【そのパニック発作、“あなたのせい”じゃない。心と体からのサインです】 ~パニック障害を敵にしない、新しい向き合い方~
「また来るかもしれない」
「どうしよう…止まらない」
「誰にもわかってもらえない」
ある日突然、息が詰まるような恐怖に襲われ、心臓が激しく打ち、身体が支配されていく。
パニック障害。
その名前は少しずつ知られるようになってきましたが、
その内側の苦しみは、経験した人にしかわからない。
そして何より、周囲の理解がないまま症状が続くと、
「なんで自分ばかりが…」
「もう壊れてしまったんじゃないか」
そんな風に、自分を責めてしまうことさえあるかもしれません。
でも、もしよかったら、今日は“まったく違う見方”をしてみませんか?
パニック障害は、「あなたを守る力」かもしれない
多くの方が「パニックを起こす自分は弱い」「情けない」と思っています。
でも、私が東洋医学・心身のケアを通して見てきた中で、
パニックを経験する方に共通しているのは――
人一倍、真面目で、優しくて、我慢強いということ。
頑張ることが当たり前。
無理をするのが習慣。
「ちゃんとしなきゃ」が口癖になっていませんか?
そんなあなたの心と体が、
ついに「限界だよ」と、ブレーキをかけてくれた。
それが、発作という“かたち”だったのかもしれません。
発作は“壊れた証”ではなく、“守りのサイン”
東洋医学には、こんな考え方があります。
「病は、氣(エネルギー)の偏りが“かたち”になったもの」
発作も同じ。
心や神経が張りつめすぎて、体が“これ以上は危ない”と察知したとき、
あなたにわかるように「音を立てて」知らせてくれたのです。
それはまるで、車のブレーキ音のようなもの。
止まらなければ、もっと大きな事故になる。
だからこそ、早めに止まってくれる優しさでもあるのです。
サインに耳を澄ませると、自分を取り戻せる
症状は、敵じゃない。
あなたを苦しめるものじゃない。
でも、無視され続けてきた「本当の声」が、
どうにかして届こうとした結果として現れているのです。
「休んで」
「助けてって言っていいよ」
「“大丈夫なふり”もうやめてもいいよ」
もし発作を“体の暴走”としか見なければ、
ずっと抑えつけて、さらに緊張が増すだけです。
けれど、「これはサインだ」と思った瞬間――
あなた自身と深くつながるチャンスに変わります。
パニックは「あなたを守るセンサー」。感じすぎた分だけ、気づける人に
パニック障害を経験する人は、
“感じる力”がとても強いです。
人の空気、場の緊張、些細な変化に気づいてしまう。
だからこそ疲れるし、無意識のうちに「鈍感にならなきゃ」と、心を麻痺させてきた人も多い。
けれど、感じる力は「才能」でもあるのです。
そのセンサーが今、“あなた自身のSOS”をキャッチしてくれている。
だからこそ、この症状はあなたの“感性”の裏返しでもあると私は思います。
最後に:あなたの発作は、“あなたのせい”じゃない
もし、あなたが今でも発作に怯え、
いつくるかわからない不安と戦っているのだとしたら――
どうか、自分を責めないでください。
あなたの身体は、あなたを守ろうとしているだけです。
発作は、
「ちゃんと生きてきたあなたが、本当の自分を取り戻すための合図」
そう思えるようになったとき、
発作の“意味”が、静かに変わりはじめます。
パニック障害に悩むあなたへ
発作を“消す”のではなく、
発作の“声”に耳を傾ける時間を持ちませんか?
あなたが本当に必要としていた「安心」や「本音」と出会えたとき、
体と心は、ちゃんと静かになってくれます。
「もう大丈夫」
そう、自分に言える日が、きっと来ますから。