頭痛の原因が病気ではないときは、自律神経の乱れが原因
頭痛は自律神経の乱れが原因の場合が多い
現在日本で頭痛持ちの人は3人に1人、3000万~4000万人の方がいるといわれています。
頭痛にもいろいろ種類があり、大きく分けて、病気ではないが繰り返し起こる一次性頭痛と病気が原因で起きる二次性頭痛があります。一次性頭痛が9割、二次性頭痛が1割の割合だといわれています。
一次性頭痛には、偏頭痛などの種類があり自律神経の乱れが関係して起こることが多い。
二次性頭痛には、脳腫瘍、クモ膜下出血、脳出血、髄膜炎などがあり、命を落としかねない病気もありますし強い痛み、次第に痛くなる、手足のしびれやけいれんや嘔吐や言語障害などがある場合はすぐに医療機関に行ってください。
今回は慢性頭痛である一次性頭痛の症状について説明します。
一次性頭痛
・偏頭痛(片頭痛)
過度なストレスなどが原因となり、脳の血管が拡大して、脳の三叉神経を刺激することにより痛みがあらわれます。1~2時間で痛みがピークに達します。吐き気や嘔吐を伴うことも多いのも特徴です。
日本人の人口の約8%は偏頭痛と言われています。女性が男性の3倍いると言われていて、20代から40代の女性が特に多いです。
月に数回ズキンズキンと脈打つ痛みがあります。頭の片方だけ痛かったり、両方痛かったりします。前兆として目の前にチカチカとした光があらわれる(閃輝暗点)ことがあります。
吐き気や嘔吐を偏頭痛の症状と一緒に伴うことが多く、また普段は気にならない光や音に対して過敏になる。
・緊張型頭痛
原因は長時間のデスクワークで同じ姿勢をとり続けている、過度なストレスがある方が、血液の流れが悪くなることにより、首や肩のコリが原因で起こる頭痛です。
日本人の約20~30%の人が緊張型頭痛の症状があります。日本で一番多くの人が悩ませれている頭痛です。孫悟空の頭の輪っかが締め付けられるような痛みと表現されます。頭痛と一緒に肩や首のコリを伴います。
・群発頭痛
原因は目の奥にある内頸動脈の何らかの原因で血管が拡張して神経を刺激することにより起きていると言われているがまだ解明されていない。
目の奥がキリでえぐられるような我慢できないほどの痛み伴い、頭痛の中で一番痛い痛みと言われています。
1000人に1人ぐらいの確率で発症する珍しい頭痛です。男性が女性の5倍ぐらいで20~30代に特に多い。涙を流したり、目が充血したり、鼻水・鼻づまりなどの症状で特徴です。
群発頭痛は、心筋梗塞・尿路結石と並び三大痛と呼ばれていて、あまりの痛みにより自殺したくなるので自殺頭痛とも呼ばれている。
喫煙者の方に多い症状でもあります。アルコールで誘発されることが知られており、症状がででいるときは禁酒を確実に行ないうことが大切です。市販されている薬は、あまりに激しい頭痛の為あまり効果がありませんので、専門の病院で適切な治療を受けてください。
・薬物乱用頭痛
1カ月に15日以上の頭痛薬を3カ月以上飲み続けることにより、脳が痛みに敏感になり、頭痛の回数が増えて症状がかえって悪くなります。一度専門の医療機関で診察してもらい治療を受けることをお勧めします。
頭痛があることは当たり前ではない
慢性的頭痛があるということは、あなたの自律神経が乱れている可能性が高いです。
自律神経が乱れている状態が続くと症状がひどくなったりそのほかの肩こりや耳鳴りやめまいなどの症状になったりうつ病になったりもします。
そして血液の流れや、免疫力などが悪くなるので、がんや心筋梗塞などの病気になりやすくなります。
自律神経の乱れる大きな原因は、過度なストレスと生活習慣の乱れです。
頭痛が起きることにより、さらにストレスが溜まって悪化、さまざまな症状に悩まされるようになるなど、体にとっていいことは一つもありません。
頭痛ぐらい誰でも持っているから大丈夫と思わないで、早く専門の医療機関で診察を行い、適切な治療をすることをお勧めします。
そしてしばらく通っても治療の効果があまり感じられなければ、他の医療機関にいく、病院と違うアプローチをする整体、カイロプラクティック、鍼灸など実績がしっかりあり、自分に合いそうだと思うところに一度行ってみてください。
あとは生活習慣を改善することにより頭痛の症状が良くなったり、やわらげることが出来ますので生活習慣を見直し症状を改善しましょう。