【福岡市早良区】脳梗塞後遺症のリハビリに整体という選択|常若整骨院で根本改善を

目次

  1. 脳梗塞後遺症に悩まされている方へ
  2. 脳梗塞後遺症とは?症状の種類と原因
    • 2-1. 脳梗塞とは
    • 2-2. 主な後遺症の症状
    • 2-3. 後遺症が起こるメカニズム
  3. 病院でのリハビリだけでは改善しにくい理由
    • 3-1. 従来の脳梗塞リハビリの限界
    • 3-2. 回復期以降のサポート不足
    • 3-3. 西洋医学だけのアプローチの課題
  4. 東洋医学から見た脳梗塞後遺症の本質
    • 4-1. 気・血・水のバランス崩壊
    • 4-2. 経絡の滞りと神経伝達の関係
    • 4-3. 陰陽五行思想から考える回復プロセス
  5. 常若整骨院の脳梗塞後遺症改善アプローチ
    • 5-1. 気功による生命エネルギー活性化
    • 5-2. 東洋医学を活かした全身調整
    • 5-3. 独自のカウンセリングで根本原因を特定
  6. 他院との違い
    • 6-1. 院長の経験と資格
    • 6-2. 東洋医学と気功を組み合わせた独自メソッド
    • 6-3. 施術後のセルフケア指導
  7. 実際の改善例
    • 7-1. 発症から2年経過した方の改善事例
    • 7-2. うつ症状を併発していた方の回復過程
    • 7-3. 高齢者の方の日常生活機能の向上例
  8. 脳梗塞後遺症改善のためのセルフケア法
    • 8-1. 日常生活での注意点
    • 8-2. 自宅でできる簡単な気の巡りを良くする方法
    • 8-3. 食事や生活習慣のポイント
  9. よくある質問
  10. 常若整骨院の施術内容と料金
  11. アクセス・診療時間
  12. まとめ:脳梗塞後遺症との向き合い方
  13. 院長プロフィール

1. 脳梗塞後遺症に悩まされている方へ

「もうこれ以上良くならないと言われた…」 「リハビリを続けても思うように回復しない…」 「この後遺症と一生付き合っていくしかないのか…」

こんな思いを抱えていませんか?

脳梗塞を発症して病院での治療が終わり、リハビリを続けているけれど思うように回復が進まない。医師からは「ここまでが限界」と言われてしまった。そんな状況に、あなたや家族が希望を失いかけているかもしれません。

福岡市早良区の常若整骨院では、脳梗塞後遺症でお悩みの方に東洋医学と気功を組み合わせた独自のアプローチで、新たな可能性を提案しています。

脳梗塞後遺症は単なる「脳の一部が障害を受けた状態」ではありません。全身のエネルギーバランスの乱れや、生活習慣、心理的ストレスなど、様々な要因が絡み合った複雑な状態です。

私たちは10年以上の臨床経験を通じて、西洋医学だけでは見落とされがちな「気の流れ」や「東洋医学的な体のバランス」に着目し、多くの方の症状改善をサポートしてきました。

「あきらめなければ、まだ良くなる可能性がある」

この記事では、脳梗塞後遺症の本質と、常若整骨院が提案する新しい回復アプローチについてお伝えします。回復への希望を諦めないでください。あなたの体と心が本来持っている回復力を最大限に引き出すお手伝いをさせていただきます。

2. 脳梗塞後遺症とは?症状の種類と原因

2-1. 脳梗塞とは

脳梗塞は、脳の血管が詰まることによって、脳の細胞に酸素や栄養が行き渡らなくなり、脳細胞が壊死してしまう病気です。日本では年間約29万人が脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)を発症し、そのうち約75%が脳梗塞と言われています。

脳梗塞は「脳の動脈が閉塞し、血液がいかなくなって脳が壊死してしまう病気」です。症状としては、突然の片側の手足の麻痺やしびれ、言葉が出にくくなる、顔の片側が動かしにくくなるなどが現れます。

脳梗塞は大きく分けて3種類あります:

  1. アテローム血栓性脳梗塞:動脈硬化により血管が狭くなり、血栓ができて血管が詰まるタイプ
  2. ラクナ梗塞:脳の小さな血管が詰まるタイプ
  3. 心原性脳塞栓症:心臓でできた血栓が脳の血管に流れ込み詰まるタイプ

発症後、病院では血栓を溶かす薬や血管を広げる治療、再発予防のための抗血小板薬の投与などが行われます。急性期(発症から2〜3週間)を過ぎると、回復期のリハビリに移行します。

2-2. 主な後遺症の症状

脳梗塞の後遺症は、脳のどの部分が障害を受けたかによって症状が異なります。主な症状には以下のようなものがあります:

  1. 運動障害(片麻痺):体の片側が動かしにくくなる症状です。手足が細かく動かせないなどの軽度なものから、手足が全く動かなくなってしまう重度のものまで様々です。 
  2. 感覚障害:体の一部に痺れや異常な感覚、感覚鈍麻などが生じる状態です。しびれやじんじんした感覚が続く「異常感覚」、ニオイや音、味覚や触覚などを過剰に感じる「感覚過敏」、他から触られたときの刺激とは違うピリピリ感や痛みなどを感じる「錯感覚」などの症状が現れます。
  3. 嚥下障害:飲み込みが難しくなる症状です。食事の際にむせやすくなったり、食べ物が喉に詰まりやすくなったりします。誤嚥性肺炎のリスクも高まります。
  4. 言語障害:話す機能や言葉を理解する機能に障害が出ます。「失語症」は言葉の理解や表出が難しくなる症状で、「構音障害」は発音がしづらくなる症状です。
  5. 高次脳機能障害:記憶力や注意力、判断力など認知機能に関わる障害です。記憶の障害では短期間の出来事を思い出せない、または新しい情報を覚えるのが難しくなります。認知の障害では判断力や問題解決能力が低下します。 
  6. 心理的問題:脳梗塞後にうつ症状が現れることがあります。機能改善には十分に栄養を取って、リハビリに取り組むことが重要ですが、うつになると食事が喉を通らなくなり、リハビリにも取り組めなくなってしまうため、うつへの対応は重要です。 

2-3. 後遺症が起こるメカニズム

脳梗塞の後遺症は、血流が途絶えたことによって脳細胞が死んでしまうことが主な原因です。脳梗塞は血流が不足することで脳細胞が壊死してしまうことで発症します。リハビリテーションなどの訓練により残った周囲の神経細胞が壊死した細胞の役割の一部を肩代わりしますが、壊死してしまった脳細胞は再生しないため後遺症が残ります。 

しかし、東洋医学的に見ると、これは単なる「脳の一部の機能喪失」だけではありません。全身の気と血の流れの滞り、経絡(体内を巡るエネルギーの通り道)のバランス崩壊、そして心理的ストレスによる気の消耗などが複雑に絡み合っています。

脳梗塞の発症後、急性期と回復期の適切なリハビリによって、残存した脳細胞が新たなネットワークを形成する「神経可塑性」が働き、一定の機能回復が期待できます。しかし、多くの方がその後の「維持期(生活期)」に入ると回復が鈍化し、「これ以上は良くならない」と言われることが少なくありません。

これは西洋医学的なリハビリだけでは、体全体のエネルギーバランスや気の流れを整えられていないことも一因と考えられます。

3. 病院でのリハビリだけでは改善しにくい理由

3-1. 従来の脳梗塞リハビリの限界

病院でのリハビリは主に機能回復を目的としており、運動機能の改善には一定の効果があります。しかし、以下のような限界があります:

  1. 時間と回数の制限:脳血管障害のリハビリは、病院での入院中は150日、高次脳機能障害を伴った重篤な脳血管障害では180日の制限があるため、回復期以降のリハビリをどのように行っていくかが後遺症の残り方に影響を及ぼします。
    アプローチの偏り:西洋医学的なリハビリは主に運動機能や言語機能など目に見える症状にフォーカスする傾向があり、体全体のエネルギーバランスや自律神経系の調整などは見落とされがちです。
  2. 個別性の欠如:保険診療の範囲内では、一人ひとりの体質や生活背景、精神状態などに合わせた完全なオーダーメイドのリハビリを提供することが難しい現状があります。

3-2. 回復期以降のサポート不足

脳梗塞の回復過程は、急性期(発症から2〜3週間)、回復期(1〜3ヶ月)、維持期(生活期)の3段階に分けられます。

特に発症から6ヶ月以内であれば、麻痺が最も改善しやすい時期とされていますが、6ヶ月以降だからといって動くようにならないわけではありません。6ヶ月以降もリハビリや運動をすれば麻痺の改善は十分に見込めます。 

しかし、多くの方が回復期のリハビリを終えた後、十分なサポートを受けられないまま自宅での生活に戻ることになります。介護保険内のリハビリサービスを受けるためには、介護保険法にもとづき、必要な手続きを受けた上で要介護認定を受ける必要があります。新規の介護認定には、申請してからおよそ1ヶ月程度時間がかかるので必ずしもすぐに利用できるわけではなく、さらに認定後に利用する施設を探す時間も必要です。 

この間のリハビリの空白期間が回復の妨げになることも少なくありません。

3-3. 西洋医学だけのアプローチの課題

西洋医学は科学的根拠に基づいた優れた医療体系ですが、脳梗塞後遺症のような複雑な症状に対しては以下のような課題があります:

  1. 部分的な視点:西洋医学は「病変部位」に焦点を当てる傾向があり、体全体の調和やバランスという観点が弱くなりがちです。
  2. 心身の統合的アプローチの不足:身体症状と精神状態の密接な関連性、特に「気」のような目に見えないエネルギーの流れについての視点が限られています。
  3. 予防医学の視点の希薄さ:症状が現れてからの治療に重点が置かれ、根本的な体質改善や自己治癒力の向上といった予防医学的アプローチが少ない傾向があります。

常若整骨院では、このような西洋医学の限界を補完するために、東洋医学の知恵と現代的な施術法を融合させたアプローチで、脳梗塞後遺症の改善をサポートしています。

4. 東洋医学から見た脳梗塞後遺症の本質

4-1. 気・血・水のバランス崩壊

東洋医学では、人間の体は「気・血・水」の3つの要素によって健康が保たれていると考えます。脳梗塞後遺症は、これらのバランスが大きく崩れた状態と言えます。

気(き):生命活動のエネルギー源です。気の流れが滞ると、体の機能低下や麻痺などの症状が現れます。脳梗塞後は特に「気虚(ききょ)」と呼ばれる気の不足状態になりやすく、疲れやすさやリハビリの効果が出にくい原因となります。

血(けつ):栄養を全身に運ぶ役割を持ちます。脳梗塞は「血瘀(けつお)」という血液の滞りが原因となることが多く、発症後も血流の悪化が全身に影響します。

水(すい):体内の水分バランスを指します。脳梗塞後は「水毒(すいどく)」と呼ばれる水分代謝の異常が起こりやすく、むくみやだるさの原因となります。

常若整骨院では、この「気・血・水」のバランスを整えることで、脳だけでなく全身の機能向上を目指します。

4-2. 経絡の滞りと神経伝達の関係

東洋医学では、体には「経絡(けいらく)」と呼ばれるエネルギーの通り道があると考えます。これは西洋医学の神経回路や血管系とは異なる概念ですが、多くの部分で一致する点も見られます。

経絡については長い歴史の中で効果があるというところまではわかっていますが、東洋医学はマクロで物事を捉える考え方のため、詳細なメカニズムはまだ解明されていない部分もあります。 

脳梗塞後には特に「督脈(とくみゃく)」と呼ばれる背骨に沿って走る経絡と、「手の太陽小腸経」「足の陽明胃経」などの経絡に滞りが生じやすいことがわかっています。これらの経絡の流れを改善することで、西洋医学では説明できない機能回復が見られるケースも少なくありません。

常若整骨院では、経絡理論に基づいた施術を行い、脳と体を結ぶエネルギーの流れを改善します。

4-3. 陰陽五行思想から考える回復プロセス

東洋医学の根幹にある「陰陽五行思想」は、万物の変化や相互関係を説明する哲学体系です。この考え方を脳梗塞後遺症の回復過程に当てはめると、以下のような視点が得られます:

陰陽のバランス:脳梗塞後は「陽気(活動的なエネルギー)」が低下し、「陰」(静的な状態)に傾きがちです。回復のためには、この陰陽バランスを徐々に整えていく必要があります。

五行の相生関係:「木・火・土・金・水」の5つの要素の相互関係から、体の機能回復を促します。例えば、「肝(木)」の機能を高めることで「心(火)」の働きも向上し、気血の巡りが良くなります。

常若整骨院では、こうした東洋医学の知恵を現代的に解釈し、わかりやすいメタファーを用いて説明しながら施術を行います。「体を森に例えると、木々(経絡)が倒れて流れ(気の流れ)が悪くなっている状態を、一本ずつ起こしていく作業」というように、イメージしやすい言葉で伝えることを大切にしています。

5. 常若整骨院の脳梗塞後遺症改善アプローチ

5-1. 気功による生命エネルギー活性化

気功は古代中国から伝わる心身の健康法で、体内の気を巡らせ、宇宙、大地、樹木など外部の気も取り入れる方法です。約2000年前に書かれた中国最古の医学書「黄帝内経」には、気が病気と深いかかわりがあり、気功は病気の予防、治療、寿命を伸ばす効果があるとされています。

常若整骨院では、院長である冨高誠治が長年研鑽してきた気功の技術を用いて、脳梗塞後遺症の改善をサポートしています。気功による施術には以下のような効果が期待できます:

  1. 生命エネルギーの活性化:気功によって体内の「気」を活性化し、本来持っている自然治癒力を高めます。
  2. 経絡の流れの改善:滞った経絡の流れを整え、脳から体の末端までエネルギーがスムーズに伝わるようにします。
  3. 自律神経系の調整:気功は交感神経と副交感神経のバランスを整える効果があり、過緊張状態や脱力状態を適切なレベルに戻します。

気功という言葉の本来の意味は健康の保持・増進、病気の予防、治療といった自分を鍛える健康法です。東洋医学では体の中には気(生命エネルギー)が流れていると考えられており、気は私たちの生活にとても大きく関わっています。 

当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた「外気治療」と呼ばれる方法で施術を行います。これは施術者が自身の気を患者さんに伝えることで、体内の気の流れを促進する方法です。

5-2. 東洋医学を活かした全身調整

常若整骨院では、脳梗塞後遺症を「脳だけの問題」ではなく、全身のバランス崩壊と捉えています。そのため、以下のような東洋医学的なアプローチで全身を調整します:

  1. 経絡調整:手技や気功を用いて、全身の経絡の流れを整えます。特に脳と関連の深い「督脈」や麻痺側の経絡に対する施術を重点的に行います。
  2. 気血水バランスの改善:脈診や舌診などの東洋医学的な診断法を用いて気血水のバランスを評価し、それぞれの状態に合わせた調整を行います。
  3. 東洋医学的な体質改善:「肝鬱気滞」「脾虚」「腎虚」など、東洋医学的な体質に合わせた施術を行い、根本的な体質改善を目指します。

この全身調整により、脳梗塞後遺症の直接的な症状だけでなく、疲れやすさや冷えなどの二次的な症状も改善し、全体的な生活の質の向上を図ります。

5-3. 独自のカウンセリングで根本原因を特定

常若整骨院では、初回に時間をかけた詳細なカウンセリングを行い、脳梗塞発症の背景にある生活習慣や心理的要因、環境要因などを探ります。

東洋医学では、病は「未病」の段階から始まると考えます。脳梗塞も突然発症するのではなく、長年の生活習慣や心身のバランスの乱れが積み重なった結果と捉えます。

カウンセリングでは以下のような点を丁寧に聞き取ります:

  1. 生活習慣:食事、睡眠、運動などの日常習慣
  2. 心理的側面:ストレス、不安、プレッシャーなど
  3. 環境要因:仕事環境、家庭環境、人間関係など
  4. 発症前の予兆:発症前に感じていた違和感や症状

これらの情報から、陰陽五行思想や気血水理論に基づいて「気」のバランスが崩れた原因を特定し、最も効果的な施術プランを立てていきます。単に症状を改善するだけでなく、再発予防や根本的な体質改善につなげることを目指しています。

6. 他院との違い

6-1. 院長の経験と資格

常若整骨院の院長である冨高誠治は、10年以上にわたり東洋医学と気功を研究し、多くの臨床経験を積んできました。その実績と専門性が当院最大の強みです。

保有資格

  • 柔道整復師(国家資格)
  • はり・きゅう師(国家資格)
  • 気功施術家

臨床実績

  • 施術実績11万回以上
  • NHKセミナー講師
  • 書籍・DVD・雑誌取材、テレビ出演多数

特に気功の分野では、長年の修練により「外気功」と呼ばれる他者に気を伝える高度な技術を習得しています。この技術は一般的な整骨院では体験できない独自の施術法となっています。

6-2. 東洋医学と気功を組み合わせた独自メソッド

常若整骨院では、東洋医学の理論と気功の技術を組み合わせた独自のメソッドで施術を行います。これは他の整骨院や病院のリハビリとは大きく異なる点です。

「常若式気功整体法」の特徴

  1. 気のチャネリング:施術者が自身の気を患者さんに伝え、全身の気の流れを活性化します。
  2. 経絡調整:東洋医学の経絡理論に基づき、滞った気の流れを整えます。
  3. 陰陽バランス調整:体の陰陽バランスを整え、自然治癒力を高めます。
  4. 五行理論の応用:木・火・土・金・水の五行理論を応用し、臓腑(内臓)の機能を高めます。

これらのアプローチを組み合わせることで、西洋医学的なリハビリだけでは難しいとされる慢性期の回復をサポートします。

6-3. 施術後のセルフケア指導

常若整骨院の大きな特徴として、施術だけで終わらず、自宅での「セルフケア」に重点を置いていることが挙げられます。これは「来院時だけ良くなる」のではなく、「日常生活の中で継続的に回復していく」ことを目指すためです。

セルフケア指導の内容

  1. 気功呼吸法:自宅で簡単にできる気の流れを整える呼吸法を指導します。数分間でも毎日続けることで、気の巡りが良くなります。
  2. 経絡マッサージ:自分や家族が行える簡単な経絡マッサージ法を指導します。特に麻痺のある部位の経絡を刺激する方法を重点的に伝えます。
  3. 生活習慣の改善:東洋医学的な観点から、食事、睡眠、入浴法などの生活習慣改善ポイントをアドバイスします。
  4. 心のケア:ストレスや不安を軽減するための呼吸法や瞑想法を指導します。

これらのセルフケアを日常に取り入れることで、週1〜2回の施術効果を最大化し、回復のスピードを加速することができます。

また、毎回の施術後には変化や進捗を丁寧に説明し、現在の回復段階と今後の見通しを共有します。このように患者さん自身が回復プロセスを理解し、主体的に取り組めるようサポートすることも当院の特徴です。

7. 実際の改善例

7-1. 発症から2年経過した方の改善事例

【Aさん(68歳・男性)のケース】

Aさんは2年前に左脳の脳梗塞を発症し、右半身の麻痺と言語障害が残りました。急性期・回復期のリハビリを経て、ある程度歩行はできるようになったものの、右腕の動きはほとんど回復せず、「これ以上の回復は難しい」と医師から告げられていました。

初診時の状態

  • 右腕は肩から少し動かせる程度で、肘から先はほぼ動かせない
  • 階段の昇降に介助が必要
  • 発語はできるが、言葉が出にくい

施術内容: 週2回の頻度で常若式気功整体法による施術を実施。特に督脈(背骨に沿った経絡)と右側の経絡の流れを整えることを中心に施術。同時に自宅でのセルフケアとして気功呼吸法と簡単な経絡マッサージを指導。

変化と結果: 3ヶ月後には右肘を曲げ伸ばしできるようになり、6ヶ月後には右手の指も少しずつ動かせるようになりました。1年継続した結果、右手で箸を使って食事ができるまでに回復。階段も手すりがあれば自力で昇降できるようになり、言葉の出にくさも大幅に改善されました。

Aさんからは「医師からは良くならないと言われていたのに、ここまで回復するとは思わなかった」との喜びの声をいただいています。

7-2. うつ症状を併発していた方の回復過程

【Bさん(54歳・女性)のケース】

Bさんは8ヶ月前に脳梗塞を発症し、左半身の軽度の麻痺が残りました。身体的な症状よりも、発症後に強いうつ症状が現れ、外出もままならない状態で来院されました。

初診時の状態

  • 左半身のしびれと軽度の麻痺
  • 強い抑うつ状態(外出困難、気力低下)
  • 慢性的な疲労感と不眠

施術内容: 気血のバランスを整える気功施術を中心に、特に心(精神面)と肝(感情のコントロール)の調整に焦点を当てた施術を週1回実施。精神面のセルフケアとして気功呼吸法と簡単な瞑想法を指導。

変化と結果: 1ヶ月後には睡眠の質が改善し、3ヶ月後には抑うつ症状が軽減して外出への意欲が出てきました。半年後には左半身のしびれも大幅に軽減し、趣味の編み物も再開できるまでに回復。現在は月1回のメンテナンス通院で状態を維持されています。

Bさんは「体の麻痺よりも気持ちが落ち込むことが辛かった。心と体の両面からアプローチしてもらえたことで、人生を取り戻せた気がする」と話されています。

7-3. 高齢者の方の日常生活機能の向上例

【Cさん(83歳・女性)のケース】

Cさんは1年前に脳梗塞を発症し、右半身の麻痺と嚥下障害が残りました。高齢のため回復が遅く、特に嚥下障害による誤嚥性肺炎のリスクが高い状態でした。

初診時の状態

  • 右半身の麻痺(歩行は杖と介助が必要)
  • 嚥下障害(食事の際にむせることが多い)
  • 体力低下と気力の減退

施術内容: ご家族の送迎で週1回通院。気功による全身の気の流れの改善を中心に、特に喉と頸部の経絡調整に重点を置いた施術を実施。ご家族にもできる簡単なケア方法を指導。

変化と結果: 2ヶ月後には食事の際のむせる頻度が減少し、3ヶ月後には杖だけで短距離の歩行が可能になりました。半年継続した結果、嚥下機能が大幅に改善し通常の食事が取れるようになり、100mほどなら杖で自力歩行できるまでに回復されました。

Cさんのご家族からは「高齢なので諦めていた部分もありましたが、食事が楽しめるようになり、本人の表情も明るくなりました」との感想をいただいています。

これらの事例は、従来の西洋医学的なリハビリだけでは「限界」とされていた段階でも、東洋医学と気功による施術で新たな回復の可能性があることを示しています。常若整骨院では、年齢や発症からの期間に関わらず、諦めずに回復を目指すサポートを行っています。

8. 脳梗塞後遺症改善のためのセルフケア法

8-1. 日常生活での注意点

脳梗塞後遺症の改善には、施術だけでなく日常生活での心がけも重要です。以下のポイントに注意することで、回復を促進し再発を予防しましょう:

  1. 血圧管理:高血圧は脳梗塞の最大のリスク要因です。定期的に血圧を測定し、医師の指示に従って管理しましょう。
  2. 適度な運動:無理のない範囲で毎日体を動かすことが大切です。麻痺がある場合でも、可能な範囲で関節を動かし、筋肉の萎縮を防ぎましょう。
  3. バランスの良い食事:塩分と脂肪を控えめにし、野菜や魚を多く取り入れた食事を心がけましょう。東洋医学では特に、温かい食事を規則正しく取ることを推奨しています。
  4. 水分摂取:適切な水分補給は血液の流れを良くし、脳への酸素供給を助けます。特に起床時のコップ一杯の白湯は気の流れを促進します。
  5. ストレス管理:ストレスは気の流れを滞らせる大きな原因です。気功呼吸法や軽い瞑想などでリラックスする時間を持ちましょう。
  6. 十分な睡眠:睡眠は体と脳の回復に不可欠です。就寝前のスマホやテレビは控え、規則正しい睡眠リズムを作りましょう。

8-2. 自宅でできる簡単な気の巡りを良くする方法

自宅で毎日続けることで、気の流れを改善し、回復を促進する簡単な方法をご紹介します:

① 気功呼吸法(5分)

  1. 静かな環境で椅子に座るか、可能であれば軽く足を開いて立ちます
  2. 目を閉じ、丹田(おへその下約3cm)に意識を集中させます
  3. 鼻から4秒かけてゆっくり吸い、6秒かけて口からゆっくり吐きます
  4. 吐く息とともに体の緊張を解放していくイメージを持ちます
  5. これを10回繰り返します

② 経絡タッピング(3分)

  1. 指先で軽く体をタッピング(叩く)します
  2. 頭頂部から始め、首、肩、腕、胸、腹、脚へと下りていきます
  3. 麻痺がある側は特に丁寧に行います
  4. 各部位5〜10回ずつ、気持ちよいと感じる強さで叩きます

③ 丹田マッサージ(2分)

  1. おへその下約3cmの丹田に両手を当てます
  2. 時計回りに30回ほど優しくマッサージします
  3. 「気が丹田に集まる」というイメージを持ちながら行います

これらのセルフケアは朝晩の5〜10分で実践でき、継続することで気の巡りが良くなり、施術の効果を持続させることができます。

8-3. 食事や生活習慣のポイント

東洋医学の観点から見た、脳梗塞後遺症の改善に役立つ食事や生活習慣のポイントをご紹介します:

【食事のポイント】

  1. 温かい食事を中心に:冷たい食べ物や飲み物は「気」の流れを停滞させます。温かい食事や白湯を中心に摂りましょう。
  2. 気を補う食材:黒豆、黒ごま、クコの実、なつめ、山芋などは気を補うとされています。
  3. 血を補う食材:レバー、ほうれん草、黒豆、海藻類、赤身の肉などは血を補います。
  4. 水毒を改善する食材:冬瓜、とうもろこし、小豆、大根などは余分な水分を排出する効果があります。
  5. 避けるべき食材:過度の冷たい飲食物、過度の刺激物(辛すぎる食べ物など)、過度の油脂分

【生活習慣のポイント】

  1. 規則正しい生活:早寝早起きの規則正しい生活リズムが気血の流れを整えます。
  2. 適度な日光浴:朝の穏やかな日光を浴びることで、気の流れが活性化します。10〜15分程度の日光浴を習慣にしましょう。
  3. 入浴のコツ:熱すぎないお湯(38〜40度)にゆっくりつかり、全身の血行を促進しましょう。入浴後は急激な温度変化を避けることが大切です。
  4. ストレッチと軽い運動:朝晩の軽いストレッチや、可能であれば太極拳のような緩やかな動きの運動が気の流れを促進します。
  5. スマホやPC使用の制限:長時間のスマホやPC使用は気の流れを乱します。使用時間を制限し、こまめに休憩を取りましょう。

これらの食事・生活習慣の改善を施術と併せて行うことで、脳梗塞後遺症の回復を総合的にサポートします。一度にすべてを変えるのは難しいので、できることから少しずつ取り入れていきましょう。

9. よくある質問

Q1. 発症から何年経っていても効果はありますか?

A1. はい、効果が期待できます。脳梗塞後は「神経可塑性」と呼ばれる脳の再構築能力が働きます。これまで発症から5年以上経過した方でも改善例があります。東洋医学と気功による施術は、この神経可塑性を最大限に引き出すサポートをします。

Q2. 現在、病院のリハビリも並行して受けていますが問題ないですか?

A2. 問題ありません。むしろ相乗効果が期待できます。病院のリハビリは運動機能や言語機能の回復に特化していますが、当院の施術はそれを補完する形で全身の気の流れや自律神経のバランスを整えます。担当医師にはご相談されることをお勧めします。

Q3. 何回くらい通えば効果が実感できますか?

A3. 個人差がありますが、多くの方が3〜5回程度で何らかの変化を実感されています。軽度の症状であれば早く効果を感じられることが多く、重度の症状は時間がかかることがあります。当院では初回のカウンセリングで、おおよその期間や回数の目安をお伝えしています。

Q4. 痛みを伴う施術ですか?

A4. いいえ、痛みを伴う施術はありません。気功による施術は非接触または軽く触れる程度で行います。「気持ちいい」「温かい」「軽くなった」と感じられる方が多いです。

Q5. 薬は飲み続けるべきですか?

A5. 医師から処方されている薬は、自己判断で中止せず、指示通り服用してください。当院の施術は薬物療法と併用できます。症状が改善してきた場合も、必ず担当医と相談の上で薬の調整を行ってください。

Q6. 家族が付き添って施術を受けることはできますか?

A6. もちろん可能です。ご家族の方に施術の様子を見ていただくことで、自宅でのケアの参考にもなります。また、ご家族向けに簡単なケア方法のレクチャーも行っています。

Q7. 脳梗塞の再発予防にも効果はありますか?

A7. はい。東洋医学では「未病を治す」という考え方があり、病気になる前のバランス崩壊を整えることを重視しています。気血の流れを改善し、自律神経のバランスを整えることで、再発リスクの軽減が期待できます。もちろん、医師からの生活指導や投薬も並行して行うことが重要です。

10. 常若整骨院の施術内容と料金

【初回施術】

  • 詳細なカウンセリング
  • 東洋医学的診断
  • 気功による全身調整
  • セルフケア指導

11. アクセス・診療時間

常若整骨院

アクセス

  • 福岡市営地下鉄空港線「西新駅」から徒歩7分
  • 西鉄バス「祖原」バス停すぐ
  • 近隣のコインパーキングをご利用の場合、駐車料金を負担いたします。

診療時間

  • 平日・土曜:12:00~20:00
  • 休診日:日曜・祝日

12. まとめ:脳梗塞後遺症との向き合い方

脳梗塞後遺症は、多くの方やご家族にとって大きな試練となります。「これ以上良くならない」と言われ、希望を失いかけている方も少なくないでしょう。

しかし、西洋医学の限界と言われる部分にも、東洋医学と気功の視点を取り入れることで新たな可能性が広がることがあります。

常若整骨院では、脳の一部が障害を受けたという「部分」だけを見るのではなく、全身の気の流れ、心と体のつながり、生活環境や心理状態まで含めた「全体」を診ていきます。

症状の改善には時間がかかることもありますが、あきらめずに「できることを積み重ねていく」姿勢が大切です。小さな変化を喜び、一歩一歩前進していく。その過程で私たちがサポートいたします。

脳梗塞後遺症との向き合い方は人それぞれです。思うようにいかない日もあるでしょう。そんな時こそ、焦らず、身体と心に向き合い、本来持っている回復力を信じてください。

常若整骨院は、あなたやご家族の新しい一歩を応援します。まずは無料電話相談やお問い合わせから、お気軽にご連絡ください。

13. 院長プロフィール

冨高 誠治(とみたか せいじ)

整体師・気功施術家。福岡県福岡市早良区西新「常若整骨院」院長。自律神経の乱れ、耳鳴り、起立性調節障害、うつ、パニック障害など、現代人の深層にある不調を東洋医学・エネルギー療法・整体によって根本から整えることを得意とする。

NHKセミナー講師|10年で11万回以上の施術実績|書籍・DVD・雑誌取材、テレビ出演多数|柔道整復師、はり・きゅう師、口コミでも高評価を多数獲得。ブログやXやYouTubeでは心と身体を整えるための情報を日々発信中。

▶︎常若整骨院 公式サイト:https://tocowaca.com/

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※本記事の内容は、個人の体験や感想に基づいています。効果には個人差があり、必ずしも同じ結果が得られることを保証するものではありません。