呼吸困難で救急車!でも異常ナシ…息がしづらい人の共通点と解決法

ブログ著者

冨高 誠治

冨高 誠治

柔道整復師、はり・きゅう師、自律神経整体

冨高 明子

冨高 明子

カウンセラー


「息がしづらい」

「息ができなくなり救急車で運ばれたが、問題がないと言われた」

「また息ができなくなるんじゃないかと思うと不安で呼吸が…」

そんな辛い状況で長い間悩んでいませんか?

 

呼吸が浅くなる → 酸素を取り込みにくくなる → 内臓・筋肉などに養がいかなくなる → 体が思うように動かなくなってくる → 症状が出る(冷え、むくみ、痛み、だるさ、眠れないなど)

…という具合に、息のし辛い状態はデメリットばかり。

 

当院には、息がしづらい・呼吸困難になるなどの悩みを抱えて来院される方が一定数います。

そこでよく質問されるのが「なぜ、私は息がし辛くなったの?」ということです。

今回は、息がしづらくなる理由・その解決法についてお話ししていきます。

 

息がしづらくなる人の共通点

これまで沢山の方をみてきましたが、息がし辛い方に共通していることは、

①自律神経の乱れ

②背中の異常なコリ・ハリ・硬さ

③甘いものが好き

…の3つです。

つまり、この3つが呼吸困難を引き起こしていると言えます。

 

①自律神経の乱れ

自律神経は、交感神経(緊張・収縮)副交感神経(リラックス)の2つから成り立っている神経です。

肺、心臓、胃、腸、肝臓などの働きを司っており、例えば、肺(気管支)は交感神経のはたらきで広がり副交感神経のはたらきで収縮し、空気を取り込み吐き出しています。

 

自律神経が過大なストレス・不規則な生活・季節の変わり目などで乱れると、気管支がうまく開いたり閉じたりできなくなります。結果、呼吸が浅くなる、過呼吸になるなど息がし辛い状況に陥ります。

その他動悸・不整脈・胃もたれ・下痢や便秘・疲れが抜けないなどの症状をともなう場合もあります。

 

②背中の異常なコリ・ハリ・硬さ


肺・気管支・横隔膜などの呼吸器は、肋骨の中に収納されています。この肋骨はさらに筋肉で支えられています。

なんらかの理由で背中~胸まわりの筋肉が硬くなると、まるで中世のコルセットのようにギュッと肋骨を締め付けます。すると呼吸の際に肺が充分ふくらむことができず、息が浅くなっていきます。

背中をガチガチにする要因としては、自律神経の乱れ、不安、姿勢の悪さ、肩こり、ストレスなどが挙げられます。

 

③甘いものが好き

ちょっとした実験をしてみましょう。

両手に何も持たない状態で、右腕を真横に挙げてみてください。…どうですか?どこまで挙がりましたか?

次に、左手に甘いもの(缶コーヒー・お菓子など)を持ちます。この状態で右腕を真横に挙げてみると…先ほどよりも上がりづらくなっていませんか?

これは、あなたの体が「糖分は体に負担をかける」と感じている証拠です。

 

糖分を多く取ってしまうと、タンパク質とくっついて糖化タンパク質という毒性のあるものに変化します。糖化タンパク質は血液をドロドロにし、筋肉・内臓が硬くなっていきます。

とくに女性に多いのが「ストレス解消やごほうびに甘いものを食べる」こと。一時的に気分がよくなりますが、実はますますストレスに弱い体を作ってしまっているんです。

 

ラク~に息をするためのセルフケア3つ

①丹田呼吸で自律神経&呼吸器をゆるめる

丹田とは、おへその数センチ下にあるエネルギー製造機。外から取り込んだ「気」を練り、体に行き渡らせます。

気が全身にしっかり巡ると、全身に張り巡らされている自律神経が正しく機能しやすくなります。

 

①肺の中の息を5秒かけて吐き切ります。

②5秒数えながら息を吸います。この時、吸った空気(エネルギー)をおへその下に送り込むイメージで。

③息を1~2秒止め、おへその下に溜めた空気(エネルギー)が体の末端へ流れていくのをイメージ。

④息を5秒数えながら吐きます。体の中のいらなくなったものを一緒に吐き出すイメージ。

 

①~④を、5分ほど繰り返してください。寝る前、寝起き、トイレ休憩、仕事中の気分転換など、手軽に取り入れることができます。

この丹田呼吸は胸式呼吸でななく腹式呼吸なので、肺が膨らみにくいというストレスや不安を感じにくい→呼吸への不安が少ない、という利点もあります。

 

②背骨~骨盤が整う、正しい姿勢キープ

背中がガチガチになっている人は、ゆがんだ姿勢を支えるように筋肉がついてしまっていることがほとんど。まずは正しい姿勢を体に教えつつ、ゆがんだ筋肉・骨格をゆるめる&正しい筋肉・骨格を作っていきましょう。

 

①壁に背中を向けて立ちます。

②後頭部・肩甲骨・お尻・ふくらはぎ・かかとの5カ所を壁につけます。

③両手のひらを重ねて腰の後ろにいれ、ちょうどいい隙間があるか確認します。

④腕をおろし、正しい姿勢を2分キープします。

 

1~2時間に1回行うのが理想的ですが、トイレに行く時、休憩の時などちょっとした隙間時間に行うのがオススメです。

血流と神経伝達が正され、硬い首~背中~腰のコリがほぐれるだけでなく、ゆがんだ骨盤に乗っかるお肉が動いたり、頭がスッキリしたりといいことづくしの運動です。

 

③甘いものは量と質を変える

糖分は麻薬に近い性質を持っているため、いきなり自力で一切を絶つのはかなり困難。「全く摂らない」よりも「量と質を変える」ことを考えましょう。

 

■白米を玄米に、食パンを全粒粉パンに

■クッキーをダークチョコレートに、ケーキを焼き芋に

■料理に使うお砂糖は甘酒に

■甘味が欲しい料理には、ダシ・バター・スパイスで風味を足す

 

ストレスで甘いものが食べたくなったら、他の快楽を感じること(音楽・映画・マンガ・ゲーム・ダンス・おしゃれ・アイドル・ときめくもの)をまず行うこともオススメです。

 

今すぐ息苦しさをなんとかしたいなら、常若整骨院へ!

息苦しさで悩んでいた方の声

R・Tさん(40代女性・) 突発性難聴によるめまい、耳鳴り、吐き気、頭痛、息苦しさ、倦怠感

 

———悩んでいたのは…

以前から疲れやすい体質でしたが、9年前に突発性難聴を患ってから四六時中耳鳴りが続き、次第にめまいや吐き気、頭痛などの症状が頻繁に出るようになりました。

そのため、いつも体の不調を感じていて、家事はもちろん、何事にもヤル気が出ないような状況になっていました。

 

———来てよかったことは…

通院するようになってから、めまいや吐き気、頭痛の症状は全く出なくなりました。

また、呼吸が苦しく、息がうまく吸えないような感覚や、のどに何かが引っかかるような感覚が時々あったのも、いつの間にかすっかり消えてしまいました。

体調も良くなり、少々無理をしても、そのあと寝込んでしまうようなこともなくなりました。今まできつくて出来なくなっていた事が、再び普通に出来るようになってきました。

 

———同じように悩んでいる方へ

「整骨院」と聞くと「腰痛やひざ痛をちりょうしてくれる所」というイメージですが、こちらではかなり幅広い症状を改善できる可能性があります。

何らかの不調を抱えている方は、「整骨院じゃ無理」などと思い込まずに、ぜひ一度ためしてみて下さい。

 

常若整骨院での改善法


当院では、息がしづらい方への治療・生活指導を行っています。

1:根本的な原因を見つけ改善していく

2:生活習慣の改善、家でできることをアドバイス

3:2度と再発しないように体質を変えていく

このステップを踏むことで、「息がしづらい人」から「息がしやすい人」に変わることができます。

もしあなたやあなたの大切な方が「この息苦しさを今すぐなんとかしたい!」とお思いなら、ぜひ常若整骨院にご相談ください。