日本人の5人に1人は不眠症で悩んでいる?
不眠症によりさまざまな不調になる
「眠りたいけどなかなか眠れない」「寝ていても何度も目が覚める」このような悩みがありませんか?
厚生労働省によると日本人の5人に1人は眠りたい、眠れないなどの睡眠問題を抱えているという調査結果があります。
睡眠問題で1番多いのが不眠症です。
不眠症にも大きく分けると4つのタイプがあります。
・なかなか寝れないで寝るのに時間がかかってしまう。(入眠障害)
・夜中に何度も目を覚ましてしまう。(中途覚醒)
・まだ起きる時間ではないのに朝早く目が覚めてしまう。(早期覚醒)
・睡眠時間は充分とれているはずなのに睡眠が足りない。(熟眠障害)
このうちの1つでも当てはまり、週に2回以上あり、1カ月以上続く状態を不眠症といいます。
心配事などにより一時的に眠れなくなることは誰にでもあるので大丈夫です。
不眠症で問題なのは、睡眠不足になることでさまざまな影響がでることです。
不眠症の原因と対策
不眠症になるにはさまざまな原因にがあります。
複数の原因が影響して不眠症になることが多い。
■生活リズムの乱れ
スマホなどによる夜更かし、就寝・起床時間が毎日バラバラ、長時間の昼寝など生活リズムが乱れると眠れなくなる。
規則だだしい生活リズムに戻すと改善される。
■精神的ストレス
強い不安や悩みなどの精神的ストレスは、脳を興奮させるので眠れなくなります。
寝るためにはリラックスをして、脳の興奮状態を落ち着かせる必要があります。
■カフェイン
コーヒーやお茶などに含まれているカフェインは若い人で3~4時間ほど高齢者だと6時間ほど覚醒作用が続きます。
就寝時にカフェインがまだ残っていると眠れなかったり、眠りが浅くなってりしますので就寝の6時間前には控えるか飲む量を減らしてください。
■アルコール
日本ではお酒を飲むとよく眠れると間違った飲み方をしている方が大勢います。
確かにアルコールを飲むことで寝付きがよくなるが、睡眠の質も悪くなり中途覚醒や早期覚醒を起こします。
寝酒が習慣化されると量もどんどん増えていくことが多く、さらに睡眠の質が悪くなるなど悪循環に陥ることがあります。
アルコールを飲むときには就寝時間3時間前までにして、寝るために飲むことをやめましょう。
■光や騒音などの環境
パソコンやスマホやテレビなどの強い光は、脳を興奮させる効果がありますので就寝1時間前には控えましょう。
就寝中に目に光を浴び続けると眠りが浅くなりますのでできるだけ暗くしましょう。
真っ暗では寝られない人は、直接光を浴びないようにし工夫しましょう。
騒音がうるさいと眠れなくなります。
■身体的病気
咳がひどい・体の痛み・冷え性などの体の症状や病気により眠れなくなることがあります。
■精神的病気
うつ病・不安障害などの精神の病気になると眠れなくなります。
■加齢
40すぎると睡眠がだんだん浅くなっていきます。
60代になれば、寝つきが悪い、夜目が覚める、朝早く起きるなどの不眠症の症状がでます。
その他の対策はとしては、
■眠れないことに悩まない
眠れないことに焦り、さらに眠れなくなることがあります。
■軽めの運動を行う
ウォーキングなどの軽めの運動にはリラックス・体が疲れて眠れるなどの効果があります。
■リラックスする
深呼吸をしたり、ストレッチ、音楽を聴くなどを行いリラックスしましょう。
太陽の光を浴びる
日光を浴びると睡眠の質を高めるメラトニン分泌します。
日焼けを心配していっさい日光を浴びない女性もいます。
不眠を改善する為に1日10分は太陽の光を浴びるようにしましょう。
不眠症を解消しよう
眠りたいのに眠れないことはつらいことです。
体もだるく、気分もスッキリしません。
仕事中も頭がボーとして集中できないしミスも増える。
肌荒れも気になる。
このようにさまざまな影響がでます
不眠症を改善するのには原因を把握しましょう。
原因がわかればその対処もわかりますので試しましょう。
もし試しても改善されない、症状が重くてつらい場合は医療機関に行って診察してもらいましょう。
一番良くないのは放置することです症状が悪くなる前に改善しましょう。