ヘルニアは「生き方」がつくる

「ヘルニア」と聞くと、飛び出した椎間板や神経の圧迫といった“構造的な問題”に意識が向きがちです。

しかし、実際の臨床では、そこに至るまでの背景や生き方が大きく影響していることを、私たちは見逃してはなりません。

【頚椎ヘルニア】― 首が回らないのは、悩みが回らないから

頚椎のトラブルを抱えている人には、今、人生の中で解決できていない問題を抱えているケースが非常に多い。

思考が止まらず、先の不安が頭を占め、感情が上に上にと偏っていく。その結果、首が緊張し、回らなくなるのです。

首は“頭”と“身体”をつなぐ橋。

思考と現実の間に葛藤があると、橋が渋滞する。

そしてその渋滞は、クラニアル(頭蓋)の硬直へとつながり、

頭から四肢へと全身に“ねじれ”を起こします。

頚椎のどこか一か所に可動域の偏りが生まれ、

やがてそれが神経の圧迫やしびれ、痛みとなって現れる。

これが、単なる構造異常ではない「頚椎ヘルニアの本質」です。

クラニアルを整え、四肢のねじれを戻し、悩みを手放す。

この三位一体のアプローチが、本来の治癒力を目覚めさせます。

【腰椎ヘルニア】― 腰の痛みは「生き方」の積み重ね

腰椎ヘルニアの背景は、もっと深く、そして広い。

腰椎や骨盤にかかる負荷の多くは、実は下肢の可動性の低下に起因しています。

仙腸関節、股関節の動きが滞っていれば、上部に過剰な力が集まるのは当然のこと。

しかし、なぜ下肢が硬くなるのか?

その答えは、内臓機能の低下にあります。

内臓の働きは、筋膜や神経を通じて四肢の可動域に影響を与えています。

腎・肝・脾などが疲れてくると、身体の下の土台は自然と硬くなる。

さらにその内臓の疲れを引き起こしているのは、

ストレス・食生活・睡眠・生活習慣。

つまり、腰の痛みは「生き方の積み重ね」が、今ここに現れているだけなのです。

【エネルギーの通り道を整える】

だからこそ、必要なのは“部分”を見ることではなく、全体の流れを整えること。

チャクラや経絡の流れを開き、滞りを外に抜いていく。

すると、身体だけでなく思考も変わり、感情も変わる。

それが本来の自然治癒のかたちです。

特に男性には、あれこれ難しいことを言う前に、

まず「しっかり食べて、しっかり眠ること」。

それだけで体が劇的に変わる人が、実は多いのです。

【痛みは敵ではない。メッセージである】

キネシオロジーの考え方で、とても大切な問いがあります。

「今、自分の体に無理をかけない姿勢はどこだろう?」

体は、ちゃんと知っています。

痛みやしびれは、間違いではない。

それは、あなたの体があなたに向けてくれている、優しいサインなのです。

【姿勢を変えるのではなく、在り方を変える】

最後に。

本当の意味で痛みを手放すために必要なのは、

「姿勢」を直すことではなく、

自分の“在り方”を見直すこと。

整体の施術はきっかけにすぎません。

その先にあるのは、「どう生きるか」という問いです。

体を通して、心が整い、人生が整う。

ヘルニアというサインは、

あなたが本来の自分に還るためのメッセージかもしれません。