福岡市早良区 胃下垂の症状や原因
胃下垂とは、そのネーミングの通り胃が下の方に垂れ下がっている状態です。
胃というのは、本来みぞおちのあたりにあるのが通常です。
しかし、胃下垂の場合は、おへそなどの下腹部にまで胃が下がっている状態です。
胃は食道と繋がっているので、胃の形がビョーンと下の方まで伸びている状態となっています。
以下のような症状を感じる人は、胃下垂の場合があります。
・胃もたれ
・食欲不振
・胃がムカムカする
・胃に不快感がある
・胃酸過多
・胃痛
・げっぷが多い
・胸やけ
・吐き気
・少しの食事量で満腹になる
・便秘や下痢
これらのポイントが多くある場合は、胃下垂の可能性があります。
症状が緩和されない場合は、胃下垂を疑うと良いでしょう。
【胃下垂は、このような人がなりやすいと言われています。】
・痩せている人
・猫背の人
・反り腰の人
このような人は、胃下垂になる傾向があります。
【胃下垂になる原因は、これらが挙げられます。】
・暴飲暴食
胃は食べ物が入り込むことで、膨らんで多くの量を蓄えることができます。
食べ過ぎ飲み過ぎを繰り返してしまうと、胃が膨らみっぱなしになってしまい、その重さに耐えられず胃が下に下がってしまいます。
・早食い
早食いをしてしまうと、一気に胃に大量の物が入ってしまいます。
急激に胃の重量が重くなってしまうことで、胃に大きな負担がかかり胃下垂になりやすくなってしまいます。
・ストレス
ストレスが多く溜まってしまうと、自律神経が乱れてしまいます。
自律神経が乱れてしまうと胃腸の動きが弱ってしまい、胃で消化する力が弱くなり時間がかかってしまいます。
消化しきれない食べ物が胃にとどまる時間が長くなってしまうことで、胃が下がってしまいます。
・猫背の人
猫背の人は背中が丸まっているので、内臓が下に圧迫されやすい状態となっています。
そのため胃に負担がかかりやすくなってしまい、胃下垂になりやすくなってしまいます。
胃下垂は、放っておいても治るからどうってことない、と思うかもしれません。
しかし、胃下垂になることで胃以外にも様々なデメリットを受けてしまいます。
胃下垂になることで、このようなデメリットが胃以外に起きてしまいます。
・腸の動きが悪くなる
・肌荒れが起きる
・むくみ
・冷え性
【胃下垂の改善方法】
胃下垂は、以下のようなセルフケアで改善ができます。
・腹式呼吸
腹式呼吸をすることで横隔膜を上下させることができるので、横隔膜にくっついている意を上げることができることで、胃下垂を改善させることができます。
・正しい姿勢を心掛ける
猫背などの姿勢が悪い人は、骨盤が下に下がることで胃下垂になりやすい傾向があります。
姿勢を正すようにして、胃下垂を防ぎましょう。
ピント胸を張るクセを付けて、目線を上に上げるようにすると良いですよ。
・腹筋
腹筋が付く事で胃を支える力が強くなることで、胃下垂を改善へとみちびくことができます。
・食事をこまめに取るようにする
胃下垂の人は胃腸の調子が良くないので、胃に大きな負担がかかってしまいます。
食事の回数をこまめに取ることで、胃への負担を減らして胃下垂状態を緩和させることができます。
【東洋医学的視点からみる胃下垂】
東洋医学には、身体の部位や内臓、感情、味覚、季節など、様々なものを「木・火・土・金・水」の5つの要素に分類し、対策を考えていく五行学説というものがあります。
胃は五行の<土>に当てはまり、<土>には、
■胃、脾臓
■口、唇、肌肉
■甘い物
■思い煩う、共感、同情、仲間はずれ、ムラ意識、プライド、損得勘定、依存
■消化する、腐らせる、育む
などが分類されます。
胃下垂に悩む方に多いのは、
・甘い物を食べ過ぎる
・ちょっとしたことにうじうじ思い悩んだり考えすぎてしまう
・一人反省会が多い
・「人にどう思われるか」を軸にして、自分の言動を決めている
・許容量以上の仕事や頼まれごとを引き受けがち
・ストレスから暴飲暴食をしがち
といった部分です。
このようなクセや生活習慣を見直すことで、胃下垂を改善しやすくなります。
いかがでしたでしょうか。
胃下垂は良くない状態ですので、改善が必要です。
そのうち治るなんて放っておかず、セルフケアで改善させましょう。
おかしいなと思ったら、胃下垂改善へとみちびいて健康な胃にしましょう。