福岡市早良区 かみしめ症候群
ガスでおなかが張る、頻繁にゲップが出る、等は、「かみしめ症候群」かもしれません。
【かみしめ症候群について】
ゲップやガス、おなら、以外にも頭痛や肩こり、首の痛みに顎の痛み、など様々な症状が特徴のかみしめ症候群は、現在、若い人から中高年など、年齢問わず多くの方にみられ、特に女性が多いといわれています。
かみしめ、とは、奥歯をぎゅっと噛む行為で、それにより体がガチガチに緊張して不調をきたす状態を言います。
試しに、奥歯をギュッと、1分ほど噛んでみてください。
すると、肩や首、頭部や背中などの筋肉がギュッと固まりますよね。
かみしめ症候群の方は、この状態を何時間も何日も続けることに。
では、なぜ、かみしめてしまうのか。
要因は、ストレスです。
例えば、仕事でミスをすると、ギュッと奥歯を無意識に噛みます。
そのとき、何度も何度も唾を飲み込むと同時に空気も過剰に飲んでしまうことから、体内にガスが発生し、それがおなかのハリやゲップを誘発。
また、ガチガチに固まった筋肉は、血液の流れを阻害するので、全身の新鮮な酸素、栄養が届かず、疲労物質だけが蓄積。
その結果、いくら睡眠をとっても、疲労が回復されず、ストレスがたまる一方と、悪循環に陥り、終いには、欝などの深刻な症状へと発展することもあります。
その他の要因としては、長時間、同じ姿勢を続けるデスクワークなども無意識に奥歯をかみしめる時間が長くなります。
その上、デスクワークは、血行不良を引き起こしやすく、筋肉のコリが発生しやすいため、かみしめ症候群がさらに悪化する傾向にあります。
骨格のゆがみも、かみしめ症候群へのリスクが高まります。
猫背やO脚、偏平足や等も同様に、骨格の歪みを引き起こすため、早めに対処しましょう。
【かみしめ症候群の治療法は】
症状がひどい場合については、専用のマウスピースを使い、奥歯のかみしめを強制的に防ぐ事ができます。
しかし、これは、根本解決には、至らないので、なぜ、かみしめるようになったのかを原因としっかりと向き合いましょう。
例えば、不良姿勢等が原因の場合は、整体や整骨院で骨格矯正を受けることで、根本解決への第一歩となります。
ストレスが要因の場合は、上手にストレスを解消できるようにしてください。
ストレスを発散させる方法は、人それぞれですが、湯に浸かったり、運動をすることで、ストレス物質を排出する事ができます。
また気心の知れた友達と飲んだり、カラオケをしたりすることもおススメ。
その他、アロマ精油を活用したマッサージで、全身の筋肉のこりをほぐすことで、ストレスを解消する事もできます。
さらに、かみしめる行為を意識してみるのはどうでしょうか。
奥歯と奥歯は、軽く離れているのが理想的。
これは、リラックスできている証拠なので、無意識にかみしめてしまう状態を逆に、意識的に離すという方法に切り替えましょう。
何か嫌な事があったら、歯に力をいれるのではなく、奥歯を意識的に話し、口を軽く開くことで、気分のリラックスをはかることに繋がります。
また、鼻から息を吸い、口からゆっくりと吐き出す腹式呼吸を取り入れることでも、リラックスすることができますので是非お試しください。