福岡市早良区 子宮筋腫ができる原因

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子宮筋腫とは、子宮にできる良性の腫瘍です。

良性の腫瘍ですので、命にかかわることはありません。

しかし、放置してはおけない病気です、

良性なので放置してもいいと思っている人もいるようなのですが、それは絶対にありえません。

放置していくと大変なことになるので、おかしいなと思ったらすぐに治療を受けないといけません。

 

子宮筋腫には、このような種類があります。

 

・筋層内筋腫

子宮の壁を構成している平滑筋という筋層内にできる筋腫です。

子宮筋腫の中では、1番多い筋腫です。

小さい筋腫の場合は症状がほとんど出ませんが、大きくなると月経時の経血が増えたり不妊の原因となってしまいます。

 

・漿膜下筋腫

子宮の壁のもっとも外側にできる子宮筋腫であり、外側に向かって大きくなっていきます。

子宮から飛び出してしまう、ケースもあります。

過多月経や貧血などの症状が出ないので、気が付きにくい傾向があります。

膀胱や直腸などの他の臓器を圧迫してしまい、頻尿や便秘が発生する場合があります。

 

・粘膜下筋腫

子宮の内側に向かって出来る、子宮筋腫です。

子宮内膜に筋腫の栄養血管が露出してしまい、月経時には大出血してしまうことがあります。

月経過多となるので、貧血が起きやすくなってしまい、手術となるケースもあります。

受精卵が着床しにくくなるので、不妊となってしまいます。

 

・頸部筋腫

子宮の膣側のできる、子宮筋腫です。

大きくなると月経過多となり、貧血状態が強くなってしまいます。

手術となってしまうことが、多くあります。

 

このように、子宮筋腫はできる場所によって状態や危険度が違うとえいます。

 

このような症状がある場合、子宮筋腫を疑うようにしましょう。

 

・月経量が多くなる

・月経に塊が多くなる

・月経以外に出血がある

・腰痛

・頻尿

・お腹の痛み(月経痛)

・妊娠しにくくなる

 

などがあります。

 

放置していると症状がどんどん悪化してしまい、10kgを超える筋腫となってしまう場合もあります。

10kgを超えると手術した方法がなくなってしまうので、気を付けなければいけません。

 

女性ホルモンにより筋腫が大きくなり、閉経後は小さくなっていきます。

そのため、30代から40代に多い病気となっています。

筋腫は複数できることが多く、数や大きさは様々です。

 

【子宮筋腫ができる原因】

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子宮筋腫ができる理由は、十分解明されていません。

女性ホルモンの影響があるとも言われていますが、確信はありません。

 

小さい筋腫であればできる人は多く、数が多いのか大きいものがあるのかによって、子宮筋腫と呼ばれます。

そのため、治療を必要とするのかどうかは、個人差が大きいと言われています。

 

また、有効的な予防方法もありません。

できてしまったら、早期治療をするしか方法はありません。

 

【子宮筋腫の診察方法】

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外来では、超音波を使って確認して発見します。

大きな筋腫がある場合は、MRIで検査を行う場合もあります。

どちらも痛くない検査ですので、どなたでも気にせず受けることができます。

 

子宮筋腫は、小さな筋腫の場合は見つけにくいこともあります。

子宮筋腫と似たような症状に子宮肉腫という病気があり、見分けることが難しいと言われています。

一般的には、患者さんの年齢や大きくなるスピードによって判断しています。

 

【子宮筋腫の治療方法】

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子宮筋腫の治療方法は、薬物療法と手術療法の2つがあります。

 

・薬物療法

薬物により閉経状態にしてしまい、女性ホルモンの分泌を少なくさせることで子宮筋腫を小さくさせるのが狙いです。

更年期のような症状が副作用で出てしまうので、半年程度しか続けることができません。

治療することで、子宮筋腫を半分程度まで小さくすることができます。

効果が出れば、薬物療法のみで治療は終わります。

 

・手術療法

手術では、子宮を取り除いて筋腫を体内から無くす方法を取ります。

この際、子宮を取るので、子供ができなくなってしまいます。

将来子供が欲しい場合は、筋腫のみを取り除く手術となります。

ただし、状態によっては子宮全て取り除かないといけない場合もありますので、要望に応えてもらえないこともあります。

最近は、手術に腹腔鏡を使って行う場合もあり、最低限の傷で手術を行うこともできます。

 

【5cm以上の子宮筋腫は不妊の原因となる】

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子宮筋腫というのは、初期の段階では全く症状が出ないことも多くあります。

そのため、婦人科健診で気づきことも多くあります。

自覚症状もないので、受診も治療もしないまま放置となっている人も少なくありません。

 

しかし、ここで注意してほしいポイントといえば、ある程度の大きさの子宮筋腫は不妊や流産へとみちびいてしまうことが多いということです。

一般的には5cm以上の子宮筋腫の場合は、不妊や流産の原因となると言われています。

 

不妊の原因が一切ないのに、妊娠を望んでから1~2年以上妊娠しない場合は、至急検査を疑うようにしましょう。

もし子宮筋腫があった場合でも、摘出することで妊娠率を上げることができます。

 

不妊や流産を繰り返す場合は、是非婦人科を受けるようにしましょう。

 

【整体で子宮筋腫の改善を】

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子宮筋腫は、整骨院や接骨院でも改善が期待できます。

整骨院や接骨院での骨盤矯正による血流改善により、子宮筋腫を小さくできる可能性があると言われています。

なくなるわけではありませんが、小さくなるだけでも嬉しい効果だと思います。

 

子宮筋腫の施術を行っている整骨院や接骨院も多くあり、現に子宮筋腫が小さくなったという症例も多く挙がっています。

薬物療法と併用して整骨院や接骨院に通っている人もいるので、是非試してみる価値ありといえます。

 

整骨院や接骨院に通う前には、1度お電話をして子宮筋腫の治療を行っているのかを確かめた上です、来院するようにしましょう。

整骨院や接骨院には得手不得手がありますので、子宮筋腫の治療を得意とする整骨院や接骨院に通うようにしましょう。

子宮筋腫は、早期治療がとても大事です。

そのため、少しでもおかしいと思ったら、すぐに婦人科で診てもらいましょう。

早期発見であれば、薬物で十分対応できます。