仕事のせいだと思っていた、しびれを伴う肩こり。原因は家族の心配とトラウマ

ブログ著者

冨高 誠治

冨高 誠治

柔道整復師、はり・きゅう師、自律神経整体

冨高 明子

冨高 明子

カウンセラー

ハードなデスクワークを続けていらっしゃる50代女性。

症状

ひどい肩こりで、首~右手までに出る痛み・しびれで悩んで来院。

ひどい時は右耳のまわりまで痛みが広がる状態。仕事中が最もつらいけれど、仕事をしていない時も痛みは常にある。

辛いせいか、問診中も無意識で肩から腕を揉んでいた。

その他、耳鳴り(右)、目の疲れ(右)、高血圧など。

 

これまでの治療内容と経過

初回の検査では全身が硬く、首が全く動かない状態。

首の硬さの原因は交感神経の緊張と出たので、体をリラックスさせることに集中した。

2回目の来院時には、最も悩んでいた右肩~手までのしびれは消失。

右の首に痛み残存。耳の痛み消失。耳鳴り・目の疲れは残存。

 

今回の可動域検査

■首:左は少し動きが出てきたが、右はまだ動き変化なし

(首を右に動かそうとすると引っ張られる感じがして気持ちが悪いと言われました)

 

症状が改善に向かって安心したようで、今回は前回に聞けなかったことをお話してくれました。

患者さんの症状が出る前にお父様が前立腺肥大症、お姉様が自律神経失調症とご家族に病気に立て続けになって、二人の看病をして疲労がたまり、今度は患者さんご自身が膀胱炎になってしまったそうです。

 

今回の調整

首が右に動くようになると今の症状は消える?

→消える

首が動くようにするには、何を調整したらいい?

→右手の屈筋支帯(交感神経の緊張を緩ませる)

→トラウマ(2人の看病)

→ティッシュソルト:ナットミュア(水分の調整)

 

解説

施術後は首が右に動くようになり、気持ち悪い感じが消え、目がパチっと開くようになりました。

前回無意識で腕を揉んでいましたが、症状が軽くなったせいか帰るまでに腕を揉むことはなかったです。

 

患者さんは仕事が原因と思っていたようでしたが、今回話してくれたトラウマも関係がかなりあったとお伝えしました。

メンタル面に不調があると神経の伝達がうまくいかないことが出てきて体の調子を崩すことがあります。

今回は交感神経が原因で辛い症状となってしまいました。

 


 

※検査結果は、あくまで筋力検査での反応です。

※まずは医師にご相談ください。