お酒は健康にいいの?それとも悪いのか?

適量のお酒は健康にいいのか?

昔から「酒は百薬の長」という言葉が使われてきました。

「ほどよい量のお酒は、どんな薬にもまさる良薬になる」という意味です。

このようにお酒は体によいものだと思う人もいれば、お酒は健康によくないと思っている人もいます。

もちろん過剰な量のお酒を飲むことは心身にとっていいこととは言えません。

適量のお酒については良い面と悪い面の両方ある。

個人の健康状態や体質などにより飲まないことが良いこともあるが、適量のお酒なら飲んだほうが健康に良い場合もあります。

厚生労働省の「健康日本21」では、適量のお酒の量は1日平均純アルコールで20g程度となっています。

日本酒は一合、ビールは中ビン1本が純アルコールが20gです。

これは男性の量なので、女性や65歳以上の高齢者は飲酒量をさらに少なくしたほうがいい。

アルコールの効果

アルコールは適量に飲むことで良いこともある。

しかし飲むだけでリスクが高くなる、飲む量によりリスク上がるなど悪いこともある。

お酒のメリット
■死亡率の減少

さまざまな研究機関がお酒をまったく飲まない、適量のお酒を飲んでいる、大量のお酒を飲んでいるの3グループに分けて死亡率の実験を行った。

その結果一番死亡率が低かったのが、適量のお酒を飲んでいるグループでした。

アルコールには、善玉コレステロールを増やして動脈硬化を予防し、心筋梗塞・脳梗塞などの発症が減少する効果があります

■ストレスを解消

適量のお酒は心身の緊張を和らげストレス発散の効果があります。

しかし、ストレス解消をするためにお酒に頼るのは危険でもある。

■コミュニケーション

アルコールには、ストレスや緊張を和らげる効果があり、会話がはずんだり、本音で話ができるなどコミュニケーションを円滑にすることが出来ます。

ついつい飲みすぎてしまい、他の人に迷惑をかけないないようにしましょう。

■食欲増進

アルコールには胃液の分泌量を増やして胃の働きを活発にする効果があります。

ついつい食べ過ぎて太らないように気をつけましょう。

お酒のデメリット
■依存度が高い

知らないうちにどんどん飲む量が増えていき知らないうちにアルコール依存症になっている。

過剰なストレスをお酒で紛らす、つらいことを忘れる為に飲む、お酒が大好きなどなる理由は人それぞれです。

■睡眠の質が低下

量が多かったり寝る前に飲むと睡眠の質の低下を招き、睡眠が浅くなったり、朝目が早く覚めたりします。

■生活習慣病になりやすい

過剰な飲酒は脂質異常症、高血圧、痛風、糖尿病肝硬変、胃がんなどのがん、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病の原因になります

その他にたくさんのデメリットがあります。

お酒は適量を守れば健康にいい。

適量のお酒なら健康にいいことがあります。

大量に飲むことが多い人は、決して健康にいいことだとは言えません。

適量のお酒と言っても個人差があります。

日本人の4割以上はアルコール分解能力が低くお酒に弱い体質です。

弱い体質の人は訓練すればある程度は強くなることができます。

しかし無理に飲んでいると体調不良や病気になる可能性が高くなります。

自分の健康状態や体質などを見極めて適切な量のお酒を飲むようにしましょう。