汗でかぶれる!首やデコルテの赤み・かゆみを改善する方法
梅雨明けを控え、暑さも本格化してくるこの時期。
当院にいらっしゃるお客様の中からも、チラホラと声が上がってきているのが「汗によるかぶれ・かゆみ」。
特に首回り~デコルテといった目立つ場所に出てしまうと困りもの。
なぜ自分の汗でかぶれてしまうのでしょうか?
首~デコルテの皮膚はデリケート
首からデコルテにかけての皮膚は、体の中でも特に薄く、デリケートな部分。
それでいて顔と同じように露出されることが多く、刺激を受けやすい部位でもあります。
刺激となるのは、日焼け止め、日光(紫外線・熱)、ネックレスなどのアクセサリー、衣類、そして汗。
「日焼け止めやネックレスみたいな外部からの刺激はまだしも、なぜ自分の体から出た汗でかぶれるの?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
汗には身体の中のいらないものを排出する排毒機能があります。
そのため、汗には塩分・化学物質・アレルゲン・アンモニアといった物質が含まれています。
これらが肌に付着したままになると、デリケートなお肌は赤み・かゆみ・かぶれといった反応を起こしてしまいます。
さらに、汗に含まれる物質や水分によって、肌表面の常在菌が必要以上に活性化し、お肌への刺激になることも。
けれども、すべての人が首のかぶれで悩んでいるわけではありませんよね。
首~デコルテのかぶれで悩む方の最大の特徴は、肌のバリア機能を司る腸が弱っていること。
特に夏場は冷たいものを飲み食いする機会が増え、冷えた腸が機能低下しやすい時期です。汗×冷たいもののコンボで、肌荒れしやすい季節ともいえるのです。
首~デコルテのかゆみ・かぶれを改善するには?
①かゆみの原因になる汗に対処すること、②肌にバリアを張れなくなっている腸を強くすることが、かぶれ・かゆみの改善につながります。
①汗に対処する
汗は体温調節や排毒の役目を果たす、大切な機能です。
「かぶれるから」といって、汗をかかないように水を飲まなかったり、クーラーの効いた部屋にばかりいるのは逆効果。
汗をかいたら、こまめにハンドタオルなどでふき取りましょう。ゴシゴシこするのではなく、やさしく押し当てて吸い取るのがコツ。
こまめにシャワーを浴びたり、濡らしたタオルで拭うのもいいですね。
ただし、お風呂はシャワーで済ませず、湯船にしっかり浸かりましょう。
湯船でしっかり汗をかくと排毒がすすみ、昼間にかく汗にかゆみの原因となる物質が少なくなっていきます。
②腸を強くしてバリア機能を強化
腸への負担を軽くするのに最も効果的なのは、断食や小食です。
■朝ごはん(または晩ごはん)を抜いて1日2食にする
■1日断食(前日はいつもの1/2程度の食事・当日は具無し味噌汁・翌日はおかゆと具入り味噌汁)
食事そのものの内容としては、
■甘いもの・小麦粉を半分に減らす
■アルコールやタバコを減らす
■冷たいものを飲まない(飲んだら白湯を飲む)
などがオススメです。
食事による負担が少なくなると、胃腸がしっかりと休息できます。
③早く改善したいなら、自律神経整体や鍼灸もオススメ
当院で行っている自律神経整体は、アレルギーやアトピー、湿疹といったお肌の悩みの改善にもお役立ていただけます。
「なぜ首周りにかゆみが出たのか?」「原因はどこか?」「どうすれば改善するのか?」
こういったことを筋肉・骨格・神経・内臓・経絡・ストレス・食事などの生活から検査・特定し、必要なところにだけ施術を行ないます。
汗による首のかゆみでお悩みだったTさん。
お体をみせていただくと、骨盤がかなり歪んで硬くなっていました。
骨盤にゆがみがあると、お腹に詰まっている内臓の機能が落ちてしまいます。Tさんの場合は小腸が弱り、肌表面にバリアを張れなくなっていました。
小腸の状態を整え、骨盤を正しい位置に戻すと、かゆみが徐々に軽減していきました。
肌を整えて本格的な夏を迎えたい!
汗をかく季節は、露出が多くなる季節でもあります。
首やデコルテを見せる服装は涼し気ですが、かぶれがあったら隠したくなってしまうもの。
美しい首やデコルテは美人の象徴。ぜひ梅雨が明ける前に、汗に負けないお肌づくりを始めてみてください。
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