「朝起きられない」は甘えじゃない。整体×生活習慣で整える“本当のケア”——起立性調節障害の子どもを持つ親のための新常識
第1章|それ、サボりじゃない。「起立性調節障害」とは何か?
朝、どうしても起きられない——親が受け止めるべき現実
「甘えてるんじゃないの?」「夜更かししてるから起きられないんでしょ?」
これは、起立性調節障害(OD)の子どもを持つ親御さんが、一度は口にしたことがある言葉かもしれません。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。毎朝、体を起こすことができないほど辛い状態を、子どもがわざと続けるでしょうか?
起きたくても、体が動かない。頭がぼんやりして、目も開けられない。まるで自分の意思とは別のところで、ブレーキがかかっているような感覚。それが起立性調節障害というものです。
起立性調節障害(OD)とは?医学的な定義と実態
起立性調節障害は、自律神経の乱れにより、立ち上がったときに血圧や心拍数が適切に調整されず、めまいや立ちくらみ、極度の倦怠感が起こる症状です。
つまり、朝起きて体を垂直にするだけで、体が対応できずに具合が悪くなってしまうんです。
特に思春期に多く、小学校高学年〜高校生の約1割が該当するとも言われています。
これ、決して「少数派の特殊な病気」じゃないんです。
周囲に誤解されやすい症状とその理由
起立性調節障害がやっかいなのは、外から見ても分かりづらいという点。
風邪みたいに熱が出るわけでもなければ、骨折のようにギプスをしているわけでもありません。
そのため、親だけでなく、先生や周囲の友人にも「怠けている」と誤解されやすいのです。
でも、これは本人にとっては非常に辛いことで、「誰も自分をわかってくれない」という孤独感につながります。
親としてできる「第一歩」は理解から
親としてまずやるべきことは、子どもを信じてあげることです。
「この子は本当にしんどいんだ」
「起きたくても、起きられないんだ」
そう認識することが、すべてのスタートです。
「甘やかす」ということではありません。正しく理解し、必要なサポートをしていくための土台をつくる、ということです。
起立性調節障害は、「本人の意志の問題」ではなく、「体の機能的な問題」である——
まずはこの事実をしっかりと胸に刻んでいただければと思います。
第2章|まずは“身体から整える”整体というアプローチ
なぜ整体?薬に頼らない自然なケアの可能性
起立性調節障害の症状を持つ子どもに対して、「病院で薬をもらったけど、あまり改善しない」という声は少なくありません。
それもそのはず。ODは“心”だけでなく、“身体のバランス”が大きく関係しています。
そこで、今注目されているのが整体という選択肢です。
整体と聞くと、「大人が肩こりや腰痛で行くところじゃないの?」というイメージを持たれる方もいるかもしれません。
しかし近年、子どもの自律神経の乱れをやさしい手技で整える“キッズ整体”が増えてきています。
薬に頼りすぎず、子ども自身の自然な回復力を引き出す。それが整体が持つ最大の魅力です。
整体でアプローチする「自律神経のバランス」
起立性調節障害の根本には、交感神経と副交感神経のバランスの乱れがあります。
通常、人は昼に活動するために交感神経が働き、夜には副交感神経が優位になってリラックスし眠くなります。
でも、ODの子どもはこの切り替えがうまくいかず、朝は動けず、夜になると目が冴える状態になっていることが多いんです。
整体では、首や背中、骨盤まわりなどの神経が集まりやすいエリアを調整することで、自律神経のスイッチを自然に切り替えやすくします。
特に、背骨のまわりをゆっくりと緩めたり、呼吸を深くする誘導を行うことで、リラックスモードに入りやすくなる子も多くいます。
実際にどんな施術をするの?親が気になるポイント
「子どもに整体って、痛くないの?怖がらない?」
親としてはとても気になるところですよね。
キッズ整体や自律神経専門の整体では、ボキボキ鳴らしたり、力を入れるような施術は一切行いません。
むしろ、“撫でるように”優しく触れることが多いんです。
施術中に寝てしまう子どももいるくらい。
初めて受けた子どもが「なんか気持ちよかった」と言うのも、よくある話です。
また、施術者が子どもの話に耳を傾けることで、身体だけでなく“心”もリラックスする時間になっていることが多いのも特徴です。
効果を引き出すには“通い方”も重要
整体は、1回で劇的に変わる魔法ではありません。
もちろん、1回で体がラクになる子もいますが、自律神経のバランスは“じわじわ整っていくもの”です。
最初の数回は週1ペース、その後は隔週、月1といった感じで、子どもの様子に合わせて通うことが大切です。
「良くなってきたと思ったら、また元に戻った」そんなときも焦らないでください。波があるのは自然な経過です。
施術者とよく相談しながら、“子どもにとっての最適なリズム”を一緒に見つけることが何より大切です。
整体は、症状を“抑える”のではなく、体そのものの働きを“取り戻す”サポート。
だからこそ、続けていくことで子どもが本来のリズムを取り戻していけるんです。
第3章|スマホが自律神経を狂わせる?見直すべきデジタル習慣
スマホと睡眠、そして自律神経の関係
「夜遅くまでスマホを見ているから、朝起きられないんじゃないの?」
たしかに、それは一理あります。
でも、“ただの夜更かし”とは少し違う問題が隠れているのです。
スマホやタブレットの画面から出るブルーライトは、脳を“昼間”と勘違いさせてしまいます。
その結果、メラトニン(眠気を引き起こすホルモン)の分泌が抑えられ、寝つきが悪くなる、眠りが浅くなるという状態に。
これは自律神経にも影響を与えます。
夜にリラックスすべき副交感神経が働かず、常に“オンモード”の交感神経が優位になってしまうのです。
「夜のスマホ」が子どもの脳を覚醒させる理由
スマホの中には、脳を刺激する仕掛けが満載です。
SNSの通知、ゲームのエフェクト、動画の自動再生……それらが快楽を生み出すドーパミンを刺激し、子どもたちは知らないうちに“興奮状態”をキープしてしまいます。
しかも、それが毎日繰り返されることで、脳が“夜は興奮する時間”として学習してしまうのです。
つまり、「夜に目が冴えて眠れない」のは、スマホによる“無自覚な習慣づけ”が影響しているケースもあるということ。
一方的に制限するのではなく、どう“合意”をつくるか
「スマホはもう禁止!」
そう言いたくなる気持ち、よくわかります。でも、ちょっと待ってください。
禁止すればするほど、子どもは反発し、「じゃあ隠れて使おう」となりがちです。
それでは本末転倒。
大切なのは、一緒にルールを“つくる”こと。
たとえば、
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寝る1時間前にはスマホをしまう
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リビングに充電スポットを置き、夜はそこに置く
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朝の体調がよければ夜の利用時間を少し長くする
など、“交渉可能なルール”を一緒に考えることで、子ども自身にも**「整える意識」が芽生えてきます。**
スマホに代わる“切り替えアイテム”のすすめ
「じゃあスマホをやめたら、夜ヒマになるだけでしょ?」
そんな声が子どもから出るのも当然です。
そこでおすすめしたいのが、“スマホの代わりになる習慣アイテム”です。
たとえば——
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読書(漫画でもOK)
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ハンドスピナーやアロマストーンなど、手持ちでリラックスできるグッズ
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ストレッチ動画(ただし、スマホ視聴はタイマー付き)
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寝る前専用のプレイリストで音楽を流す(Spotifyなど)
これらは、「寝る前=癒しの時間」への切り替えをサポートしてくれます。
子ども自身に、「これなら続けられる」と思えるアイテムを選ばせてあげるのもコツです。
スマホを敵にするのではなく、上手に付き合っていくこと。
それが、自律神経と睡眠のリズムを取り戻すための、親子でできる“第一歩”です。
第4章|食事で“整える力”をつくる:毎日のごはんが子どもを変える
自律神経に効く「栄養素」とは何か?
自律神経って、心の問題と思われがちですが、実は“何を食べているか”が大きく関わっているんです。
例えば、セロトニンという“幸せホルモン”。
これは自律神経のバランスを保つのに欠かせない物質ですが、その90%以上は腸でつくられます。
つまり、腸が元気じゃないと、心も体も元気になれない。
そして腸を元気にするには、バランスの良い食事と、適切な栄養素の摂取が鍵になります。
特に以下の栄養素は、自律神経を整えるために意識したいポイントです:
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ビタミンB群(神経の働きをサポート)
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マグネシウム(リラックス神経を助ける)
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鉄分(脳に酸素を運ぶ、思考とエネルギーの源)
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たんぱく質(セロトニンなどの材料になる)
朝食の見直しが“起きる力”をサポートする
「うちの子、朝は食欲がなくて…」という声、多いですよね。
でも、朝ごはんは“自律神経のスイッチ”を入れる大事なタイミングです。
無理に食べさせる必要はありませんが、“ほんの少し”からでOK。
以下のような、朝でも食べやすいメニューを意識してみましょう。
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バナナとヨーグルト(トリプトファン+腸活の最強コンビ)
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おにぎり+味噌汁(体を温める+塩分補給)
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スムージー(フルーツ+豆乳 or 牛乳でビタミンとたんぱく質)
「これなら食べられる」「これなら毎日続けられる」を見つけることが大事です。
「コンビニ飯でも大丈夫」頑張りすぎない食の工夫
「手作りで栄養満点のご飯を毎日作らなきゃ…」
そう思うと、親の方が疲れてしまいますよね。
実は、コンビニやスーパーでも、組み合わせ次第で栄養バランスは整います。
例えば:
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サラダチキン+おにぎり+野菜スープ
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納豆巻き+味噌汁+フルーツ
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サンドイッチ+豆乳+ミニサラダ
「完璧じゃなくていい」「80点でOK」そんなスタンスで、“続けられる工夫”こそが一番の栄養です。
一緒に食べる時間がもたらす心の栄養
食事は、栄養だけでなく“安心”を届ける時間でもあります。
子どもにとって「誰かと一緒に食べる」「見守られている」という感覚は、心の安定につながります。
特に朝は、忙しくてもほんの5分、10分でも一緒に座って何かを口にすることが大切。
「今日は少ししんどい?」「昨夜よく眠れた?」そんな短い会話が、子どものストレスをやわらげ、“自律神経を整える朝”をつくってくれます。
食事は薬ではありません。でも、日々の積み重ねが、確実に“整える力”をつくってくれます。
頑張りすぎず、楽しみながら、できることから一歩ずつ——それが、親子にとっていちばんの食事療法かもしれません。
第5章|ストレスという名の見えない敵:子どもの心の声を聴く
ストレスは症状を悪化させる“燃料”になる
起立性調節障害(OD)は、自律神経の乱れによって起こる身体的な症状。
けれど、その根っこを深く掘っていくと、「心のストレス」が静かに絡んでいることが少なくありません。
学校に行けないこと、思うように体が動かないこと、周りの目、家族の期待——
それらが少しずつ積み重なり、気づけば「もう何もしたくない」という気持ちに追い込まれている子も。
ストレスは、目に見えません。
だからこそ、気づかれないまま、症状を強くしてしまう“燃料”にもなり得るのです。
学校・友人・親……子どもが抱えるプレッシャーとは
「うちの子、まだ中学生なのに、そんなにストレスなんてあるの?」
実はあります。しかも、大人が想像するよりもずっと複雑です。
たとえば——
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「学校に行けないこと」自体がプレッシャーになる
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友達と比べてしまい、自己嫌悪に陥る
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親に心配をかけていると思い、罪悪感を持つ
特に思春期は、感情のコントロールが難しい時期。
「うまく言葉にできないストレス」が心の中に溜まりやすく、それが身体症状として表れることもあります。
「話してくれない」子どもにできるアプローチ
「どう思ってるの?」「何がつらいの?」と聞いても、
「別に」「わからない」としか返ってこない——そんな場面、多くの親御さんが経験しています。
でもそれは、話したくないからではなく、“どう話していいか分からない”だけなのかもしれません。
だからこそ、こんな方法を試してみてください:
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「何か言ってくれるまで待つ」のではなく、「共感を投げかける」
例:「最近、朝起きるのつらそうだけど、体も心も疲れてるよね」 -
会話の時間を“取ろうとしない”
会話は、ご飯を食べながら、洗い物をしながら、テレビを見ながら、“ついで”でOK。
“聞き出す”より“寄り添う”がカギです。 -
会話にならないときは、手紙やメモも効果的
LINEや付箋でもいい。「伝えたいけど、言えないこと」が吐き出せるきっかけになることもあります。
親が“先に整う”ことの大切さ
「どう接すればいいか分からない」
「ついイライラしてしまう」
そんなときこそ、いったん深呼吸を。
子どもの状態に振り回され続けてしまうと、親自身の自律神経も乱れます。
それが、家庭全体の空気に影響を与えてしまうことも。
まずは、親自身が休める時間・整える時間をつくること。
整体に通っているお子さんがいれば、「お母さんも少し体を整えてみませんか?」と勧められることもあります。
それくらい、親の安定は、子どもにとって大きな安心材料なのです。
ストレスをゼロにするのは難しい。
でも、「話せる」「寄り添ってもらえる」「分かってくれる人がいる」というだけで、子どもの心の中に灯る小さな明かりがあります。
それは、治療法でも薬でもない、親だからこそ届けられる“癒し”の力なのかもしれません。
第6章|整体だけに頼らない。日常生活でできる親の関わり方
毎朝の声かけを変えてみる
起立性調節障害の子どもにとって、「朝」は一番つらい時間。
親も「また起きられないの?」「学校はどうするの?」と、つい強めの口調になってしまうこともありますよね。
でもその“ひと言”が、子どもの心を閉ざす引き金になることがあります。
朝は脳も身体も動きづらく、思考もネガティブになりやすい時間帯。
そんなときに必要なのは、“叱咤”ではなく、“共感”です。
たとえば:
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「今日もゆっくりで大丈夫だよ」
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「体が重いの、わかってるよ。無理しないでね」
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「おはよう、起きられてえらいね」
このような肯定のシャワーが、少しずつ子どもの自尊心を回復させてくれます。
「できたこと」に目を向ける習慣
症状があると、どうしても「できないこと」に目が向きがちです。
でも、「今日は5分だけでも机に向かえた」
「朝ごはんを半分食べられた」
「ベッドから起き上がれた」
こんな小さな“できた”を見つけて、しっかり認めてあげることが、心と体の回復にはとても大切なんです。
ポイントは、「成果」ではなく「過程」に目を向けること。
「頑張ったね」「昨日より少しラクそうだね」そんな言葉が、子どもにとっての“エネルギー源”になります。
子どもと一緒にルールをつくる
親がすべてを決めてしまうと、子どもは「コントロールされている」と感じて反発します。
でも、一緒に考えて決めたルールには、自分から協力しようとする気持ちが生まれます。
たとえば:
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起きられた日は、午後からでも行けるようにする
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週に一度、登校せずに自宅学習の日を設ける
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朝がつらい日は「体調表」を使って簡単に意思表示する
子どもが「自分にも選べる権利がある」と思えることが、自己肯定感の回復に大きくつながります。
無理させない、でも放っておかないバランス感覚
親が子どもにできることって、実はシンプルです。
それは「待つ」ことと「見守る」こと。
でもこのバランスが、なにより難しい。
無理に登校させようとしても、逆効果。
一方で、完全に放任すると、子どもは「どうせ自分はダメだ」と思い込んでしまう。
必要なのは、「期待せずに信じる」という姿勢です。
矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、
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「今すぐできなくてもいい」
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「でも、あなたならいつかできるって信じてる」
そんな“あたたかいまなざし”が、子どもの背中をじんわりと押してくれるのです。
整体という外側からのアプローチも大切ですが、家庭の中での“関わり方”こそが、毎日を支える土台になります。
そしてそれは、特別なことをする必要はありません。
日々のやりとりの中に、小さな“ケア”をちりばめていくこと——それが、親にできる最大のサポートです。
第7章|続けられるサポートのヒント:無理しない、でも諦めない
親も子も疲れすぎないサポートのコツ
起立性調節障害の子どもを支える日々は、想像以上に長期戦です。
良くなったと思えばまた戻る、昨日できたことが今日はできない——
その繰り返しに、親御さん自身も心身ともに疲れてしまうことがよくあります。
でも、覚えていてほしいのは、“親もケアされるべき存在”だということ。
子どもに100%を注ぎ続けていたら、あなたが先に倒れてしまいます。
まずは、小さくていいので、親自身が“自分を休ませる習慣”を持ちましょう。
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一杯のコーヒーを、誰にも邪魔されずに飲む
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スマホを手放して、5分だけ外の空気を吸う
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子どもが整体に通う間に、近所を散歩する
そんなちょっとした時間でも、気持ちは驚くほど軽くなるものです。
継続のカギは「完璧を目指さないこと」
起立性調節障害の改善に向けて、整体、生活習慣の見直し、食事、睡眠、心のケア……
やるべきことがたくさんあるように感じますよね。
でも、それらすべてを完璧にこなそうとする必要はありません。
むしろ、「今日はスマホ制限ができなかった」「朝ごはん、食べられなかった」
そんな日があっても、“それでも前に進んでる”と考えることが継続のコツです。
調子がいい日もあれば、悪い日もある。
子どもも、親も、それで当たり前です。
「ゆるく続ける」「一度休んでも、また戻れる」
そんな“柔らかさ”を持っている方が、結果的に前に進めることが多いのです。
信頼できる整体院・専門家との付き合い方
整体や治療を受ける中で、「この先生、本当にうちの子のこと分かってくれてるかな?」と不安になることもあるかもしれません。
そんなときは無理に我慢せず、遠慮なく質問や相談をしてOKです。
むしろ、しっかりコミュニケーションが取れる先生ほど、その子に合ったケアの方向性を一緒に考えてくれるパートナーになります。
以下のようなポイントをチェックしてみてください:
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子どもとちゃんと会話してくれるか
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子どもが施術後に「楽になった」「通いたい」と感じているか
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親の話にも耳を傾けてくれるか
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続けやすいペースや家庭事情を考慮してくれるか
信頼できる先生との出会いは、親にとっても「頼れる場所がある」という安心につながります。
未来を信じる、今日の小さな一歩
最後にお伝えしたいのは、
「今日できたこと」は、かならず“未来を変える力”になるということ。
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昨日は起きられなかったけど、今日は顔を洗えた
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朝ごはんを3口食べられた
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夜のスマホを5分早くやめられた
それら一つひとつが、自律神経のリズムを整えるためのかけがえのないステップです。
そしてそのステップは、あなたの支えなしには成り立たないものです。
だからこそ、どうか、焦らないで。比べないで。諦めないで。
子どもが少しずつ「自分の力で整っていける」ようになる日を信じて、
今日も親としてそばにいる——それだけで、十分すぎるほど大きな意味があるんです。
まとめ:整えるのは、親子の“暮らしのリズム”
起立性調節障害に向き合うには、特効薬も、魔法の方法もありません。
でも、整体・生活習慣・スマホ・食事・ストレスケア……
それぞれの小さな要素が重なり合うことで、親子の暮らしに“整うリズム”が生まれてくるのです。
一歩ずつ、ゆっくりでいい。
今日できることを、ひとつだけ。
そう思って、この先も歩んでいきましょう。