過敏性腸症候群と自律神経の密接な関係|福岡の整体院が解説
こんにちは、福岡市早良区にある常若整骨院の院長です。今日は多くの方が悩んでいる「過敏性腸症候群(IBS)」と「自律神経」の密接な関係について、東洋医学的な視点からお話しします。
「なぜお腹の調子が悪くなるとドキドキするんだろう?」「ストレスを感じるとすぐにお腹が痛くなる…」「いつも下痢と便秘を繰り返して疲れた…」
このような悩みを抱えている方は、腸と自律神経の深いつながりを理解することで、根本的な改善への道が見えてくるかもしれません。10年以上にわたる東洋医学と気功の実践から見えてきた、IBSと自律神経の関係、そして改善法をお伝えします。
腸と自律神経の深い関係
私たちの体には「自律神経」という、意識せずに体の機能を調整している神経系統があります。交感神経(活動モード)と副交感神経(休息モード)のバランスにより、様々な内臓の働きが調節されています。
「第二の脳」としての腸
実は腸は、脳の次に多くの神経細胞が集まっており、「第二の脳」とも呼ばれています。腸内には約1億個もの神経細胞があり、独自の神経ネットワークを形成しているのです。
この腸の神経系は「腸内神経系」と呼ばれ、脳と常に情報をやり取りしています。つまり、腸の状態が脳に影響し、逆に脳の状態も腸に大きく影響するのです。
過敏性腸症候群のメカニズム
過敏性腸症候群(IBS)は、腸と脳のこの複雑なコミュニケーションが乱れることで起こります。IBSの主な症状には以下のようなものがあります。
- 腹痛や腹部不快感
- 下痢と便秘の繰り返し
- 腹部膨満感
- 排便後も残便感がある
- 粘液便
これらの症状は、腸の過敏反応によって引き起こされますが、その背景には自律神経のバランスの乱れがあるのです。
自律神経の乱れがIBSを引き起こす3つのメカニズム
なぜ自律神経の乱れが腸に影響するのでしょうか?ここでは3つの重要なメカニズムをご説明します。
1. 腸の蠕動運動への影響
腸の蠕動運動(食べ物を運ぶぜんどう運動)は自律神経によってコントロールされています。交感神経が優位になると腸の動きは抑制され、副交感神経が優位になると活発になります。
自律神経のバランスが崩れると、この蠕動運動が乱れ、便秘や下痢の原因となります。特にストレスで交感神経が過剰に働くと、腸の動きが滞り便秘になりやすく、逆に急に副交感神経が優位になると下痢を引き起こすことがあります。
2. 腸の血流量の変化
自律神経は腸への血流量も調節しています。交感神経が優位になると血管が収縮し、腸への血流が減少します。これにより腸の機能が低下し、消化や吸収にも影響が出ます。
東洋医学では、これを「気血の滞り」として捉えます。気(エネルギー)と血(栄養を運ぶ血液)の流れが悪くなることで、腸の機能も低下するのです。
3. 腸の感覚閾値の変化
IBSの方は、腸の痛みや不快感に対する感覚閾値(しきい値)が低下していることがわかっています。つまり、健康な人なら感じないような軽い刺激でも、痛みや不快感として感じてしまうのです。
これは脳と腸のコミュニケーション異常によるもので、自律神経の乱れがこの異常をさらに悪化させます。東洋医学では、この状態を「気の流れの乱れ」として捉えます。
東洋医学から見たIBSと自律神経の関係
東洋医学には2000年以上の歴史があり、腸と自律神経の関係についても深い洞察があります。
五臓六腑の理論から見るIBS
東洋医学では、体の機能を「五臓六腑」という概念で捉えます。特にIBSに関わるのが「肝(かん)」「脾(ひ)」「腎(じん)」という臓器です。
肝(かん)と自律神経 肝は「疏泄(そせつ)」という、気の流れをスムーズにする機能を持ちます。ストレスを受けると肝の機能が低下し、気の流れが滞り「肝気鬱結(かんきうっけつ)」という状態になります。
これは現代医学で言う交感神経の過剰な緊張状態に相当し、腹痛や便秘の原因となります。
脾(ひ)と自律神経 脾は消化吸収を担当する臓器です。脾の機能が低下すると「脾虚(ひきょ)」という状態になり、消化不良や下痢を引き起こします。
これは副交感神経の機能低下に相当し、栄養の吸収不良や腸内環境の悪化につながります。
腎(じん)と自律神経 腎は生命エネルギーの根源である「元気(げんき)」を蓄える臓器です。過労や睡眠不足などで腎の機能が低下すると、全身のエネルギーが不足し、自律神経のバランスも崩れやすくなります。
気・血・水のバランスから見るIBS
東洋医学では、体内を循環する「気・血・水」のバランスも重要視します。
気の流れとIBS 気の流れが滞ると(気滞)、腹部膨満感や痛みが生じます。特にストレスや感情の抑圧は気の流れを妨げる大きな要因です。
血の巡りとIBS 血の巡りが悪くなると(血瘀)、腸への栄養供給が低下し、腸の機能も落ちます。冷えや運動不足はこの状態を悪化させます。
水の代謝とIBS 水の代謝がうまくいかないと(水滞)、むくみや下痢の原因となります。過度の冷たい飲食物や湿度の高い環境がこの状態を引き起こします。
IBSと自律神経の乱れを引き起こす現代生活の5つの要因
現代社会の生活習慣は、自律神経のバランスを崩し、IBSを悪化させる要因が満載です。特に以下の5つが重要です。
1. 慢性的なストレス
仕事、人間関係、将来への不安など、現代人は様々なストレスに晒されています。このストレスが継続すると、自律神経のバランスが崩れ、腸にも大きな影響を及ぼします。
東洋医学的視点:ストレスは「肝気鬱結」を引き起こし、気の流れを滞らせます。肝と大腸は五行説では「木」と「金」の関係にあり、肝の機能低下が大腸にも影響するのです。
2. 食生活の乱れ
現代の食生活は、加工食品や精製糖、トランス脂肪酸などの摂取が多く、腸に負担をかけています。また、食事の時間や量も不規則になりがちです。
東洋医学的視点:不適切な食生活は「脾胃の弱り」を招き、消化吸収機能を低下させます。これにより「気虚(ききょ)」という気のエネルギー不足の状態になり、腸の機能も低下します。
3. 睡眠の質と量の低下
スマートフォンやパソコンの普及により、就寝前まで強い光に晒され、質の良い睡眠が取りにくくなっています。睡眠不足は自律神経のリズムを乱す大きな要因です。
東洋医学的視点:睡眠不足は「陰虚(いんきょ)」という状態を引き起こします。陰は体を冷やし、潤す作用があるため、陰が不足すると内臓の機能も低下します。
4. 運動不足
デスクワークが増え、日常的な運動量が減少しています。運動不足は血行不良を招き、自律神経の機能も低下させます。
東洋医学的視点:運動不足は「気滞血瘀(きたいけっお)」を引き起こします。気と血の流れが滞ることで、腸への栄養供給も減少し、機能低下につながります。
5. エネルギーの過剰消耗と他者からの影響
現代人は知らず知らずのうちに、エネルギーを消耗しています。特に他人のネガティブなエネルギーを無意識に受け取ることで、自分のエネルギーも消耗してしまう「エンパス体質」の方も増えています。
東洋医学的視点:これは「正気(せいき)の不足」による「邪気(じゃき)の侵入」と捉えることができます。自分のエネルギーが弱まると、外部からの不要なエネルギーの影響を受けやすくなるのです。
IBSと自律神経を整える3つのエネルギーケア
当院では、IBSと自律神経の乱れを改善するために、伝統的な東洋医学の知恵と現代的なエネルギーケアを組み合わせたアプローチを行っています。特に効果的な3つの方法をご紹介します。
1. 水晶によるエネルギーの保護と浄化
水晶には浄化作用があり、ネガティブなエネルギーから身を守る効果があります。特に腸は外部のエネルギーの影響を受けやすい器官のため、水晶によるエネルギー保護が効果的です。
実践方法:
- 小さな水晶をポケットやバッグに入れて持ち歩く
- 腹部に直接当てて、腸のエネルギーを整える
- 就寝時は枕元に置いて、睡眠中のエネルギー保護を行う
IBSの症状が出やすい状況(会議や人混みなど)に入る前に、水晶を手に持って「私を守ってください」と意図を込めると、さらに効果的です。
2. 天日塩によるエネルギーデトックス
天日塩には強力な浄化作用があります。お風呂に天日塩を入れて入浴すると、体に溜まった余分なエネルギーを洗い浄化し、自律神経のバランスも整いやすくなります。
実践方法:
- 入浴時に天日塩を一握り(約30g)お湯に溶かす
- 38〜40度のぬるめのお湯に20分程度つかる
- 入浴中は深い呼吸を心がける
- 週に2〜3回行うのがおすすめ
ストレスを感じた日や、お腹の調子が悪い日には特に効果的です。
3. 神社参拝によるエネルギーリセット
神社は古来より清らかなエネルギーに満ちた場所とされています。定期的に神社に参拝することで、心身のエネルギーがリセットされ、自律神経のバランスも整いやすくなります。
実践方法:
- 月に1〜2回、近くの神社に参拝する
- 参拝時は「感謝」の気持ちを持つ
- 境内をゆっくり歩き、深呼吸する
- 帰りに御守りや御札を受けると、さらに保護効果が高まる
神社のエネルギーは、特に「腸と脳の過剰な反応」を鎮める効果があります。多くのIBS患者さんが「神社に行った後は不思議とお腹が落ち着く」と報告しています。
IBSと自律神経を整える生活習慣の調整法
エネルギーケアに加えて、日常生活の調整も重要です。以下に、特に効果的な方法をご紹介します。
自律神経に優しい食生活
避けるべき食品:
- 刺激物(辛いもの、アルコール、カフェイン)
- 小麦製品(特にグルテンは腸を刺激します)
- 乳製品(腸内環境を悪化させることがあります)
- 加工食品(添加物が腸に負担をかけます)
- 冷たい飲食物(腸の血流を悪くします)
積極的に摂りたい食品:
- 発酵食品(味噌、納豆、キムチなど)
- 食物繊維(根菜、海藻類など)
- 良質なタンパク質(魚、鶏肉、豆腐など)
- 温かいスープや煮物
- 腸内環境を整える食品(オリゴ糖を含む食品など)
特に朝食は温かいものを選び、腸を優しく目覚めさせることが大切です。
自律神経を整える呼吸法
呼吸は、唯一意識的にコントロールできる自律神経の機能です。適切な呼吸法を取り入れることで、自律神経のバランスを整え、IBSの症状も改善できます。
腹式呼吸の方法:
- 楽な姿勢で座り、片方の手をおへその下(丹田)に置く
- 鼻から息を吸いながら、おなかを膨らませる
- 口から息を吐きながら、おなかをへこませる
- これを1日3回、各5分間行う
食前と就寝前の腹式呼吸は、特に腸の働きを整えるのに効果的です。
自律神経に優しい睡眠のとり方
質の良い睡眠は、自律神経のリセットに不可欠です。以下のポイントを意識してみましょう。
- 寝る1時間前にはスマホやパソコンから離れる
- 寝室の温度は18〜23度、湿度は50〜60%に調整する
- 同じ時間に寝て、同じ時間に起きる習慣をつける
- 就寝前のリラックスルーティン(読書、ストレッチなど)を作る
- 寝る前の考えごとを避け、「今日はよく眠れる」と肯定的に考える
特に「腸が休む時間」を作ることが大切です。夕食は寝る3時間前までに済ませ、腸に休息の時間を与えましょう。
患者様の喜びの声
理論だけでなく、実際に当院で改善された方々の声をご紹介します。
32歳女性 会社員の場合
「朝の通勤電車でいつもお腹が痛くなり、トイレに駆け込む毎日でした。病院では『ストレスが原因のIBS』と言われ、薬を処方されましたが根本的な改善にはなりませんでした。
常若整骨院では、自律神経と腸の関係を詳しく説明してもらい、なぜ電車でお腹が痛くなるのかが初めて理解できました。『あなたは他人のエネルギーを吸収しやすいタイプ』と言われ、確かに人混みで疲れやすいことに気づきました。
気功施術とエネルギー調整を受けた後は、腸が温かくなり、穏やかな感覚がありました。水晶を持ち歩き、天日塩のお風呂も取り入れたところ、2週間ほどで通勤中のお腹の痛みが減少。3ヶ月続けると、電車に乗っても不安がなくなり、朝も余裕を持って出かけられるようになりました。食事も温かいものを中心にしたことで、腸全体の調子が良くなったと感じています。」
※効果には個人差があり、回復を保証するものではありません
45歳男性 自営業の場合
「長年のストレスから、腹部膨満感と便秘・下痢の繰り返しに悩まされていました。仕事柄、食事時間も不規則になりがちで、胃カメラや大腸カメラも受けましたが異常なしと言われ、IBSと診断されました。
常若整骨院では『あなたは気の流れが滞り、自律神経のバランスが崩れている状態』と説明されました。東洋医学の五臓六腑の話は複雑そうでしたが、先生のメタファーを使った説明でとても分かりやすかったです。
特に効果があったのは、丹田呼吸法とエネルギーケアです。気功施術を受けると、おなかの張りが和らぎ、全身が軽くなる感覚がありました。生活面では、朝のお粥と味噌汁の習慣、そして週末の神社参拝を取り入れました。
3ヶ月続けると、便通が安定し、おなかの張りもほとんど気にならなくなりました。仕事のストレスは相変わらずですが、体の反応が変わったことで、精神的にも余裕が出てきました。自律神経と腸のつながりを知れたことで、自分の体との向き合い方が変わりました。」
※効果には個人差があり、回復を保証するものではありません
常若整骨院のIBS×自律神経調整プログラム
当院では、IBSと自律神経の乱れを総合的に改善するために、以下のようなプログラムをご用意しています。
初回:詳細なカウンセリングと体質診断
まずは丁寧にお話を伺い、東洋医学的な体質診断を行います。あなたの症状、生活習慣、ストレス要因などを総合的に分析し、IBSと自律神経の乱れの根本原因を特定します。
陰陽五行説に基づいて「あなたにとって最適な改善プラン」を作成し、わかりやすいメタファーを使って、あなたの体の状態を説明します。
2回目以降:オーダーメイドの統合施術
体質診断をもとに、あなただけのオーダーメイド施術を行います。
- 気功によるエネルギー調整(特に腹部のエネルギーの流れを改善)
- 自律神経を整える東洋医学的整体(特に背骨と内臓の調整)
- 腸と自律神経のバランスを整える特殊な手技
施術の頻度は症状の程度や体質によって異なりますが、一般的には初めの1ヶ月は週1回、その後は2週間に1回、さらに症状が安定してくると月1回のペースとなります。
自宅でのセルフケア指導
施術効果を持続させるために、自宅でできるセルフケア方法も詳しくお伝えします。
- エネルギーケア(水晶活用法、天日塩のお風呂の入り方など)
- 自律神経を整える呼吸法と簡単なエクササイズ
- あなたの体質に合った食事法
- ストレス管理のためのメンタルエクササイズ
これらを総合的に実践することで、IBSと自律神経の根本改善を目指します。
さいごに:腸と自律神経のバランスを取り戻す日
過敏性腸症候群でお悩みの方へ。あなたの症状は、腸だけの問題ではなく、自律神経のバランスの乱れから来ている可能性が高いのです。
薬で一時的に症状を抑えるのではなく、腸と自律神経の関係に着目した東洋医学的アプローチで、根本的な改善を目指しませんか?
特に「いろいろ試したけれど良くならない」という方にこそ、当院の価値を感じていただけると思います。なぜなら、これまでとは全く違う視点からアプローチするからです。
あなたがお腹の悩みから解放され、自律神経のバランスを取り戻し、心身ともに健やかな毎日を送れるよう、全力でサポートします。
一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。一緒に、健康な腸と穏やかな自律神経を取り戻しましょう。
常若整骨院のご案内
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