常若整骨院は自律神経失調症に対応していますか|検査で異常なしと言われた体の読み方

結論から言うと、はい、対応しています。ただし常若整骨院では「自律神経失調症」という名前のまま扱うことはしていません。めまい、動悸、眠れない、胃の不調、朝起きられないといった、いま実際に出ている具体的な症状を入口にして、その背景で自律神経がどう乱れているかを一緒に見ていきます。要点は次の三つです。一つ目は、原因をいくつも並べるのではなく、まず1つだけ選んで整えていくこと。二つ目は、診断とお薬の判断は医師の役割で、整体はその代わりにならないこと。三つ目は、効果には個人差があり、回復を約束するものではないということです。この記事は、福岡市早良区・西新駅から徒歩圏の常若整骨院に、自律神経失調症と言われて相談先を探している方に向けて書いています。

常若整骨院では自律神経失調症の方を受け入れていますか

結論として、受け入れています。病院で「異常なし」「自律神経の乱れでしょう」と言われたけれど、つらさが残っている。そうした40代から50代を中心とした方が、福岡市内や近郊からご相談に来られています。

自律神経失調症とは、検査をしても内臓などに明らかな病気が見つからないのに、さまざまな不調が続く状態につけられる名前です。つまり病気の原因そのものではなく、複数の乱れが重なった結果の呼び名です。

だからこそ、当院では名前よりも、いま何が出ているかを丁寧に伺います。当院で25,000人の患者さんを施術してきた中で、自律神経失調症と言われた方には、症状の名前は違っても、体の側にいくつか共通する流れがありました。それを順に書いていきます。

自律神経失調症とはどのような状態ですか

結論として、自律神経失調症とは、体のアクセルとブレーキの切り替えがうまくいかなくなった状態です。

自律神経とは、呼吸、心拍、体温、消化など、自分の意思とは関係なく働く体の調整役です。日中は活動のためにアクセル(交感神経)が働き、夜は休むためにブレーキ(副交感神経)が働きます。ところが、緊張や疲れが続いてこの切り替えが固まると、疲れているのに眠れない、じっとしていても動悸がする、立ち上がるとふらつく、といった形で表に出てきます。

身体の症状には、めまい、頭の重さ、倦怠感、息苦しさ、手足の冷え、胃のもたれ、便通の乱れなどがあります。心の面では、不安、イライラ、気分の落ち込み、集中できないといった形で現れます。人によって出る場所がまったく違うため、「自分だけおかしいのでは」と感じやすいのも特徴です。

自律神経失調症は病院ではどのように相談できますか

結論として、まず内科や心療内科で、ほかの病気が隠れていないかを確かめることが先です。

自律神経の症状に似た不調は、甲状腺の病気、貧血、不整脈、更年期のホルモン変化、うつ状態などでも起こります。これらを見分けるのは医療機関の仕事で、整体にはできません。受診先に迷うときは、症状の中心が体なら内科、気持ちの落ち込みや不安が強ければ心療内科や精神科、めまいや耳鳴りが主なら耳鼻科が目安になります。一般的な疾患の情報は、厚生労働省のe-ヘルスネットでも確認できます。

次の症状があるときは、整体より先に医療機関を受診してください。

  • 胸の痛みや締めつけが急に出た
  • 片側の手足に力が入らない、ろれつが回らない
  • 激しい頭痛が突然始まった
  • 発熱が続く、体重が理由なく減っている
  • 気持ちが沈んで、消えてしまいたいと考える

病院での確認を終えて「大きな病気はない」とわかったあとに、体の側の負担を軽くしていく場所が、当院の役割だと考えています。

整体で自律神経失調症そのものを変えられるのですか

結論として、整体が自律神経失調症そのものを変える、と言い切ることはしていません。当院が行うのは、自律神経が整いやすい体の条件づくりです。

具体的には、首から肩にかけての緊張をゆるめる、お腹まわりの硬さを和らげる、呼吸が深く入りやすい状態にする、足先まで温もりが届きやすくする、といった土台の調整です。自律神経は、体のどこかが緊張し続けると、その緊張を抱えたまま切り替えができなくなります。緊張の抜け道をつくることで、体が休む方向へ向かいやすくなります。

お薬を飲んでいる方も、そのまま通っていただけます。お薬の調整は必ず主治医にご相談ください。整体の側から中止や減量をお勧めすることはありません。

自律神経失調症で来られる方に多いのはどんなケースですか

結論として、何かひとつ大きな原因があるというより、複数の疲れが重なっている方がほとんどです。

当院でよく見るのは、次のようなパターンです。

  • めまい、ふらつきが中心で、首と肩が板のように硬い
  • 夜中や明け方に目が覚め、日中は体が重い
  • 動悸や息苦しさがあり、お腹の中心が冷たく張っている
  • 朝起きられず、午後になってようやく動ける
  • 家事や仕事の最中に、突然どっと疲れが出る

触れてみると、お腹の一部だけが冷たい、あるいは首の付け根だけが石のように硬い、という所見がよくあります。本人は「全身が悪い」と感じていても、緊張が集まっている場所は意外と限られています。そこを見つけることが、最初の手がかりになります。

東洋医学では自律神経の乱れをどう考えるのですか

結論として、東洋医学では、気を巡らせる肝と、回復力の貯金である腎の消耗を中心に見ます。

肝とは、気や血の流れを調整する場所のことです。ストレスや我慢が続くと、肝の働きが張りつめ、気の流れが詰まります。これを肝気鬱結(かんきうっけつ)と呼びます。腎とは、体の回復力の貯金のことです。肝が張りつめた状態で夜更かしや疲れが続くと、この貯金が減っていき、肝と腎が互いに消耗し合います。これを肝腎同源といい、自律神経の乱れが長引く方の背景に多い流れです。

ここで当院が大事にしているのが、感情そのものより、それを抑える力が体を削るという見方です。たとえば「家族のことを少し重く感じる」という気持ちがあるとします。気持ち自体はごく自然なものです。ところが、「そう思ってはいけない」と自分で打ち消した瞬間、もう一つの緊張が生まれます。思う緊張と、抑える緊張。本心を曲げ続けることが、体の切り替えを止めてしまうことがあります。

ツボをひとつお伝えします。太渓(たいけい)は、内くるぶしの頂点とアキレス腱の間にあるくぼみです。反対の親指で、息を吐きながらゆっくり押します。強く押す必要はありません。回復力の貯金に当たる腎の経絡が通る場所で、寝る前に温めると足先から力が抜けやすくなります。

自律神経失調症が長引くのは、心が弱いからですか

結論として、心が弱いからではありません。むしろ、周りの気配をよく感じ取る力が強い方ほど、体で受け取りやすいと考えています。

「気の持ちようと言われた」「甘えているのではと自分を責めてきた」とおっしゃる方は少なくありません。けれど、症状は体が出している警報です。気を使いすぎて、休むことを後回しにしてきた体が、「もう切り替えさせてほしい」と知らせているだけです。

真面目さが悪いのではありません。真面目さの向け先が、少し周りに偏っていただけです。その向け先を、ほんの少し自分の体へ戻す。当院の施術と生活のお話は、そのためにあります。

実際に自律神経の不調が楽になった方はどんな経過でしたか

結論として、通う回数を重ねるごとに、症状が出ても慌てずにいられる方が増えていきます。当院にいただいた実際のお声から、いくつかご紹介します。

福岡県の40代女性は、帯状疱疹のあとに自律神経の不調が続いていました。「まずはカウンセリング、自分の見直し。育った環境・トラウマ・思いグセ・病歴。意外と自分を理解していなかったことに気づく」と振り返り、15回の施術を重ねるうちに、自分のあり方の方向性が見えてきたそうです。今は新しい楽しみを探している、とのことでした。

福岡県の別の40代女性は、長く肩がガチガチで、家事と育児だけでへとへとになっていました。1年前からめまいが出て、動けなくなって通い始めています。食生活や運動、考え方のクセまで一緒に見ていくうちに、「症状が出てもセルフケアと整体でなんとかなると思えるようになりました」と話してくださいました。

福岡市の50代女性は、内科と耳鼻科に通っても本調子にならず、ご来院されました。最初に膝が軽くなったことに驚き、少しずつ体調が戻っていったそうです。通院のたびに伺う「何か楽しいことはありましたか」という問いが、楽しいこと探しの大切さに気づくきっかけになったとのことです。

いずれも個人の感想であり、効果には個人差があります。回復を保証するものではありません。

自律神経が乱れたとき、まず何から始めればいいですか

結論として、まず睡眠の1つだけから始めてください。全部やろうとしなくて大丈夫です。

自律神経の乱れは、原因が1つではありません。ストレス、睡眠、食事、スマホ、過去の出来事など、いろいろ絡んでいます。ただ、それを全部並べて向き合おうとすると、全部が当てはまって、動けなくなってしまいます。だから当院では「原因は複数あります。だから1つずつ、順番に」とお伝えしています。

順番の目安は次のとおりです。

  • 睡眠:夜10時前に横になる日を、週に何日かつくる。腎の貯金は、夜の睡眠でしか戻りにくいと見ています
  • 食事:甘いものと冷たいものを、少しだけ減らす
  • スマホ:夜だけ時間を決める

どれか1つからで十分です。できない日があって当然です。できなかった日に自分を責めると、その責める緊張がまた体を固めます。7割できれば上出来、くらいの気持ちで始めてください。

病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか

結論として、迷ったらまず医療機関です。そのうえで、体の側の負担を軽くしたいときに、整体を併せてご利用ください。

病院の検査で異常がなかった場合も、それは「問題がない」という意味ではなく、「検査で見える病気ではない」という意味です。見えない部分の負担は、体の緊張や冷え、呼吸の浅さとして残っていることがあります。

通院とお薬を続けながら通っていただいて構いません。気持ちの落ち込みが強い場合は、心療内科や心理士など、専門家との並行をお勧めすることもあります。診断と薬の判断は、必ず医師に相談してください。自律神経の乱れが背景にある場合の全体像は、自律神経失調症の記事でも詳しく書いています。

よくあるご質問

自律神経失調症は整体で良くなりますか?

整体だけで良くなると断言はできません。整体は、体の緊張をゆるめ、自律神経が整いやすい土台をつくるサポートです。医療機関での確認と併せてお考えください。

病院で異常なしと言われたのに、つらいのはなぜですか?

検査で見える異常と、体の働きの乱れは別のものだからです。自律神経の乱れは、数値や画像に出にくいため、異常なしでも不調が続くことがあります。

自律神経失調症で何回くらい通えばいいですか?

回数は人によって異なります。症状の出方や期間で変わるため、初回に状態を伺ったうえで、目安をお伝えしています。無理に通い続けていただく形は取っていません。

お薬を飲みながらでも通えますか?

通えます。お薬はそのまま続けてください。調整や中止は、必ず主治医にご相談ください。

どんな症状で来られる方が多いですか?

めまい、動悸、眠れない、胃の不調、朝起きられない、手足の冷えなどが多いです。名前よりも、いま困っている症状を教えてください。

自律神経失調症は何科に行けばいいですか?

内科か心療内科が目安です。めまいや耳鳴りが中心なら耳鼻科もあります。迷うときは、かかりつけの内科に相談してください。

自律神経失調症は心の病気ですか?

心の病気と決まったわけではありません。体の緊張や冷え、睡眠不足など、体の側の要因も大きく関わります。心と体の両方に目を向けます。

子どもの頃から不調が続いています。それでも相談できますか?

相談できます。長く付き合ってきた方でも、順番を守って1つずつ進めると、少しずつ動きはじめる方がいます。

初回はどんなことをしますか?

最初に、症状の出る時間帯や場面、睡眠、食事、これまでの経過を丁寧に伺います。そのうえで、体の状態を確かめ、施術と、日常でできる1つのことをお伝えします。

セルフケアは毎日やらないとだめですか?

毎日でなくて大丈夫です。できない日があって当然です。1つだけ、できる日にやる形で十分です。

薬を減らしたいのですが、整体でできますか?

お薬の調整は医師の判断で、整体からは行えません。体の側の負担を軽くしながら、主治医と相談して進めてください。

家族に理解してもらえないのですが、どうすればいいですか?

「検査で異常がなくても、体はつらい」と説明するのは難しいものです。当院でも、ご家族への伝え方を一緒に考えることがあります。

まとめ

福岡市で自律神経失調症と言われて、病院では異常がないのにつらさが残っている方へ。名前にとらわれず、いま出ている症状から、体の緊張と回復力の使われ方を見ていくことが、最初の一歩です。原因を全部探さなくて大丈夫です。睡眠でも食事でも、1つだけで十分です。一人で抱え込まず、まず体の緊張をゆるめることから始めてみてください。当院のカウンセリング、施術、セルフケアで、その歩みをお手伝いします。

院長プロフィール

冨高誠治(柔道整復師・鍼灸師)。施術歴20年。25,000人の患者さんを施術してきました。福岡市早良区・西新、常若整骨院の院長として、東洋医学の見立てをもとに、体の緊張と回復力の両面から施術を行っています。

季節ごとの体の整え方を、メールでお届けしています。よければ、どうぞ。
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