肌荒れが続くのは体の内側に原因がありますか|福岡市の整体からみる考え方
結論から言うと、はい、体の内側に原因があるケースは少なくありません。スキンケアを変えても肌荒れが繰り返す場合、腸の状態や自律神経の乱れが皮膚に影響しているサインであることが多いからです。
- 原因は何か:腸内環境の乱れ・自律神経の乱れ・ホルモンバランスの3つが絡み合って皮膚に出ることが多い
- 整体でできることは何か:直接肌に手を加えるのではなく、自律神経の働きを整えやすい身体づくりと、内臓の緊張をゆるめるサポート
- この記事は誰向けか:スキンケアを変えても肌荒れを繰り返す福岡市在住の方、化粧品よりも根本的な体質から見直したい方向け
なぜ肌荒れは長引くのですか
結論として、肌荒れが長引く方には、皮膚の外側だけでなく体の内側に負担が続いているケースが多くあります。
肌は体の中で最後に変化が現れる場所です。腸内環境が乱れて悪玉菌が増えると、腐敗産物の一種であるフェノール類が腸から血液に取り込まれ、皮膚のターンオーバー(生まれ変わりの周期)を妨げることが分かってきています(済生会 腸内細菌と肌荒れの解説)。さらに自律神経が乱れて交感神経が優位な状態が続くと、血管が収縮して肌への栄養や酸素の供給が落ち、うるおいを保つセラミドの生成も滞ります。スキンケアだけを丁寧にしても、この内側の流れが変わらない限り、肌荒れは同じ場所に繰り返し出やすくなります。
当院で25,000人の患者さんを施術してきた経験でも、肌荒れを訴える方の多くは、便通や睡眠、ストレスのかかり方にも同時に不調を抱えていました。肌だけを見ていては、長引く理由にはたどり着けません。自律神経の乱れそのものについてはこちらの記事で詳しく書いています。
肌荒れとはどのような状態ですか
肌荒れとは、皮膚のバリア機能が低下し、外部の刺激に対して敏感になっている状態です。乾燥・赤み・ニキビ・かゆみ・くすみなど現れ方は人によって異なりますが、共通しているのは「肌が自分自身を守る力が弱っている」という点です。
一時的な肌荒れであれば、睡眠や食事を整えるだけで自然に落ち着くこともあります。一方で、何を試しても数週間から数ヶ月単位で繰り返す場合は、体の内側の状態が肌に表れ続けている可能性を考える必要があります。
肌荒れに整体はどこまでできますか
整体は医療行為ではなく、皮膚科的な診断や処置を行う場所でもありません。できることは、自律神経の働きを整えやすい身体づくりと、内臓まわりの緊張をゆるめるサポートです。
具体的には、背骨や骨盤まわりの緊張をゆるめて自律神経が働きやすい状態に近づけること、呼吸が浅くなっている部分を広げること、お腹の緊張をゆるめて腸が動きやすい環境をつくることです。肌そのものに直接アプローチするのではなく、肌が回復しやすい土台を整えるサポートだと考えていただくのが実際に近い表現です。
できないこともはっきりお伝えします。ホルモンの数値を変えたり、皮膚疾患を診断したりすることはできません。強い炎症やかゆみが続く場合は、皮膚科での診断を優先していただきます。
福岡市で整体を探すとき、何を見て選べばいいですか
福岡市には整体院が数多くありますが、選ぶときに見ていただきたいのは次の3点です。
- カウンセリングで肌以外の生活習慣(睡眠・食事・便通・ストレス)まで聞かれるか
- 「絶対に良くなる」といった断定的な言葉を使っていないか
- 医療機関との連携を前提にしているか(強い症状は受診を勧めてくれるか)
肌だけを見て施術方針を決める院よりも、体全体のつながりから見立てを行う院の方が、内側からの肌荒れには合っていることが多いです。
常若整骨院では肌荒れをどう見ていますか
当院では、肌荒れを訴える方に対して、まず便通・睡眠・仕事や家庭でのストレスのかかり方をお聞きします。これは肌の症状の裏側に、腸の疲れや自律神経の乱れが隠れていることが非常に多いためです。
カウンセリングのあと、背骨・骨盤・お腹まわりの状態を確認し、体の緊張をゆるめる施術を行います。そのうえで、セルフケアとして生活の中でできることを一緒に整理していきます。肌だけを見るのではなく、体全体のつながりの中で肌荒れを位置づけることを大切にしています。
東洋医学では肌荒れをどう考えるのですか
東洋医学では、肌は「肺」と深く関わると考えます。肺とは、呼吸だけでなく、皮膚の潤いや免疫のバリア機能そのものを指す働きです。肺が弱ると、皮膚の防御力が落ち、外の刺激に敏感になりやすいとされています。
当院で25,000人を施術してきた経験では、肌荒れの背景に多い体質は大きく3つに分かれます。
- 肺気虚型(はいききょがた):疲れやすく、肌が乾燥しやすい。声が小さくなりやすい方に多い
- 脾虚湿盛型(ひきょしっせいがた):胃腸が弱く、むくみやすい。食後に眠くなる方に多い
- 肝鬱化火型(かんうつかかがた):ストレスをためやすく、皮脂が増えてニキビが出やすい方に多い
肺気虚型には尺沢(しゃくたく=肘を曲げたときにできるしわの、親指側のくぼみ)、脾虚湿盛型には陰陵泉(いんりょうせん=すねの内側を膝に向かって指でなぞり、骨の出っ張りの下で止まる場所)、肝鬱化火型には行間(こうかん=足の甲、親指と人差し指の骨が分かれるつけ根のくぼみ)が目安になります。押すと少し痛みや張りを感じる方は、その体質の傾向が出ている可能性があります。
自律神経と肌荒れはどう関係しているのですか
自律神経とは、体のアクセルとブレーキのような働きです。アクセル役の交感神経が優位になりすぎると、血管が収縮して肌に必要な栄養が届きにくくなり、ストレスホルモンの分泌にともなって皮脂の分泌を促す男性ホルモンも増えやすくなります。これが、ストレスが続くとニキビや皮脂の多い肌荒れが出やすい理由です。
一方、ブレーキ役の副交感神経がしっかり働く時間があると、肌のターンオーバーが整いやすくなります。夜になっても気が休まらず、交感神経が優位なまま眠りが浅くなっている方ほど、肌荒れが長引きやすい傾向があります。
肌荒れで来られる方に多いのはどんなケースですか
当院に肌荒れの相談で来られる方には、いくつか共通するパターンがあります。
仕事の繁忙期に決まって肌が荒れる方、育児中で自分の睡眠時間を後回しにしている方、便秘がちで数日お通じがないことが当たり前になっている方です。共通しているのは、肌以外のところで我慢や無理を続けているうちに、それが最後に肌へ表れているという流れです。
「肌だけの問題」だと思って来院された方が、話を聞いていくうちに「そういえば胃腸の調子も悪い」「最近眠りが浅い」と気づかれることは珍しくありません。
実際に肌荒れが楽になった方はどんな経過でしたか
30代・会社員の方は、繁忙期になると決まって頬まわりが荒れる状態が続いていました。カウンセリングで便通の乱れと浅い呼吸が分かり、お腹まわりの緊張をゆるめる施術とあわせて、就寝前の深呼吸を提案したところ、数週間で肌の状態が落ち着きやすくなったとのことでした。
40代・子育て中の方は、慢性的な寝不足に加えて肌荒れとむくみを同時に抱えていました。骨盤まわりの緊張をゆるめる施術を続けるなかで、まず眠りの質が変わり、それにともなって肌の調子も安定しやすくなったと話されていました。
50代の方は、何年も皮膚科でスキンケアを見直しても変わらなかった肌荒れが、ストレスの多い働き方と関係していました。生活の中で気を張る場面を1つ減らす工夫を一緒に考え、施術を重ねるなかで少しずつ肌の赤みが引きやすくなったということです。
いずれも効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。
肌荒れは自宅でどうケアすればいいですか
自宅でできることとして、次の3つをお伝えしています。
- 就寝前にスマートフォンを見る時間を少し減らす
- 食事は完璧を目指さず、7〜8割を意識する
- 湯船に浸かり、お腹まわりを温める
ただし、これを3つとも毎日きっちり続ける必要はありません。どれか1つからで十分です。できない日があって当然です。むしろ、まじめな方ほど「今日もできなかった」と自分を責めてしまい、その自責がまた自律神経の緊張を呼んでしまうことがあります。真面目さが悪いのではなく、真面目さの向け先が違うだけです。まずは「できた日」に目を向けてみてください。
病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか
強いかゆみが続く、皮膚が赤く腫れている、範囲が急に広がっている、発熱をともなうといった場合は、まず皮膚科の受診を優先してください。整体は医療行為ではなく、皮膚疾患の診断や処置を行う場所ではありません。
皮膚科で特に異常がないと言われた、あるいは皮膚科に通っても繰り返す肌荒れについては、体の内側の状態を見直す整体が選択肢の一つになります。両方を併用しながら、必要に応じて医師と連携する形で進めていくことも可能です。
よくあるご質問
肌荒れは何日くらいで整体の効果を感じられますか?
体質や生活習慣によって差がありますが、数回の施術のなかで睡眠や便通の変化を先に感じられる方が多く、肌の変化はそのあとに現れる傾向があります。
化粧品を変えても肌荒れが変わらないのはなぜですか?
肌の外側だけでなく、腸内環境や自律神経の乱れなど、体の内側に原因があるケースが多いためです。スキンケアの見直しと合わせて、体全体の状態を確認することをおすすめします。
ストレスで肌荒れが悪化するのは気のせいですか?
気のせいではありません。ストレスによって交感神経が優位になると血流や皮脂分泌が変化し、肌荒れが悪化しやすくなることが分かっています。
便秘と肌荒れは本当に関係がありますか?
関係があります。腸内環境が乱れると、老廃物が皮膚のターンオーバーに影響を与えると考えられています。便通を整えることは肌のケアにもつながります。
大人になってからの肌荒れも整体で対応できますか?
年齢に関わらず、自律神経の働きを整えやすい身体づくりというアプローチは可能です。ただし皮膚疾患の診断は行いませんので、必要に応じて皮膚科と併用してください。
肌荒れとニキビは同じ原因で起こりますか?
重なる部分はありますが、ニキビは皮脂分泌の増加、乾燥による肌荒れはバリア機能の低下と、体質の傾向が異なることもあります。当院では体質のタイプに分けてお伝えしています。
生理前に肌荒れがひどくなるのはなぜですか?
ホルモンバランスの変化にともなって皮脂分泌が増えやすくなるためです。東洋医学では血の巡りと関係が深いと考えます。
セルフケアはどのくらいの頻度でやればいいですか?
毎日きっちり行う必要はありません。どれか1つを、できるときにやっていただくだけで十分です。
肌荒れが顔以外にも出るのは何か理由がありますか?
首や胸元、背中など、皮脂の分泌が多い部位や汗をかきやすい部位に出やすい傾向があります。体質によって出やすい場所が異なります。
整体を受ける頻度はどれくらいが目安ですか?
体の状態によりますが、まずは体の変化を見ながら数回続けていただき、そのあとは状態を見て間隔を調整していく形が一般的です。
病院で異常がないと言われた肌荒れは変わらないのですか?
異常がないと言われても、体の内側の状態が原因になっているケースは少なくありません。自律神経や生活習慣を見直すことで、変わりはじめる方もいらっしゃいます。
まとめ
肌荒れが続いている方へ。スキンケアを変えても繰り返す場合、それは体の内側からのサインかもしれません。一人で抱え込まず、まずは体の緊張をゆるめることから始めてみませんか。当院では、カウンセリングと施術、セルフケアをセットにして、肌が回復しやすい土台づくりをサポートしています。
院長プロフィール
冨高誠治。柔道整復師・鍼灸師。施術歴20年、25,000人の患者さんを施術してきた経験をもとに、東洋医学の見立てを取り入れた整体を行っています。福岡市早良区・西新駅から徒歩圏の常若整骨院院長。
季節ごとの体の整え方を、メールでお届けしています。よければ、どうぞ。
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