子どものアトピー・アレルギー・喘息は、家庭を見直して改善!ポイント5つ
「鼻づまりがひどくて寝苦しそうなんです」
「アトピーがひどくてなかなか学校に行けなくて…」
常若整骨院には、お子さんのアトピー・アレルギー・喘息でお悩みの方が絶えず来院されています。
お薬や食事療法をしてきたけれど、ある程度改善してもそこから先に進めない、ぶり返してしまう…という方も少なくありません。
東洋医学では、心と身体は繋がっていると考えています。
お薬や食事=身体を一生懸命にケアしてもそこから先に進めないのは、心=家庭やストレスにより大きな原因があるからかもしれません。
お子さんのアトピー・アレルギー・喘息は、どのような要因によって引き起こされているのでしょうか?
東洋医学からみる、アレルギーとアトピー
鼻づまり・息苦しさ・咳・皮膚のかゆみや発疹…
アトピーやアレルギーは、主に鼻・のど・肺・皮膚などにあらわれます。
また、アレルギー症状に深いかかわりを持つと言われているのが、全身の免疫の7割が集中すると言われている腸です。
鼻・肺・腸・皮膚は、東洋医学の五行論(すべてのものを木・火・土・金・水の5つの要素に分類する考え方)で<金>という性質に属します。
<金>の特徴は、排出すること、バリアを張ること。
腸(便)で排出できなかった毒素は肺(呼気)や皮膚(汗)、鼻(鼻水)などで排出しようとします。
免疫というバリア機能は、腸はもちろん、のどや鼻、皮膚に存在しています。
この<金>の乱れが、アレルギーやアトピーを引き起こすと考えられるのです。
<金>に振り分けられるのは身体に関する事だけではありません。感情にも五行があります。
<金>の感情は憂い。
悲しみ、後悔、さみしさ、心を閉ざしている状態、言いたいことを表現できない状態、これらも<金>に乱れをつくる原因になるのです。
お子さんがアトピー・アレルギーになる理由
お子さんがアトピーやアレルギーなどで悩んでいる時、考えられる原因はおおまかに
①食生活
②ストレス
の2つです。
合わない食生活によって腸のはたらきが乱れているところに、言いたいことが言えない、悲しい、さみしいなどのストレスが重なることで症状が現れやすくなります。
では、食生活もストレスも関係なさそうな、生まれてすぐのお子さんにアトピーやアレルギーが出た場合はどうでしょうか。
赤ちゃんの身体は、お父さんとお母さんの細胞が合わさり、お母さんのお腹の中で育まれることで出来上がっていきます。
ですから、妊娠前のお父さん・お母さんの食生活やストレス状態、妊娠中のお母さんの食生活やストレス状態が原因であることが多いのです。
だからといって手の打ちようがないなんてことはないのでご安心を!
お子さんはもちろん、お父さん・お母さんも一緒に食事やストレスなどの生活を立て直していきましょう。
お子さんのアトピー・アレルギーの要因は?チェックポイント5つ
症状の原因はひとつではなく、色々な要因が絡み合っていることがほとんど。
食生活やストレスといったポイントをひとつひとつチェックして、当てはまっていることを出来る範囲からほどいていってみましょう。
①腸を荒らす食べ物を沢山・毎日摂っていないか
■小麦粉(パン・麺類・お菓子・ピザ・パンケーキなど)
■甘い物(砂糖・人工甘味料・はちみつ・チョコレート・ジュース・お菓子など、舌が甘く感じるもの)
■乳製品(牛乳・ヨーグルト・チーズなど)
■食品添加物(コンビニのご飯・スーパーなどのお惣菜、お菓子・レトルト食品・ファストフード・外食など)
これらを日常的に摂っていると腸内環境が荒れ、アトピー・アレルギー・喘息などが起こりやすい体を作ってしまいます。
また、甘い物や炭水化物は血糖値が激しく上がったり下がったりする際、イライラ・不安を感じやすくなり、癇癪の原因にもなります。
添加物はすこやかな成長を阻害してしまう場合も。
日々の食事は、なるべく上記のものを減らすことがオススメです。
「毎日ごはんを作るなんてハードルが高すぎる!」という場合は、添加物が少ない定食屋さんや自然食のカフェ、グルテンフリーのパンを作っているお店などを探してみてください。
周囲に頼れる人を増やしたり、時間がある時の作り置きもオススメです。
これらものは、あくまでも嗜好品としてたまに楽しむ程度にしましょう。
②お父さんとお母さんは仲が良いか
お子さんは、家族仲に敏感です。
とくにお父さんとお母さんが仲良くしているかどうかは、お子さんの精神状態にダイレクトに影響します。
「私が病気になれば家族は一致団結できる」と無意識に考えて、体調を崩す子も珍しくないのです。
仲が良いというのは、単に表面上に波風を立てないということではありません。
相手に伝わるように言いたいことを伝えること。
相手の考えていることを知ろうとする姿勢で相手の言葉を聞くこと。
言葉だけではなく、スキンシップをはかること。
一緒に仲良く生きていく努力をすること。
すべてを一気にクリアーできなくとも、出来ることから取り組んでみるだけでお子さんの心は落ち着いていきます。
③さみしい思いをしていないか
弟や妹ができてからアトピーが出るようになった、お母さんがお仕事に出かけ出してから鼻炎になった、というお話をよく聞きます。
悲しい・さみしいといった感情とアトピー・アレルギー・喘息は、東洋医学の<金>という属性で結ばれています。
■アトピー性皮膚炎:さみしい・抱きしめて欲しい・触れてほしい
■アレルギー:心を閉ざしている・イイコすぎる・こわがり
■ぜんそく:言いたいことが言えない・自分の気持ちをうまく表現できない
必ずこう、というわけではありませんが、症状の裏側にはこういった感情が隠れていることがあります。
お子さんは自分の気持ちをうまく表現できないことが多く、抱えているものが大きくなると言葉ではなく体で表現しやすいのです。
④お子さんに愚痴を聞いてもらっていないか
お母さんやお父さんが、お子さんに愚痴を聞いてもらっていることはありませんか?
■夫や妻、家族への不満を、ついつい子どもに話してしまう
■仕事のイライラを子どもにぶつけてしまう
お子さんはご両親のことが大好きですから、すすんで聞き役になる子も少なくありません。
しかし、ご自身が同じことをされたらどうでしょうか。人の愚痴、しかも大切な家族の悪口を聞いていい気分はしませんよね。
優しいお子さんならば「自分が身を呈して家族仲を修復しよう」と不調を起こすこともあります。
モヤモヤや愚痴は、メモに書いて破り捨てる・友達に聞いてもらう・カラオケでシャウトするなど、別の手段で発散しましょう。
どうしてもお子さんに言っておかなければいけない気持ちがあるなら、不満や毒気を抜いた状態でサラッと伝えるのがオススメです。
⑤仕事に取り組みすぎて家庭をおろそかにしていないか
お父さんやお母さんがお仕事に熱中し業績がとても伸びている時、不思議なことにお子さんが体調を崩しやすくなります。
東洋医学には陰陽論という考え方があります。
外に向かうエネルギー:陽と、内に向かうエネルギー:陰は、常にバランスを取り合っているという考え方です。
仕事に熱中・成功する=陽のエネルギーが強くなりすぎると、バランスをとるために家庭は陰のエネルギーを増やそうとします。
一番この影響を受けやすいのが、弱くて小さい人。つまりお子さんです。
この無理やりな陰陽バランスのとり方を避けるには、仕事に取り組んでいるお父さんやお母さんが適度にお休みをとり、陰=家庭をゆたかに過ごすこと。
家族でピクニックに行く、家の中で映画を見ながらダラダラする、登山に行く。仕事=陽から完全に離れ、陰=家族・プライベートの時間を多くとるようにすることがオススメです。
何よりも、家族が仲良しでいることを忘れずに!
アトピー・アレルギーはその子だけの問題じゃない
お子さんのアトピー・アレルギー・喘息といった症状は、そのお子さんだけの問題ではありません。
食生活・家族関係・ストレスなど、家族全体の抱えている問題を、その子が代弁してくれているといった場合も少なくないのです。
もしかしたら、今まで見て見ぬふりをしてきたことに手をつけなければいけないこともあるかもしれません。
それはお子さんがアトピー・アレルギー・喘息を通して課題をクリアするチャンスを与えてくれているのだとも言えます。
やらなければいけないことだらけのようですか?
裏を返せば、アトピー・アレルギーを改善する手段がいくつも用意されているという事でもあります。出来ることからぜひ見直してみてください。
「自力だけじゃ難しい」
「もっと早く回復させたい」
という方は、お気軽に常若整骨院へご相談くださいね。
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