東洋医学と西洋医学、どちらを選べばいいですか|福岡市の常若整骨院が解説

結論から言うと、どちらかだけを選ぶ必要はなく、急な痛みや検査で原因がはっきりする不調は西洋医学、検査では異常が出ないのに続くだるさや冷え、自律神経の乱れのような不調は東洋医学が力を発揮しやすいという使い分けが現実的です。多くの方は「どちらが正しいか」で悩みますが、実際には体の状態によって向き不向きがあり、両方をうまく組み合わせている方が結果的に満足度が高い傾向があります。

この記事でわかること
原因は何か 東洋医学と西洋医学は、不調の捉え方そのものが違うため、得意な場面も異なります
整体でできることは何か 検査で異常が出にくい不調を、体の緊張や自律神経の働きから見立て、回復しやすい身体づくりをサポートすること
この記事は誰向けか 福岡市で東洋医学と西洋医学のどちらに相談すればいいか迷っている方

東洋医学と西洋医学はそもそも何が違うのですか

結論として、西洋医学は検査や数値で異常を見つけて取り除くことを得意とし、東洋医学は検査に出ない体全体のバランスの乱れを読み解くことを得意としています。

西洋医学とは、血液検査やレントゲン、MRIなどの検査機器で体の状態を数値や画像として捉え、原因となっている部分を特定して治療する医学です。感染症や骨折、内臓の病気など、原因がはっきりしている不調に対して力を発揮します。

東洋医学とは、体を一つのつながりとして見て、気血水(気の巡り・血の巡り・水分代謝)や五臓(肝・心・脾・肺・腎)の働きのバランスから不調を読み解く医学です。古代中国を源流とし、日本では漢方や鍼灸、整体として発展してきました。痛みや炎症といった結果ではなく、なぜその不調が起きているのかという体の背景を見ていく考え方です。

つまり、西洋医学は「原因を特定して取り除く」医学、東洋医学は「体全体のバランスを整える」医学という出発点の違いがあります。どちらが優れているということではなく、見ている場所が違うと理解すると、使い分けがしやすくなります。

東洋医学と西洋医学はそれぞれどんな症状が得意なのですか

結論として、西洋医学は急性の病気やけがに強く、東洋医学は慢性的で原因が一つに絞れない不調に強い傾向があります。

西洋医学が力を発揮しやすいのは、骨折や外傷、感染症、がんのような検査で原因が明確になる病気です。緊急性が高い場合、短い時間で的確な処置ができるのは西洋医学の大きな利点です。

一方、東洋医学が力を発揮しやすいのは、病院で検査を受けても異常が見つからないのに続くだるさ、冷え、不眠、便秘と下痢を繰り返す、自律神経の乱れによる動悸やめまいといった、原因が一つに絞れない慢性的な不調です。当院に来られる方の多くが、まさにこのタイプの不調を抱えています。

アトピーのような慢性的な皮膚のトラブルや、過敏性腸症候群のようなお腹の不調も、西洋医学の治療と並行して、東洋医学の視点から体質そのものを見直すことで、体の緊張がゆるみやすくなるケースが多くあります。

東洋医学と西洋医学はどちらを先に選ぶべきですか

結論として、症状が急に出た場合や、強い痛み・発熱・原因不明の体重減少がある場合は、まず西洋医学の医療機関を受診してください。

東洋医学は、あくまで西洋医学の検査で重大な病気が除外されたあとに選ぶべき選択肢です。順番を間違えると、本来すぐに治療が必要な病気を見逃してしまう危険があります。まず病院で検査を受け、異常が見つからない、あるいは検査では説明がつかない不調が続いている場合に、東洋医学の視点から体を見直すという順番が安全です。

逆に、検査を何度受けても異常が見つからず、それでも不調が続いているという方には、東洋医学の「体全体のつながりから見る」という視点が新しい手がかりになることがあります。

東洋医学と西洋医学は併用してもいいのですか

結論として、併用は可能です。むしろ厚生労働省も、西洋医学と伝統医学等を組み合わせる「統合医療」という考え方を推進しています。

厚生労働省が運営する情報発信サイトeJIMでは、鍼灸や漢方薬といった東洋医学に加え、ヨガや気功などを西洋医学と組み合わせて活用する統合医療について情報を提供しています。どちらか一方に絞るのではなく、体の状態に応じて組み合わせていくという考え方が、国の政策としても広がってきています。

当院に来られる方の中にも、心療内科や婦人科に通院しながら、並行して整体に通われている方が多くいらっしゃいます。服薬の調整や診断については必ず主治医に相談していただき、整体では体の緊張をゆるめ、自律神経の働きを整えやすい身体づくりをサポートするという役割分担で進めています。

福岡市で東洋医学を取り入れた整体院を選ぶとき、何を見ればいいですか

結論として、施術者の資格や経歴、東洋医学の見立てをどこまで具体的に説明してくれるか、医療機関との連携に対する姿勢の三つを確認すると判断しやすくなります。

まず、施術者が柔道整復師や鍼灸師といった国家資格を持っているか、東洋医学についてどんな教育を受けてきたかを確認します。整体そのものには国家資格がないため、土台になる知識の違いが施術の質に直結します。

次に、カウンセリングで東洋医学的な見立てをどれだけ具体的に説明してくれるかを見ます。「気の巡りが悪い」といった言葉だけで終わらず、どの臓器の働きが乱れていて、それが生活のどんな場面に表れているのかまで説明してくれる院は、一人ひとりの体を丁寧に見ている可能性が高いといえます。

最後に、強い症状や急な変化があった場合に、医療機関への受診を勧めてくれるかどうかも大切な確認点です。東洋医学だけで完結させようとせず、必要なときに医療と連携する姿勢がある院を選ぶことが、安心して通える条件になります。

常若整骨院では東洋医学をどう取り入れていますか

結論として、当院では西洋医学の検査で異常が見つからなかった方を中心に、東洋医学の見立てで体全体のつながりから不調を読み解き、カウンセリングと施術、セルフケアをセットで行っています。

当院で25,000人の患者さんを施術してきた経験の中では、病院での検査結果だけでは説明がつかない不調を抱えた方を数多く見てきました。触れた部位がどこか冷たい、特定の場所だけ板のように硬い、症状が決まった時間帯に強くなるといった所見を丁寧に拾いながら、気血水のバランスや五臓の働きという東洋医学の枠組みで見立てを行っています。

施術では、体の緊張をゆるめることを土台にし、自律神経の働きが整いやすい状態をつくることを目指しています。すでに医療機関に通われている方には、通院を続けながら整体を併用していただく形をおすすめしており、どちらか一方に絞ることを求めていません。

東洋医学の視点で見ると不調はどう考えられますか

結論として、東洋医学では不調を「気血水」のバランスと「五臓」の働きの乱れから読み解きます。

気血水とは、気(体と心を動かすエネルギー)・血(体に栄養を運ぶ血液の巡り)・水(体内の水分代謝)の三つの要素のことです。このどれかが滞ったり不足したりすると、体のだるさや冷え、むくみといった不調につながると考えられています。

五臓とは、肝・心・脾・肺・腎という五つの働きのことで、それぞれ感情とも結びついています。たとえば「腎」は生命力や回復力の貯金のようなもので、働きすぎや慢性的な不安が続くと貯金が減り、冷えや意欲の低下につながりやすくなります。「肝」は怒りや目の使いすぎで負担がかかり、筋肉の硬さや頭痛に表れやすいとされています。

こうした見立てのもとで使われるツボの一つが、三陰交(さんいんこう)です。内くるぶしの頂点から指4本ぶん上がったところ、すねの骨の後ろぎわにあり、女性の不調や冷えのケアで古くから使われてきました。西洋医学にはこうした経絡やツボという考え方は存在せず、臓器の名前も血液検査の数値で表れる機能を指すため、東洋医学の「腎」「肝」とは意味が異なります。混同せずに両方の言葉を使い分けることが、正しい理解につながります。

自律神経と東洋医学の考え方はどう関係しているのですか

結論として、自律神経の乱れは、東洋医学では気血水のバランスや五臓の働きの乱れとして読み解かれることが多くあります。

自律神経とは、体のアクセルとブレーキのような働きをする神経のことです。緊張して動くときに働く交感神経と、休むときに働く副交感神経のバランスが崩れると、血液検査やレントゲンでは異常が見つからないまま、だるさ、不眠、動悸、お腹の不調といった症状が出てきます。西洋医学では「自律神経失調症」という診断名がつくこともありますが、検査で数値化しにくいため、原因の特定が難しい分野でもあります。

東洋医学では、この状態を気の巡りの滞りや、肝・心・腎といった臓器の働きの乱れとして捉え、体の緊張をゆるめることで自律神経が働きやすい状態をつくろうとします。検査に出にくい不調だからこそ、東洋医学の視点が手がかりになりやすい分野だといえます。

東洋医学と西洋医学、どちらを選ぶか迷う方に多いのはどんなケースですか

結論として、病院で検査を受けても異常が見つからず、それでも不調が続いているというケースが最も多く見られます。

当院に来られる方の中には、何件もの病院を回り、血液検査や画像検査を繰り返しても「異常なし」と言われ続けた方が少なくありません。体はつらいのに原因がわからないという状態は、不安そのものが新たな体の緊張を生み、さらに不調を長引かせてしまうことがあります。

もう一つ多いのが、薄毛や性機能の悩みのように、人に相談しづらく、どの診療科に行けばいいのかもわからないという相談です。こうした悩みも、疲労や冷え、自律神経の乱れという体全体の状態と結びついていることが多く、東洋医学の視点から見直すことで新しい手がかりが見つかる場合があります。

実際にどちらも活用して変化を感じた方はどんな経過でしたか

ここでは、実際によくある経過を三つの例として紹介します。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

一人目は、仕事のストレスが強い時期に動悸とめまいが続いた会社員の方です。循環器内科で検査を受けても異常は見つからず、心配だけが募っていたといいます。当院で見立てたところ、肝と心の働きの乱れによる気の滞りが関係していることがわかり、通院を続けながら施術とセルフケアを並行したことで、以前より動悸を感じる回数が減ってきたと話されています。

二人目は、育児に追われる中で冷えと不眠が続いていた方です。婦人科での検査では大きな問題はないとされていましたが、体の冷えだけがどうしても取れなかったそうです。腎の働きの低下からくる冷えと見立て、お腹や腰まわりを中心にした施術を続けるうちに、以前より眠りやすくなったと感じられるようになりました。

三人目は、長年原因不明の体調不良に悩み、複数の病院を回ってきた方です。検査では異常が見つからないまま時間が過ぎていましたが、問診で生活習慣を丁寧に聞いていく中で、食事の時間が極端に不規則だったことがわかりました。医療機関への通院は続けながら、生活の立て直しと施術を並行したことで、少しずつ体の緊張がゆるみ、日々の調子にムラが減ってきたと話されています。

自宅でできるセルフケアはありますか

結論として、首とお腹を冷やさないこと、寝る前の深呼吸、三陰交を軽く温めることの三つが代表的なセルフケアです。

一つ目は、首とお腹を冷やさないことです。この二か所は自律神経や内臓の働きに関わりが深く、冷えると体の緊張が抜けにくくなります。二つ目は、寝る前に深呼吸を三回ほど行うことです。ゆっくりとした呼吸は、休む働きである副交感神経を働きやすくします。三つ目は、先ほど紹介した三陰交を、カイロやお湯で軽く温めることです。

ただし、これらを三つ全部きっちりやる必要はありません。どれか一つからで十分です。できなかった日があって当然ですし、それは体への向き合い方が悪いわけではありません。真面目さが悪いのではなく、その真面目さの向け先を、完璧に続けることから、できた日を一つ増やすことへ変えるだけで十分です。

病院を先に受診すべきケースはありますか

結論として、急に強い痛みが出た場合、手足に力が入らない、ろれつが回らない、原因不明の体重減少や発熱が続く場合は、整体よりも先に医療機関を受診してください。

整体は医療行為ではなく、診断や治療を行う立場ではありません。体の緊張をゆるめ、ストレス管理と身体のケアを通じて、回復しやすい身体づくりをサポートする立場です。強い症状や急激な変化があるときは、まず医師の診断を受け、必要に応じて医療機関と連携しながら東洋医学的なケアを取り入れることが安全です。

厚生労働省が運営する統合医療の情報発信サイトeJIMでも、西洋医学と組み合わせて伝統医学等を活用する際には、まず医療機関での診断を前提とすることの重要性が示されています。詳しい内容は厚生労働省eJIMでも確認できます。

よくあるご質問

東洋医学と西洋医学、結局どちらがいいですか?

どちらが優れているということはなく、急な痛みや検査で原因がはっきりする不調は西洋医学、検査で異常が出ないのに続く不調は東洋医学が力を発揮しやすい傾向があります。

東洋医学は病院の薬をやめてから受けるべきですか?

いいえ、薬をやめる必要はありません。服薬を続けながら整体を併用している方は多くいらっしゃいます。薬の調整については必ず主治医に相談してください。

検査で異常なしと言われたら東洋医学を試すべきですか?

はい、検査で重大な病気が除外されたあとであれば、東洋医学の視点から体全体のバランスを見直すことは一つの選択肢になります。

東洋医学に資格はありますか?

漢方や鍼灸には国家資格がありますが、整体そのものには国家資格はありません。柔道整復師や鍼灸師の資格を持ちながら整体を行う施術者もいます。

福岡市で東洋医学を取り入れた整体院はどこで探せますか?

当院のように、気血水や五臓の働きという東洋医学の見立てを土台にしている整体院が福岡市内にもあります。ホームページやカウンセリングでの説明内容を確認することをおすすめします。

自律神経失調症は東洋医学で見立てられますか?

はい、東洋医学では気の滞りや五臓の働きの乱れとして見立てることが多くあります。病院での診断と並行して相談される方が多くいらっしゃいます。

アトピーは東洋医学と皮膚科、どちらに通うべきですか?

皮膚科での治療を続けながら、東洋医学の視点で体質そのものを見直すことを併用している方が多くいらっしゃいます。どちらか一方に絞る必要はありません。

東洋医学はどれくらい通えば変化を感じられますか?

体質や生活習慣によって個人差が大きく、一概には言えません。施術を受けながら体の反応を見て、通うペースを相談していく形が現実的です。

統合医療という言葉を最近よく聞きますが何ですか?

西洋医学と東洋医学などの伝統医学を組み合わせて活用する考え方のことです。厚生労働省もこの考え方を推進しています。

常若整骨院は東洋医学のどんな考え方を取り入れていますか?

気血水のバランスや五臓の働きという東洋医学の見立てを土台に、骨格だけでなく自律神経や内臓の働きまで含めて体全体を見ています。

まとめ

福岡市で東洋医学と西洋医学のどちらを選べばいいか迷っている方へ。急な痛みや検査で原因がはっきりする不調は西洋医学、検査で異常が出ないのに続くだるさや冷え、自律神経の乱れのような不調は東洋医学が力を発揮しやすいという使い分けが現実的です。

どちらか一方を選ぶのではなく、必要なときに医療機関を受診しながら、検査では説明のつかない不調を東洋医学の視点から見直していくという組み合わせが、多くの方にとって現実的な選択になります。一人で判断がつかないときは、まず体の緊張をゆるめることから始め、カウンセリングと施術、セルフケアを通じて、回復しやすい身体づくりを一緒に考えていきましょう。

院長プロフィール

冨高誠治(とみたか せいじ)。柔道整復師・鍼灸師。施術歴20年、これまでに25,000人の患者さんを、のべ11万回施術。福岡市早良区・西新駅から徒歩圏の常若整骨院院長。東洋医学の見立てを土台に、骨格だけでなく自律神経や内臓の働きまで含めた整体を行っている。全国で技術セミナー講師を務めてきたほか、テレビ・雑誌等のメディアでも紹介されている。

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