「もう手術しかない」と言われたあなたへ。福岡・早良区で“自然に治す”腰椎椎間板ヘルニアの整体法とは?東洋医学の視点で読み解く身体の声
第1章:あなたの腰、なぜ壊れた?──現代人の体に潜む“東洋的アンバランス”とは
まず知っておきたい「腰椎椎間板ヘルニア」ってどんな状態?
「椎間板ヘルニア」と聞くと、なんとなく“腰の骨が飛び出して神経を圧迫している”みたいなイメージ、ありますよね。間違いではありません。実際、椎間板(背骨と背骨の間にあるクッションのような組織)が変形して飛び出し、神経に触れてしまうことで、強烈な腰痛や足のしびれを引き起こします。
でも、なぜそれが起きたのか?原因は“姿勢が悪いから”とか、“運動不足だから”と言われがちですが、それだけでは片付きません。もっと深い、身体の“内側”からのサインが潜んでいることがあるのです。
痛みの本当の原因は“腰”じゃない?──東洋医学の全体を見る視点
東洋医学では「腰だけを診て終わり」という考え方はしません。腰の痛みも、体のバランスが崩れた“結果”として出ているひとつのサインと捉えます。
例えば──
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胃腸の不調 → 下腹部の冷え → 腰周りの筋肉が緊張
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睡眠不足 → 自律神経の乱れ → 筋肉が回復せず慢性的な疲労
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ストレス → 呼吸が浅くなる → 姿勢が前かがみ → 腰に負担集中
こんな感じで、腰の痛みが“結果”でしかないことって、意外と多いんです。
つまり、腰だけを押しても揉んでも、根本的な解決にはならない。
痛みの裏には、もっと身体全体のアンバランスが関係しているというのが、東洋医学的な考え方なんですね。
スマホ首・猫背・冷え…現代人特有の“気の流れの滞り”
スマホを見る姿勢、長時間のデスクワーク、コンビニ食、カフェイン依存、睡眠不足──これ、全部“気の巡り”を悪くする要素です。気の流れが滞ると、血の巡りも悪くなり、老廃物が溜まり、筋肉がこわばり、そして…腰に痛みが出る。
特に冷え。これ、東洋医学では「百害あって一利なし」とされる要因。冷えは「腎(じん)」を傷め、腎は“腰”と密接な関係にあります。つまり、体の芯が冷えている人は、腰も冷えて固まりやすく、痛みやすい。
福岡市早良区の冬って、意外と湿気があるし、冷えが残りやすいですよね。外の気温だけじゃなく、エアコンで冷えた部屋やカフェで長時間座ることも、じわじわと腰を蝕んでいるかもしれません。
「バラバラだった身体がひとつになる」整体の真髄はここにある
ヘルニアをきっかけに、腰だけじゃなく“自分の体全体”に目を向けるチャンスが訪れたと考えてみてください。
東洋医学と整体が出会うと、腰痛のケアは「整える」に変わります。筋肉、骨格、内臓、呼吸、心。全部つながっていて、全部が影響し合っている。あなたの“腰の悲鳴”は、身体が発していた「ちょっと立ち止まって」というSOSかもしれません。
第2章:腰椎椎間板ヘルニアを整体でケア?──病院と整体のアプローチの違い
「手術しかない」と言われたあなたへ──他に道はある?
「ヘルニアですね。手術、考えましょうか」
病院でこう言われたとき、頭が真っ白になった方、多いと思います。でも、ちょっと待ってください。確かに手術が必要なケースもありますが、それが“唯一の道”とは限らないんです。
事実、「保存療法(手術をせずに様子を見る)」で改善している人も少なくありません。そしてその選択肢のひとつに、“整体”があります。
整体は、骨格や筋肉のゆがみを整え、体の本来持っている“治る力”を引き出すアプローチ。東洋医学の観点を取り入れた整体院では、単なるマッサージではなく、全身のバランスやエネルギーの流れを見ながら、腰への負担を根本から取り除く手技が行われます。
整体って何するの?マッサージと何が違うの?
「整体って、肩揉んでくれるとこでしょ?」というイメージ、持っている人も多いかもしれません。でも、実はマッサージとはまったくの別物。
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マッサージ: 筋肉のコリや血流の改善がメイン。リラックスや一時的な軽減には効果あり。
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整体: 骨格や関節、体のゆがみを整え、根本的なバランスを改善していく施術。
さらに、東洋医学的アプローチを含む整体では、「気の巡り」や「臓腑の働き」も重視します。つまり、「体そのものを整える」だけでなく、「体の内側」や「流れ」までも見る。だからこそ、腰だけに触らず、肩や足、場合によってはお腹を調整することもあるんです。
東洋医学ベースの整体が“自力で治す力”を引き出す理由
東洋医学の中心的な考え方に「未病(みびょう)」という言葉があります。これは“まだ病気とまではいかないけど、体が不調のサインを出している状態”。腰の痛みもまさにそれ。
整体では、こういった未病の段階を見逃さず、身体の状態を読み取ります。冷えていないか、気の流れが滞っていないか、ストレスが体に影響していないか…そういった情報を、姿勢や呼吸、肌の色、声のトーンなどから読み取っていきます。
このように、整体は「あなたが自分で治れるように」サポートするのが本質。押して伸ばして終わり、ではなく、体が本来の状態に戻っていくプロセスを丁寧に支えてくれる存在なんです。
「整体を受けたら腰だけじゃなく、呼吸がラクになった」
実際、福岡市早良区のある整体院に通う30代女性の声をご紹介すると、
「ヘルニアの痛みで整体に行ったのに、施術後、呼吸が深くできるようになったんです。不思議でしたけど、先生に“呼吸の浅さも腰に影響するんですよ”って言われて納得。確かに気持ちまで軽くなってました」
と語ってくれました。
腰だけじゃなく、“全身”がつながっていることを体感する──それが、東洋医学を取り入れた整体の強みです。
第3章:福岡市早良区で探す“本当に効く”整体とは?──失敗しない選び方のポイント
HPの情報だけではわからない、通うべき整体院の特徴
「福岡市 早良区 整体 ヘルニア」で検索すると、たくさんの整体院がヒットしますよね。でも、その中から「本当に自分に合う整体」を選ぶのは、意外と難しい。
ホームページにはどこも「改善実績あり」「国家資格保持」など、それっぽい文言が並んでいます。でも大事なのは、もっと“人”を見ること。つまり、誰がどんな想いで施術しているか、あなたの話をちゃんと聞いてくれるか。その本質は、HPだけではなかなか見抜けません。
見極めポイントのひとつは「カウンセリングの丁寧さ」。あなたの生活スタイル、仕事、ストレス、運動習慣──こういった話まで聞いてくれるところは、腰だけじゃなく“根っこ”を見てくれる整体院である可能性が高いです。
「ゴッドハンド」より「あなたの体に寄り添う人」
よく「ゴッドハンド」なんて言葉を聞きますが、実際には“魔法の手”を持つ人よりも、“あなたの体の声に耳を傾ける人”のほうが、ずっと信頼できます。
施術技術ももちろん大事。でも、東洋医学に基づいた整体は、画一的な方法ではなく「一人ひとりの状態に合わせる」ことが大前提。だから、あなたにとってのベストな整体師は、体の声を翻訳して、寄り添ってくれる人なんです。
例えば、ある日「今日は腰じゃなくて内臓の疲れが原因ですね」と判断してお腹の調整をしてくれたり、「今日は少し精神的にお疲れのようなので、リラックス系の施術にしましょう」と提案してくれる──そんな細やかな対応ができる施術者は信頼に値します。
実際に施術を受ける前に見るべき“3つのポイント”
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初回のヒアリングが丁寧か?
5〜10分で終わるヒアリングでは、本質は見えてきません。問診票を書くだけでなく、表情や声のトーンなども含めて丁寧に見てくれるところが◎。 -
施術後の説明があるか?
「今日はこういう理由でここを整えました」「今の状態はこうです」など、フィードバックがしっかりあると、体の変化を“理解しながら感じる”ことができます。 -
“次の予約を強制しない”スタンスか?
「週2回来てください」「〇回コースがお得です」とプッシュしてくるところは注意。あなたのペースを尊重し、「必要に応じて来てください」と言ってくれるところは良心的です。
福岡市早良区ならではのチェックポイントも
早良区って、実は住宅街も多くて地元密着型の整体院がちらほらあります。大型チェーンよりも、「ずっとこの地域でやっている」「口コミで広まっている」といった院は、地元の信頼を得ている証拠。
また、地域柄、学生や子育て世代も多いため、「お子さん連れOK」「女性スタッフ在籍」など、細かな配慮がされている整体院も。こういった環境面も、自分にとって“通いやすい”かどうかを見極める材料になります。
“一時的に良くなる”ではなく、“一緒に良くなっていける”
最後に、整体選びで一番大切なこと。
それは、「施術者と一緒に、あなたが変わっていく」という感覚を持てるかどうかです。
あなたの腰を“治す”のではなく、あなたが“治る力を取り戻す”お手伝いをしてくれる人。そんな整体院に出会えたら、ヘルニアという痛みが、あなたの人生にとって大きな転機になるかもしれません。
第4章:ツボと経絡が腰に効く?──東洋医学が読み解く“腰の不調”の意外な正体
東洋医学で見る「腰」とは?──腎との関係と“精”の減り
西洋医学では「椎間板の損傷」「神経の圧迫」といった構造的な視点で腰痛を捉えますが、東洋医学では「腰=腎(じん)の状態」と考えます。ここでいう「腎」は、いわゆる臓器の腎臓とはちょっと違う概念。
腎は“生命エネルギーの貯蔵庫”とされ、「先天の精(せいてんのせい)」──つまり生まれ持った体力や生命力を司る場所。年齢を重ねたり、過労、ストレス、冷え、不摂生な生活などで腎の力が弱まると、腰の不調として現れやすくなるのです。
この腎が弱ると起きる症状の一例:
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腰や膝のだるさ・痛み
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足腰の冷え
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トイレが近くなる
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耳鳴りやめまい
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疲れが抜けにくい
「なんか腰が痛いだけじゃなくて、全体的にパワーが出ない」っていう時、それは“精”が減っているサインかもしれません。
腰痛に効く代表的なツボとその役割
東洋医学には、数千年かけて積み上げられた「ツボ=経穴(けいけつ)」の知識があります。整体や鍼灸では、これらのツボを刺激することで体のバランスを整えていきます。特に腰椎椎間板ヘルニアに関わる代表的なツボをいくつか紹介します。
命門(めいもん)
背骨の真ん中、へその裏あたりにあるツボ。「生命の門」と書くだけあって、腎のエネルギーを高めるツボ。慢性的な腰痛や冷え、元気のなさにも◎。
腰眼(ようがん)
骨盤のくびれの両脇にある凹みの部分。腰の筋肉の緊張を和らげ、血流を促す。重だるいタイプの腰痛に向いています。
委中(いちゅう)
ひざの裏にあるツボ。腰と遠いように見えて、実は“腰のツボ”として有名。腰の緊張を抜くときによく使われます。
太渓(たいけい)
内くるぶしのすぐ後ろ、アキレス腱の横にあるツボ。腎を活性化するツボとして非常に重要。足元から“腎の力”をサポート。
これらのツボを刺激することで、腰への負担を間接的に和らげることができます。整体や鍼灸で触れられると「なぜそこが効くの!?」と驚く方も多いのですが、それが“気の流れ”の面白さなんです。
経絡(けいらく)ってなに?──全身がつながる「気の道」
ツボとツボは、ランダムに点在しているわけではなく、「経絡(けいらく)」という道でつながっています。これは、東洋医学における「気・血・水」が流れるルートのようなもの。
腰に関係する主な経絡は以下の通り:
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膀胱経(ぼうこうけい): 背中から足にかけて走る経絡。腰と非常に関係が深く、ここが滞ると腰痛に直結。
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腎経(じんけい): 腎のエネルギーを全身に運ぶ経絡。足元から背中にかけて流れており、冷えによって滞りやすい。
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胆経(たんけい): 側面を通る経絡。姿勢の崩れやストレスと関連し、骨盤のバランスにも影響。
整体において、これらの経絡の滞りを“手の感覚”で読み取り、必要な場所にアプローチしていくのが、東洋医学的な施術スタイルです。
「腰が痛いのに、なぜお腹を?」──全身で考えるからこそ意味がある
整体に行って「え、なんでお腹?」「足の裏?」と不思議に思った経験、あるかもしれません。それ、ちゃんと意味があるんです。
お腹=内臓の状態
足元=腎や血流の状態
肩や首=ストレスや姿勢の反映
腰は、これらすべての“結果”として負担を受けている可能性があります。だから、局所的に腰だけをケアするのではなく、全身を整えていく。これが、東洋医学×整体の最大の魅力です。
体を地図のように読む──整体師は“気の流れの探偵”
整体師の中には、「触れた瞬間にわかる」という人もいます。それは、長年の経験と東洋医学の知識があるからこそ。まるで体を地図のように読みながら、「このルートが詰まっているな」「ここを開けば腰が軽くなるな」と“気の流れの探偵”のように施術をしていきます。
だからこそ、腰に触れていないのに腰がラクになる、という現象が起こるんですね。
第5章:実録!整体×東洋医学で変わった人たち──体験談から見るリアルな変化
「本当に効くの?」
「私にも効くのかな…?」
そんな不安、正直ありますよね。ネットやSNSにはたくさんの情報があふれているけれど、自分の体に本当に合うのかは、試してみないとわからないもの。でも実は、福岡市早良区でも、“整体×東洋医学”というアプローチで変化を体感した人たちは少なくありません。
ここでは、実際に整体を受けて「痛みのない日常」を取り戻した方々のリアルな声をご紹介します。
「歩くのもつらかった」40代女性の回復ストーリー
最初にご紹介するのは、保育士として働く40代の女性。子どもを抱えたり、長時間の立ち仕事が続き、ある日、ぎっくり腰のような激痛に。その後、病院で「腰椎椎間板ヘルニア」と診断されました。
「正直、手術って言われたときはショックでした。仕事も休めないし、家のこともあるし…。でも友人の勧めで整体に行ってみたんです」
その整体院は、東洋医学の考え方も取り入れており、初回はじっくりと1時間以上のカウンセリング。体だけでなく生活習慣や心の状態も聞いてくれたそう。
「驚いたのは、“腰じゃなくて内臓が疲れてる”って言われたこと。え、腰が痛いのに?って思ったけど、実際にお腹をほぐしてもらったら、腰の痛みがふわっと和らいだんです」
数回の施術と、自宅でできる呼吸法・お灸・ツボ押しなどを続けた結果、1ヶ月後には杖なしで通勤できるように。
「一番うれしかったのは、“怖くて歩けなかった”気持ちがなくなったことです。体が整うと、心も変わるんですね」
「痛み止めに頼っていた」50代男性が語る変化
デスクワーク中心の仕事をしていた50代男性は、常に腰に鈍い痛みを感じていました。湿布や痛み止めでなんとかごまかしてきたけれど、ある朝、ベッドから起き上がれないほどの激痛。
病院ではやはり「椎間板ヘルニア」と診断され、「手術も検討しましょう」と言われたそうです。
「でも、知り合いから“まず整体に行ってみたら?”と聞いて、正直ダメ元でした」
その整体院は、東洋医学をベースにしたアプローチで、背中から足、首まで全身を丁寧に調整。特に重視していたのが「気の巡り」と「呼吸」だったそうです。
「最初はよくわからなかったけど、施術を受けるたびに体がポカポカしてきて、呼吸が深くなっていくのがわかるんです。で、気づいたら腰の痛みが薄れていた。薬に頼らなくてもいい状態が、ほんとに来たんですよ」
今では週に1度のメンテナンスで通いながら、趣味の登山も再開。
「痛みがないって、人生がこんなに軽くなるんだな」と笑顔で話してくれました。
治ったのは腰だけじゃなかった?心にも起きた変化とは
腰椎椎間板ヘルニアの痛みは、日常生活に大きな影響を与えます。動けない、寝られない、仕事も休みがち、人との関係にもストレスが生まれる…。体の痛みが心をむしばむことも多いんです。
でも、整体×東洋医学のアプローチでは、体のケアと同時に“心の詰まり”までほどけることがあります。
ある30代の女性は、慢性的な腰痛と同時に不眠にも悩んでいました。整体では、お腹や背中を中心に「自律神経を整える」施術を受けながら、セルフケアとして毎晩のツボ押しや白湯習慣を続けたそうです。
「気づいたら、腰の痛みより先に、夜ぐっすり眠れるようになってました。そうすると自然とイライラしなくなって、職場の人間関係も楽になって。あれ、腰痛の話じゃなかったっけ?って笑っちゃいましたけど」
東洋医学が考える“全体を見る視点”が、こうして心の奥にも届いていく。
それは、単なる施術ではなく「生き方のバランスを整える」ことに近いのかもしれません。
痛みは、あなたを変える“入り口”になる
ヘルニアに限らず、身体の不調は誰にでも起こり得ます。でも、そのサインにどう向き合うかで、人生は大きく変わる。
「なんでこんな痛みに…」と思っていた過去が、
「この痛みがあったからこそ、自分の体と向き合えた」と思える未来に変わる。
整体と東洋医学の視点を持つことで、あなた自身の体が持つ「治る力」に気づくはずです。
第6章:自分でできる“ちょい足し養生法”──日常に取り入れる東洋医学的セルフケア
整体や東洋医学の施術を受けるのももちろん大事ですが、実は「日々のちょっとした習慣」のほうが、長い目で見て体を変えていくカギになります。
難しいことじゃなくてOK。
ここでは、今日からできる「ちょい足し養生法」をご紹介します。
福岡市早良区で暮らすあなたの日常にも、無理なく取り入れられるものばかりです。
朝一杯の白湯から始まる、体に優しい一日
白湯(さゆ)とは、沸騰させたお湯を少し冷まして飲むだけのもの。
「え、それだけ?」と思うかもしれませんが、東洋医学ではこれが“内臓を起こす”最高のスイッチなんです。
朝起きたての体は、内臓もまだ眠った状態。そこにキンキンに冷えた水を入れると、腸がびっくりしてしまうんですね。白湯を飲むことで、じんわりと内側から体が温まり、気の巡りも血の巡りもスムーズに。
特に腎を温めたい人(腰の痛みがある人)には、毎朝の白湯はおすすめです。
POINT
・カップ1杯分の水を、沸騰後10分ほど弱火で沸かし続ける
・50〜60度くらいに冷ましたものを、ゆっくりすするように飲む
・レモンを少し加えるとデトックス効果もアップ
お風呂とツボ押しで“巡る体”を取り戻す
「整体に行けない日でも、自分でできることってありますか?」とよく聞かれます。
答えは YES。その筆頭が、入浴中のセルフケア。
まず、お風呂はシャワーだけで済ませず、なるべく湯船に浸かりましょう。38〜40度のぬるめのお湯で、15〜20分程度。しっかり温めることで、筋肉はほぐれ、血流が促進され、体がゆるんでいきます。
そして、そのタイミングでやってほしいのがツボ押し。
腰痛に効く代表的なツボをおさらいすると…
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委中(いちゅう): ひざ裏の真ん中
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太渓(たいけい): 内くるぶしとアキレス腱の間
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腰眼(ようがん): 骨盤の後ろ、腰のくぼみの部分
それぞれ、指の腹で“イタ気持ちいい”くらいの圧で5秒×3セットくらいを目安に。
POINT
・息を吐きながら押すと、よりリラックスできる
・入浴後はしっかり水分補給を
・週に3〜4日続けると、体が変わってくる実感あり
簡単なストレッチと呼吸法で「気」を整える習慣
腰の痛みがある人にありがちなのが、「呼吸が浅くなっている」こと。
姿勢が前かがみになる → 胸が縮こまる → 呼吸が浅くなる → 自律神経が乱れる → 筋肉が緊張しやすくなる…という負のループに陥りがちです。
これを断ち切るには、1日数分でいいので深呼吸ストレッチを取り入れてみてください。
【おすすめ呼吸ストレッチ】
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椅子に浅く腰かけて、背筋を軽く伸ばす
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両手を広げながら、鼻から5秒かけて息を吸う
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両手を閉じながら、口から7秒かけて息を吐く
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これを5セット
呼吸とともに背中や腰周りの筋肉が動き出すと、気の流れがスムーズになり、腰の重だるさがスーッと抜けていくのを感じる人も多いです。
食べ方ひとつで、腰の状態が変わることもある
東洋医学では「食べたもので身体ができている」という考えがベースにあります。
特に“腎”をサポートする食材として、以下のようなものがオススメです。
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黒ごま、黒豆、ひじき(黒い食材は腎を補う)
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山芋、栗、エビ(精を補い、体力を養う)
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ネギ、生姜、シナモン(体を内側から温める)
逆に、冷たい飲み物、甘すぎるお菓子、夜遅い時間の食事などは、腎を弱らせ、腰に負担をかけます。
「腰に良い食事」と言われると難しそうに感じますが、要は体を温めて、負担を減らすというシンプルな考え方です。
“特別なこと”ではなく、“ちょっとした選択”が未来を変える
整体や東洋医学の考え方に触れると、「え、そんなことが腰に関係あるの?」という驚きがあるかもしれません。
でも、体って本当に不思議なくらい、すべてがつながっているんです。
朝の一杯、ツボ押し、呼吸、食べ方。
そのひとつひとつの積み重ねが、あなたの腰に、そして日常に変化をもたらします。
大切なのは、「何をやるか」じゃなく、「どんな気持ちで体と向き合うか」。
ほんの少しの“ちょい足し”が、あなたの未来を整えてくれます。
第7章:未来の自分のために──再発を防ぐ身体の使い方と心の整え方
腰椎椎間板ヘルニアは、改善しても油断すると再発する可能性がある症状です。
でも、裏を返せば「再発を防ぐ体づくり」はちゃんとできる、ということ。
最終章では、整体と東洋医学の考えをベースに、これからのあなたが“痛みなく暮らす”ためのヒントをお伝えします。
無理しすぎない、頑張りすぎない、身体との付き合い方
私たちはつい、“頑張ることが正しい”と思いがちです。
仕事も、家事も、人間関係も、すべてに一生懸命。
でも、東洋医学的に見ると、「過ぎる」は「不足」に変わります。
動きすぎる → 精が減る
考えすぎる → 気が滞る
我慢しすぎる → 血の巡りが悪くなる
つまり、頑張りすぎること自体が、腰を悪くする種になるんです。
だからこそ、これからは「いい意味で、ちょっと手を抜く」ことが大事。
例えば…
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10分早起きしてストレッチ → 眠くても、その日の調子が全然違う
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買い物の荷物を分けて持つ → 腰への負担が減る
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無理なときは「今日はやらない」と決める → 精神的な余裕が腰も守る
体と“いい距離感”で付き合うことが、ヘルニアの再発予防につながります。
ストレスと腰痛の深い関係──メンタルも“整える”視点を
実は腰痛とストレスの関係性は、かなり根深い。
「上司の前だと腰が重くなる」「嫌なことがあると腰がズーンとする」など、心の状態が腰に出る人も多いです。
東洋医学では、心と体はひとつのもの。
感情が乱れれば、気の流れも乱れ、内臓の働きにも影響します。
とくにストレスがたまると、肝(かん)が滞り、それが背中〜腰へと緊張として現れる。
では、どう対処すればいいのか?
ポイントは「自分の感情に気づいて、許すこと」です。
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イラっとしたら、深呼吸3回
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気持ちがざわついたら、手を胸に当てて「大丈夫」と声に出す
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“何もしない時間”を、1日10分でもつくる
心がゆるむと、腰もゆるむ。
この感覚を、ぜひ知ってほしいのです。
整体×東洋医学を活かし続けるために大切なこと
せっかく整体や東洋医学と出会っても、「受けるだけ」「一時的によくなっただけ」ではもったいない。
あなた自身が「体と会話する習慣」を持てるようになると、それは一生モノの財産になります。
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疲れたら休む
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痛みを感じたら体の声に耳を傾ける
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日々の小さな習慣(白湯、ツボ押し、深呼吸)を継続する
そして何より大切なのは、「自分の体を信じること」。
整体は“魔法”ではありません。
でも、体がもともと持っている“治る力”を目覚めさせるきっかけにはなれます。
そのきっかけをどう使っていくかは、あなた自身にかかっているのです。
“これから”を選ぶのは、いつだって自分
腰の痛みはつらい。
でも、そこから「体を大事にする」という新しい生き方を選ぶきっかけにもなります。
福岡市早良区という、ちょっと都会で、ちょっと落ち着いた街で、
あなたはきっと、無理せず、自分らしく、健康に生きていけるはず。
整体や東洋医学は、その旅をそっと支えてくれる“伴走者”。
これから先、腰の痛みに怯える毎日ではなく、
「今日はちょっと調子がいいな」
「なんか、心も体も軽いな」
そんな日々を、一歩ずつ、一緒に取り戻していきましょう。