うれしい効果いっぱい!腕を振るだけの簡単気功「スワイショウ」

ブログ著者

冨高 誠治

冨高 誠治

柔道整復師、はり・きゅう師、自律神経整体

冨高 明子

冨高 明子

カウンセラー

「最近運動不足ぎみだなあ。でもわざわざ運動するのは面倒…」

「体温をもっと上げたいなあ」

「冷え性で手足が冷たいの、もう当たり前になっちゃった」

「なんだか心と体がスッキリしない…」

「モヤモヤするー!気分転換したい!」

もしあなたにそんなお悩みがあるなら、ぜひオススメしたいのが「スワイショウ」

聞きなれない名前ですが、お手軽さではナンバーワンの気功法なんです。

 

スワイショウってなに?

スワイショウは気功のひとつです。

腕を振るだけの簡単さから、その他の気功や太極拳の準備運動としても使われています。

リズム・回数ともに自分のペースで決められ、身一つでどこでもできるので、ちょっとした気分転換にも本格的な体調改善にも使えます。

 

スワイショウの効果

■体に溜まっている悪い気や雑念などが抜ける

■気と血の巡りがよくなり、低体温の改善(体温上昇)、冷え症に効果的

■体の軸が整い、姿勢の悪さや骨格のズレ、筋肉のねじれが改善

■体をねじる動きから、お腹まわりのダイエット、便秘解消につながる

■リズミカルな動きと呼吸・気の巡りで自律神経が整いやすくなる

…などの効果が期待できます。

 

スワイショウのやり方

 

前後に振るスワイショウ

①足を肩幅に開き、両足をハの字ではなく平行にします。

②腕~手首の力を抜いて、手を胸の高さまで振り上げます。

③そのまま重力に任せて後ろへ振りぬきます。

④膝の曲げ具合でリズムや負荷を調整しながら、②~③を繰り返します。

 

左右に振るスワイショウ

①足を肩幅に開き、両足をハの字ではなく平行にします。

②腕の力を抜いて、頭ごと上体を後ろに向けながら腕を体に巻き付けるように振ります(ラジオ体操の「体をねじる運動」のイメージ)

③体重を左右に適度に移動させ、膝の曲げ具合で負荷を調整しながら②を左右に繰り返します。

※めまい、メニエールのある方は左右に振るスワイショウは控えてください。

 

スワイショウの回数と時間


スワイショウをはじめてする方は、まず3分で150回程度を目安に行いましょう。

3分150回を1セットとして、1日に2~3回から取り入れていくのがオススメです。仕事や勉強中の気分転換にもピッタリです。

徐々にスワイショウになれて来たら、時間と回数を増やしていきます。

10分で500回、20分で1000回程度を行えるようになってきたら、体の軸が整った状態を維持しやすく、冷え症の改善やダイエット効果も実感できてくるはずです。

 

スワイショウの裏技

スワイショウの動きに慣れて来たら、呼吸も一緒に整えてみましょう。

腕を5回振る間に息を吐き、次の5回でおへその下に空気を送るイメージで息を吸います。

これを繰り返すと自律神経のバランスが整い、スワイショウの効果を高めてくれます。

長時間のスワイショウに慣れて来たら、雑念が湧きにくくなっているのに気づくかもしれません。

心の中で回数を数えながら、呼吸を整えて一定のリズムで体を動かし続けていると、自然と瞑想状態に入りやすくなります。

瞑想状態とは、思考が止んだ状態。思考が止むと、ストレスや不安、イライラ、憂鬱といった心のゴミが呼吸とともに体の外へ出ていきます。

心のゴミは内臓機能の低下・神経伝達の阻害などを引き起こしますが、瞑想状態でのスワイショウはこれを取り除き、体と心の機能を正常な状態まで高めてくれるのです。

 

腕を振るだけのスワイショウで、心と体をスッキリリセット!

スワイショウはとても手軽に行え、負荷や時間も自由自在にコントロールできます。

ちょっと頭が煮詰まってきた時、仕事が一息ついたとき、朝のラジオ体操がわりに。

あなたの生活に合わせて、ぜひ取り入れてみてくださいね。