勝手に肩に力が入って痛い!気を遣いすぎる人の体調不良を改善する方法

ブログ著者

冨高 誠治

冨高 誠治

柔道整復師、はり・きゅう師、自律神経整体

冨高 明子

冨高 明子

カウンセラー

常若整骨院の患者さんには、とても頑張り屋さんで気遣いのできる方が多いのが特徴です。

裏を返せば、そういう方ほど体調を崩しやすく、しかも原因がわからずなかなか改善しない…という証拠でもあります。

 

実例:Nさん(20代女性)

■悩み:左肩の痛み・勝手に肩に力が入る・右足に重心をかけるとスネが痛い・頭の奥が詰まっている感じ

 

■検査:可動域をみようとすると、ラクにしているつもりで勝手に力が入ってしまう・首が左に倒れない

 

■施術:「肩はどうすれば治りますか?」とキネシオロジーで尋ねると、蝶形骨(頭蓋骨)に反応あり。蝶形骨を調整すると、左肩と左首の動きが改善。

「力が勝手に入るのはどうすればいい?」と尋ねると、第6チャクラに反応あり。調整すると、関節がゆるみました。

「右スネの痛みはどうすればいいですか?」と尋ねると、母親の影響という反応。調整すると、歩いても痛みが出なくなりました。

 

この方は職場・家庭で空気を読みすぎ・気を使いすぎで、第6チャクラ(直感を司る)と蝶形骨(頭蓋骨)に歪みが出てしまっていました。

右スネの施術で反応があったお母様のことを尋ねてみると、お正月に帰省された際、しきりにお見合いをすすめられたそうです。

お子さんを思う気持ちが、逆に精神的にも肉体的にも足を引っ張ってしまう典型例でした。

 

気を遣いすぎる人は、頭~肩に来る

空気を読んで相手の気持ちの良いように振る舞うことを、「気を遣う」といいます。

「気を遣う」人は、文字通り自分の気=エネルギーを周りに配って歩いている状態です。

もちろん決して悪いことではなく、ある程度気を使うことで周囲とのコミュニケーションが円滑になる=お互いのエネルギー交換ができるという利点があります。

ですが気を遣いすぎる人は、周囲の目や評価を気にするあまり、自分のエネルギーが枯渇するまで配って歩いてしまいます。

すると、空気を読む第6チャクラ・コミュニケーションを司る第5チャクラを中心とした頭~首~肩がゆがみ、ガチガチになってしまうのです。

 

なぜこういう状態に陥るのでしょうか。

■自分に自信がなく、失望されることが怖い

■「自分が我慢すればうまく回る」「自分が気を遣わなければ場の空気が悪くなる」といった使命感

この2つが大きな原因です。

この考え方から抜け出す意志がなければ、同じ症状を繰り返してしまいかねません。

 

気を遣いすぎるクセを治すには

気を遣いすぎる人のキーポイントは、自信のなさ・自分が我慢しさえすれば…という使命感です。

 

「自分が体を壊してまでやらなければならないことなどない」と知る

あなたの体と心を守れるのは、この世でたった一人、あなただけです。

たとえどんなに仲が良い友人・家族・恋人でも、あなたの代わりにトイレに行くことはできないように、あなたの代わりに生きることはできません。

周囲がどんなアドバイスをしてきても、それによって被ったダメージも利益も、周囲が責任をとってくれることはないのです。

 

育児・介護・仕事・受験など、人生の中で数年だけ「今だけは無理をしないといけない」という時期は確かにあります。

でも、それは終わりが見えているからこそできること。

もしもあなたが今体調を壊すほど周囲に気を遣っていて、そのことに終わりが見えないのなら、状況と自分のやるべきことの見直しをしましょう。

あなたの心身を痛めつけてまでやらないといけないことなんてありません。

人の体調を犠牲にしなければ回らない仕組みなら、そもそもそこを見直さなければいけないのですから。

 

「自分はそのままでいい×バージョンアップしていける」と知る

自信をなくしてしまうほど、あなたがあなたのままではいけないということを、一体どこで刷り込まれたのでしょうか。

幼稚園・学校・親・周囲から「そんなことしちゃダメ」「ちゃんと出来て偉いね」と言われ続けてきたかもしれません。

けれど、調子を崩すほどの自信のなさは、その呪いから自由になりなさいというサインです。

 

「あなたはあなたのままでいい」というのは、決して努力しなくていいという意味ではありません。

あなたはあなたという生き物としてカンペキな形に生まれつきました。同時に、これからどんどんバージョンアップしたあなたになっていけます。

「私は完璧」「私は素敵」鏡の前で毎朝10回ずつ、自分に声をかけてあげて下さい。

 

今年はもうちょっとだけ気を遣わない人になってみよう

もしかしたら、「考え方を変えるなんて面倒なことをするくらいなら、肩こりや頭痛で辛い思いをしてるほうがずっと楽」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

けれどそれは、楽な道を選んでいるようでいて、より険しい道に進んでいっています。

気を遣い続けて心身をすり減らすより、「ま、いいや♪」とちょっと気を抜いてみる一年にしませんか?