起立性調節障害 症例⑤ 小さい頃から病気がち 中学2年生 男性

ブログ著者

冨高 誠治

冨高 誠治

柔道整復師、はり・きゅう師、自律神経整体

冨高 明子

冨高 明子

カウンセラー

起立性調節障害で来院した 中学2年生 男性

 

小さい頃から病気がちで

体が冷えてる、食欲があまりなく痩せている。

すぐに疲れてしまう。姿勢が猫背気味で気にしている。

リーダー気質でなんでも進んでやる頑張り屋さん。

塾・部活とがんばっていたが、

徐々に朝、体が動かなくなってきて

塾・部活に行けなくなってしまい。

学校にも週2〜3回ほどしか行けなくなってしまった。

お腹すぐに痛くなる。

頭痛がひどく。頭痛薬が手放せない。

昼過ぎにならないと起きれない。

趣味はないとのこと。

毎日お菓子・パン

 

説明

小さい頃から病気がちで起立性調節障害になってしまうお子さんのパターンも多く来院されます。

体が冷えている、すぐ疲れる、痩せている(生命力、腎臓の機能低下)

食欲低下、猫背(胃腸の機能低下)

内臓の調子が悪いと猫背になる仕組みは

内臓が弱るとその周りの筋肉が内臓を守ろうとして硬くなります。

硬くなると筋肉が骨格をひっぱり歪めます。

最初は他の内臓でカバーして姿勢を保てるのですが、

カバーしきれなくなると姿勢を保てなくなり、

最後は猫背・ストレートネック・O脚・外反母趾などになることが多いです。

 

 

セルフケア

食べ物をパンから和食にしてもらった。(パンは腸に負担がかかるため)

お菓子をフルーツに変えてもらったのはお菓子は小麦粉・砂糖が多く、腸に負担がかかるため。

フルーツにしたのは急にはお菓子をすべてやめるとストレスがかかりすぎるため。

人工より自然のものの方がいい。

 

趣味がないとのことだったので詳しく聞いてみると、

体がきつかったため、塾・学校以外のことはあまりしないようにしていたそうです。

小説は好きとのことだったので、読むようにしてもらいました。

お母さんの料理のお手伝いをするのも楽しいといっていたので、

動ける時にお手伝いしたり、自分で一品作ってもらいました。

 

徐々に体が動くようになってくると辛い症状が消えてくるまではゆっくりしていていいと

アドバイスしました。

頑張り屋さんは少しでも動けると無理してでも動いてしまい、

少し回復した体力がすぐになくなってしまいます。

当院では

ある程度動けるようになった頃にはある程度は体力がついてきている証拠なので

それくらいから少しずつ負荷をかけていきます。

 

回復の記録
無理して頑張ることをやめてくれたことによって

体力が少しずつ増えていきました。

姿勢が少しずつ綺麗になってきて、

頭痛がまず消え薬を飲まなくなった。

食欲が出てきて体重が増えてきて疲れにくくなってきた。
一ヶ月後には週3回朝から登校。

3ヶ月後ほぼ症状改善された