福岡市早良区 膝蓋腱炎

【膝蓋腱炎の症状と原因】
ヒザの皿のした部分に痛みや腫れを感じたら、膝蓋腱炎の可能性があります。
ヒザの皿の下部分には膝蓋腱があり、そこが痛むことを膝蓋腱炎といいます。
初期段階はヒザの下部分に痛みを感じる程度ですが、徐々に痛みが増してきてしまい、ヒザが腫れたりちょっと歩いただけでも痛みを発してしまいます。

膝蓋腱炎の原因は、スポーツにより膝蓋腱が引っ張られることで発症することが大半です。
その他、糖尿病、関節リウマチ、交通事故での衝撃で発症してしまうこともあります。
ヒザの使い過ぎによるスポーツ障害であり、ジャンプをする跳躍競技やボールを蹴る動作、ダッシュをする動作などのスポーツに多く発症します。
これらの動作というのはスポーツの基本的動きのため、多くのスポーツに起きてしまう症状です。
若い人に多く、10~20代の年齢によく見られる症状です。
特に、10代の成長期に多くあると言われています。
成長期は、骨の成長に筋肉の成長が追い付かないことがあります。
そのため、ヒザの柔軟性が衰えて衝撃の吸収が困難になることで、膝蓋腱炎を発症してしまうことがあります。

膝蓋腱炎は、予防ができます。
膝蓋腱炎の予防に最適なのが、太もも四頭筋のトレーニングです。
太ももの四頭筋を筋トレやストレッチで柔軟にすることで、衝撃を吸収できるようになるので、膝蓋腱への負担を少なくすることができます。
充分にストレッチを行って、太腿四頭筋を柔軟にしましょう。

【膝蓋腱炎の治療方法】
軽度の膝蓋腱炎なら、セルフケアで改善ができますよ。
膝蓋腱炎のセルフケア方法を、ご紹介いたします。

・太もも前面のストレッチ
太腿前面のストレッチをすることで、膝蓋腱に余計な負担を掛けずに済むので、痛みが和らいでいきます。
既に痛みが発生している状態なので、無理をせずに優しく行っていきましょう。

・患部のアイシング
痛みがある部分をアイシングすることで、痛みをやわらげることができます。
膝蓋腱炎という炎症なので、冷やすことで炎症を鎮めることができるからです。
アイスノンや冷湿布などを使って、患部を冷やしてみましょう。

・サポーターやテーピングの着用
サポーターやテーピングの着用で患部を固定することで、患部にかかる負担を軽くすることができます。

・ジャンプの仕方に気を付ける
ジャンプというのは、仕方によって負担を掛ける部位が変わります。
膝蓋腱炎になっている場合は、前傾になって太ももの筋肉を使うようにすると、膝蓋腱部分に負担を掛けずに済みます。
慣れると簡単にできるので、意識して行ってみると良いですよ。

・安静にする
これらのケアの動きができないほどの状態の場合は、しばらく安静にして動かないようにしましょう。
安静にすることで患部に余計な負担がかかりにくくなり、膝蓋腱炎の改善へとみちびくことができます。
動くと痛い場合は、1カ月単位で安静にするようにしましょう。

膝蓋腱炎はスポーツをする人によくある症状なので、病院には行かずにセルフケアで緩和させている人も少なくありません。
セルフケアで改善しない場合は、お医者さんに相談をするようにしましょう。