アトピーで悩むお子さんへ――そのかゆみ、実は“親御さんの疲れ”かもしれません

東洋医学で読み解く「アトピーと親子のつながり」

お子さんの肌に現れる赤みやかゆみ。

どんなに保湿しても、ステロイドを使っても、またぶり返してしまう。

夜になると掻いてしまい、眠れない日が続く。

「うちの子だけ、どうしてこんなに肌が弱いんだろう…」

「何がいけなかったの?」

そんなふうに、自分を責めてしまっている親御さんへ。

東洋医学の視点からお伝えしたいのは、アトピーの本当の原因は、肌だけにあるのではないということです。

それは、お子さんが、無意識のうちに“親御さんの疲れ”や“心の重さ”を引き受けている可能性があるからです。


1. アトピーは“気”と“血”のバランスの乱れから始まる

東洋医学では、肌のトラブルは「肺」「脾」「腎」と深い関係があります。

特にアトピーの場合は、以下の状態が関わっていることが多いのです。

✔ 肺が弱り、体表を守る“衛気(えき)”が不足する

✔ 脾のエネルギーが落ちて、食べ物の栄養をうまく血に変えられない

✔ 腎の力が弱まっていて、皮膚の再生が遅れる

ここに、ストレスや疲労、感情の抑圧といった“気の滞り”が加わると、かゆみや炎症として皮膚に現れるのです。


2. お子さんのアトピーが悪化する“見えない要因”――それは親御さんの“気”の乱れ

子どもは、まだ自分で感情を処理する力が未成熟です。

そのぶん、周囲――特に親御さんの“気”の状態をダイレクトに受け取る感受性がとても強いのです。

✔ お母さんがいつも疲れている

✔ 忙しくて、笑顔が少なくなっている

✔ 自分を後回しにして頑張っている

そんな“がんばり”のエネルギーが、知らず知らずのうちにお子さんの気の流れに影響を与え、

「代わりに体で抱えよう」として、アトピーという形で現れることがあるのです。


3. 「親御さんとの接する時間」が減ると、子どもは“気のバランス”を崩しやすい

東洋医学で「心(しん)」は、感情の安定や“つながり”を司るエネルギー。

特に幼少期は、“ふれあい” “安心感” “愛着”がこの「心」を支えています。

接する時間が少ないと、

✔ 安心できる“気の交流”が不足する

✔ 子ども自身が“受け入れられている”という感覚を持てない

✔ 結果として、自律神経が乱れ、皮膚の状態も不安定になる

お子さんのアトピーは、「もっとつながっていたい」という心のサインでもあるのです。


4. アトピーの本質的な改善には、「親子の気を整える」ことが大切

● まずは親御さんが、自分の気を回復させる

・1日5分だけでも「自分のための時間」をつくる

・無理に“いい親”でいようとせず、疲れたら言葉にする

・「がんばらない日」も許してあげる

親御さんの気が整うと、お子さんの“気の受け取り”も自然と変わります。


● 親子で“気のふれあい”を大切にする

・寝る前のハグ

・手のひらを当てて「今日もありがとう」と伝える

・一緒に深呼吸をする習慣をつける

これは単なるスキンシップではなく、東洋医学的に「気を共鳴させ、整える」最も効果的な方法なのです。


5. 東洋医学的セルフケア:アトピーと心の安定をつなげるツボ

ツボ名

場所

効果

太淵(たいえん)

手首の内側、親指寄りの凹み

肺を整えて皮膚のバリア力を高める

神門(しんもん)

手首の小指側、関節の少し下

心を落ち着かせ、イライラや不安を和らげる

足三里(あしさんり)

膝の下、外側のくぼみから指4本下

脾胃を補い、全体の気力を上げる

優しく指先で押しながら、お子さんに「気持ちいいね」と声をかけてください。

“触れること”そのものが、最大の治療になります。


「アトピーは、肌の問題じゃなく“つながりの声”。あなたの手が、いちばんの薬です」


あとがきにかえて――アトピーを通して見えてくる“親子の絆”

お子さんのかゆみを見ているのは、本当につらいことです。

「どうしてうちの子だけ」と思うこともあるかもしれません。

でも、それは“あなたのせい”ではありません。

むしろ、それだけお子さんが、あなたの気をしっかりと感じ取れる感性を持っているということ。

だからこそ、焦らず、責めず、

自分のためにも、少しずつ「気の流れ」を整えていきましょう。

お子さんとあなたの気が、本来のリズムを取り戻せば、

肌も、心も、ゆっくりと穏やかに変わっていきます。

その回復の道を、私は東洋医学の視点からしっかり支えていきます。

アトピーの本当の改善は、“気のつながり”から始まります