橋本病のスピリチュアルな意味〜甲状腺が伝える魂のメッセージ
「なんか最近、やたらと疲れやすくて…」
そう言いながら診察室に入ってきた患者さんが、後に橋本病の診断を受けた。そんなケースがこの1年だけで23件もあったんです。
でもね、20年間気功と東洋医学をやってきて思うのは、橋本病って単なる甲状腺の病気じゃないってこと。
実は魂からの、すごく大切なメッセージが隠されてるんじゃないかって。
橋本病って何?基本をサクッと
橋本病は甲状腺の機能が低下する自己免疫疾患。
体が自分の甲状腺を敵だと思って攻撃しちゃう状態です。結果、甲状腺ホルモンが不足して、疲労感や冷え、むくみなんかの症状が出る。
特に女性に多くて、30-50代がピーク。
ただ…これを単純に病気として片付けちゃうのは、もったいない気がするんですよね。
東洋医学から見た橋本病の本質
腎陽虚(じんようきょ)の状態
東洋医学では、甲状腺の働きは腎の陽気に関係が深いとされてます。
腎の陽気っていうのは、体を温めたり、生命活動を活発にしたりするエネルギー。これが不足すると、まさに橋本病の症状そのもの。
疲れやすい、冷える、やる気が出ない…
私が診た橋本病の患者さん、ほぼ全員が腎陽虚の脈を打ってました。
心腎不交(しんじんふこう)
心と腎のエネルギーバランスが崩れた状態。
心は火のエネルギー、腎は水のエネルギー。この二つがうまく循環しないと、上半身は熱っぽいのに下半身は冷えるとか、不眠なのに日中は眠いとか…
橋本病の人によくある症状ですよね。
肝鬱気滞(かんうつきたい)
ストレスで肝の気が滞った状態。
現代女性、特に働く女性は肝鬱になりやすい。仕事、家事、育児…全部完璧にやろうとして、気が詰まっちゃう。
そのストレスが甲状腺に影響するんです。実際、橋本病の発症前に大きなストレスがあった人、めちゃくちゃ多いです。
スピリチュアルな視点から見た橋本病
ここからがちょっと深い話。
橋本病を患う人って、ある共通点があるんです。それは…
自分を後回しにしすぎる人
甲状腺って、首の前面、ちょうど喉の下あたりにありますよね。
この場所は、スピリチュアル的には「第5チャクラ」。コミュニケーションや自己表現を司る場所。
橋本病になる人って、みんな自分のことを後回しにして、家族や会社のために尽くしすぎる傾向がある。
「私なんて…」「みんなのためなら…」
そんな風に自分を犠牲にし続けた結果、体が「もうそんなに頑張らなくていいよ」って教えてくれてるのかも。
感情を表現できない人
第5チャクラの問題として、もう一つ。
言いたいことが言えない、感情を抑え込んでしまう…そんな人に橋本病は多い気がします。
以前診た患者さん(45歳の主婦)が、「夫に文句を言ったことが一度もない」って言うんです。20年間の結婚生活で、一度も!
思わず「それはしんどいでしょう…」と心の中でつぶやきました。
その方、橋本病の診断を受けたのは、まさにその頃だったんです。
完璧主義すぎる人
橋本病の人って、みんな真面目。すごく真面目。
でも真面目すぎて、自分にも他人にも厳しすぎる。60点でも合格なのに、必ず90点を取ろうとする。
そんなエネルギーの使い方をしてたら、そりゃあ甲状腺も疲れちゃいますよね。
橋本病の症状別スピリチュアルメッセージ
疲労感:「休息しなさい」
慢性的な疲労感は、魂からの「もう十分頑張ったよ、休みなさい」っていうメッセージ。
現代人って、疲れてても「まだ大丈夫」って頑張り続けちゃう。でも体は正直。限界を教えてくれてます。
冷え:「心を温めなさい」
体が冷えるのは、心も冷えてるサイン。
人との関係に疲れて、愛情を感じられなくなってませんか?自分を大切にできてますか?
まずは自分の心を温めることから。
むくみ:「感情を流しなさい」
水分がたまるのは、感情もたまってるから。
泣きたいときは泣く、怒りたいときは怒る(適切な方法で)。感情を我慢しすぎないで。
不眠:「心配事を手放しなさい」
眠れないのは、頭の中でぐるぐる考えが回ってるから。
特に将来への不安、家族のこと、お金のこと…コントロールできないことを心配してませんか?
体重増加:「自分を受け入れなさい」
太りやすくなるのは、「今の自分を受け入れて」っていうメッセージかも。
痩せた自分だけが価値があるって思ってませんか?どんな自分も愛おしい存在なんです。
橋本病を癒すスピリチュアルなアプローチ
自分を最優先にする練習
1日1回、自分のためだけの時間を作る。
お茶を飲むでもいい、好きな音楽を聞くでもいい。たった10分でも自分だけの時間を。
感情を表現する
日記を書く、友達に話す、カラオケで歌う…何でもいいから感情を外に出す。
特に怒りや悲しみ。ため込んじゃダメ。体が壊れちゃいます。
境界線を引く
「ノー」って言える練習をする。
全部引き受けなくていいんです。あなたはスーパーマンじゃない。
自分を労る
頑張った自分をほめる、好きなものを買う、マッサージを受ける…
自分に優しくしてあげて。
東洋医学的な橋本病のケア方法
腎を温める生活習慣
食べ物
- 黒い食べ物(黒豆、黒ゴマ、海苔など)
- 温める食べ物(生姜、にんにく、羊肉など)
- 塩辛い食べ物(味噌、醤油、海藻など)
生活
- 足湯を毎日15分
- 腰回りを冷やさない
- 夜22時には布団に入る
肝の気を巡らせる
食べ物
- 酸っぱいもの(梅干し、レモン、酢など)
- 香りのいいもの(柑橘類、ハーブなど)
- 青い食べ物(ほうれん草、ブロッコリーなど)
生活
- 適度な運動(散歩20分程度)
- 深呼吸を1日3回
- 感情を表現する
心腎を調和させる
瞑想 毎朝5分、静かに座って呼吸に意識を向ける。
気功 立禅という、ただ立って呼吸するだけの気功がおすすめ。1回10分から始めて。
橋本病と女性性の関係
橋本病って圧倒的に女性に多いでしょう?これにも理由があると思うんです。
母性の過剰発揮
女性は本能的に、他人の世話を焼きたがる。子供、夫、親、職場の同僚…
でも過度に母性を発揮しすぎると、自分のエネルギーが枯渇しちゃう。
社会的プレッシャー
「いい奥さん」「いいお母さん」「いい社員」
全部完璧にこなそうとして、疲れ果てちゃう。
でもね、完璧じゃなくていいんです。50点でも合格。
自分の価値を認められない
女性って、自分の価値を他人の評価で決めがち。
「家族が喜んでくれるから」「褒められるから」
でも本当の価値は、あなたがそこに存在するだけで十分なんです。
橋本病から学ぶ人生の教訓
バランスの大切さ
与えてばかりじゃダメ。受け取ることも大切。
愛情も、お金も、時間も…一方的じゃ成り立たない。
境界線の必要性
どこまでが自分の責任で、どこからが他人の責任か。
その境界線をはっきりさせることで、心が楽になります。
自己受容の重要性
完璧じゃない自分も、疲れてる自分も、全部ひっくるめてあなた。
そんな自分を愛してあげて。
橋本病の人がやりがちなNG行動
自分だけ我慢する
みんな疲れてるから、私だけ休むわけにはいかない…
でもそれ、本当?あなたが倒れたら、周りも困るんじゃない?
完璧を求めすぎる
料理も掃除も仕事も、全部完璧にやろうとする。
でも完璧じゃなくても、案外みんな平気ですよ。
感情を抑え込む
怒ったらダメ、泣いたらダメ、弱音を吐いたらダメ…
でも感情は出すためにある。ため込んじゃダメ。
橋本病を乗り越えるためのステップ
ステップ1:現状を受け入れる
まずは「今、しんどい」ってことを認める。
頑張ってるのに体がついてこない。それも現実。
ステップ2:生活を見直す
何を手放せるか考えてみる。
全部やらなくても大丈夫。優先順位をつけて。
ステップ3:サポートを求める
一人で全部やろうとしない。
家族に頼む、友達に愚痴る、専門家に相談する…助けを求めることは恥ずかしいことじゃない。
ステップ4:新しい自分を受け入れる
病気になった自分も、あなたの一部。
完璧じゃない自分、疲れやすい自分も含めて愛してあげて。
季節と橋本病の関係
秋冬は要注意
東洋医学では、秋冬は腎の季節。この時期に橋本病の症状が悪化しやすい。
特に冷えには注意。体を温める食べ物を意識的に摂って。
春の養生
肝の季節である春は、感情が不安定になりやすい。
イライラしたり、落ち込んだり…そんな時は無理しないで。
まとめ:橋本病は魂からのギフト
橋本病って、確かに辛い病気です。でもスピリチュアルな視点から見ると、これは魂からの愛に満ちたメッセージなのかもしれません。
「もう十分頑張ったよ、今度は自分を大切にして」
そんな声が聞こえてきませんか?
私はこの20年間で、200人以上の橋本病の患者さんを診てきました。みんな最初は「なんで私が…」って落ち込んでたけど、生活を見直して、自分を大切にするようになったら、症状も心も軽くなっていく。
橋本病になったのは、あなたが頑張りすぎたから。でもそれは、あなたの優しさの証拠でもあります 💕
今のあなたの体が教えてくれてる、一番大切なメッセージって何だと思いますか?