五十肩と自律神経の密接な関係|福岡の整体院が解説
こんにちは。福岡市早良区の常若整骨院の院長です。今日は多くの方が悩んでいる「五十肩」と、意外と知られていない「自律神経」の関係についてお話ししたいと思います。
五十肩の痛みの裏に隠れた真実
「なぜこんなに痛いのか」「どうして夜になると悪化するのか」「なぜ病院の治療だけでは良くならないのか」
こういった疑問を持つ方は少なくありません。実は五十肩の痛みや症状には、自律神経が深く関わっているのです。
私は10年以上、東洋医学と気功を活かした整体で、多くの五十肩患者さんを見てきました。そこで気づいたのは、痛みが長引いている方の多くに自律神経の乱れが見られるということ。
自律神経とは、私たちの意思とは関係なく内臓や血管、汗腺などの働きを調整している神経系です。交感神経(活動モード)と副交感神経(リラックスモード)のバランスが崩れると、痛みに対する感受性が高まったり、血行不良を起こしたりします。
自律神経と五十肩の悪循環
東洋医学では、体内を巡る「気」と「血」の流れが滞ると痛みが生じると考えます。これを「不通則痛(通じざれば則ち痛む)」と言います。
実はこの「気」と「血」の流れを大きく左右しているのが自律神経なのです。
悪循環の始まり
- ストレスや疲労で自律神経が乱れる
- 交感神経が優位になり筋肉が緊張する
- 肩周りの血行が悪くなり「気」の流れが滞る
- 炎症や痛みが発生する
- 痛みがさらなるストレスとなり自律神経の乱れを助長
- この悪循環が五十肩を長引かせる
特に夜間に痛みが悪化するのは、日中は交感神経優位で痛みを感じにくいのに対し、夜になると副交感神経が優位になり、痛みを強く感じやすくなるからなのです。
陰陽五行から見た五十肩と自律神経
東洋医学の陰陽五行思想で見ると、五十肩と自律神経の関係がさらに明確になります。
五行と内臓の関係
- 木の気:肝・胆に宿り、ストレスと関連
- 火の気:心・小腸に宿り、循環と関連
- 土の気:脾・胃に宿り、消化と関連
- 金の気:肺・大腸に宿り、呼吸と関連
- 水の気:腎・膀胱に宿り、エネルギー貯蔵と関連
五十肩の患者さんには特に「木」と「水」のエネルギーバランスが崩れている方が多いのです。
「木」のバランスの乱れ
「木」のエネルギーは肝に宿り、ストレスと深い関係があります。現代社会のストレスで「肝気鬱結(かんきうっけつ)」という状態になると、「気」の流れが滞り、肩周りの血行も悪くなります。
これは交感神経が過剰に働いた状態に似ています。慢性的なストレスで自律神経のバランスが乱れると、筋肉が常に緊張し、五十肩の症状を悪化させるのです。
「水」のバランスの乱れ
「水」のエネルギーは腎に宿り、基本的な生命エネルギーの源です。現代の生活習慣や加齢で「腎の気」が弱まると、体の回復力が低下します。
これは副交感神経の機能低下に似ています。副交感神経は「回復と修復」を担当しているため、この機能が弱まると肩の炎症や痛みからの回復が遅れるのです。
現代生活が五十肩と自律神経に与える影響
現代の生活習慣は、知らず知らずのうちに自律神経を乱し、五十肩のリスクを高めています。
1. スマホ・パソコンの過剰使用
長時間同じ姿勢でスマホやパソコンを使うことで、首から肩にかけての筋肉が緊張状態になります。これは交感神経を過剰に刺激し、血行不良を引き起こします。
さらにブルーライトは脳を覚醒させ、就寝前のスマホ使用は睡眠の質を下げ、副交感神経の働きを妨げます。
2. 慢性的なストレス
現代社会の多くの方が抱える慢性的なストレスは、交感神経を常に優位にします。「戦闘モード」が長く続くと、筋肉は緊張し、「気」の流れは滞り、五十肩のリスクが高まります。
3. 休息不足と頑張りすぎ
現代人に多い「頑張りすぎ」の習慣は、副交感神経の働く時間を奪います。休息なく過ごすことで「腎の気」は消耗し、回復力が低下します。
東洋医学では、「水」のエネルギーが不足すると「木」が過剰になりやすいと考えます。つまり、休息不足はストレス反応を高め、五十肩の悪化につながるのです。
4. 体の冷え
クーラーの効いた部屋での長時間作業や冷たい飲食物の摂りすぎは、体を冷やし血行を悪くします。冷えは自律神経の働きを鈍らせ、特に女性の五十肩に関係していることが多いのです。
常若整骨院の自律神経×五十肩改善アプローチ
当院では、五十肩を単なる「肩の問題」として捉えるのではなく、自律神経の乱れも含めた体全体のバランスの崩れとして診ていきます。
1. 体質診断と根本原因の特定
初回のカウンセリングでは、あなたの体質を陰陽五行思想に基づいて診断します。肩の痛みだけでなく、睡眠の質、疲労度、ストレス状態なども詳しく確認し、自律神経の状態を把握します。
「木が過剰」な方、「水が不足」している方など、それぞれの体質に合わせた施術プランを立てていきます。
2. 気功整体による「気」の流れと自律神経の調整
当院独自の気功整体では、手技だけでなく、エネルギー治療を取り入れています。
川の流れを例にすると、上流で水源を豊かにすれば、下流の淀みも自然に解消されます。同様に、体全体のエネルギーバランスを整えることで、肩の「気」の流れも良くなり、自律神経も調和していくのです。
施術では痛みを伴うような強い刺激は与えません。むしろ、優しいタッチで体のエネルギーを整え、副交感神経を活性化させます。
3. 自律神経を整える生活習慣改善のサポート
五十肩と自律神経の根本的な改善には、日々の生活習慣の見直しが欠かせません。
- 食生活改善:自律神経に影響する甘いもの、小麦粉もの、乳製品、添加物を減らす
- 心の余裕づくり:交感神経優位の状態を減らすため、趣味の時間を増やす
- 質の良い睡眠:副交感神経の働きを促進する十分な睡眠時間の確保
- 適度な運動:自律神経のバランスを整える適度な有酸素運動の習慣化
4. 独自のエネルギー調整法
当院では自律神経とエネルギーバランスを整える独自の方法もお伝えしています:
- 水晶のパワー活用:古来より浄化作用があるとされる水晶で、不要なエネルギーを解放し、自律神経のバランスを整える
- 天日塩によるデトックス:自然塩の力で体内の「濁り」を排出し、副交感神経の働きを促進
- 神社参拝の効果:自然のパワースポットで「気」を整え、交感神経と副交感神経のバランスを調整
自律神経改善で五十肩が良くなった実例
事例1:睡眠の質が向上し五十肩が改善した50代男性
中村さん(仮名・55歳)は右肩の痛みで夜も眠れず、日中も集中力が低下していました。
「痛みで何度も目が覚め、翌日は疲れが取れない状態でした。仕事のミスも増えて悪循環でした」
診断の結果、ストレスによる「肝気鬱結」と「腎陽虚」の状態。交感神経優位の状態が続き、副交感神経の機能も低下していました。
気功整体で全身の「気」の流れを整えながら、就寝前のスマホ使用を控え、入浴と深呼吸の習慣を提案。さらに水晶を用いたエネルギー調整法をお伝えしました。
3週間後には睡眠の質が向上し、同時に肩の痛みも軽減。2ヶ月後には日常生活のほとんどが痛みなくできるようになりました。
「睡眠が良くなるとこんなに変わるんですね。肩の痛みだけでなく、生活全体が良くなりました」
※効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。
事例2:ストレス管理で五十肩が改善した40代女性
佐藤さん(仮名・48歳)は仕事と家事の両立に悩み、半年前から五十肩の症状に苦しんでいました。
「忙しさのあまり、自分のケアをする時間がなかったんです。肩の痛みで家事も仕事も制限されるようになりました」
東洋医学的には「肝火上炎」の状態で、ストレスにより「肝」の機能が乱れ、交感神経が過剰に働いていました。
気功整体で肩周りの「気」の流れを整えながら、「自分を労る時間」の確保をアドバイス。神社参拝と天日塩を用いたデトックス法も取り入れました。
1ヶ月後にはストレスレベルが軽減し、肩の痛みも和らぎました。3ヶ月後には腕の可動域もほぼ回復。
「自分の時間を持つことが、こんなに大切だとは思いませんでした。肩の痛みが教えてくれたのかもしれません」
※効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。
事例3:食生活改善で自律神経と五十肩が改善した60代男性
山田さん(仮名・63歳)は両肩の痛みと寝つきの悪さに悩んでいました。
「年のせいかと諦めていましたが、痛みで趣味の釣りもできなくなり困っていました」
診断の結果、「痰湿阻滞」という状態で、体内に「湿」が溜まりやすく、自律神経の働きも鈍っていました。
気功整体で体の巡りを良くしながら、食生活の改善(特に冷たいもの、甘いもの、乳製品の摂取制限)をアドバイス。体を温める食事と適度な散歩を習慣化してもらいました。
2ヶ月後には自律神経のバランスが整い始め、夜間の痛みが減少。4ヶ月後には趣味の釣りを再開できるまでに回復しました。
「食べ物がこんなに体に影響するとは思いませんでした。今では朝スッキリ起きられ、痛みもほとんどありません」
※効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。
自律神経を整えて五十肩を改善するセルフケア
自宅でもできる自律神経調整法をいくつかご紹介します:
1. 呼吸法
深くゆっくりとした腹式呼吸は、副交感神経を活性化させる最も簡単な方法です。1日3回、各5分間の深呼吸を習慣にしましょう。
2. 入浴習慣
38〜40度のお湯にゆっくりつかることで、副交感神経の働きが高まります。入浴中に肩を優しくほぐすと効果的です。
3. 朝日浴
朝の太陽光を浴びることで体内時計がリセットされ、自律神経のリズムが整います。朝の散歩を習慣にするといいでしょう。
4. 食事の見直し
交感神経を刺激するカフェイン、砂糖、添加物を減らし、副交感神経を整える発酵食品や温かい食事を増やしましょう。
五十肩でお悩みの方へ
五十肩の痛みは「年だから仕方ない」ものではありません。その背後には自律神経の乱れがあることが多いのです。
特に「自分で色々試してどこに行っても治らない」という方こそ、当院の自律神経アプローチが効果的かもしれません。従来の治療で良くならない理由は、肩だけを見て、自律神経やエネルギーバランスを見ていないからかもしれないのです。
あなたの体は本来、自分自身を癒す力を持っています。自律神経のバランスが整えば、その自然治癒力はさらに高まります。
もう痛みに耐える毎日を送る必要はありません。自律神経を整え、あなたの笑顔ある日常を取り戻しましょう。
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