適応障害が休んでも回復しない理由|福岡市の整体で体の緊張を整える|常若整骨院

適応障害が休んでも回復しない理由|福岡市の整体で体の緊張を整える|常若整骨院

なぜ適応障害は休んでも回復しないのか

適応障害が長引く方には、体の緊張が抜けていないケースが多くあります。

ストレスの原因は「人間関係の摩擦」「業務量の過多」「職場の雰囲気」「家族への責任感」など、多くは体の外側にあります。しかし体の反応は、内側で起きています。ストレスにさらされ続けた体は、交感神経(体のアクセル)を常に踏みつづけた状態になります。車に例えるなら、アクセルを踏み続けたままブレーキを踏もうとしている状態です。エンジンは動き続け、油も消耗し、エンジンそのものが傷んでいきます。

重要なのは、このアクセルが踏まれ続ける状態が長くなると、体そのものがその状態を「デフォルト(初期状態)」として記憶してしまうことです。ストレスの原因を取り除いても、「体の記憶」はそう簡単には書き換わりません。だから休んでも変わらない、環境を変えても同じ症状が戻ってくる——ということが起きます。

体が「緊張パターン」を学習してしまう理由

脳と体は密接につながっています。長期間のストレスにさらされると、脳の扁桃体(危険を察知するセンター)が過敏になり、本来は安全な状況でも「危険」と判断して体に緊張信号を送る誤作動が起きやすくなります。

症状で言うと、「何もないのに不安になる」「安心できる場所にいるはずなのに体が落ち着かない」「睡眠が浅く、小さな音で目が覚める」——これらはすべて、体の警戒システムが過敏化している状態のサインです。

心療内科・精神科で適切な診断を受け、薬で気持ちが落ち着いたとしても、「体の緊張そのもの」はなかなか変わらないことがあります。首・肩・背中の慢性的なこり、みぞおちの固さ、肋骨周りの硬直、呼吸の浅さ——これらは、長年のストレスが体に「しみついた」結果として残ります。

体の緊張を解かないまま休んでいると、脳は「休んでいる」と感じていても、体は「まだ戦っている」状態のままです。これが、適応障害の回復に時間がかかる構造的な理由の一つです。

「良くなった」と思ったら再燃する繰り返し

適応障害の経過で多くの方が経験する「再燃のサイクル」があります。

休職して数ヶ月すると気力が少し戻ってきます。復職を試みると、最初の1〜2週間は大丈夫に思えます。ところがしばらくすると、また同じ症状が出てきます。「なぜまた……」という落胆と焦りが重なり、今度はより強い自己否定が加わります。

このサイクルが起きる理由は、根本の体の回復力が戻っていない状態で、環境の刺激にさらされるからです。ストレスを受け流す体の底力——東洋医学で言う「腎精(じんせい)」「気(き)」の蓄え——が戻っていないまま動き始めると、体はすぐに過緊張モードに入ります。

症状が落ち着くことと、体の底力が回復することは、別の話です。ここを丁寧に分けて考えることが、長引く適応障害の回復に欠かせない視点です。

適応障害と整体の関係——できることとできないこと

ここは正直に書きます。

適応障害は、精神科・心療内科での診断と医療的な対応が最優先です。薬の調整、診断書の発行、専門的なカウンセリングは、医療機関でしかできません。整体は適応障害を診断したり、薬に代わる医療行為をしたりすることは一切できません。

その前提の上で、整体ができることがあります。

それは「体の慢性的な緊張をゆるめるサポート」です。

自律神経は、体の緊張状態と深く連動しています。首の後ろ、胸椎(背骨の胸部)周辺、骨盤、腸など、体の特定の部位が慢性的に緊張していると、副交感神経(体のブレーキ)が働きにくくなります。首の後ろには迷走神経の大きな幹線が通っており、ここが固まっていると体全体のリラックスが起きにくくなります。

体の緊張を丁寧にほぐしながら、自律神経の切り替えが起きやすい状態を作っていくこと。回復しやすい体の土台を整えること。これが整体が担えるサポートの核心です。

延べ25,000名の施術経験の中で感じることがあります。体の深部の緊張がゆるんだとき、表情が変わります。呼吸が変わります。「重かった体が、少し軽くなった気がする」という言葉が出てくるその瞬間が、回復のはじまりであることが多いです。

福岡市で適応障害の相談先を探す方へ

福岡市で適応障害に関わる相談先を探している方に、事前に知っておいてほしいことがあります。

まず、適応障害の診断・薬の管理は精神科・心療内科が担当します。初めて症状が出たとき、または症状が強いときは、まず医療機関の受診を優先してください。整体は、医療機関でのケアと並走して活用するものです。

整体院を選ぶ際には、以下の視点が参考になります。

カウンセリングの時間が設けられているか。適応障害は体の不調だけでなく、考えグセや感情の抑圧と深く関わっています。施術の前後に「何を感じているか」「どんな生活をしているか」を丁寧に聞いてくれる院は、より深いアプローチができます。

自律神経・心身の不調を専門とした経験があるか。適応障害は一般的な筋肉のこりや骨格のズレとは異なるアプローチが必要です。体の緊張パターンを読み取る「見立て」の精度が問われます。

長期的に並走できるスタンスか。適応障害の回復は、数ヶ月から場合によっては数年かかることがあります。「通い続けることが目標」ではなく、「早く自分で自分の体を整えられる状態にする」という方向性を持っているか確認してください。

常若整骨院の考え方——三つをセットで進める理由

常若整骨院(福岡市早良区・西新駅から徒歩圏)では、適応障害に関わる方の施術において、カウンセリング・施術・セルフケアの三つを一体として進めています。

一つ目のカウンセリングは、施術の精度を上げるためにも欠かせません。「何を考え続けているか」「どんなことを飲み込んできたか」「誰かにどう見られようとしているか」——体の緊張の背景にある思考グセを聞き出すほど、どこに・どのようにアプローチするかが明確になります。

二つ目の施術は、気功と整体を組み合わせて行います。首の後ろ・胸椎・横隔膜・腸の周囲など、自律神経の通り道となる部位の慢性的な緊張を丁寧にゆるめながら、体の深部に熱と流れが戻るよう働きかけます。施術中に「体が温かくなる」「呼吸が深くなる」という体感を持たれる方が多くいます。

三つ目のセルフケア指導は、施術の効果を日常に定着させるために行います。施術で緊張がゆるんでも、日常の過ごし方が変わらなければ元の状態に戻りやすくなります。食習慣・睡眠の取り方・スマホの使い方・呼吸の仕方・考えすぎへの対処——体の外と内の両方から整えるセルフケアを、一人ひとりの生活に合わせてお伝えしています。

東洋医学から見た適応障害——三つの体質タイプで読み解く

東洋医学では、適応障害が長引きやすい体質を大きく三つのタイプで捉えます。この分類は診断名ではなく、「体のどこが弱っているか」を見立てるための指標です。実際には重なっている場合も多くありますが、主体がどれかを見極めることで、施術とセルフケアの方向が変わります。

タイプ1:腎精虚型(じんせいきょがた)

腎精虚型とは、生命エネルギーの貯蓄(東洋医学で「腎精」と呼ばれる)が、長年の頑張りで枯渇してしまった状態です。腎とは、東洋医学における「回復力の貯金庫」のようなイメージで捉えてください。

このタイプは、真面目でコツコツと努力し続けてきた方に多くあります。「もう少し頑張れば大丈夫」「みんなもこのくらいやっている」と体の限界サインを無視して動き続け、ある日突然動けなくなる——という経緯をたどりやすいです。

特徴的なサインとしては、腰から下の重だるさ、夕方になると急激に疲れが増す、朝なかなか起き上がれない、髪が抜けやすくなった、などが見られます。腎は「恐れ・不安」という感情とも深く関わるとされており、このタイプの方は「また崩れるのではないか」「自分はもう回復できないのではないか」という漠然とした恐れが抜けにくい傾向があります。

よく使われるツボは太渓(たいけい)です。太渓とは、内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみにあるツボで、腎のエネルギーを補うとされています。入浴後に優しく押すと、足首から腰にかけて温かくなる感覚が出やすいです。

湧泉(ゆうせん)もセルフケアに使いやすいツボです。湧泉とは、足の裏の、つま先から3分の1あたりのくぼみにあるツボで、腎の根っこを温め、安心感を取り戻す働きがあるとされています。

タイプ2:心脾両虚型(しんぴりょうきょがた)

心脾両虚型とは、「心」(心臓・感情の安定を司る)と「脾」(消化吸収・気血の製造を司る)の両方が弱まっている状態です。

このタイプは、不安感や心配ごとが頭から離れない方に多いです。「ちゃんとできているだろうか」「迷惑をかけていないだろうか」「あのときの発言は正しかったのか」と際限なく考え続けてしまいます。

東洋医学では「考えすぎは脾を傷める(思傷脾)」と言われます。脾は消化吸収と気血の製造を担う臓器ですが、同時に「思(考えること)」を司るとされています。思い悩みすぎることが脾を消耗させ、気血の製造が落ちると、全身に元気が届かなくなります。

「考えているのに体が動かない」「頭はフル回転なのに疲れが取れない」という感覚は、このタイプに多い特徴です。食欲不振、胃の不快感、眠りが浅い、動悸がある、などの症状が重なりやすいのも心脾両虚型です。

よく使われるツボは足三里(あしさんり)です。足三里とは、膝のお皿の外側から指4本ぶん下、すねの骨の外側にあるツボです。脾のエネルギーを補い、全身の気血を巡らせる働きがあるとされています。

神門(しんもん)は心のツボです。手首の内側、小指の延長線上のくぼみにあります。不安感・眠れない夜・動悸などに対応するとされており、寝る前に軽く押すとリラックスしやすくなります。

タイプ3:肝気鬱滞気虚複合型(かんきうったいききょふくごうがた)

肝気鬱滞気虚複合型とは、「肝」(気の流れを調整する臓器)の詰まりと、全身の気(エネルギー)の不足が重なった状態です。

このタイプは、感情を飲み込み続けてきた方に多い傾向があります。「怒りたいけど言えない」「悲しいけど泣けない」「本当は嫌だと言いたいのに言えなかった」——感情を抑え込む状況が続くと、肝の気の流れが滞ります(肝気鬱滞)。同時に、長期のストレスと感情抑圧で全身の気が消耗し(気虚)、二つが重なることで「やる気が出ない・体が重い・イライラと無気力が交互に来る」という状態が生まれやすくなります。

特徴的なサインとしては、みぞおちの固さ、肋骨の下あたりのつかえ感、ため息が自然に出る、コーヒーや甘いものでとりあえず気分を上げようとする習慣、などがあります。

よく使われるツボは太衝(たいしょう)です。太衝とは、足の甲の親指と人差し指の骨が交わるくぼみにあるツボで、肝の気の流れを整えるとされています。押したときに鈍い痛みや張りがある方は、肝の詰まりが強い可能性があります。

内関(ないかん)は手首の内側、手首の横じわから指3本ぶん上の真ん中にあるツボです。気のつかえ・吐き気・動悸に対応するとされており、電車の中や仕事の合間に押しやすい場所です。

自律神経と適応障害の深い関係

自律神経とは、体のアクセルとブレーキの働きをする神経系です。アクセルが交感神経、ブレーキが副交感神経です。

健康な状態では、状況に応じてこの二つが滑らかに切り替わります。仕事中や緊張する場面では交感神経が働き、食後・入浴後・就寝前には副交感神経に切り替わる——これが正常なリズムです。このリズムがあることで、体は昼間に活動し、夜に回復できます。

適応障害が長引く方の体では、このアクセルとブレーキの切り替えがうまく機能しなくなっています。常に交感神経が優位な状態が続き、夜になっても脳と体が「休んでいい」と判断できなくなります。眠れない、眠っても疲れが取れない、朝から体が重い、些細なことに体が過剰に反応する——これらは自律神経の切り替えが乱れているサインです。

適応障害において自律神経の乱れが長引きやすい理由の一つは、「首の慢性的な緊張」です。首の後ろには迷走神経という神経の大幹線が走っており、これが圧迫されたり周囲の筋肉が固まったりすると、副交感神経への切り替えが起きにくくなります。深呼吸を頑張っても、首や胸椎周辺が慢性的に固まっていては、体はなかなかリラックスモードに入れません。

もう一つの要因は、「腸の状態」です。腸は「第二の脳」と呼ばれるほど神経細胞が集中しており、腸の状態が脳に影響を与えます(腸脳相関)。腸が冷えていたり、慢性的なストレスで腸の動きが乱れていたりすると、自律神経の乱れが悪化しやすくなります。

体の緊張をゆるめる→自律神経の切り替えが起きやすくなる→睡眠の質が上がる→体の回復力が戻る。このサイクルを整えることが、体の緊張をほぐすサポートの核心です。

実際に多いケース——こんな方が相談に来られます

適応障害で来院される方には、いくつかの共通パターンがあります。

「病院で適応障害と言われたが、何年も症状が続いている」という方が一定数います。薬で気持ちは少し落ち着いたものの、体のだるさ・気力の低下・朝の辛さが変わらず、日常生活でできることが限られている状態が続いています。

「休職したけれど元気が出てこない」という方も多いです。休み始めて最初の1ヶ月は少しほっとしたものの、そのあとから無気力感・倦怠感・眠りの浅さが続き、「このままでいいのだろうか」という焦りまで加わってきます。

「仕事を変えたのに、また同じ症状が出てきた」という方もいます。職場が変わり、上司も変わり、業務内容も変わったのに、なぜか似たような症状が繰り返されます。これは、体の緊張パターンと考えグセが体に定着してしまっていることが大きな理由の一つです。環境を変えても、体の内側が変わっていなければ、体は同じ反応を繰り返します。

こうした方々に共通するのは、「体の深部の緊張が残っている」こと、そして「自分を責めてしまう習慣が根付いている」ことです。

3人の事例

以下の事例はプライバシーに配慮して再構成しています。効果には個人差があり、同様の回復を保証するものではありません。

事例1:仕事のプレッシャーが積み重なった40代男性

IT企業に勤める40代男性。プロジェクトのリーダーを任され、2年間休みなく働き続けた末に出社できなくなりました。精神科で適応障害と診断され、薬で眠れるようにはなったものの、気力の回復が遅く、半年経っても「体が重い・朝起き上がれない・外に出るだけで疲れる」という状態が続いていました。

来院時に確認したところ、背中・首・横隔膜周辺の慢性的な緊張が非常に強く残っていました。横隔膜は呼吸の中心を担う筋肉で、ここが硬直すると呼吸が浅くなり、副交感神経への切り替えがさらに起きにくくなります。施術を重ねるにつれ、朝の体の重さが少しずつ変わりはじめ、日中に動ける時間が増えていきました。「体が楽になってきた」という実感と共に、仕事への焦りではなく、自分のペースで考えられる時間が増えたと話されていました。

(効果には個人差があり、同様の回復を保証するものではありません)

事例2:育児と介護の二重負担を抱えた30代女性

幼い子ども二人を育てながら、義父の介護も担っていた30代女性。「誰かのために」という状態が何年も続き、自分が休む間もない日々の中で食欲が落ち、ひどい頭痛と不眠が続くようになりました。心療内科でカウンセリングと薬の処方を受けながら、体のケアもしたいと当院を受診されました。

施術を通じて感じたことは、みぞおちとお腹周囲の緊張が非常に強かったことです。感情を飲み込んできた蓄積が、体に残っていました。施術後に「息が深くなった気がする」という感想をよく言われていました。セルフケアとして「一日5分だけ、誰にも気を遣わない時間を作る」「湯船に浸かりながら吐く息を長く取る」を実践されるうち、「少しだけ眠りやすくなった」「気持ちが落ち着いている時間が増えた」と感じていただけました。

(効果には個人差があり、同様の回復を保証するものではありません)

事例3:どこに相談しても変わらなかった50代女性

「病院でも薬でも整体でも変わらない。自分はもうだめかもしれない」と感じながら来院された50代女性。職場の人間関係が原因で体調を崩し、適応障害と診断されてから3年以上が経っていました。何軒かの整体にも通ったが変化がなく、「自分の体は特別に悪いのかもしれない」と思っていたとのことでした。

施術で体の深部の緊張を丁寧にゆるめていく中で、少しずつ「体が温かくなる感覚」「自分の体を感じられる感覚」が戻ってきたと言われました。施術のたびに微細な変化を一緒に確認しながら続けていくうちに、「少しだけ生活でできることが増えた」「不安感が落ち着いている時間が出てきた」という変化が起きていきました。「変わらないと思っていたが、変わりはじめることができた」という言葉が印象に残っています。

(効果には個人差があり、同様の回復を保証するものではありません)

自宅でできるセルフケア

適応障害の回復をサポートするセルフケアは、難しくないものから始めるほど続きます。完璧にやろうとするよりも、できることを一つから始めてください。

首の後ろを冷やさない。夏でもエアコンの冷気が首に直接あたらないよう、ストールや薄手のタオルを活用してください。首の後ろには自律神経の大きな幹線が通っており、冷えると副交感神経への切り替えが起きにくくなります。特に福岡市の夏は屋外の暑さと屋内の冷房の温度差が激しく、首の冷えが自律神経に影響しやすい季節です。

寝る2時間前にスマホを手放す。スマホの画面光は脳を覚醒させ、副交感神経への切り替えを妨げます。「2時間は無理」という方は、寝る30分前からでも始めてください。小さく始めることが続く秘訣です。

腹式呼吸を1日3回。鼻から4秒吸い、口から8秒かけて吐き出します。吐く息を長くするほど副交感神経が優位になりやすくなります。難しいことは考えず、「吐く息を長くする」だけに集中してください。通勤中でも、座ったままでもできます。

お腹を冷やさない。夏は冷たい飲み物・アイスクリーム・冷たい麺類など、冷たい食べ物が増えます。東洋医学では、お腹(脾の働き)を冷やすと気血の製造が落ちると考えます。常温か温かい飲み物を意識するだけで、体の内側から安定しやすくなります。

自分を責める言葉を「サイン」に読み替える。「なぜ自分はこうなってしまったのか」「もっと早く気づくべきだった」という思考が浮かんだとき、「体が正直にサインを出してくれている」と読み替えてみてください。症状を自分の弱さではなく、体からのメッセージと捉える視点が、回復の助けになります。

一人で抱え込まず、小さく話す。一人でギリギリまで我慢して、まとめて誰かに話そうとすると感情が溢れてしまいます。「今日少しつらかった」「頭が重い」という小さなことでも、こまめに誰かに話すだけで、体の緊張はゆるみやすくなります。話せる相手がいない場合は、ノートに書き出すだけでも体の内側の圧力が下がります。

湯船に浸かる。シャワーだけで済ませると、体の深部が温まる前に終わってしまいます。38〜40度のぬるめのお湯に10〜15分浸かることで、末梢血管が広がり、副交感神経が優位になりやすくなります。寝る90分前の入浴が深部体温を下げるタイミングと重なり、睡眠の質を整えやすくします。

医療機関との連携について

当院では、適応障害の方に対して医療機関との並走を強くお勧めしています。整体と医療は対立するものではなく、それぞれの役割が違います。医療機関での診断・薬による安定を土台にしながら、体の緊張をゆるめる整体を並走させることで、回復に向かう土台が整いやすくなります。

次のような場合は、整体よりも先に医療機関への受診が必要です。

死にたいという気持ちが出てきたとき。希死念慮は精神科・心療内科の緊急対応が必要です。一人で抱え込まず、すぐに受診してください。

症状が数日以内に急激に悪化したとき。眠れない・食事がとれない・外に出られないという状態が急速に進んでいる場合は、医療機関に相談してください。

体の症状に「麻痺・激しい頭痛・視野の異常・高熱・意識が遠のく感覚」などが伴うとき。これらは神経や内臓の器質的な問題が関わっている可能性があり、医療機関での精密検査が先です。

当院で適応障害の方を施術する際には、主治医のスタンスや現在の薬の状態を確認した上で進めます。必要に応じて、公認心理士・作業療法士・管理栄養士など他の専門家との連携も大切にしています。

FAQ:よくある質問

適応障害は整体で変わりますか?

整体で診断や医療的な行為はできません。ただし、体の慢性的な緊張をゆるめるサポートを通じて、自律神経が整いやすい状態を作るお手伝いができます。医療機関でのケアと並走して活用するのがお勧めです。

適応障害がずっと続くのはなぜですか?

長引く主な理由は、ストレスの原因が取り除かれたあとも「体の緊張パターン」が残っているためです。体は長期間のストレスを経て、「緊張しているのが普通の状態」と学習します。この緊張パターンをほぐさないと、環境が変わっても回復しにくいことがあります。

休職中なのに元気にならないのはなぜですか?

体の緊張が残っているためです。職場から物理的に離れても、体に染みついた過緊張の状態はすぐには変わりません。「ゆっくり休む」だけでなく、体の緊張を積極的にほぐすアプローチが回復の助けになることがあります。

適応障害とうつ病の違いは何ですか?

適応障害とは、特定のストレス要因に対する反応として症状が出る状態のことです。ストレス要因が解消されると症状が改善することが多いとされています。うつ病は、明確なストレス要因がない場合でも症状が続く、またはより重症化した状態を指します。鑑別は医師が行います。自己判断せず、専門家に相談してください。

何年も適応障害が続いています。体質の問題ですか?

体質の問題というより、体の緊張パターンと考えグセが定着してしまっているケースが多いです。何年かかっていても、体の緊張を少しずつほぐしながら、日常の習慣を整えていくことで変化が起きやすくなることがあります。

整体を受けるタイミングはいつが良いですか?

医療機関での診断を受けてから、症状が少し落ち着き、外出できる状態になったときが良いタイミングです。症状が重い急性期は、まず医療機関を優先してください。薬で少し安定してきた段階から整体を並走させることで、体の回復力を整えやすくなります。

夏に適応障害が悪化しやすいのはなぜですか?

夏の高温多湿は体力を消耗させ、エアコンの冷えと外気の熱の寒暖差が自律神経にさらなる負担をかけます。睡眠の質が落ちやすい熱帯夜、食欲の低下なども重なり、体の回復力が落ちやすい季節です。特に福岡市は夏の蒸し暑さが厳しく、屋外と屋内の温度差が10度以上になることもあります。こまめに体の緊張をほぐし、お腹を冷やさない工夫が大切になる季節です。

薬を飲みながら整体を受けても良いですか?

問題ありません。薬と整体は併用できます。施術前に服用中の薬を施術者に伝えておいてください。薬で症状が安定している状態で施術を受けると、体の変化を感じやすい方が多いです。

適応障害に効果的なツボはありますか?

セルフケアとして使いやすいツボがあります。太渓(内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ)は腎のエネルギーを補い、疲労感・漠然とした不安感をゆるめるとされています。三陰交(内くるぶしの頂点から指4本ぶん上、すねの骨の後ろきわ)は全身の気血を整え、不眠・体力低下・気力の回復に用いられます。太衝(足の甲、親指と人差し指の骨の間のくぼみ)は肝の気の流れを整え、イライラ・ため息・気のつかえに対応するとされています。ただし、強く押しすぎると逆効果になることがあります。軽く押して心地よい程度に留めてください。

子どもや10代でも適応障害になりますか?

なります。学校での人間関係、受験のプレッシャー、家庭環境の変化などが引き金になることがあります。お子さんの症状が気になる場合は、まず小児科・精神科・心療内科を受診してください。

何回くらい通えば変化を感じますか?

個人差が非常に大きいため、一概には言えません。体の緊張が深く定着している方ほど、変化に時間がかかる傾向があります。体の緊張のゆるみを感じはじめるまで、数回から数ヶ月のケースが多いです。焦らずに、小さな変化を確認しながら続けていただくことが大切です。

仕事を続けながら通えますか?

通えます。体の回復段階に合わせて通院頻度を相談できます。休職中の方も、在職中の方も、それぞれのペースでサポートを受けることができます。

適応障害の再発を防ぐことはできますか?

完全に防ぐことを保証することはできません。ただ、体の緊張をゆるめる習慣・考えグセへの対処法・生活習慣の整え方を身につけることで、再燃したときに早く気づき・早く対処できる「体の感度と土台」を作ることはできます。再発ゼロではなく、「早めに気づいて早めに整えられる体」を目指すことが、長期的な視点では大切です。

まとめ——福岡市で適応障害に悩む方へ

この記事は、次のような方に向けて書きました。

休職して時間がたつのに、なかなか元気にならない方。薬を飲んで気持ちは少し落ち着いたけれど、体の重さや朝の辛さが抜けない方。病院で「異常なし・様子を見ましょう」と言われ続け、自分の体がどうなっているのか分からなくなっている方。整体にも何軒か行ったけれど変わらなかった方。

適応障害が長引くとき、体に深く染みついた「緊張パターン」が変わっていないことが多いです。環境を変えても、休んでも、変わらない部分があるとしたら、それは体の奥に残った緊張かもしれません。

一人で抱え込まないでください。体の緊張は、ほぐすことができます。少しずつ、丁寧に、段階を踏んでほぐしていくことで、自律神経が整いやすくなり、体の回復力が戻ってきます。

まずは体の緊張をゆるめることから始めましょう。それだけで、体が「安全な状態」を少しずつ思い出しはじめます。

福岡市早良区の常若整骨院(西新駅から徒歩圏)では、カウンセリング・施術・セルフケアをセットに、あなたの体の緊張を丁寧にほぐすサポートをしています。「もう一度、体が楽になりはじめる」ところから、一緒に始めましょう。

院長プロフィール

冨高誠治(とみたか せいじ)

常若整骨院 院長。福岡市早良区・西新駅から徒歩圏の整骨院にて施術を行っています。

整体師歴20年。延べ25,000名を施術。自律神経の不調・慢性的な心身の疲弊・適応障害・パニック障害・慢性疼痛など、「病院では異常なし」と言われながらも症状が長引く方へのアプローチを専門としています。

施術の核は気功と整体の組み合わせです。体の深部にある緊張をゆるめながら、考えグセ・生活習慣・食習慣まで含めた体質的なアプローチを行います。整体は医療ではありませんが、医療機関との連携を大切にしながら、「早く自分で自分の体を整えられる状態」を目指してサポートします。医師・カウンセラー・公認心理士など他の専門家と並走するケースにも対応しています。