腱鞘炎の症状

腱鞘炎といえば手や腕を良く使う人がなり易い症状です。

イメージ的には特別な職業やスポーツ選手といた感じが多いかもしれません。しかし最近では特殊な職業以外でも、多くの人が手や腕の痛みを訴えられることが多くあります。

それでは腱消炎の症状についてご説明していきましょう。

手の親指を曲げると痛い!指が動かしにくい

腱消炎の特徴的な症状として挙げられるものが手の指の痛みです。

手首の親指側の筋(腱鞘)が炎症によって手の親指を曲げると痛みが出る。特に小指と一緒に親指を曲げた時に痛みが強くでるといったものです。

外科的な病名で言うと(狭窄性腱消炎)ドケルバン病といいます。

 

同じ様に特に親指が曲げると指の付け根痛みがあり、曲げにくく、曲げる時にひっかかった感じになる。

指が元に戻りにくく、指を元に無理に戻そうとすると「ポキッ」という音がなる時鳴り、ばねの様に戻る。

といった「ばね指」ものがあります。指の腱鞘炎があります。

手をふったり、曲げるとしびれが!打楽器などを鳴らす時に痛い

特に中指のしびれ、症状が進むと中指を中心とする3本と親指がしびれて痛む。

手をふったり曲げるとしびれ、打楽器などをすると痛むなどいった症状がある場合もあります。

 

手首付近にある手の部分の靭帯と骨のトンネルのような部分の手根管という部分があり手根管の中には手の指を動かす神経や腱や腱鞘が通っています。

手根管が圧迫されることでしびれなどがでます。

原因としてはいろいろとあり、腕や手の使い過ぎなどによる腱消炎や女性のホルモンのバランスの崩れなどがあります。

手を上向けで押し上げると痛い、手をひねると腕が痛い

手を上向きみして曲げる、腕をひねる、雑巾絞りの感じが痛いなどといった腕を使用した時に痛みが感じることがあります。また手を上向きにして手を押し上げる感じにすると痛むなどといったこともあります。

腕の筋肉や筋(尺側手根伸筋腱)の炎症などによって痛みや腕の筋の筋肉や筋の炎症から悪化して手首の軟骨(手の小指側:三角腺維軟骨)や関節(遠位撓尺関節)を損傷して痛みを伴うこともあります。

※三角線維軟骨損傷(TFCC損傷)→手のくるぶし側にある軟骨部と手首の靭帯からの複合体。

腕の運動機能に重要な役割があります。原因としてはスポーツによるもの、加齢などが考えられます。症状はタオルを絞った時やドアのノブをひねった時などのひねりの動作の時に痛みを感じます。

※遠位撓尺関節不安定症(DRUJ不安症)→手首付近にある関節部分で症状としては腕を動かした時に違和感があり音がなったりすることがあります。ひどくなると動かし始めに手が抜ける感じがあります。

手や手首以外の腱の痛み!ひじや足のすねの痛み

特にスポーツなどされている方に多いものですが、仕事や加齢によって腕の肘や足の脛の腱の炎症が原因で痛む時があります。

 

・テニス肘→ 特にテニス愛好者に多いということもあるもの。年齢的に加齢に伴うものあります。症状としては、物をつかんで持ち上げたり、雑巾を絞った時、に肘や肘の内側が痛むといったものです。何もしない状態の場合は痛みがない事もあります。

 

・野球肘→野球などの球技を頻繁にした時や後に肘の痛みや肘が伸びない、肘が動かない。といことがあります。

 

・足の膝の腱消炎→サッカーなどの球技やランニングやジャンプなどの競技をされている方でプレー中やトレーニングなどで膝の曲げ伸ばしをすると痛む。

 

などがあります。

特にスポーツなどの競技など、特に体の一部の部分に対して負担がかかる動作を頻繁に行うことによって腱などに負担がかかり炎症することとなり、動作する度に痛みが出るとことになります。

成長期の子供さんなどは特にスポーツをする時には長時間やり過ぎない事と、スポーツの前のストレッチや休息などを充分によって予防することが大切です。

おわりに

スポーツをされている人以外でも過去の傷などの影響で負担がかかり易く炎症がおこりやくなっている方や、若い時にスポーツをされていて現在されていない方でもその影響で年齢ともに、疲労が蓄積されやすくなるといった方もおられます。

普通の生活を送られていても家事や育児などで腕や手の痛みで悩まれている女性なども多くおられます。

腱消炎は特に急激にその部分に負担がかかり炎症をおこしている症状です。

スポーツをしている人以外でも仕事で同じ作業が繰り返しされる方、また女性などのホルモンの崩れがありそれが元となって更に悪化するなど原因は様々です。症状も個人差があります。

腱消炎の症状でお悩みの方は日頃のケアも悪化を防ぐ為には必要です。

痛みが出たら少し休憩して痛みが長く続かないように心掛けてください。

また、長く続く痛みについては、お近くの整骨院、整体院、鍼灸院などいったもので痛みが緩和される場合もありますので、一度訪ねることも良いかもしれません。