ガクンと来る膝崩れ。原因は経絡の詰まり?

ブログ著者

冨高 誠治

冨高 誠治

柔道整復師、はり・きゅう師、自律神経整体

冨高 明子

冨高 明子

カウンセラー

70代の女性。

 

今回の症状

週に一回 デイサービスに行き筋力をつける訓練をしている。

右の鼠径部に瘢痕ヘルニアがありメッシュを入れている。

変形性膝関節症(金属が入っている)で手術した右膝が、一日に一回は膝がガクンとなる(膝崩れ)。

右膝をかばって歩いているため猫背になりそのことが常に気になる。

 

可動域検査

■首の右回旋制限

■背中が硬い

■右膝の外反制限

■右仙腸関節の圧痛

 

今回の調整

一週間膝崩れが起きないような体にするには?

→側頭部に気針(経絡治療)…2分

 

これで再検査したところ、仙腸関節と膝の症状は消失。

首と背中の硬さが残存。

 

首と背中の硬さを取るには?

→交感神経の緊張

→右の屈筋支帯

→薬指の中手骨

→霊障

 

これで首と背中の硬さほぼ消失

膝の動きを確かめるため歩いてもらうと、

「膝の動きが今までとはまったく違い軽くなりましたが、歩くと膝のお皿の下に痛みがあります。」

とのこと。

 

お皿の下の痛みを取るには?

→右の下腿骨間膜の緩み

 

調整後、再び歩いてもらうと痛みが完全に消えました。

 

解説

今回の膝崩れは、側頭部を通る経絡(脾経・小腸経・腎経・心包経・大腸経)の滞りによって起こっていました。

経絡は、血管のように全身に張り巡らされている気の通り道です。特定の経絡のどこかに詰まりがあると、その経絡が通る部分全体に痛みや症状が現れます。

 

この秋、伊勢神宮へ旅行へ行かれるという患者さん。

健康で楽しく過ごせるよう、サポートできたらと思います。

 

膝崩れの原因

何かしらの原因で膝に力が入らない(エネルギーが通らない)

 

原因(ストレス、食事、生活習慣など)

内臓の調子が落ちると筋肉が守ろうと硬くなる

特に腸が弱ると骨盤が捻じれてくる

それを支えようと股関節・膝関節・足関節に負担がかかる

長期間続くと捻じれが固定化されてきて神経・筋肉が上手く動かなくなってくると

膝崩れ、外反母趾、変形性膝関節症などが起きやすくなる。

 

膝崩れのセルフケア

ストレス発散出来ているか
当たり前になっているストレスはないか

毎日ご機嫌で過ごせているか(リラックス出来ると内臓の調子が上がり動きも良くなる)

甘いもの、炭水化物、乳製品を食べ過ぎていないか(腸の調子が落ちるため)

運動しているか

お風呂に入っているか

睡眠時間はたっぷり取れているか

スマホ使いすぎていないか