腎の弱り=生命力の低下=老化。腎を強くして、アンチエイジング!

ブログ著者

冨高 誠治

冨高 誠治

柔道整復師、はり・きゅう師、自律神経整体

冨高 明子

冨高 明子

カウンセラー


「いいですね、院長の施術がいつでも受けられるなんて!」

とよく患者さんに言われるカウンセラーです。

「ふふふ、いいでしょう」と胸を張っておりますが、実は整骨院のカウンセラーとしてあまり誇れぬことに、いつも体調が良いわけではありません。

雨が降る前は頭痛がするし、朝の家事を済ませてご飯を食べ終えるとなんだか息切れがして体が重い。

長年快便クイーンだったのに、最近お腹が重い日がある。

食事もわりと変わってきたのに、なんで~、と院長に泣きついたところ、投げられたのは4文字でした。

「腎だね」

じ、腎ですか??

 

腎=生命力

ここで言う「腎」は、西洋医学で言う腎臓そのものではなく、東洋医学でいう「腎」です。

五行(すべてのものを木・火・土・金・水のいずれかの要素に分ける考え方)ではにあたり、体内の水の流れや髪、耳、骨、感情なら恐怖や不安などを司っています。

腎のはたらきで最も根幹的なものは、生命力です。

年をとってくると、白髪が増え、骨がもろくなり、耳が遠くなります。これは生命力=腎が衰えていくから。

生命力=腎が衰えると、他の内臓や器官のはたらきも落ちてしまいます。

腎は直接関係する場所だけでなく、体の機能がちゃんと働くか働かないかに関わるポイントなのです。

 

確かに、子どもの頃に軽い腎炎になったことといい、中耳炎を繰り返していたことといい、心配性なところといい、私のウイークポイントは腎。

そう納得していたところ、

「つまり年に負けてるってことだね!」

と追い打ちをかけてくる院長。ひ、ひどい…。

 

腎を上げる=アンチエイジング!

とはいえ院長の言う通り、腎のはたらきを活発にする=生命力を増強するということは、年に負けない身体を作るということ。

つまりアンチエイジング。アラサーには魅惑のフレーズです。

「じゃあ、どうやって腎を上げていくの?」

というと…

 

①お灸をする

お灸や鍼は、腎をダイレクトにケアできます。

中でもお灸はドラッグストアなどでも購入でき、セルフケアとして行える点が魅力。

腎経(体内の気の通り道である経絡のうち、腎の流れに対応する部分)にあるツボのうち、最も効率がいいのが原穴と呼ばれる経絡のスタート地点です。

腎経の原穴は太谿

足の内くるぶしの頂点からアキレス腱に向かって指を滑らせ、腱の手前にあるくぼみです。

ここに1日1回お灸をします。

お灸は火が消えた後に熱さを感じます。初めて行う場合は熱いと感じたらすぐにお灸を外しましょう。体がお灸に敏感なため、火傷や水ぶくれになる場合があります。

お灸をしても熱さを感じない場合は、その部分が弱っている証拠。2回目以降も同じ状態なら、続けて2個目を行ってもOKです。

 

ちなみに私の場合は、出勤前に疲労困憊している状態が続いている時期に、朝起きぬけにお灸をしてシャワーを浴びる(煙の臭いがつくため)ようにしたところ、2日目には家事が億劫でなくなり、3日目には疲労を感じず出勤できました。

腎と合わせてお灸をするといいポイントも人それぞれ存在するので、くわしく知りたい方は、

<※保存版※こんな時はココに!症状別セルフケア用ツボまとめ>

コチラをご覧ください。

 

②内臓を疲れさせる食材&自分に合わない食材を知り、避ける

私たちが何気なく食べている食事の中には、食品添加物(ph調整剤、リン酸塩、調味料(アミノ酸等)、酵母エキスなど)はじめ、内臓に負担をかけるものがかなりの率で入っています。

内臓が疲労し機能が落ちれば、当然腎は弱ります。

調子が悪い時は真っ先にコンビニご飯・スナック菓子をカットしましょう。

それだけでも体にかかる負担を軽減できます。

 

添加物を避けられるようになったら、続いてチェックしたいのが食材です。

■砂糖

■小麦粉

■乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ、生クリームなど)

■卵

これらは合う・合わないも関わってきますが、ほとんどの方が過剰に摂って調子を崩しやすい部分。

半分~1/3に減らす気持ちで食事を変えてみて、体調がどう変化するかを感じてみてください。

 

私は玄米・季節野菜・味噌汁・鶏肉メインの食事を続けていると、体が軽く過ごせます。

チョコレートやクッキー等の甘いもの・パスタやうどん等の小麦粉モノ・牛や豚などの4つ足のお肉が多いと、胃もたれがして体が重くなり、お腹が冷えて痛みます。

それが分かっているので、体に合わないものは「明日は休みだ!今日は悪いもの食べてやるぜ~!」という時だけにしています(結局食べてはいる)。

 

③運動する

運動をして筋肉を動かすと、様々なホルモンが筋肉から分泌されます。

このホルモンの中のひとつであるマイカイオン若返りホルモンとも呼ばれているそう。

筋肉を動かすほど体は若返る=腎が回復しやすくなるのです。

ウォーキングなどの有酸素運動も良いですが、より効率的にマイカイオンを出すなら筋トレが良いようです。

マイカイオンについて調べてみると、「アイソメトリックス」という、筋肉を動かすのではなく、息を止めて筋肉を意識し、ぐっと力を込めた状態を7秒キープするトレーニングに行き当たります。

まだ初めて数日なので筋肉の発達に関してはなんとも言えませんが、おどろいたのはアイソメトリックスを行った後のスッキリ感です。

目がぱっちり開くような、体に血が行き渡っているような感覚です。

 

④自律神経整体を受ける

自律神経整体は、「なぜ腎が弱ったのか」「腎の回復を阻んでいるものは何か」「どうすれば腎が回復するか」を、内臓・神経・経絡・脳・筋肉・骨格・毒素・食・ストレスなどから探り当てます。

私の場合、腎が弱る原因として出てきたのは、ポリ塩化ビフェニル(化学物質)、蝶形骨(頭蓋骨の部品)、第2チャクラでした。

■ポリ塩化ビフェニルはダイオキシンの一種で、大気汚染として体内に入り、内臓の機能低下につながります。

■第2チャクラは腎臓をはじめ、腹部の内臓をつかさどるチャクラです。

■蝶形骨は頭蓋骨全体のバランスをとっている骨です。蝶形骨と側頭骨のつなぎ目には、腎経(腎臓の経絡)がはしっています。

一見バラバラに見える要素ですが、これらが蓄積・機能低下することで、腎=生命力が落ちる一端になっていました。

 

自律神経整体のいいところは、原因を特定・取り除くのがとにかく早いこと!

その分、見て見ぬフリをしてきた問題(食事・人間関係・性格など)がハッキリ表面化してくるため、「本人がどのくらい本気で自分の体と心に向き合うか」「いかに言い訳せず行動できるか」が試されます。

私も日々試され中でございます。

 

毎日をもっと楽しく過ごしたい~!

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そういえば最近やたら疲れてるし、年よりも上に見られるし、お肌もたるんできてるし、鏡を見るのがイヤな日もあるし…。

そんな日々蓄積されてきた小さなストレスや自分への不満が、院長の「年に負けてる」発言で一気に表面化!

もうごまかしてはいられません。これは老化だ!腎の弱りだ!生命力のない生き物になりかけてるんだ~!

大ショックはいわば海底に手がついた状態。そこにたどり着いてしまったら、あとは浮上するしかなくなります。

お灸、食事、運動、自律神経整体を総動員して、もっと元気になってやる!

「元気過ぎて困る…」

と院長に言わせる日を目指して邁進します♪