福岡市早良区 突発性難聴の前兆

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突発性難聴とは、ある日何の前触れもなく突然耳が聞こえなくなる病気です。

きっかけがあるわけではなく、急に聞えなくなってしまうので驚く人が大半です。

 

突発性難聴というのは、1年間で3万5千人ほど発症しています。

かつては、40歳代から50歳代の女性に多い症状でした。

しかし、最近は低年齢化されており、10代から20代の若い方でも発症するようになりました。

また、男性も増加傾向にあり、性別による差は見られなくなってきました。

特に最近は病気の認知度が上がったことにより、患者さんの数も増えてきています。

 

【突発性難聴の前兆】

 

突発性難聴には、前兆がある場合があります。

これらの前兆があった後に耳の聞こえが悪くなった場合は、後に突発性難聴が発生してしまう可能性があります。

 

・耳の閉そく感

・耳の聞こえがおかしい

・平衡感覚がおかしい

・耳鳴りがする

・強いストレスがある

・耳鳴り

・めまい

 

これらの症状がある場合は、一刻も早く専門医に診てもらいましょう。

突発性難聴というのは早期治療がとても大事であり、治療をいつ受けるのかのタイミングによって、改善度に大きな違いが発生します。

できれば発症から48時間以内、遅くても2週間以内には耳鼻科で診てもらうようにしましょう。

 

【突発性難聴の原因】

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突発性難聴の詳しい原因は、いまだに分かっていません。

不明ではありますが、一説では内耳に障害が発生している感音難聴と考えられています。

しかし、なぜ内耳に障害が発生するのかは、現在研究段階にあります。

 

中でも有力と言われているのが、ウイルス感染説内耳循環障害設ノ2つです。

 

・ウイルス感染説

ウイルス感染説というのは、突発性難聴を発症する前に風邪やおたふくにかかっていた、というケースです。

それらの病気によりウイルス感染してしまい、難聴に影響を与えてしまったのでは、という考え方です。

現に、風邪やおたふくにかかった時に、突発性難聴になる人は多くいます。

 

・内耳循環障害説

内耳血管のけいれんや閉塞、血栓、出血などによる循環障害により、内耳に機能不全が起きたという考え方です。

 

この2つの説が考えられるのですが、なぜこの2つが突発性難聴につながったのかという細かい確証は、残念ながら得られて?いません。

また、大きなストレスにより突発性難聴を発症したという人もいるので、確かな原因というのはわかっていません。

 

 

【突発性難聴の診察方法】

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突発性難聴の診察方法は、問診を細かく行ってどのように難聴がはじまったのかを問診します。

突発性難聴の場合、多くの人はいつ、どこで、何をしている時に症状がはじまったのかを明確に説明できると言われています。

それらをメモに取って病院に行くと、より鮮明に説明ができますのでオススメです。

 

ある瞬間からはっきりとした突然の難聴がある場合は、診断は簡単となります。

耳鼻咽喉科では、視診検査を行って以下のような場合は突発性難聴を疑います。

 

・外耳道に閉塞がない

・鼓膜に異常がない

・聴力検査により片方の耳の感音難聴が特定できる

 

一般的には、突発性難聴は再発しないと言われています。

しかし、似たような症状が2度、3度と起きてしまうことは少なくありません。

その場合は突発性難聴とはならず、低温障害型感音難聴や蝸牛型メニエール病などと判断されます。

 

【突発性難聴の治療方法】

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突発性難聴の治療方法は、主に安静にしてステロイドを投与する方法が大半です。

ステロイドは内耳に発生している炎症を抑える効果があるので、突発性難聴改善へと大きな効果があると言われています。

これらに加えて、血管を拡張させて内耳の循環を良く焦る血管拡張剤や血液粘度低下剤など、血管拡張により突発性難聴の改善へとみちびきます。

末梢神経の障害改善のためのビタミン剤なども、合わせて使っていきます。

 

治療期間は個人差がありますが、1週間から1か月は行っていきます。

長くなってしまう場合もありますが、突発性難聴は徹底的に治療を行うことで改善が見込めるので、根気よく治療を受けていくようにしましょう。

 

症状が重い場合は、入院で改善していくこともあります。

入院の場合は集中して治療に取り組むことができるので、安静にしやすく改善しやすいともいわれています。

 

突発性難聴の感知率は、3分の1と言われています。

3人に1人は完治し、3人に1人は症状が緩和する、残りの3人に1人は聴力の改善が見られないといわれています。

3人に1人の完治の中に入るためには、発症から治療開始時間を短縮することです。

おかしいなと思ったらすぐに専門医に診てもらって、素早い治療を受けるようにしましょう。

 

【整骨院での治療】

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突発性難聴は、整骨院でも治療を受けることができます。

もちろん直接耳の中への治療を行う訳ではありませんが、整体や鍼治療により改善へとみちびくという方法です。

 

1つは、骨盤改善によって全身の血流を良くしていく方法です。

骨盤のゆがみは血流を滞らせており、骨盤のゆがみ改善により血流を良くさせることができます。

心地よい程度の施術で骨盤のゆがみを改善していくので、痛くなく自然に元に位置に戻すことができます。

骨盤のゆがみは内臓の改善やスタイル改善にも導くので、オススメです。

 

もう1つは、耳に効果を発揮するツボに鍼治療を行うことです、

耳に起きている異常を改善へとみちびくことができるので、突発性難聴の軽減を期待することができます。

 

【突発性難聴の予防策】

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突発性難聴は、日ごろの生活により予防をすることができます。

食生活や運動習慣、飲酒、タバコ、ストレスの5つの観点から日々の生活を気を付けるようにしましょう。

食事は適量にバランスよく、ウォーキングなどの運動習慣、飲酒は2日に1合程度、禁煙、ストレスを上手く発散するなど、是非実践してみましょう。

突発性難聴は、ある日突然発症します。

全く聞こえないと急いで病院に行く人もいますが、少しくらいならと放置してしまう人も少ないようです。

早めに受診することで症状が改善しやすくなるので、症状に気付いたら一刻も早く耳鼻科に行きましょう。