などなど。
「そんなに沢山やらないといけないの!?」と思われるかもしれませんが、逆に言うと打つ手は沢山あるということでもあります。
出来ることからひとつでも始めたら、あなたの身体は確実に応えてくれますよ。
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