EDの原因にはどんなものがありますか|福岡市・常若整骨院

結論から言うと、EDの原因は一つではなく、血管や神経など体そのものに関わる原因と、ストレスや不安など心の状態から来る原因、その両方が重なった原因の、大きく三つに分かれます。

  • 原因は何か:動脈硬化などの血管の変化・神経の伝達不良という体側の原因と、緊張や不安という心側の原因、その両方が絡み合う混合性の原因があります
  • 整体でできることは何か:血流や自律神経の働きやすさ、骨盤まわりの緊張へ体のケアとして関わることはできますが、EDそのものの診断や医学的な対応は行いません
  • この記事は誰向けか:福岡市でEDの原因に心当たりがあり、まず何が背景にあるのかを知りたい方向けの記事です

EDとはどのような状態ですか

EDとは、性交に十分な勃起が得られない、または途中で維持できない状態が一定期間続くことです。一度だけうまくいかなかったことをEDと呼ぶわけではなく、多くの場合で繰り返し起こることが目安になります。

年齢を重ねるほど頻度は上がりますが、20代・30代の若い世代でも珍しくありません。加齢だけの問題ではなく、生活習慣や心の状態が大きく関わってくる点が、EDという状態の特徴です。

EDの原因は体の問題(器質性)だけですか

結論として、体の問題(器質性)だけが原因ではありません。ただし、体側の原因は確かに存在し、大きく血管性と神経性に分けられます。

勃起は、脳からの指令が脊髄を通る神経を伝わり、陰茎の血管が拡がって血液が流れ込むことで起こります。ここに関わる血管か神経のどちらかに変化が起きると、勃起がうまく起こらなくなります。

血管性の原因でもっとも多いのは、加齢に伴う動脈硬化です。糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病は血管を傷めやすく、動脈硬化を早めるため、EDのリスクを引き上げる代表的な要因として知られています。喫煙も血管を収縮させ、血流を妨げる方向に働きます。

神経性の原因としては、脳や脊髄の病気、糖尿病による神経障害などが挙げられます。勃起の指令そのものがうまく伝わらなくなるケースです。こうした体側の原因が疑われる場合は、整体で対応できる範囲を超えるため、まず泌尿器科での確認が必要になります。

ストレスなど心の状態が原因になることもありますか

結論として、体には問題がないのに心の状態だけでEDが起こることは、実際に多くあります。これを心因性のEDと呼びます。

仕事のプレッシャー、夫婦関係の緊張、子どもをつくることへの焦り、過去にうまくいかなかった経験への不安。こうした心理的な負荷は、自律神経のうち緊張や興奮を担う交感神経を優位にし続けます。勃起には血管がゆるみ血流が増える必要がありますが、交感神経が優位な状態はこの逆、つまり血管を締める方向に働きやすく、結果として勃起が起こりにくくなります。

心因性のEDには特徴があります。一人でいるときや朝方には自然に勃起が起こるのに、いざというときだけ難しくなる、というパターンです。体の機能そのものは保たれているのに、その場面になると心が先にブレーキを踏んでしまう状態です。

器質性と心因性が重なる混合性のEDとはどんな状態ですか

結論として、実際のED相談の多くは、体側と心側の両方が関わる混合性です。どちらか一方だけで説明がつくケースの方がむしろ少ないというのが実情です。

たとえば、加齢による軽い血流の低下がまずあり、そこで一度うまくいかなかった経験が「また同じことになるのでは」という不安を生み、その不安がさらに交感神経を緊張させて血流を妨げる。体の小さな変化が、心理的なプレッシャーによって増幅されていく流れです。

この混合性という考え方は、原因を一つに決めつけずに見ていく必要があることを示しています。年齢のせいだから仕方がない、と体だけの問題にしてしまうと、実は大きく関わっていた心の緊張を見落とすことになります。

東洋医学ではEDの原因をどう考えますか

結論として、東洋医学では、生命力の貯金にあたる「腎精」の減り方と、感情の乱れがどの臓に負担をかけているかという二つの軸で見ていきます。

東洋医学でいう腎とは、生まれ持った生命力の源を蓄え、成長・発育・生殖に関わる働き全体を指す言葉です。腎精とは、いわば体の奥にしまってある生命力の貯金であり、これが十分にあるかどうかが、性機能を含めた体の底力に関わると考えます。

現場で見えてくるパターンは、大きく三つです。一つ目は、慢性的な疲労や不摂生、加齢によって腎精そのものが目減りしている状態。二つ目は、ストレスや緊張によって気の巡りが滞り、その圧力が性機能にまで及んでいる状態。三つ目は、思い悩むことが続いて心を消耗し、精神が落ち着かないまま体の反応も鈍くなっている状態です。

どのタイプであっても、腎精は年齢とともに自然に減っていくものであり、減ること自体が悪いわけではありません。減り方が急だったり、無理な生活で早めているかどうかが、体のケアで見ていくべき部分になります。

常若整骨院ではEDの原因をどう見ていますか

当院では、EDそのものを診断したり医学的な対応を行ったりすることはしません。福岡市で25,000人の患者さんを施術してきた中で見てきたのは、EDの相談の背景に、慢性的な疲労・骨盤まわりの冷え・自律神経の乱れが重なっているケースが多いという傾向です。

カウンセリングでは、いつ頃から気になり始めたか、疲れている日と楽な日で差があるか、下半身の冷えや張りを感じるかといった点を丁寧にうかがいます。そのうえで、体の緊張状態や血流の巡りやすさを確認し、施術とセルフケアの両方から関わっていきます。

体の緊張がゆるみ、血流や自律神経の働きが整いやすくなることは、EDの背景にある要因の一つを軽くする助けにはなり得ますが、EDという状態そのものを良くすると言い切る立場はとりません。この線引きを最初にお伝えしたうえで、できる範囲のケアを一緒に考えていきます。

整体はEDの原因にどこまで対応できますか

結論として、整体ができるのは、EDの背景にある体のコンディションを整える手伝いまでです。EDという状態そのものへの診断や医学的な対応はできません。

できることとしては、骨盤まわりや下半身の血流が滞りにくい体づくり、慢性的な緊張で交感神経が優位になり続けている状態をゆるめるサポート、冷えやすい体質への働きかけなどがあります。

できないこととしては、血管や神経の器質的な異常を検査で見極めること、専門の薬の処方、糖尿病や高血圧など基礎疾患そのものへの医学的な対応が挙げられます。これらは医療機関の領域であり、整体が代わることはできません。体側の変化がはっきりしている、あるいは急激に症状が進んだ場合は、まず泌尿器科での確認を優先してください。

EDの原因を減らすために自宅でできることはありますか

生活習慣の見直しは、軽度から中等度のEDであれば背景要因を減らす助けになることが報告されています。実際に取り組みやすいものを三つ挙げます。

一つ目は、湯船にしっかり浸かって骨盤まわりを温めること。冷えは血流を滞らせやすく、下半身の巡りに影響します。二つ目は、長時間座りっぱなしを避け、こまめに立ち上がって歩くこと。座り姿勢が続くほど骨盤内の血流は滞りやすくなります。三つ目は、寝る前にスマートフォンを置き、深呼吸を数回してから眠りにつくこと。交感神経が優位なまま眠りに入ると、翌日以降も緊張が抜けにくくなります。

ただし、三つ全部を完璧にやろうとする必要はありません。どれか一つからで十分です。できない日があって当然で、できなかった日に自分を責め始めると、その自責感がかえって緊張を強め、逆効果になってしまいます。真面目さが悪いのではなく、真面目さの向け先が違うだけです。

実際にEDの背景にある体の状態が変わった方はどんな経過でしたか

当院にいらした患者さんの傾向として、次のような経過をたどられる方が多くあります。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

一人目は、管理職に就いてから睡眠不足と気疲れが重なった40代男性です。カウンセリングで慢性的な緊張状態が続いていたことがわかり、施術と入浴習慣の見直しを続けるうちに、体の緊張が抜けやすくなったと話されました。

二人目は、長年の飲酒習慣と運動不足が重なっていた50代自営業の男性です。骨盤まわりの冷えが強く出ており、少しずつ生活のリズムを整えながら、体が軽くなる感覚を取り戻していかれました。

三人目は、育児と仕事の両立で気を張り詰めていた30代男性です。緊張が抜けにくい体質と、些細なことでの焦りが重なっていましたが、深呼吸の習慣とセルフケアを続ける中で、少しずつ肩の力を抜けるようになったと話されています。

病院と整体、どちらに相談すればいいですか

次のような場合は、整体より先に泌尿器科など医療機関への相談を優先してください。数週間から数か月という短い期間で急激に症状が進んだ場合、勃起が全く起こらない状態が続く場合、糖尿病・高血圧・心臓の病気など基礎疾患をお持ちの場合、服用中の薬がある場合です。EDは血管の状態を映し出すサインでもあり、心臓や脳の血管の変化がEDより数年早く現れるという医学的な知見もあります。体からの警告として軽視せず、まず医療的な確認を受けることをおすすめします。

そのうえで、日常的な体のケアや自律神経の働きやすさを整えたいという場合には、整体がお役に立てる部分があります。病院での確認と、体のケアは、対立するものではなく併走できるものです。

よくあるご質問

EDは加齢によるものだけですか?

いいえ、加齢だけが原因ではありません。生活習慣病・喫煙・ストレス・睡眠不足など、年齢に関係なく起こる要因も数多くあります。20代・30代でも心因性のEDは珍しくありません。

若い人でもEDになりますか?

はい、なります。特に働き盛りの世代では、仕事のプレッシャーや将来への不安からくる心因性のEDが目立ちます。体には問題がないケースが多く含まれます。

ストレスだけでEDになることはありますか?

はい、あります。体の機能そのものは保たれているのに、緊張状態が続くことで血流が妨げられ、EDにつながることがあります。一人のときは問題がないという特徴があれば、心因性の可能性が高くなります。

糖尿病や高血圧がある人はEDになりやすいですか?

はい、なりやすいと言われています。どちらも血管を傷めやすい病気であり、動脈硬化を進めることでEDのリスクを引き上げます。基礎疾患がある場合は、医療機関での管理が優先されます。

お酒やタバコはEDの原因になりますか?

はい、関わります。喫煙は血管を収縮させ血流を妨げる方向に働き、過度な飲酒は神経や肝機能への負担を通じて影響することがあります。生活習慣として見直せる部分です。

EDは自然に良くなることもありますか?

軽度なものであれば、生活習慣の見直しや心理的な負荷が減ることで、状態が変わっていく方はいらっしゃいます。ただし、体側の原因がはっきりしている場合は自己判断で様子を見続けず、医療機関での確認が優先されます。

整体でEDの原因に働きかけることはできますか?

血流や自律神経の働きやすさ、骨盤まわりの緊張へのケアという形で関わることはできますが、EDそのものの診断や医学的な対応はできません。できる範囲とできない範囲を分けてお伝えしています。

東洋医学でいう「腎精」とは何ですか?

生まれ持った生命力の貯金にあたる考え方です。腎精が十分にあるかどうかが、性機能を含めた体の底力に関わるとされ、慢性的な疲労や不摂生で目減りしていくと考えます。

EDの原因は自分で見分けられますか?

ある程度の目安はあります。一人のときや朝方は勃起があるのに特定の場面だけ難しい場合は心因性の可能性が高く、常にまったく起こらない場合は体側の原因が疑われます。ただし正確な判断は医療機関の診察が必要です。

何日くらい様子を見て病院に行くべきですか?

数週間から数か月というスパンで急に悪化した場合や、まったく勃起しない状態が続く場合は、様子を見ず早めに泌尿器科へ相談してください。糖尿病や高血圧などの持病がある方も同様です。

精神的な原因の場合、恥ずかしくて相談しにくいのですが?

心因性のEDは珍しいものではなく、働き盛りの世代に多く見られる状態です。当院でも体の緊張やストレスの相談として自然に伺っており、婉曲的な聞き方も可能ですので、無理に詳しく話す必要はありません。

まとめ

福岡市でEDの原因に心当たりがある方へ。原因は加齢だけでも、心の弱さだけでもありません。血管や神経といった体側の変化、ストレスや不安といった心の状態、その両方が絡み合って起こることがほとんどです。一人で抱え込んで年齢のせいだと片づけてしまう前に、まずは体の緊張状態を確かめることから始めてみてください。当院では、カウンセリング・施術・セルフケアを組み合わせ、EDの背景にある体のコンディションを整えるお手伝いをしています。体側の急な変化を感じる場合は、まず医療機関への相談を優先してください。

院長プロフィール

冨高誠治(とみたか せいじ)。柔道整復師・鍼灸師。施術歴20年、福岡市早良区・西新の常若整骨院院長。これまでに25,000人の患者さんを施術し、東洋医学と気功を軸とした体づくりのサポートを行っている。西新駅から徒歩圏。

自律神経の働きやすさについてはこちらの記事で詳しく書いています。また、朝の勃ちの弱まりと年齢の関係についてはこちらの記事もあわせてご覧ください。EDについてのより詳しい医学的な情報はMSDマニュアル家庭版もご参照ください。

季節ごとの体の整え方を、メールでお届けしています。よければ、どうぞ。
▼ 常若だより 登録はこちら
https://my919p.com/p/r/dqRWbTcm

author avatar
dmt35sqkjuve